人気男性声優陣が横浜アリーナに集結!「キラフェス2017」レポ

人気男性声優陣が横浜アリーナに集結!「Kiramune Music Festival 2017」3月5日公演の模様をレポート

 人気男性声優陣が所属するエンタテインメントレーベル「Kiramune」のメンバーが一堂に会するライブイベント「Kiramune Music Festival 2017」(通称:キラフェス2017)。今回も、神谷浩史さん、浪川大輔さん、柿原徹也さん、岡本信彦さん、Trignal(江口拓也さん・木村良平さん・代永翼さん)、吉野裕行さんという超豪華メンバーがステージに登場しました。

 ここでは、3月4~5日の二日間にかけて横浜アリーナにて開催されたイベントの内、3月5日公演の模様をレポートしていきます。

キラキラの衣装に身を包んだアーティスト陣が、個性的なパフォーマンスで客席を魅了
 まず「キラフェスいくぞ!」という力強い掛け声と共に、ライブの先陣を切る形で登場したのは、Trignal(江口拓也さん、木村良平さん、代永翼さんによるユニット)。江口さんの黄、木村さんの赤、代永さんの青と、それぞれのメンバーをイメージしたサイリウムが振られる中、「Update A Day」、「Kiss Plus」、「Win-possible!」の3曲で息のあったコンビネーションを見せ、開幕から会場を盛り上げていきます。

 続いて登場したのは、白一色の衣装に身を包んだ神谷浩史さん。紫一色に染まった観客席のサイリウムの光と合わせ、「影もまた真なり」で会場をムーディでシックな雰囲気に包んだ後、「バジル」ではトロッコに乗って客席の間近を通過するという一幕も。その伸びやかな美声に酔いしれながら、目と鼻の先の距離にまで迫った憧れの存在に、客席の大勢のファンが大歓声を上げて感激していた様子でした。

 激しくライトが点滅するド派手な演出と共に登場した浪川大輔さんは、手足の振りからステップまで、バックダンサー陣と息のあった、キレキレのダンスを「Colorless sky」で披露し、会場の視線を釘付けに。(後のトークでは、この時浪川さん自身もノリノリになるあまり、その場で振り付けのアレンジを加えていたことも判明しました)

 楽曲の合間には「覚えて帰ってください、浪川大輔です」と自己紹介して笑いを誘う浪川さんらしさも見せつつ、「FIRE」ではステージの各所から炎が吹き上がるという驚きの演出に、曲名の通りに横浜アリーナを熱く燃え上がらせます。

 柿原徹也さんは、「リングオブドランカー」、「Othello」、「ドラマ」といった独特のテンポの楽曲群を、抜群のリズム感で見事に熱唱。中でも「リングオブドランカー」では、柿原さんの歌声にあわせて送られた客席からの合いの手もバッチリと決まっており、「理想のリングオブドランカーが作れた」とライブならでは一体感に手応えを感じていた様子でした。

 思わず客席から「カッコイイ!」という絶叫がいくつも上がるほどの華々しい和服姿を、「朧月」と共に披露したのは、岡本信彦さん。曲の終盤では、扇子を持ちながらの華麗なダンスを披露し、「Miseries of life」へと曲が切り替わる際には、和服からの早着替えも成功させるなど、挑戦的なパフォーマンスの数々でファンの度肝を抜き、会場の熱気をさらに高めていきます。

 吉野裕行さんは、ポップな賑やかさの中にどこか切なさを感じさせるナンバー「DRAMATIC SURF COASTER」を、鮮やかなピンクのサイリウムに照らし上げられながら、情感たっぷりに歌い上げます。一方、アップテンポでノリのいい楽曲である「Do it」では、客席も一緒になって「DO it!」と声を張り上げると、吉野さんから「2017年も『Kiramune』をよろしくお願いします!」と願いを告げられるという、会場全体が一体となる盛り上がりを作り上げていました。

トークコーナーでは、代永さんの新ネタも誕生!?
 総勢8名のアーティスト陣が勢ぞろいして行われたトークコーナーは、3月という卒業シーズンに合わせた「今年卒業したいと思っていること」というテーマでスタート。「花粉症を卒業したい」と岡本さんが花粉症をカミングアウトすると、実は声優業界は花粉症の人が多いそうで、今回の出演者の大半も同じように悩まされているのだとか。

 中でも、声が高い代永さんは、鼻が詰まるとすぐに声に影響が出てしてしまうらしく、「鼻が詰まっている時は、ババァみたいな声に……ババァじゃない!」と、ノリツッコミでお馴染みの持ちネタ(?)も披露。さらに周囲から「美少女!」と声をかけらた代永さんが、「美少女なの!」とそれを肯定するという新しいやり取りが誕生したかと思えば、それを見た神谷さんが「あいつの中の美少女の定義はおかしい」と冷静に突っ込みを入れるなど、漫才のようなトークが矢継ぎ早に展開され、客席の爆笑を何度も攫っていました。

 一方で大きな盛り上がりを見せたのは、「今後、キラフェスで挑戦してみたいこと」に関するトーク。アーティスト陣は「プロジェクションマッピングを使った演出」(代永さん)、「皆でキャラクターを決めて、アニメをやってみたい」(岡本さん)など、それぞれの希望を口にする中、柿原さんは「このメンバーで、北海道から沖縄までのアリーナツアーをやりたい!」という具体的な野望を明かし、ツアーを望むファンからの一際大きな歓声を集めることに。

 さらに最後には、今回出演が叶わなかった「Kiramune」メンバーである入野自由さんのイメージカラーを示す、赤のサイリウムで横浜アリーナを染め上げるという、吉野さんの粋な計らいもあり、メンバー同士の仲の良さが伝わってくる内容となっていました。

クライマックスでは、メンバー同士がコラボする夢の共演も実現!
 中盤以降も、客席の手拍子との壮大なハーモニーが奏でられた柿原さんの「Start of LIFE」、熱いコール&レスポンスで会場を熱狂させた神谷さんの「YELL」など、個性的なパフォーマンスの数々に会場のボルテージもグングン上がっていく中、グループならではのライブで客席を魅了してくれたのはTrignal。しっとりとしたバラード「色づく季節」では、最初はバラバラにせり上がってきた三つのステージが、やがて1つの足場となって3人が肩を並べて歌うようになるという演出は、まさにTrignalそのものを表しているかのようでした。

 浪川さんと吉野さんは、人気ユニット「Uncle Bomb」としても登壇。「デッドマグネット」では、赤と青の対照的な衣装に身を包み、ステージを挟んで背中合わせに立つ両者の真後ろに設置されたスクリーンには、反対側にいる相方の映像が常に映し出されるという、一風変わった演出も。また吉野さんは「ワタリドリ」でアコースティックギターを用いての弾き語りを成功させるという多才さも披露し、会場を大いに沸かせます。

 個人パートのトリを務める岡本さんは、「人は一人では生きていけない」という、5周年を迎えた自身の音楽活動を通じて得られた経験を語りつつ、自らが歌詞を手がけ、「Kiramune」メンバー全員がコーラスを担当した特別な楽曲である「8piece」へ込めた想いも語られました。

 さらに「Happy memories」のラストには、鳥の形をした紙が、紙吹雪のように空中から舞い降りてくるというサプライズ演出も。中にはメンバーから直筆のメッセージが描かれているものも。これは本来予定していたものではなく、自主的にファンへのメッセージを書いていた岡本さんに、他のメンバーが手伝いを申し出るという形で実現したそうで、「Kiramune」が培ってきたその強い絆に、会場全体が大きな感動で包まれていました。

 その後は、客席からの沸き起こった割れんばかりのアンコールに答える形で「EVER DREAM」に合わせて、出演者全員が再登壇。柿原さんの「レッスンAtoB」に木村さんが、吉野さんの「\わっしょい/」に江口さんと岡本さんが、といったように、アーティスト同士が同じステージで共演するコラボレーションも行われ、「キラフェス」でしか見ることができない夢の光景を前に、客席の熱気も最高潮に。

 最後にはそれぞれの出演者からライブツアーやDVDの発売など新情報が満載の告知が行われた後(詳細は「Kiramune」公式サイトを参照)、「Get Together!」と「僕らの描く未来」の2曲を、客席と共に全員で大合唱。約5時間半にも及ぶ大ボリュームで、ファンにとっては一生の思い出となったこと間違いなしのライブになりました。

[取材・文/米澤崇史]

<セットリスト>
M1 Update A Day 
M2 Kiss Plus
M3 Win-possible!
M4 影もまた真なり
M5 バジル
M6 Colorless sky
M7 FIRE
M8 リングオブドランカー
M9 Othello
M10 ドラマ
M11 朧月
M12 Miseries of life
M13 DRAMATIC SURF COASTER 
M14 Do it 
トーク
M15 イズムリズム
M16 Q.E.D.
M17 Fiction Factor
M18 Tricky Love
M19 シャララ 
M20 色づく季節
M21 恋つぼみ
M22 GENERATIONS 
M23 ダンディギ
M24 My Treasure
M25 JAM packed TRAIN
M26 つかめ輝きを
M27 Good Good Time
M28 デッドマグネット
M29 愛よ激情~マタドールは宙を舞う~
M30 Blazing
M31 1% -ワンパーセント-  
M32 オレンジ
M33 Start of LIFE 
M34 流れ星
M35 YELL
M36 ワタリドリ
M37 Bye-Bye☆セレモニー
M38 デリンジャー
M39 激アツ超絶Saturday Night!!
M40 君の笑顔 僕の笑顔
M41 8piece
M42 Happy memories
EN1 EVER DREAM
EN2 レッスンAtoB
EN3 \わっしょい/
EN4 PANORAMA SODA
EN5 ハレバレハート
EN6 Want you
EN7 ファンキー☆ウェーブ
トーク
EN8 Get Together!
EN9 僕らの描く未来

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