『破裏拳ポリマー』世代の方々もガッカリしない仕上がりになっています!――豪華キャスト陣による映画『破裏拳ポリマー』公開初日舞台挨拶が開催!
2017年5月12日(土)新宿バルト9にて、映画『破裏拳ポリマー』の公開初日舞台挨拶が開催されました。本作は『科学忍者隊ガッチャマン』や『新造人間キャシャーン』などを生み出したタツノコプロの55周年を記念して製作された作品。アクションに定評のある坂本浩一監督の手によって、カンフーを始めとする格闘技の要素を大胆に取り入れて話題を呼んだ異端のヒーロー『破裏拳ポリマー』が実写作品として蘇ります。
舞台挨拶には本作で主演を努めた溝端淳平さん(鎧武士 役)をはじめ、山田裕貴さん(来間譲一 役)、原幹恵さん(稗田玲 役)、柳ゆり菜さん(南波テル 役)、神保悟志さん(八城章人 役)、長谷川初範さん(土岐田恒 役)ら豪華キャストが登壇。メガホンを取った坂本浩一さん(監督)も交えて、『破裏拳ポリマー』の“転身”にちなんだトークで和気あいあいと盛り上がりました。本稿ではそんな舞台挨拶の模様をお届けします!
▲左から、神保悟志さん(八城章人 役)、柳ゆり菜さん(南波テル 役)、山田裕貴さん(来間譲一 役)、溝端淳平さん(鎧武士 役)、原幹恵さん(稗田玲 役)、長谷川初範さん(土岐田恒 役)、坂本浩一さん(監督)
拍手と歓声、そして眩いフラッシュに迎えられ、メインキャストを務めた溝端さん、山田さん、原さん、柳さん、神保さん、長谷さんと、監督を務めた坂本さん7人の豪華ゲストが登場。公開初日はあいにくの天気となってしまいましたが、それでも集まってくれた大勢のお客さんに、それぞれ感謝の気持ちを込めた挨拶をおこないます。
今回の舞台挨拶は、『破裏拳ポリマー』の“転身”をテーマにして、パネルに書かれた質問に答えてもらうという趣向になっています。それぞれ、溝端さんと山田さんの“イケメンバディコンビ”、原さんと柳さんの“セクシー&ビューティコンビ”、神保さんと長谷川さんの“ベテランダンディコンビ”、そして坂本監督の4組にわかれ、『ポ・リ・マ・ー』と書かれた4つのパネルの質問に答えていきます。
『ポ』を選んだセクシー&ビューティコンビへの質問は“異性に転身! 最初に何がしたい?”というもの。原さんは「女の子をナンパしてみた」と話し、山田さんに女の子役を任せて実演。ルンルンとスキップしながら通り過ぎる山田さんに原さんは「ひと目見たときからタイプでした」と告白。気持ちはシンプルに伝える派なのだと語ります。
一方の柳さんは「匂いを嗅ぎたい」と発言し会場騒然となります。曰く「鎖骨から胸の谷間にかけてが一番フェロモンが出てるんですよ」とのこと。男性になったら出す匂いも違うだろうから興味があると興奮気味に語っていました。ちなみに視線を横にずらすと、柳さんの話を聞いて興味を持った溝端さんが山田さんの谷間の匂いを嗅ぐ姿が……。
そんなイケメンバディコンビが選んだのは『リ』のパネル。質問は“宇宙のヒーローに転身! どんな敵と戦いたい?”というものです。『海賊戦隊ゴーカイジャー』としてすでに宇宙の敵と戦った経験のある山田さんは「え、ザンギャック」と答えて会場の笑いを誘いつつ、「同時に公開になった映画に宇宙でアライグマが戦ってるじゃないですか。アレを倒しておけば『破裏拳ポリマー』が1位になれるんじゃないですかね」と話し、これには会場から拍手が贈られました。
溝端さんは「宇宙人とかエイリアンとか怖い敵とは戦いたくないですよね」としばらく頭を捻っていましたが、最終的に「『うる星やつら』のラムちゃんとか可愛いし戦ってみたいですよね。もしやられても幸せそうです」と真顔で話し、会場は笑いに包まれました。
『破裏拳ポリマー』直撃のオジサマ世代でもあるベテランダンディコンビの選んだ『マ』のパネルに書かれた質問は“あの頃の自分に転身! やり直したいことはある?”というもの。お二人には20代の頃に目安に過去を振り返ってもらうことになりました。最初に答えたのは神保さんで、なんでも歌や楽器など音楽的なことが大の苦手ということもあり「20代の頃に戻れるなら練習して出来るようにしたいですよね。そしてミュージカルで主演を」と密かな野望を語ります。
20代と聞いて「僕はウルトラマンをやってましたね」と話して会場を沸かせた長谷川さん。『ウルトラマン80』といえばイケメンバディコンビへの質問だった“宇宙のヒーロー”の大先輩です。若干腰が低くなる溝端さんと山田さんの姿に会場から笑いが漏れます。そんな長谷川さんは「僕は10代の頃アメリカでレスラーだったの、もっと身体を鍛えてそのままプロレスラーになってた道も会ったかもしれないですね」と昔を懐かしんでいました。
最後は『ー』を選んだ坂本監督。質問は“未来の自分に転身! 何をやっている?”というもの。坂本監督は満面の笑みを作り「今と同じようにいろんな作品を作り続けられたら良いなと思っています。欲を言うと『破裏拳ポリマー2』とか『破裏拳ポリマー3』とか」と答え、会場から大きな拍手が贈られました。
最後に「みんなで一生懸命、和気あいあいとしながら、『破裏拳ポリマー』の世代の方々にもがっかりされないように、そしてこの映画で『破裏拳ポリマー』を知ってくれた方たちに愛してもらえるように撮った作品です。たくさんの方に見ていただき、この作品がこれからも続いていけるように応援よろしくお願いします」と坂本監督、「熱意を込めながら、魂を込めながら、笑顔もいっぱい混じえながら撮影したことが、きっと絵から伝わってくると思います。興奮するところも、泣けるところも、もちろん笑えるところもたくさんあるエンターテイメント性の高い作品になっているので、ご家族で、友だちで、恋人で、ぜひ観に来てもらえたらと思います」と溝端さんが別れの挨拶をおこない、舞台挨拶は幕を閉じました。
香港風&ハリウッドアクション、そして日本の特撮技術が融合した映画『破裏拳ポリマー』は2017年5月13日(土)より公開! 肉と肉がぶつかりあう大迫力のアクションをぜひ劇場で体験してみてください!
[取材・文・写真/原直輝]
作品情報
タイトル:『破裏拳ポリマー』
公開表記:5月13日(土)全国公開
キャスト:溝端淳平 山田裕貴 原幹恵 柳ゆり菜 神保悟志 長谷川初範
主題歌:「悲しみ無き世界へ」グッドモーニングアメリカ(日本コロムビア/トライアド)
原作:タツノコプロ
監督:坂本浩一
脚本:大西信介
配給:KADOKAWA
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