梶裕貴さんの十八番である土下座が奪われる!? サプライズも満載の「七つの大罪FES. 甦る邪星(スターライト)」イベントレポート
2017年7月16日(日)、TVアニメ『七つの大罪』の公式イベント「七つの大罪FES. 輝ける太陽(サンシャイン)」と「七つの大罪FES. 甦る邪星(スターライト)」が、東京・山野ホールにて開催されました。ここでは、夜の部にあたる「蘇る邪星」のステージの模様をお届けしていきます。
『七つの大罪』は、週刊少年マガジンにて連載中の鈴木央先生の漫画を原作としたTVアニメ。七人の罪人から組織された伝説の騎士団〈七つの大罪〉と、ブリタニア大陸の北部に位置するリオネス王国の第3王女であるエリザベスらの活躍が描かれる作品で、TVアニメ、ゲーム、小説と様々なメディアで展開され、高い支持を集めています。
『七つの大罪』に出演するキャスト陣が集結する、すっかり恒例となりつつある今年の「七つの大罪FES.」。梶裕貴さん(メリオダス役)、雨宮天さん(エリザベス役)、久野美咲さん(ホーク役)、悠木碧さん(ディアンヌ役)、鈴木達央さん(バン役)、髙木裕平さん(ゴウセル役)、小西克幸さん(ドレファス役)、内田夕夜さん(ヘンドリクセン役)ら、豪華声優陣が登壇。
なお今回の司会は、お笑いコンビ・アメリカザリガニの平井善之さんが務めていたのですが、不在の相方・柳原哲也さんのフリをして挨拶しようとする小西さんに、八つ目の大罪「悪乗り」が命名されるという一幕も。
またそれぞれの挨拶の際には、内田さんが「ヘンドリクセンは謝ならなければならないことがいっぱいあるので……」と、まさかの土下座を披露。
「今回は〈七つの大罪〉(のキャスト)が勢ぞろいしていない」ことを謝るという理由から、続いて梶さんも土下座をする流れとなったのですが、その寸前に小西さん、鈴木さん、髙木さんらが様々なバリエーションの土下座で乱入。
窮地に立たされる梶さんでしたが、自身のお株を奪われてしまったことを謝りつつ、見事なジャンピング土下座を決めて会場を沸かせると、「梶くんはいろいろな土下座を持ってるね」と小西さんから称賛されるなど、まさに「土下座フェス」の名に相応しい(?)ハチャメチャなオープニングとなっていました。
クイズコーナーからの朗読劇は、「マーガレット」尽くし!?
続いて、師弟チーム(鈴木さん・久野さん)、大・中・小チーム(梶さん・髙木さん・悠木さん)、美女と野獣チーム(雨宮さん・小西さん・内田さん)の3チームに別れて、『七つの大罪』に関するクイズに挑戦する「クイズ$ミリオネス」のコーナーが行われました。
それぞれの問題では難易度に応じた点数が獲得できるようになっており、中でも100点という超高得点に設定されていたのが、宮野真守さん演じる「ギルサンダー」と、宮野さん自身に関連した問題。
残念ながら宮野さんは今回のイベントには出演されていなかったのですが、代わりにVTR出演という形で宮野さん自身によって出題が行われ、「宮野さんがずっと喋っていた方が面白いんじゃないか」という疑惑がキャスト陣から上がっていたほど、キレキレのトークで幾度となく爆笑を誘います。
また「第21話の次回予告で、ギルサンダーが歌っていた歌は?」という問題では、それぞれのチームを代表して梶さん、鈴木さん、雨宮さんの3人が「マーガレットォ~!」とオペラのように熱唱し、高らかな美声で会場を沸かせていました。
その他にも、3つの紅茶の中から10万円相当の紅茶を引き当てる問題では、ほとんどのキャスト陣が悶絶していた、ハズレにあたる酸っぱい紅茶を飲んだ鈴木さんが平然としていて「味覚がおかしい」と総ツッコミを受けたり、TVSP「聖戦の予兆」でゴウセルがとっていたポーズを、自信満々の高木さんが間違えるなど大盛り上がり。
一方で真面目な『七つの大罪』に関するクイズでは、ほとんどのチームが正解を言い当てており、それぞれのキャストの本作への思い入れの深さを感じさせます。
最終的には、三択の中から正解の紅茶を引き当てたことで高得点を獲得していた、梶さん、髙木さん、悠木さんらによる「大・中・小チーム」が優勝を飾り、賞品としてイベントのタイトルにちなんだ「スターでライトなプラネタリウム 一年間見放題権」が授与されていました。
その後、キャスト陣が生の演技を披露する朗読劇のコーナーも行われることに。
朗読劇で描かれたのは、メリオダスが結成した新世代アイドルユニット『TAI☆ZAI☆7』の面々が、ライブステージに立つ直前という、本編とはまた異なる世界の物語。
メンバーの中でもヘンドリクセンとドレファスは、アイドルに対して並々ならない思い入れをもっているようで、ホークがセンターを務めることになっている現状に対して納得がいかず、一同にアイドルとはどういった存在であるかを力説します。
そんな中、まだ決まっていなかったという今回のライブで歌う新曲のタイトルを、メリオダスの発案により、ホークとヘンドリクセン、ドレファスの3人に、アイドル力を有り余らせていたというゴウセルを加えた4人の中で、一番いい曲名を考えたメンバーがセンターを任せられることになります。
4人が悩んでいる間、勝負とは別のところでエリザベスやディアンヌらの間でもどんな曲名がいいかでトークが盛り上がっている様子。
そこで新曲の中の印象的なフレーズが「マーガレット」であることが判明すると、クイズコーナーでも見事な美声で客席を沸かせていた雨宮さんと、悠木さんによる「マーガレット」が披露されるという一幕も。
そんなやりとりが展開されている間に、4人が考え出したタイトルは「マカロンポックリ」「ポックルン」「マーガレット」「マーガレット」となり、曲名にピッタリなタイトルは「マーガレット」に決定。
同じ回答をしたゴウセルとホークがWでセンターとなる一方、落ち込むヘンドリクセンとドレファスの二人は、ソロパートという大仕事が任せられ、二人の野太い「マーガレット」が会場に響き渡るのでした。
そんな朗読劇の終演後には、キャスト陣による裏話も行われていたのですが、実は途中でマーガレットというフレーズが出ていなかったのは、完全に悠木さんによるアドリブであったことが判明します。
途中からは完全にマーガレットありきのストーリー展開となっていただけに、客席もこれにはかなり驚いていた様子。
キャスト陣から問い詰められた悠木さんは「やろうか迷ったけど、皆なら面白くしてくれると思った」とコメントしており、キャスト陣同士の強固な信頼が形成されていたからこそできた無茶振りであったことも明らかとなっていました。
サプライズゲストとして、津田健次郎さん・高垣彩陽さんも登場!
『七つの大罪』に関する最新情報としては、まず新たなTVシリーズとしいて『七つの大罪 戒めの復活』が、2018年1月より放送決定。
既にアフレコもスタートしているらしく、梶さんは「帰ってきたな、という感じ」と勝手知ったるメンバーならではの雰囲気の中、収録に望めていることを明かします。
また新シリーズにて登場する予定の新キャラクター達を演じるキャスト陣も判明。既に別記事でもお伝えしていますが、今回明らかになった新キャラクターのキャストは以下の通りです。
エスカノール:杉田智和
マトローナ:佐藤利奈
ゼルドリス:梶裕貴
エスタロッサ:東地宏樹
ガラン:岩崎ひろし
メラスキュラ:M・A・O
ドロール:小野大輔
グロキシニア:小林裕介
モンスピート:津田健次郎
デリエリ:高垣彩陽
グレイロード:遊佐浩二
フラウドリン:小西克幸
さらに会場には、〈十戒〉の中から津田健次郎さんと高垣彩陽さんが、サプライズゲストとして登場。
実は高垣さんは最初のTVシリーズの時にオーディションを受けていたそうで、そこから違った形での出演という念願が叶う形となったのだとか。
一方の津田さんは、割れんばかりの大歓声を受け「このお客さんの反応を聞くと、これは頑張らないといけないなと改めて感じました。」と、人気作品ならではのプレッシャーに負けない意気込みを露わにしていました。
そんな『七つの大罪』ファミリーの一員となった二人がすんなりと現場に馴染めるよう、既に出演しているキャスト陣が「七つの大罪とは○○である」というポイントを教えるというコーナーも行われます。
中でも鈴木さんからの、「七つの大罪とは梶裕貴をいじり、宮野真守に翻弄され、久野美咲に癒される現場である!」というメッセージは、まさに今日のイベントをそのまま総括したような内容となっており、客席からも強い共感を呼んでいた様子でした。
そして発表はそれだけに留まらず、今回のイベント公演の模様を収録したBD・DVDの発売に加え、2018年の夏には劇場版の公開が決定!
1月より放送予定のTVシリーズに続いて、2018年が『七つの大罪』尽くしの一年となるという、とっておきのサプライズに、会場の熱気も最高潮となる中、「新発表の高揚感を皆さんと共有することができて、本当に嬉しいです。まだ放送開始までは時間がありますが、それまでに原作をもう一度読み返して、アニメに備えていただければ」と梶さんが挨拶し、盛りだくさんのステージの幕は閉じられました。
[取材・文/米澤崇史]
★新作TVシリーズ タイトル
『七つの大罪 戒めの復活』
(読み:ナナツノタイザイ イマシメノフッカツ)
放送時期:2018年1月放送開始
●スタッフ
原作:鈴木央(講談社「週刊少年マガジン」連載)
監督:古田丈司
副監督:田中智也
シリーズ構成:吉岡たかを
キャラクターデザイン:戸谷賢都・佐々木啓悟
プロップデザイン:宮川治雄
色彩設計:茂木孝浩・岡崎菜々子
美術監督:伊東広道
美術設定:成田偉保
撮影監督:木村俊也
CG監督:軽部優
編集:後藤正浩
音楽:澤野弘之・和田貴史
音響監督:若林和弘
制作:A-1 Pictures
●キャスト
メリオダス:梶裕貴
エリザベス:雨宮天
ホーク:久野美咲
ディアンヌ:悠木碧
バン:鈴木達央
キング:福山潤
ゴウセル:髙木裕平
マーリン:坂本真綾
ギルサンダー:宮野真守
ハウザー:木村良平
グリアモール:櫻井孝宏
●新キャラクター
エスカノール:杉田智和
マトローナ:佐藤利奈
ゼルドリス:梶裕貴
エスタロッサ:東地宏樹
ガラン:岩崎ひろし
メラスキュラ:M・A・O
ドロール:小野大輔
グロキシニア:小林裕介
モンスピート:津田健次郎
デリエリ:高垣彩陽
グレイロード:遊佐浩二
フラウドリン:小西克幸