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- 胃の上心臓
- 拗らせ系アニメ・ゲームオタクのライター。ロボットアニメ作品やTYPE-MOONの作品を主に追いかけている。
2016年10月に放送されたTVアニメ『灼熱の卓球娘』のスペシャルイベント“雀が原中学vsもず山中学”が、2017年3月5日(日)に、舞浜アンフィシアターにて開催されました。
イベントには、雀が原中学ともず山中学のキャラクターを演じた声優陣総勢12名が登壇。加えてエンディング主題歌「僕らのフロンティア」を担当した、Wake Up, Girls!の面々が出演する豪華なイベントとなりました。
本稿では、朗読や声優陣による卓球ガチバトルで盛り上がった、このイベントの昼の部の模様をお届けしていきます。
【出演者】
■雀が原中学
花守ゆみりさん(旋風こより役)
田中美海さん(上矢あがり役)
高野麻里佳さん(天下ハナビ役)
桑原由気さん(出雲ほくと役)
今村彩夏さん(ムネムネ役)
東城日沙子さん(後手キルカ役)
■もず山中学
井澤詩織さん(二重丸くるり役)
古木のぞみさん(座敷童石榴役)
立花理香さん(蠍田幸子役)
青山吉能さん(由良木ゆら役)
竹尾歩美さん(鐘梨まゆう役)
大坪由佳さん(羽無公子役)
■Wake Up, Girls!
吉岡茉祐さん
永野愛理さん
田中美海さん
青山吉能さん
山下七海さん
奥野香耶さん
高木美佑さん
今村さんのモノマネのクオリティや如何に!?
花守さんはあがりが大好きだからこそ質問したそうで、それを受けて田中さんは「あがりちゃんは元々卓球が好きなんですけど、部活で一番を取ってからは“私が一番”というところに気持ちが行っていたんです。でも、こよりちゃんは笑顔で楽しいねって言いながら卓球をしてくれて、あがりもそれに引っ張られ、私自身もゆみりちゃんの演技に引っ張られてたのかなぁ」と花守さんに答えていました。
この後も次々に質問が飛び出しましたが、そのなかでも本作の監督を務めた入江泰浩氏から挙がった、竹尾さんの質問に対する回答が印象的でした。敗北を意識したくるりを「勝っても負けても最後まで自分の卓球を貫いて」と励ます石榴のシーンや、木陰でこよりとあがりがお互いに高めあっていくことを誓うシーンでは、会場中がこの名シーンに心奪われ静かになるほど。
その後のトークは大いに盛り上がり、質問した竹尾さん自身も、監督から挙がったこのふたつのシーンは印象に残っているそうで、くるりと石榴、こよりとあがりの関係性を「すごくいいコンビだ」と評していました。
また、高野さんと桑原さんから今村さんへぶつけられた、「本人の前でもできる物まねベスト3を教えてください」という質問では、今村さんが十八番にしている、キルカがムネムネに優しく声を掛ける「ムネムネ、やり方だねぇ」や、蠍田さんの「お前ら、次期部長に対して失礼だぞぉ!」というセリフを披露する一幕がありました。
これを聞いた周りの声優陣の反応は様々で、蠍田役の立花さんのように喜ぶ人もいれば、東城さんのようにいつも聴いているからか反応が薄い人もいて、アフレコ現場での賑やかな様子を伺わせました。
夢の国のパスポートを賭けて真剣勝負!
続いては「灼熱の卓球対決!!!」のコーナーで、ここでは雀が原ともず山の声優陣が、卓球でガチバトルを行うことになりました。ルールは11点先取の1セットマッチずつの団体戦で、勝利したチームには、会場となった舞浜アンフィシアターの隣にある「あの夢の国」のパスポートが贈られることに!
第1試合は高野さんvs立花さん。試合が白熱してくると、会場のみなさんからキャラクターの名前で応援する声が聞こえてきます。先にゲームポイントの10点を取る高野さんでしたが、立花さんが9点まで追い上げていき、接戦に! そして遂には立花さんが同点に追いつきます。しかし最後は高野さんが競り勝ち、雀が原がまず勝ち星をひとつ獲得しました。
第2試合は桑原さんvs青山さん。最初のサーブ権は桑原さんが獲得しました。一生懸命ボールに食らいつく桑原さんでしたが、青山さんに順調に得点を重ねられて1対6に。桑原さんも青山さんのミスで得点はするものの、最後は2対11で青山さんが勝利! もず山が勝ち星をあげ、同点となりました。
続く第3試合はダブルス! 雀が原から東条さんと今村さん。もず山から竹尾さんと大坪さんが登場しました。サーブは交互に対角線上に打つというルールのダブルスですが、この試合も熱い試合展開になっていきます。順調に得点を稼ぎ、7対3とダブルスコアまで差を広げたのは東条・今村ペア。その勢いのまま押し切り、勝利した雀が原が再びリードを奪います。
いよいよシングルス3へ入ると、戦うのは田中さんと古木さん。激しいラリーが展開され、1点取られたらまたひとつ取り返すシーソーゲームで、双方とも決定的なリードを奪えない時間が続きます。そんな中、先にリードを広げたのは古木さん! しかし田中さんも負けじと食らいつき、8対8の同点まで盛り返しました。最後はゲームポイントを先取した田中さんが勝利し、雀が原が3点目を獲得。大将戦を待たずして雀が原の勝利となりました。
しかし、もず山の声優さんたちがキュートな猫耳を付ける罰ゲームをすることで、泣きの1戦が認められ、さらにこの試合に勝てばもず山が逆転勝利するという特別ルールも決まりました。
最後となった花守さんvs井澤さんの試合で、先に3点をリードしたのは花守さん! お互い夢の国のチケットがかかっているだけあって真剣な様子で、両名の緊張感が感じられました。6対6となって井澤さんが同点に追いつくと、また花守さんが点を重ね、10対6と引き離し、最後は花守さんが勝利! 夢の国のチケットは雀が原中学のメンバーのものとなりました。
ライブコーナーでは『灼熱の卓球娘』の楽曲でさらに熱くなる!
試合の熱気そのままにライブコーナーへ入ると、雀が原中学卓球部の面々が「灼熱スイッチ」を歌い、会場が赤のサイリウム一色に染まります。2曲目となった第12話挿入歌「V字上昇Victory」は生歌初披露だったそうですが、それを感じさせない盛り上がりで会場の一体感を高めてくれました。
曲間に井澤さん、古木さん、こにわさんによる、こぼれ話的なトークコーナーを挟み、Wake Up, Girls!が登場! 歌ったのはもちろん、本作のエンディングテーマを飾った「僕らのフロンティア」で、田中さんと青山さんはWake Up, Girls!としてこちらにも登場しており、ファンのみなさんを喜ばせました。
イベント終了が近づくと、声優陣からひと言ずつメッセージがあり、最後は花守さんの掛け声から、全員で「灼熱スイッチ!」を歌い、本イベントは幕を閉じました。
なお、イベント終了時には、このイベントの夜の部の模様を収録したBlu-rayの発売が告知されました。発売は2017年6月30日(金)になりますので、当日参加できなかったという人や、また見たいという人はぜひ購入してください!
[取材・文/胃の上心臓]
>>TVアニメ『灼熱の卓球娘』公式サイト
拗らせ系アニメ・ゲームオタクのライター。ガンダムシリーズをはじめとするロボットアニメやTYPE-MOONを主に追いかけている。そして、10代からゲームセンター通いを続ける「機動戦士ガンダム vs.シリーズ」おじ勢。 ライトノベル原作や美少女ゲーム、格闘ゲームなども大好物。最近だと『ダイの大冒険』、『うたわれるもの』、劇場版『G-レコ』、劇場版『ピンドラ』がイチオシです。