アニメ
『バンドリ!』日本武道館公演大成功の秘訣はポピパ5人の笑顔!

大成功の秘訣はPoppin’Partyの笑顔! アニメさながらの演出で武道館を大熱狂させた『BanG Dream!』4thライブ日本武道館公演レポート

2017年8月21日(月)日本武道館にて、「BanG Dream! 4th☆LIVE Miracle PARTY 2017! at 日本武道館」が開催されました。

記念すべき4度目のライブ、音楽の聖地である日本武道館に集結したのは10,982人のファンと、Poppin’Partyメンバーの愛美さん、大塚紗英さん、西本りみさん、大橋彩香さん、伊藤彩沙さん。

さらに、全国41カ所、また海外の映画館でもライブ・ビューイングとしてライブの模様が放映されており(動員数5,736人)、3rdライブ以上の盛り上がりを見せました。そこで、ライブ終演後の出演者のコメントと併せて、当日のステージの光景をレポートしていきます。

 

センターステージを駆使してアニメさながらのライブ演出で会場を熱狂
定刻の時間と同時に会場の照明が落ち、武道館中央に吊るされたモニターに武道館公演発表時の映像やPoppin’Partyメンバー全員のコメントが放送されました。

映像を見て、当時の思い出がよみがえってくる観客がいたのか、早くも客席から歓声が沸き起こります。

Poppin’Partyメンバーのコメントが終わると、センターサークルの中央をモニターが隠すように囲み、オープニングナンバー『ときめきエクスペリエンス!』を演奏しながら、メンバー5人が姿を現しました。スタートから中盤の盛り上がりを思わせるような熱狂が場内いっぱい広がり、色とりどりのペンライトが場内を彩っていきます。

曲中、モニターにはアニメキャラクターのライブ映像がが映し出され、キャストたちの演奏とコラボレーションしていきました。『BanG Dream!』のライブの面白さは、キャラクターたちの演奏とキャストたちのライブを掛け合わせるところです。

何よりも、満面の笑みで楽しそうに歌っている彼女たちの表情を見て感じること。彼女たちはこの日のために全員で試行錯誤しながら武道館公演に向けて内容を考えてきました。Poppin’Partyのリーダー愛美さんは「これまであんまりリーダーらしいことが出来なかったんですけれど、今日のためにメンバー全員の意見をまとめて、どんな演出でバンドリーマーさんを楽しませるのか、いろいろ考えてきました」と語ります。

そして、当日のために睡眠時間を削りながら作り上げてきたライブを、遂にファンの皆さまの元へ届ける日がやってきました。




1曲目が終わり、愛美さんが「Miracle PARTYへようこそ! 最後までついて来てくださいねー!」とシャウトして、メドレーコーナーへと進みます。序盤の勢いは止まることなく、キャストたちが手拍子を行って、ファンへクラップを求めました。

メンバーに倣って、役11,000人のオーディエンスのクラップが武道館中にさく裂し、早くも会場に一体感を作り出していきます。そのままメドレー曲の『夏空 SUN! SUN! SEVEN』、『ぽっぴん’しゃっふる』、『1000回潤んだ空』の3曲を連続で演奏し、武道館をヒートアップさせていきました。

曲中では、キャストたちと観客たちのコール&レスポンスやメンバーのソロパートなどが披露されていき、ライブの熱量はさらに上昇してきます。回数を重ねるごとにレベルアップする彼女たちの演奏に、ファンの高まる衝動が伝わってきました。MCでは、メンバー全員が会場だけでなく、ライブ・ビューイングで参加しているファンに向けて挨拶を行いました。今回はよりアニメのライブシーンに近づけるため、彼女たちが演奏するセンターサークルの中央が回転するセットでアニメのOPを再現。



さらに、ガールズバンドの武道館公演は、Poppin’Partyが史上最速とのこと。それもあってか、メンバーが約11,000人の観客にウェーブをお願いするなど、ファンとの親しみあるやり取りを見せてくれました。

続けて、武道館公演の実現から、初心に返って香澄役の愛美さんが本編で初めて歌った『きらきら星~はじまりのステージVer.~』をアカペラで披露。さらに、オーディエンスと一緒に合唱するという驚きの展開を見せました。

そこから、アニメ本編の初期を思い出して『私の心はチョココロネ』へと進展します。ピンクのサイリウムが場内を彩り、軽やかなサウンドを演奏しながらボーカルの愛美さんが歌を奏でます。

愛美さんをはじめ、演奏する大塚さん、西本さん、伊藤さんも笑顔いっぱいで曲を弾きます。サビでは歌詞に合わせてジャンプするなど、観客にも実感するほどの光景が繰り広げられました。

 
カバーソングやキャラソンメドレー、アコースティックアレンジ……ノンストップで紡がれるポピパワールド!
場面が変わり、文化祭で演奏した『STAR BEAT! ~ホシノコドウ~』を4人で演奏しようとすると、大橋さんがギリギリで駆けつけて5人で演奏します。

観客席から青色のペンライトが照らされて、ステージで歌う彼女たちを包みこんでいきました。曲のラストではボーカルの愛美さんが「私たち5人でPoppin’Partyです!」と一言放ち、そのまま舞台を後にします。



5人がステージから姿を消すと、モニターに大橋さんと大塚さんが映り、アプリゲーム『バンドリ! ガールズバンドパーティ!』をプレイする映像が流れました。ゲームにチャレンジした大塚さんは見事にフルコンボを決めて会場を沸かせました。次にチャレンジした大橋さんは、ゲームの途中で充電が足りない警告画面が出てしまいフルコンボを逃してしまいます。

その後、アプリゲームの衣装に着替えたPoppin’Partyがステージに登場し、Goose house.の『光るなら』をカバー演奏しました。全員がセンターステージの周りに並び、ボーカルの愛美さんと大橋さんの見事なハモリで、圧倒するほどの歌声を聞かせてくれます。

続けて、大塚さんが『花園電気ギター!!!』、西本さんが『チョコレイトの低音レシピ』、大橋さんが『遠い音楽 ~ハートビート~』、伊藤さんが『す、好きなんかじゃない!』、そして、愛美さんが『どきどきSING OUT!』と、キャラクターソングをメドレーで歌い上げます。






先ほどとは打って変わり、アコースティックナンバーとして『走り始めたばかりのキミに』、『Yes! BanG_Dream!』の2曲を演奏しました。『走り始めたばかりのキミに』では、センターステージで5人が向かい合って座り、全員が息を合わせながら透き通った歌声を響かせます。



リズムを刻む全員の演奏する動きに、彼女たち5人のチームワークの高さが伺えました。愛美さんのソロパートでは、4人が愛美さんの歌をかき消さないように調整しながらテンポを取っていきます。2曲目の『Yes! BanG_Dream!』では、和やかな雰囲気を生み出して、観客の鼓膜を揺らしました。



香澄&有咲コンビが武道館でリスナーのお悩みを解決!?
アコースティックコーナーが終わると、メインモニターに愛美さんと伊藤さんが映し出されて『バンドリ!ポッピンラジオ! in 日本武道館』が放映されます。

1つ目は香澄役の愛美さんに応援してほしいことを相談するという内容です。今回は「ヒトカラに行けない人を応援してほしい」という相談でしたが、愛美さんは「ヒトカラの方が気楽で楽しい!」とアドバイスを送って会場を盛り上げました。

次のコーナーは、伊藤さんが相談者へ喝を入れるという内容で、「間食でお菓子を食べてしまう自分に喝を入れてほしい」という相談が寄せられます。悩みに対して、伊藤さんは一喝してお菓子を止めるようにキツイ一言を放ちました。ラジオ番組の内容を武道館でも企画してしまうという斬新さに、思わずくぎ付けになってしまいます。

そして、会場へ戻ると新しい衣装に着替えたメンバーが再び登場し、新曲『Time Lapse』を初披露。サビでは、オーディエンスと一緒に合唱するパートもあり、よりPoppin’Partyと一体感を得られる部分がありました。イントロは5人の声が合わさり、白煙が噴き出す中で彼女たちの歌が轟きました。

ラストスパートへ突入する前には、5人で円陣を組んで掛け声をして気合を注入します。自分たちだけでなく、会場全体の志気を高めて『前へススメ!』、『夢みるSunflower』を繰り出しました。



『夢みるSunflower』では、モニターに映るアニメ本編の映像とメンバーの衣装が相まって、よりリアルさを醸し出しました。全力全開のパフォーマンスで歌い切ったPoppin’Partyのメンバーは、「ありがとう!」と言いながら、観客に手を振ってステージから去っていきます。

 

聖地巡礼の幕間映像を経て、アンコールに応えるべく再びステージへ
このままライブ終了かと思いきや、メインモニターに西本さんがアニメ劇中の聖地を巡礼する映像が映し出されました。

まずは、本編でも登場する楽器屋のモチーフとなった御茶ノ水の楽器屋さんへ足を運ぶと、楽器店員役の橘田いずみさんが登場しました。そのまま、一緒に聖地巡礼を行うことになり、早稲田にある公園に移動します。

作中のワンシーンを演じて、アニメ本編の光景を再現していきました。続けて、作中で登場する商店街へ行ったり、有咲のエピソードに出てきた坂道へ行ったりなど、作中ゆかりの土地を渡り歩いていきます。

新宿の花園神社へ着くと、アニメでは描かれていないことに伊藤さんが気が付きます。そう、アニメの聖地ではありませんが、Poppin’Partyのキャラクターの名前は新宿区の地名とつながりがあることが分かったのです。

そして、旅のゴールでもある日本武道館へと到着。武道館をバックに、会場にいる観客へ向けてアンコールを煽り、ステージにPoppin’Partyのメンバーを呼び戻します。

アンコールに応えるべく、ライブTシャツに着替えたメンバーたちがステージに戻り『八月のif』、『キラキラだとか夢だとか ~Sing Girls~』を歌い上げました。ラストナンバーの『キラキラだとか夢だとか ~Sing Girls~』では、武道館にいる全員の歌声をたぎらせます。

Poppin’Partyの5人と11,000人の観客の声が合わさり、その場にいた人たちのテンションは最高潮に達しました。そして、ラストは全員でジャンプをして締めくくり、武道館ライブは大成功で幕を下ろします。

 
武道館ライブを大成功させたPoppin’Partyのメンバーへインタビュー
─――武道館ライブを終えた感想をお願いします。

愛美さん:想像以上の景色が広がっていました! 360度の景色で緊張するかと思ったんですけれど、思っていたよりも安心感の方が強くて、ホントに楽しいライブが出来てうれしい気持ちでいっぱいです。

大塚紗英さん:武道館公演を迎えるまでに、本当にたくさんの方々に支えていただけたおかげで、Poppin’Partyはここに立つことが出来ました。誰か一人でも欠けていたら、今日という日は迎えられなかったと思います。

今日のライブの最初はオープニング衣装を着て、アニメのオープニングを再現しました。スタートで大成功だなと感じたので、今日は全部が大成功で終わったライブだと思います。

西本りみさん:本当に初めてのセンターステージで、360度から見渡して凄くサイリウムがキレイで、海の中にいるみたいでした。たくさんのバンドリーマーの皆さんに支えられて、ここまで歩んで来られたんだなと感じます。

ライブ自体はあっという間だったんですけど、そのときの瞬間を感じながら武道館のステージに立って、楽しくライブが出来たなと思いました。

大橋彩香さん:今日のライブは今までで一番バンドらしいライブが出来た気がしました。今回は360度回転するということで、全員が外側を向いていて、初めてアイコンタクトが出来なくて、不安だと感じました。

今までだったら無意識にアイコンタクトをしていたので、今回のライブでアイコンタクトをすることが大切なことなんだとあらためて感じました。

伊藤彩沙さん:今回、『Bang Dream!』の節目でもある武道館ライブだったので、出来ることは全部やりたいと思っていました。私たちの想いをすべてバンドリーマーさんへ届けたいということで、盛りだくさんのライブにさせていただきましたが、練習や準備が盛りだくさんでした。

ただ、当日になるにつれて不安な気持ちが増えていったんです。でも、実際に武道館公演をやり遂げて、Poppin’Partyの絆が5倍になったと思います!


――ガールズバンドとして最速の武道館公演となりましたが、これまでの活動を振り返ってみていかがでしょうか?

愛美さん:凄い長かった気がしていたので、最速と言われてビックリでした。でも、今まで築いてきた歴史もあるからこそ最速になれたと思っています。私はこのメンバーがとても誇らしいです。


――今回、カバー曲の『光るなら』やキャラクターソングの初披露、新衣装を着ましたが、いかがでしたでしょうか?

大塚紗英さん:『Bang Dream!』のアニメが終わってから初めての武道館ライブだったんですけれど、実は『バンドリ! ガールズバンドパーティ!』リリースから初めてのワンマンライブでもあったんです! 『ガルパ』コーナーをタイトなスケジュールの中でやらせていただけただけでなく、『ガルパ』の衣装も着させていただけて、今まで着てきた衣装や制服衣装とは一味違ったライブ衣装でした。

メンバーの髪色もキャラクターに寄せていたので、ガルパの衣装にマッチしていました。みんなのソロコーナーもやらせていただきましたが、全員がリアルに生きているキャラクターのように感じて、凄く感動しました!


――今回の武道館公演で頑張ったことなどありましたら教えてください。

西本りみさん:ホントに今日という日を最高にするために、みんなでセットリストも話し合って、協力して作り上げたライブでした。この日のために全力で駆け抜けてきたライブだったなと思います。


――新曲『Time Lapse』が初披露でしたが、初めてお客さんの前で演奏した感想はいかがでしょうか?

大橋彩香さん:初披露だったので緊張したんですけれど、最初に掛け声の練習をやったら、観客の皆さんの対応力が予想以上で。実際に演奏したときも、みんなの一体感が感じられて、カッコいいパフォーマンスが出来たと思いました。これを機に、もっと皆さんに披露する機会があればいいなと思います。


――今後、新しいステップに踏み出すPoppin’Partyですが、ぜひやってみたいことなどはありますか?

伊藤彩沙さん:武道館公演を終えたので、何でもやりたいという気持ちでいっぱいです! 音楽番組への出演やアリーナでのライブ、あとはPoppin’Party全員で実写PVを撮影したいです!

アニメやゲームの発信だけじゃなくて、私たちから広がっていけるように、様々なことに挑戦してみたいと思っています!


[取材・文/野島亮佑]


BanG Dream! 4th☆LIVE Miracle PARTY 2017! at 日本武道館
日程:8月21日(月)
【開場】18:00 【開演】19:00
会場:日本武道館

<セットリスト>
M01.ときめきエクスペリエンス!(TVアニメ『BanG Dream!』オープニング主題歌)
M02.メドレー(夏空 SUN! SUN! SEVEN・ぽっぴん’しゃっふる・1000回潤んだ空)
M03.きらきら星~はじまりのステージVer.~(TVアニメ『Bang Dream!』第3話挿入歌)
M04.私の心はチョココロネ(TVアニメ『Bang Dream!』第5話挿入歌)
M05.STAR BEAT! ~ホシノコドウ~
M06.光るなら(カバー曲)
M07.花園電気ギター!!!
M08.チョコレイトの低音レシピ
M09.遠い音楽 ~ハートビート~
M10.す、好きなんかじゃない!
M11.どきどきSING OUT!
M12.走り始めたばかりのキミに
~Acoustic Ver.~
M13.Yes! BanG_Dream!
~Acoustic Ver.~
M14.Time Lapse(新曲)
M15.前へススメ!(TVアニメ『BanG Dream!』第12話挿入歌)
M16.夢みるSunflower(TVアニメ『Bang Dream!』第13話挿入歌)

<アンコール>
EN01.八月のif(OVA『BamG Dream!』挿入歌)
EN02.キラキラだとか夢だとか ~Sing Girls~(TVアニメ『BanG Dream!』エンディング主題歌)

 
>>公式サイト
>>公式Twitter

(C)BanG Dream! Project
おすすめタグ
あわせて読みたい

関連商品

おすすめ特集

今期アニメ曜日別一覧
2025年冬アニメ一覧 1月放送開始
2024年秋アニメ一覧 10月放送開始
2025年春アニメ一覧 4月放送開始
2024年夏アニメ一覧 7月放送開始
2024秋アニメ何観る
2024秋アニメ最速放送日
2024秋アニメも声優で観る!
アニメ化決定一覧
声優さんお誕生日記念みんなの考える代表作を紹介!
平成アニメランキング