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『異世界食堂』安野希世乃さんと諸星すみれさんが仲良し姉妹に!

TVアニメ『異世界食堂』サラ役 安野希世乃さん&シア役 諸星すみれさんが念願の姉妹役でキャッキャウフフ♥【GUEST NOTE 9P】

毎回おいしそうな料理と個性豊かなキャラたちのドラマが話題のTVアニメ『異世界食堂』。アニメイトタイムズでは連動インタビュー連載企画「異世界食堂 GUEST NOTE」として毎週、出演キャストなどアニメに関わる方々をお招きしてのトークをお送りしています。

連載第9回は、第8話「クッキーアソート」に出演したサラ役の安野希世乃さんと、シア役の諸星すみれさんです。収録スタジオにて8話の振り返りとキャラの紹介、作品に関係する質問から脱線した質問まで伺いました。久しぶりの共演で、しかも初の姉妹役という2人のテンション高い、仲良しトークをお楽しみください。

さあ、おいしいトークをめ・し・あ・が・れ!

 

念願の姉妹役が実現! そしてクッキーは芸術!?
――出演された第8話を振り返ってみての感想をお聞かせください。

シア役 諸星すみれさん(以下、諸星):まさか希世乃さんと姉妹役ができるとは。

サラ役 安野希世乃さん(以下、安野):私も。まさかすーちゃんが妹になるなんて。徳を積んできてよかったなと思います(笑)。すみれちゃんが小学5年生か6年生くらいの時に『NO.6』(2011年7月~9月放送)で初めてお会いして、『アイカツ!』でも2年くらいご一緒して、今回晴れて念願の妹に(笑)。

諸星:『異世界食堂』もほのぼのとしていて、お腹がすくような感じで楽しかったです。

安野:私達が出演したのは「クッキーアソート」ですが、これまでクッキーについて特別意識して生きてきたことはないわけですよ。でも原作を読んだら、こんなにもクッキーをおいしそうに描く手段があるんだなと感心したし、映像が完成するのも楽しみでした。あんなにクッキーって種類があるんですね。

諸星:音響監督の土屋さんから、この回は私がどれだけおいしそうにクッキーを食べられるかにかかっていると言われたんです。食レポみたいなシーンでは、クッキーに対してシアが熱く語っていて、見ている方が食べたくなるような食レポができていればいいんですけど。

安野:音響監督さんは毎回、当番の方に「君の食レポにかかっているから」とハッパをかけてこられるんです。

――安野さんは既に2話で経験済みですからね。

安野:メンチカツの時にも「どれだけおいしく食べられるかが肝だからね」と重圧をかけられて(笑)。

――クッキーアソートはねこやで作ったものではなく、同じビルにあるケーキ屋さんのもの、という設定だったかと思います。

諸星:そうなんですよね。しかもクッキーの見た目や生地感を言葉にすることって普段ないから、新鮮でした。クッキーを知らないシアだからこそ、出てくるコメントもあって、演じていておもしろかったです。

安野:描写がすごく丁寧なんですよね。アニメだと目にパッと入ってくるけど、原作を読んでいる時は「これはどんなクッキーのことを説明しているんだろう?」と推理するんですよ。“真ん中にジャムのようなものが”……「あれか~!?」みたいな(笑)。

イメージが思い浮かんでくると、すごくおいしそうに感じられて。いつも無意識にポリポリ食べちゃうものだけど、シアちゃんがあんなにおいしそうに食べるから、今すぐ食べたい気分になりました。

諸星:改めて、クッキーをひとつひとつ観察したくなりますよね。どういう風に作られているのか考えたら不思議だし。

安野:芸術だよね。


シアのクッキーを食べる前と後のギャップがかわいかった8話

――8話でのお気に入りシーン、印象的なシーンを挙げるとすれば?

諸星:シアがクッキーの入っていた金属の箱を見て「なるほど……これなら確かに高いでしょうね」と言ったのがおもしろくて(笑)。クッキーはおしゃれな箱に入っているし、クッキー自体も見た目がかわいかったりするので、高額なものに見えるんでしょうね。

安野:現代と時代感も違うしね。シアは異世界では商家の娘さんなので、目が利くんでしょうね。私が印象的だったのは、シアが「これと同じものを買ってきてもらえない?」とアレッタに言って、金貨を握らせるシーン。すごい必死だなって(笑)。

諸星:おこづかいの1カ月分をかけてしまうという(笑)。

安野:そこにすーちゃんの鬼気迫る演技でおいしさも伝わってきて、かわいかったです。

――執事が、サラが地位や安寧を捨てて冒険者になったことを、厄介な熱病と呼んでいたのもおもしろかったです。

安野:「ウィリアムの呪い」だと(笑)。

諸星:シアも心配しますよね。しっかり者だから、お姉さんを心配して様子を見に来て。

安野:その執事役が安原義人さんという超豪華な大先輩で。そこも驚きました。

――シアはサラよりもアレッタとの会話のほうが多かったような。

諸星:確かに。シアはアレッタと出会った時、警戒心が強くて、冷たい態度に感じられたかもしれないけど、クッキーを食べてからのアレッタへの信頼度の急上昇ぶりがすごくて。

安野:直前までは「姉さんが使用人として雇ったからといって、私はほだされないわよ!」みたいにツンとしていたのに、クッキー1つで仲良くなるのが「かわいい! 女の子ってかわいい」って(笑)。

諸星:シアにとってクッキーがどれだけ衝撃的だったかわかるし、おいしいものって人を変えるんだなと(笑)。シアの幼さやかわいさ、無邪気さも見えて。しっかりした部分と、クッキーを食べて虜になった時のギャップが魅力だなと思いました。


『異世界食堂』で改めて感じた「パワー・オブ・クッキング」!?

――原作を読んだり、実際に演じて感じた作品の印象は?

安野:すーちゃんも言っていましたが、おいしいもので何かが変わる瞬間に立ち会える作品だなと思いました。サラだったらおじいちゃんの好物だったメンチカツを偶然食べたことで、味を通しておじいちゃんの思い出と出会えて。ハインリヒはエビフライに命を救われていたり。

今回シアの警戒心を解くきっかけになったのもそうだし、同じ8話の「ハンバーグ」の回では、ロウケイとアルテの距離がハンバーグで縮まるというラブロマンスもありましたしね。人と人との交わりの中心にお皿があるという視点が素晴らしいと思うし、『異世界食堂』らしさってきっとここにあるんだろうなと思いながら見てます。

諸星:同感です(笑)。クッキーアソートのラストで、一緒に食べましょうというシーンもあって。

安野:距離ができあがっている姉妹かなと思うんですよね。会うのもたまにだし。そんな2人が歩み寄るきっかけになったのが、このクッキーだったのかなと。食べ物が主役だよね。

諸星:そうですね。

安野:メニューが主役で、それを取り巻く人同士の交流やドラマが『異世界食堂』の魅力じゃないかなと思います。

諸星:料理の力はすごいんだぞと(笑)。 

安野:パワー・オブ・クッキング? フード? ですね。


我が道を行くサラとしっかりもののシアはいい姉妹関係

――ご自身が演じるキャラの印象は?

諸星:シアはしっかりものの妹というイメージでしたが、年相応のかわいらしさもあるんです。お姉ちゃんの無事を確認しに来るのも、お姉ちゃんへの愛、大好きな気持ちからだと思うので、心優しくいい子なんだなと。

安野:収録に参加して、シアみたいな妹が欲しいと本気で思いました。大人っぽくて背伸びをしていると思うんですけど、原作で読んだ時、シアはもっと素っ気なくて、冷たい印象を受けたんです。

でもすーちゃんが演じると、あどけなくて一生懸命頑張ろうとしているんだなとか、「お姉ちゃんのことを私がしっかり見てないと」という使命感など、より人間味が伝わってくるんですよ。すーちゃんが演じることで、シアがいっそうかわいく思えて幸せでした。

諸星:うれしい!

安野:サラはひいおじいちゃんのウィリアムさんの影響を受けて、トレジャーハンターになったんですけど、今回のお話までは、まさか身内に熱病みたいに思われているなんて知らなくて(笑)。

それだけでなく、商家の一族としての裕福で安定した生活から離れ、我が道を行く女の子だから、意志の強さや行動力にもこの8話で改めて感心して、すごい子なんだなと思いました。このエピソードがアニメで描かれて良かったです。

――6話の「サンドイッチ」の回では、ハインリヒと、メンチカツとエビフライどちらがサンドイッチに合うかと口論するケンカ早い面も描かれましたね。

安野:男勝りで、負けたくないという気持ちが強いんでしょうね。ハインリヒとはいつも言い争っているのに、常に同じ画面の中にいるんですよ。席が近いんです。仲がいいのか、悪いのか(笑)。でも本当に仲が悪い人はここにはいなくて、軽い口喧嘩も食事のスパイスとして楽しんでいるのかなと思います。

――諸星さんから見たサラはいかがですか?

諸星:シアとは正反対の性格だなって感じました。お姉ちゃんを心配しながらも、自分と違う道を歩むお姉ちゃんをうらやましく思ったり、尊敬しているのかなと。サラもシアに対して優しい笑顔を向けていたり。

安野:会いに来てくれるのはシアしかいないんだと思う(笑)。勘当同然で、執事1人いるだけのところに、妹が会いに来てくれたらうれしくないわけありません! しかも心配してくれて。たぶんかわいくてしょうがないでしょうね。サラも奔放に生きているけど、シアのことはいつも気にかけていると思うし。

諸星:2人の間に信頼関係もできていて、いい姉妹だなと思います。


気になる2人の得意料理は?

――ちなみに姉妹はいますか?

諸星:私は姉が1人います。シアと同じですね。

安野:そうなんだ! 私はひとりっ子なんです。妹が欲しいなと思っていたから今回夢が叶いました。

諸星:うれしい!

――あと料理はされますか?

安野:一応します。

諸星:たまにですね。お母さんがお出かけした時とか。

――得意料理は?

安野:豆腐ハンバーグです。8話にちなんで言ったわけではありません(笑)。ハンバーグはお肉だけで作るとボロっとなったりしがちですけど、お豆腐を半分混ぜたほうがやわらかくなるんです。お肉半分で、半分はお豆腐をつなぎみたいに使ったほうが絶対おいしいです。そして隠し味にはカレー粉を。ぜひ試してみてください。

諸星:おいしそうですね! 私は初めてお母さんのサポートなしで、1人で作ったのがトマトリゾットで。

安野:いきなりレベル高いね。

諸星:お母さんが風邪気味の時、ちょっとカッコつけようと思って、「私が作るから寝てなよ」と、1人でネットを見ながら作ったのがトマトリゾットだったんですよ。お母さんに食べてもらったらすごくほめてくれて、「これ、得意料理に書いていいと思う」と。それからお母さんと一緒に料理することも増えて、最近は卵焼きがすごくきれいに巻けるようになりました。

安野:四角いフライパンで?

諸星:はい。冷やし中華に入れる錦糸卵も。卵焼きってちょっと半熟な時に継ぎ足していくけど、完全に焼けている状態から継ぎ足していくと、卵焼きみたいな状態になった後、細切りすると層になって、簡単に錦糸卵ができるんです。

安野:なるほど。私、実家暮らしが長くて、今年から1人暮らしを始めたんですけど、お鍋がまだないんです。まな板や包丁はあるけど。実家にいた時のほうが料理してましたね。やっぱり道具がそろわないと。

諸星:私もお母さんがいないと1人では作る気にならないかも。あと食べてもらう人がいるとか。

安野:私も倒れたらトマトリゾット作ってもらおうかな。

諸星:いいですよ。

安野:「すーちゃん、これ住所」……パタン、みたいな。

諸星:行きますよ。連絡ください。

安野:やったー! 今年1回倒れよう(笑)。


店主の職人肌と想いに共感。店主が主人公ゆえに男女どちらにも響く作品に

――店主についてどう思われますか?

諸星:シアとはあまり絡みがなかったので、「いい人だな」くらいの印象しかなくて……。

安野:クッキーを作ったのも別の人ですしね。私が見てて思ったのは、店主はねこやの営業が大好きで仕方ないんだろうなって。お話の終わりで、店主がにやりして、にやけが止まらず終わることが多いんですよ。

異世界の人達が「この料理なんだ!? うまい!」とおいしそうに食べている時間が好きなんでしょうね。それが私にも伝わって、「料理人冥利に尽きるのか?」と共感したり、思わずにやりとしたり(笑)。まさに主人公だなと思います。

諸星:和洋中にデザートまで、何でも作れるのはすごいですね。自分が作った料理で喜んでくれる人がいるのは幸せだと思うし、それだけいろいろ作れたら楽しいですよね。私だったらいっぱい作ると思う。そんなに料理ができたら(笑)。

安野:主人公が店主なのもいいですよね。聞いた話では今季のアニメの中でも評判がいいそうで、女性部門、男性部門それぞれで1位を獲得したとか。

諸星:すごいですね!

安野:でもその理由はわかります。料理を作る立場の人が主人公ということは、女の子的には作る側の気持ちもわかるからグッときて、響く作品なんだろうなと思いますね。おいしそうに食べる人の顔も見てて幸せになるし、そのうれしさはこっちにも伝わってくるし。

男性も、おいしそうに食べているから「ああ、お腹がへる~!」と思いながら見ちゃうわけで、男女どちらにもアプローチしていてすごい作品だと思います。


2人が好きなお菓子は意外にも渋かった!?

――シアは初めて食べたクッキーに感動していましたが、お菓子の中で一番好きなものは?

諸星:いもけんぴが大好きです。スーパーとかで見つけたら絶対買っちゃいます。どうしてあんなにおいしいんだろうと。いもけんぴには緑茶です。あとサブレーも好きで、鳩サブレーとか最高です。サブレー系には牛乳を合わせます。

安野:わかる! 牛乳と小麦粉系のものって、味の化学反応が起きるよね。何でだろう? 私は洋食系だとタルト。ケーキの中ではフルーツタルトが一番好きです。

諸星:おいしいですよね。昨日食べました!

安野:おいしいよね~! ショートケーキやチョコレートケーキよりもタルト! 和食系だと落雁(らくがん)。

諸星:落雁って何ですか?

安野:でんぷん粉に水あめや砂糖を混ぜて、色を付けて乾燥させたお菓子で、お寺に行くとお茶請けに出てきたり、お仏壇に供えたりするの。最近、おしゃれな落雁も売り出されていて、ご当地落雁もあったりして。近いうちにブームが来ると睨んでるんです。


不思議な扉でつながってほしい場所

――異世界から「ねこや」につながる不思議な扉がありますが、もし扉を開けたらこの場所に着いていたらいいなと思う場所は? 現場やスタジオ以外でお願いします。 

諸星:今だったらプールとか海がいいですね。泳いだ後、すぐお風呂に直行できるし。

安野:ああ、砂いっぱいついたから洗い流そうって。確かに海に行くとシャワー難民になりがちだからね。私はスターバックスコーヒーですね。

諸星:スタバ好きなんですか?

安野:1日に2回行く日もある。間違いなく365日行っていると思います。

――スタバでは何を飲むんですか? 

安野:ラテです。ブラックは飲めないので。いろいろなところでコーヒーを飲んだけど、酸っぱい系が苦手なんです。カフェオレに合うようなまろやかな、コクがあるけど苦過ぎず、酸っぱ過ぎずなコーヒーが好きなので、スタバのラテが一番上品というか飲みやすいんですよね。


肉の部位の呼び名はカッコいい?

――作中でおなじみの、自分の名前の代わりに呼ばれたい料理は?

安野:GUEST NOTE 3Pの時にはカフェラテやポンシュと答えたので別のものを。一番好きなお菓子として挙げた「落雁」はどうかな?

諸星:カッコいいですね。

安野:強そうだし。二つ名は「落雁」で。「タルト」のほうがかわいいけど(笑)。

諸星:私は無類の肉好きなので、肉の名前で呼ばれたら本望です。一番好きなのは、焼肉に行ったら絶対に食べる牛タンなんですけど、呼び名にはちょっと……。

安野:お肉って、めっちゃカッコいい名前のあるよね。「ギアラ」とか。

諸星:「サーロイン」とかもカッコいいですよね。最近、ちょっとハマっているのは「ミスジ」。

安野:「ミスジ」、超カッコいい! 

――「ミスジ」のどこがカッコいいんですか?

諸星:カッコいいじゃないですか!

安野:御堂筋みたいで。

安野:「ミスジ」と「楽雁」で行こうよ!

諸星:はい!

安野:渋い姉妹ですね(笑)。


収録再開は差し入れを食べ終わり待ち?

――収録現場の雰囲気はいかがですか?

諸星:ほのぼのしてましたね。

安野:ずっとみんなでおしゃべりして、どこのお店がおいしいよとか。(ライオネル役の)檜山(修之)さんが「あそこのラーメン屋はねえ……」とラーメン評を始めたり(笑)。

諸星:こういう内容だと、ご飯のお話になっちゃいますよね。収録中にクッキーが食べたくなったし。実際にその回にフィーチャーされた料理やお菓子の差し入れがあって。

安野:毎回おやつタイムがあるしね。

諸星:食べたいと思った時にそこにある幸せというか。そこでも食べ物を通じて会話が広がったりしますし。

安野:毎回、差し入れと呼ぶにはヘビーでしっかりしたものが出てくるんですよ。ハンバーガーが20個とか。しかもすごく分厚くて、「デカっ!」ってなって、食べ終えるまで収録を開始できないという(笑)。この差し入れを楽しみに収録に来てます。

――安野さんは何度も来てますからね。

諸星:いいなあ。私も「クッキーアソート」の時は、いろんな種類のクッキーを頂きました。

安野:丸くて、スコーンみたいにホロホロでおいしくて。どこのお店でしたっけ…

スタッフ:代官山のピカソルというお店のクッキーです。

諸星:希世乃さんがすかさずメモしてる(笑)。

安野:大事なことだから(笑)。至れり尽くせりのフルコースな現場です(笑)。


ねこやを見て改めて感じる「日本に生まれてよかった」

――この作品の魅力を挙げてください。

諸星:料理を通じて、人と人との関わり合いが丁寧に描かれている作品だと思います。あと、見ると食べたくなっちゃうんですよね。ダイエット中の方にはツラいかもしれませんけど(笑)、料理の持つ力を改めて実感できる作品です。

お腹がすいている時に、この作品を見ながら食べると、より食に対するありがたみとおいしさを感じることができると思います。おもしろい視点から描かれた作品なので、たくさんの方に見ていただきたいです。

安野:ねこやみたいな洋食屋さんがある日本に生まれてよかったなと、見ながら思っています。海外だと、こんなに多国籍でいろいろな種類の料理を食べられるとこってなかなかないと思うし、それでいて雑じゃなく、丁寧なんですよ。店主の1品1品へのこだわりや心配りを見ると、提供するところまでが料理人としての仕事なんだと、職人的に食に向き合っているのがわかるんです。

そんな素敵な店主みたいな方がたくさんいる国だと思うし、この作品と出会ったことで、自分にとってのねこやを探したい、見つけたいなと思えました。皆さんもそうなってくれたらうれしいし、『異世界食堂』のエピソードのように、料理との出会いやドラマが自分にとっての宝物として残すきっかけになればいいなと思います。食と向き合おう!(笑)


様々な料理とキャラ達の魅力を楽しんでほしい――

――では最後に皆さんへメッセージをお願いします。

諸星:私が演じさせていただいたシアちゃんは、姉に対する愛情があって、クッキーを食べている表情も、かわいいキャラです。料理の魅力もそうですが、シアちゃんの魅力も描かれていると思います。私達の回は後でまたBlu-rayやDVDで見ていただくとして(笑)、いろいろな視点や楽しみ方をしながら今後も見てください。

安野:アニメをご覧の皆さんはもうご存じかと思いますが、ED曲「ちいさなひとつぶ」を歌わせていただいています。いちアニメファンとしてED曲、特に泣けるED曲が子供の頃からずっと好きなので、自分の夢が叶ったなと思っています。1番好きな曲は奥井亜紀さんの歌う『魔法陣グルグル』の「Wind Climbing~風にあそばれて~」で、見るたびに泣いてしまうんですよ。

だから異世界食堂も10年、20年後に「昔、おいしそうなアニメがあったな」と思い出した時、「ちいさなひとつぶ」もセットで思い出してもらえたらいいですね。さかいゆうさんに作っていただいた、作品の世界観と1つになったしっとりした楽曲ですし、毎回EDへの入り方も素敵で、「ズルいな。ありがとうございます!」と思いながら見てます(笑)。作品と共に楽曲もみなさんの記憶に残してもらえたらいいなと。アニメもまだまだ続きます。原作も続いています。末永く『異世界食堂』を愛してくださいね!

 
作品概要
■TVアニメ『異世界食堂』

【放送情報】
テレビ東京:7月3日より毎週月曜日深夜1:35~
BSジャパン:7月8日より毎週土曜日深夜0:30~
AT-X:7月6日より毎週木曜日夜8:00~
[AT-Xリピート放送]
毎週土曜昼12:00~/毎週日曜朝6:00~/毎週火曜朝4:00~
※ 放送日時は変更になる場合があります

【配信情報】
dTV、あにてれ、dアニメストア他にて随時配信開始予定

【スタッフ】
原作:犬塚惇平(ヒーロー文庫/主婦の友社 刊)
原作イラスト:エナミカツミ
監督・シリーズ構成:神保昌登
キャラクターデザイン:佐野隆雄・佐野恵一
プロップデザイン:森木靖泰
美術監督:片平真司
色彩設:水本志保
撮影監督:佐藤 敦
編集:近藤勇二
音楽:辻林美穂/TOMISIRO
音楽製作:フライングドッグ
音響監督:土屋雅紀
音響制作:グルーヴ
アニメーション制作:SILVER LINK.
オープニングテーマ:Wake Up, May’n!「One In A Billion」
エンディングテーマ:安野希世乃「ちいさなひとつぶ」

【キャスト】
店主:諏訪部順一
アレッタ:上坂すみれ
クロ:大西沙織
赤の女王:伊藤静
アルトリウス:清川元夢
タツゴロウ:大塚芳忠
アルフォンス:立木文彦
サラ:安野希世乃
ハインリヒ:杉田智和

【あらすじ】
 オフィス街に程近い商店街の一角、雑居ビルの地下一階にある、猫の絵が描かれた看板が目印の「洋食のねこや」。どこにでもありそうなこの洋食屋の扉は、週に一度“特別営業”の土曜日にだけ「異世界」とつながる。

 向こうの世界の様々な場所に現れる扉を通じてやってくる、文化も、種族すらもバラバラな「向こうの世界」の客たちが舌鼓を打ってしまう、不思議な“魅力”を持った料理がここ「異世界食堂」にはある。

 この店で生まれる異世界と現代、食堂に集う人々と店主、そして料理との一期一会を描く、温かい出会いの物語。

>>TVアニメ『異世界食堂』公式サイト
>>TVアニメ『異世界食堂』公式Twitter(@nekoya_PR)

(C)犬塚惇平・主婦の友社/「異世界食堂」製作委員会
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