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山下大輝さん、逢坂良太さんが裏話を語り合う【取材手帳 第11回】

山下大輝さん、逢坂良太さんがここだけの裏話を語り合う!TVアニメ『トリックスター』イベントレポート【少年探偵団 取材手帳 第11回】

 2016年10月から放送されているTVアニメ『TRICKSTER -江戸川乱歩「少年探偵団」より-』(以下、トリックスター)。アニメもいよいよ第20話に迫り、クライマックスまで目が離せない展開が続いています。

 そんな本作について、アニメイトタイムズでは【少年探偵団 取材手帳】と題し、声優やスタッフのインタビューを交えながら、作品の世界を深めていける連載企画が掲載中。

 第11回となる今回は、特別編をお届け! 2017年2月19日(日)にアニメイトAKIBAガールズステーションで開催された、Blu-ray&DVD第1巻発売記念トークイベント「少年探偵団広報活動 in 秋葉原」をレポートしていきます。当日は、山下大輝さん(小林芳雄役)と逢坂良太さん(花崎健介役)が登壇し、自身のキャラクターについてなど、ここでしか聞けない『トリックスター』の裏話を語ってくれました!

 またイベント終了後に、お二人からいただいたコメントもご紹介! 今、取材手帳の第11ページ目が開かれます。

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小林は成長、花崎は別人に?
 イベントが始まると、MCの掛け声で山下さんと逢坂さんが登壇。そのままあいさつを終えると、いよいよお二人のトークが始まります。

 このイベントが開催された2017年2月19日は、TVアニメの第19話を前日に控えており、物語もいよいよ佳境へと迫ってきた時期。「最初と今とではキャラクターの見方も変わってきたのでは?」というMCの質問に対し、山下さんは「小林は最初、大丈夫かなと心配になるキャラクターだったんですけど、最近は色々と任せても大丈夫かもな、少年探偵団らしくなってきたのかなと思います」と小林の成長を嬉しそうに話してくれました。

 一方、怪人二十面相と関わったのを機に少年探偵団から距離を置くようになってしまった花崎に関して、逢坂さんは「もう前の花崎とは別人と思ってます」とのこと。さらに、少年探偵団と溝ができていく過程の話では「あれは花崎だけのせいじゃないから!」と熱弁し、山下さんとの熱いトークで会場を温めます。

 そして、小林と花崎の関係性の変化ついて問われると、山下さんは「小林が意識しているのかは分からないんですけど、花崎が少年探偵団から離れてしまったことで、小林は自然と花崎に戻ってきてほしいんだろうなという動きをするようになっています。そういう意味では大きく変化しているなと思いましたね」と小林側から見た関係性の変化について言及。

 次に、印象的なキャラクターや話数について聞かれると、話題は松風雅也さんが演じた死刑囚・蕗屋清二の話に。ふたりは、狂気じみた蕗屋清二のキャラクターがとても印象に残ったようで、山下さんは「普段、松風さんってカッコイイ二枚目のキャラクターを演じている印象があったので、こんなキャラクターをこんなクオリティで出せてすごいな」と、松風さんの演技について話をします。

 また印象的だった話数について、山下さんは第6話の誕生日の話がとてもよかったとのこと。理由を聞かれると「小林的には、口角が上がって初めてちゃんと笑ったなっていう回だったし、花崎もいろんな人に根回しをしていて、すごくほんわかしました」とコメント。すると、逢坂さんが思わず「この後すぐ、花崎は落ちちゃうんだけどね……」と悲しそうにひと言。その一言に観客も苦笑いでした。

GACKTさんと共演してみてどうだった?
 続いて、話題は本作のBlu-ray&DVD特典へと移ります。最初に話題に上がったのは第1巻の映像特典について。特典の内容は山下さん、逢坂さんを始めとする少年探偵団キャストたち、そしてGACKTさんが出演した第1話先行上映のキャストトークということで、当時GACKTさんと初共演だった山下さんは「緊張した」と大声で感想を述べます。そして、逢坂さんにも「緊張しなかった?」と同意を求めると、逢坂さんからは「緊張したの?」とまさかの答えが。これには山下さんも観客も驚いたようで、観客席からは「ええ!?」という衝撃の声が上がりました。

 また、逢坂さんは本作のドラマCD収録でもGACKTさんに会ったことがあるということで「上半身ムキムキで逆三角形! で、下半身はメッチャ細くて感動した! あと、『GACKTさんのいた部屋には、GACKTさんの香りがする』っていう話は聞いていたんだけど、ファンタジーな香りがした」と、収録時のGACKTさんについて興奮気味に話してくれました。

 次に、Blu-ray&DVDに毎巻収録されているドラマCDについての話になると、お二人からはとてもテンポがいいものになったとの言葉が。そんなドラマCDの第1巻は「変装の達人・怪人二十面相並みにモノマネができるようになろう」というモノマネの話らしく、山下さんいわくみんなとてもはっちゃけていたとのこと。またドラマCDの中には、野呂と小林だけが登場するような、アニメではなかなか見られない組み合わせのものもあるとのことです。

『トリックスター』の舞台と同じ2030年に期待
 フリートークが終わると、次はキャスト陣が一問一答で答えていく質問コーナーに移ります。最初に出された質問は、「もし自分以外のキャラクターで演じられるなら、どのキャラクターを演じたいか?」というもの。

 これに対して、逢坂さんは長く同じ役を演じる作品では別の役が考えられないということで、「なし」と回答します。一方で、山下さんはどんな人物になれるという理由で「怪人二十面相」と回答。しかし、「でも山下くんには無理かな……モノマネできないし」と逢坂さんに返され、実際にモノマネを披露するも逢坂さんの言葉通り撃沈してしまいます。

 続いて、「自信が演じるキャラクターの中で一番共感できる部分はどこですか?」という質問では、山下さんはすぐに「食」と回答。山下さんは肉がとても好きで、小林がガツガツ食べているところは見ていて演じていて楽しいとのこと。逢坂さんは花崎の「自由」な部分が共感できるらしく、「自分の意志で起きて自分の意志で寝て、自分の意志で仕事出来たらどんなに楽か」と今の正直な気持ちを話します。しかし、これに対して山下さんからは「それ、みんな思ってるよ!」とツッコミを受け、会場からは笑い声が巻き起こります。

 そして、最後の質問は「少年探偵団の道具で、いちばん使ってみたいものは?」というもの。これに対して、山下さんは単純に欲しいという理由で「ドローン」と回答します。一方で、逢坂さんは“飛ばす”よりも“飛ぶ”方がロマンがあるということで「ハイパーステップ君」を選択。さらに、「2030年は今からそんなに期間ないよね。でもさ、携帯とかもこの十何年ですごく進化したじゃん。そう考えると、何かしら1つは少年探偵団の道具みたいに進化するかもしれないね」と将来に対する期待も語ってくれました。

 そしてイベントの終了の時間へ。最後に、山下さん、逢坂さんからひと言ずつイベントのコメントがファンに贈られました。逢坂さんからは「短い時間でしたけども、今まで話せていなかったことも話せたかと思います」と今回のイベントの感想が、山下さんからは「今回来てくれた方は、絶対に『TRICKSTER』や小林、花崎が好きな方だと思うので、これからももっと好きになってもらえたらと思います」とファンへのメッセージをいただき、イベントは幕を閉じました。

“チーム”の姿が今後の展開で見えてくる
 トークショーの後は、会場に集まったファンとのお渡し会が行われ、温かい交流を楽しんだお二人。実は『トリックスター』のイベントが初だったこともあり、お二人もファンも、イベントをとても楽しんでいるようでした。

 最後にお二人からいただいたコメントをご紹介します!

──イベントを終えての感想をお願いします。

山下大輝さん(以下、山下):『トリックスター』のイベントは今日が初めてで、実際にBlu-ray、DVDを買ってくれた方たちと会うのも今日が初めてでした。ラジオは頻繁に録っていたので、いろんなことを喋っていました。でも、直接「どういうところが好きなんだろう?」と感想を聞いたことがなかったので、今日はリアルな反応が聞けて良かったなって思いました。

逢坂良太さん(以下、逢坂):ここまでファンのみなさんと会うイベントはなかなか無いので、みなさんのリアルな反応やお顔がすごく見やすかったなと思います。それに、ラジオなどでもまだ言ってなかったことをイベントで話せたので、そういった意味では『トリックスター』の魅力を改めて伝えられて良かったと思います。

──クライマックスに向けて放送を楽しみにしている読者にメッセージをお願いします。

逢坂:まだ収録前なので、最終回がどうなるかはまだ僕たちも分かりません。台本をもらうまでは視聴者目線で、毎回「どうなるんだろう?」と楽しみにしていますし、みなさんもその雰囲気を味わっているのかなと思うと、一緒に楽しめているんじゃないかと思います。少年探偵団はここまで色々ありましたが、最後はみんなひとつになって問題を解決していく、ある意味王道の内容になっています。最後まで、ぜひ楽しみにしていただければ嬉しいです。

山下:オリジナル作品ということで、僕たちも先が分からないなかで、謎のひもを解いていく作業をファンのみんなと一緒にしていった作品だなと思います。だからこそ自分たちで作り上げていかなくていけない責任感がすごく詰まっていて、回を重ねるごとにその気持ちが強くなっていきました。その感覚がキャラクターともリンクして、キャスト陣はもちろん、スタッフも含めた“チーム”の姿が今後の展開で見えてくるんじゃないのかなと思います。ぜひ最後まで見届けてください。


──ありがとうございました!

[取材/長田雄太]


TVアニメ『TRICKSTER -江戸川乱歩「少年探偵団」より-』作品情報
<放送情報>
TOKYO MXほかにて第2クール好評放送中!
TOKYO MX:毎週月曜25:05~
読売テレビ:毎週月曜25:59~
BS11:毎週火曜25:30~
※放送時間は予定です。変更になる場合がございますので、予めご了承ください。

<あらすじ>
彼は死ぬために、探偵の道を選ぶ……
時は2030年代。謎の探偵、明智小五郎の下に集う『少年探偵団』。
彼らは大小様々な事件を持ち前の行動力で解決に導いてきた。
ある日、メンバーの花崎健介は謎の少年、小林芳雄と出会う。
『正体不明の靄(もや)』により「死ねない」身体となってしまった小林は、自身の死を望み、他人との接触を拒んでいた。
そんな彼の存在に興味を抱いた花崎は「『少年探偵団』へ入らないか」と持ちかける・・・
小林と花崎。彼らの出会いはやがて、世紀の犯罪者である怪人二十面相と明智小五郎の因縁と絡み合い、
二人の運命を動かしていく・・・

<STAFF>
監督:向井雅浩
脚本・シリーズ構成:吉田恵里香
キャラクターデザイン:PEACH-PIT
アニメーションキャラクターデザイン:ヤマダシンヤ
音楽:林ゆうき
アニメーション制作:トムス・エンタテインメント、シンエイ動画
OP主題歌:田所あずさ「運命ジレンマ」
ED主題歌: GACKT「罪の継承~ORIGINAL SIN~」

<CAST>
小林 芳雄:山下大輝
花崎 健介:逢坂良太
井上 了:梅原裕一郎
野呂 誠:木戸衣吹
勝田雅治:増元拓也
大友 久:古川慎
山根たすく:山谷祥生
中村奈緒:田所あずさ
明智小五郎:小野大輔
怪人二十面相:GACKT ほか

>>『TRICKSTER -江戸川乱歩「少年探偵団」より-』公式サイト
>>『TRICKSTER -江戸川乱歩「少年探偵団」より-』公式ツイッター(@trickster_anime)

(C)Jordan森杉 / TRICKSTER製作委員会
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