疾走感溢れる多彩な楽曲と華やかなダンスが魅力の舞台『ミュージカル スタミュ』ゲネプロをレポート
2015 年10 月に放送され大ヒットしたTVアニメ『スタミュ』がついに舞台化! 2017年4月1日(土)から4月9日(日)までZeppブルーシアター六本木、4月15日(土)~4月16日(日)まで森ノ宮ピロティホールにて舞台『ミュージカル スタミュ』が公演されます。前日となる3月31日(金)には、報道関係者向けゲネプロが行われ、いち早くその雄姿が披露されました。
名門高校のミュージカル学科を舞台に、スターを目指す主人公達の「夢」「友情」「悩み」「成長」を疾走感溢れる多彩な楽曲と華やかなダンスと共に描くという本作。ストーリーと楽曲はTVアニメ版と同じで、原作ファンにもなじみの深い内容で物語が展開されます。
踊りの下手さもリアルに表現!?
音楽芸能分野の名門校・綾薙学園に入学した星谷悠太は那雪透と出会い、「ミュージカル学科」への入科を目指す。ダンスや歌が好きな悠太だったが、その腕前は素人同然に過ぎず、チームの足手まといのような状態からスタート。この部分の演じ方が大変上手く、原作ファンは「ああ、こんな頃もあったよね」と思えるだけでなく、原作を知らない人でも悠太の素人っぽさがよく分かるようになっています。
徐々に深まる仲間達との絆
team鳳として5人のメンバー達と活動を始めるも、まとまりがなくバラバラ。しかし、メンバー同士の係わりの中で徐々に打ち解けていきます。この心の動きもしっかりと表現されているのもいいですね。
team鳳が魅せる晴れ舞台
チームとしてのまとまりが出てきて、最終選考である「綾薙祭」を目前に控えたteam鳳でしたが、華桜会より「学園の伝統と品位を貶める」として出場停止処分が下されてしまいます。それでも諦めない5人。そして明かされる悠太が綾薙学園に入学した理由、樹の真意とは? 笑いと感動の公演は是非その目で体感してください!
キャスト陣が感じる作品の魅力とは?
ゲネプロ前にメディア向けのキャスト囲みインタビューが行われました。最後にこちらの模様をお伝えしていきます。
――作品の見所についてお願いいたします
空閑愁役・高橋健介さん: 4月という新しい出会いの季節なので、学校や会社などの新しい環境に行く人達がワクワクする見所が全体を通してあります。見てくれた人が新しい生活を楽しむきっかけになってくれたら嬉しいです。
那雪透役・山中翔太さん: team鳳が各々抱えている問題やコンプレックスが星谷を筆頭にどんどん1つにまとまっていく姿が青春そのものです。ご覧になる皆さんはそこを感じて戴けたらと思います。
鳳樹役・丘山晴己さん: アニメでもそうですが、“夢を諦めない”っていうことがとても楽しく、そしてきらびやかに描かれていると思います。楽しい気持ちで、ハッピーになって、幸せな気持ちで帰っていただければいいなと思います。
天花寺翔役・鈴木勝吾さん: 俳優達が全力で高校生を演じて、青春する事を楽しんでいる姿がお客さんに届けば良いかなと思います。内容面でもミュージカルオリジナルの楽曲、というよりはアニメで使っていたもので構成していますので、原作が好きな人はより楽しめるでしょうし、その中で舞台としての新しい表現をしているという所を楽しんでいただけたらなと思います。
月皇海斗役・ランズベリー・アーサーさん: 今回ダンスシーンが沢山あるんですが原作に沿ったお話になっていまして、キャラクター達がお話の中で舞台に立つという所がやっぱり魅力かなと思いますので、注目して見ていただけたらと思います。
星谷悠太役・杉江大志さん: 先ほどから青春という言葉が出ていますけど、高校生が自分の好きな事に全力で打ち込んで、それに対して立ちはだかる壁に全力でぶつかっていくその青臭さっていうのは歳を重ねていくごとに忘れていくものなんじゃないかなと思いますので。そんな青臭さを僕達は全力で演じていますので、その全力さや、ひたむきさっていうものを感じていただければ嬉しいです。
(C) ひなた凛/スタミュ製作委員会 (C)ミュージカル「スタミュ」製作委員会