過酷な罰ゲームの数々を受けた小林裕介さんと高橋李依さんがスバル状態に!? アニメ新作エピソードも発表された『リゼロ』MF文庫J 夏の学園祭2017ステージレポート
MF文庫Jより刊行中の長月達平先生による小説『Re:ゼロから始める異世界生活』(リゼロ)。現代から異世界へ召喚された主人公のナツキ・スバルが、記憶を引き継ぎながら、自身の死により時間を巻き戻すことのできる「死に戻り」の能力を得て、降りかかる過酷な運命に立ち向かっていく物語を描いた作品です。
2016年4月にTVアニメ化し、同年9月まで2クール放送された本作が、2017年9月10日(日)、ベルサール秋葉原にて行われたライトノベルレーベル・MF文庫Jの作品が一挙集合する一大イベント「MF文庫J 夏の学園祭2017」に参加!
ここでは、キャスト陣によるフリートークから、原作者書き下ろしの朗読劇、さらに新発表も飛び出した「『Re:ゼロから始める異世界生活』スペシャルタイム」のステージレポートをお送りしていきます。
今回のステージに登壇したのは、小林裕介さん(ナツキ・スバル役)、高橋李依さん(エミリア役)、松岡禎丞さん(ペテルギウス役)ら3人のキャスト陣。
ファンの方はご存じの通り、ペテルギウスはスバル&エミリアとは敵対しているキャラクターであり、3人が『リゼロ』のステージで揃いうというのは、かなり珍しい組み合わせとなっています。
かといって交流がないかというとそうではなく、実は『リゼロ』のキャスト陣は日頃から連絡を取り合うほど仲が良いそうで、月に一回は集まって食事もしているのだとか。
先月にはレム役の水瀬いのりさんと高橋さんが一緒に探しあてた店に、キャスト一同で足を運んでバーベキューを楽しんでいたという、親密さを感じさせるエピソードも明かされていました。
一方、トーク中には単独でのアプリのLINEのスタンプが発売されるほどの人気をもつ、松岡さん演じるペテルギウスに関する話題で大盛り上がりすることに。何かと使い勝手がいいペテルギウスのLINEスタンプは『リゼロ』のキャスト陣の間でも活躍しているのだとか。
最近ではゲームのコラボレーションなどでも引っ張りだこになっているペテルギウスですが、その活躍ぶりを「スバルよりも出番が多い!」と小林さんが嘆くと、客席からは爆笑が沸き起こります。
その後は、用意された様々なコーナーに沿う形でステージは進行していき、まず行われたのが「ペテルギウスの見えざる手を打ち破れ!!!」というコーナー。
これはペテルギウスの「見えざる手」に見立てたボートに取り付けられた風船に向かって、キャスト陣がダーツを投擲。見事風船を割ることができれば、ご褒美か罰ゲームのどちらかが書かれた紙を、ボックスから引くことができるというものです。
最初は、プラスチック製のダーツでの力加減がわからず、命中したにも関わらず風船が割れないというハプニングも発生。しかし、その後すぐに力加減をつかんだ高橋さんと小林さんは次々とダーツを命中させ、順調に風船を割っていきます。
ところが、なぜか二人の引くものは“かわいいポーズを披露”、“自分の一番好きな部分を挙げる”など、過酷(?)な罰ゲームばかり。
果てには、精神的なダメージを受けすぎた小林さんと高橋さんが、「死に戻り」を繰り返したことで心を折られてしまった作中のスバルのように、体育座りで座席の陰に隠れてしまうという光景も繰り広げられることに……。
一方の松岡さんは、挑戦した2回の内、両方で清々しい暴投を決めてしまい、あえなく失敗……に終わったかと思われたのですが、「見えざる手」の力による「泣きの一回」で行った挑戦に見事に成功。
しかもその一回で、今回唯一のご褒美となった“二人から褒めてもらう”という引き当てる強運っぷりも見せつけます。
ただ、役者として真剣に尊敬していることをガチトーンで告白されるのは、やはりかなり恥ずかしかった様子の松岡さん。ご褒美という名目ではあったのですが、「結局、これも罰ゲームなのでは?」と困惑するオチがつく結果となっていました。
長月達平先生書き下ろしの朗読劇の後には、アニメに関する新発表が!
続いて行われたのが、「Re:ゼロから始める学園祭生活」のコーナー。今回は「夏の学園祭」をテーマにしたイベントということで、「もしも『リゼロ』で学園祭が開かれたら?」という妄想を具現化する形で、原作者である長月達平先生書き下ろしのストーリーをキャスト陣が生朗読するという、ファンにとってはたまらない内容となっています。
しかもそこで描かれていたのが「エミリアと一緒にメイド喫茶で働き、スバルを接客するペテルギウス」や、「エミリアの魔法の力で舞踏会に行けるようになったペテルデレラが、スバル王子と結ばれる」といった、インパクト抜群のものばかり。
中でも、お化け屋敷にスバルとエミリアがやって来たシチュエーションでは、ペテルギウスがお化け役として大活躍したかと思いきや、最後にはエミリアまでもがペテルギウス化してしまうという、ホラーテイストな展開が繰り広げられることに。
エミリア役の高橋さんは、あのペテルギウス独特のトーンで、「怠惰ですねぇ!」と絶叫する熱演も披露し、客席の度肝を抜きます。
まさにここでしか見ることができない、ぶっ飛んだ展開の数々に客席も大喜びで、数えきれないほどの爆笑が沸き起こっていました。
そしてステージの最後には、新規アニメ映像が上映され、『Re:ゼロから始める異世界生活』のアニメ新作エピソードの制作が決定したことがサプライズ発表されることに!
アニメの詳細は、今回のステージでは明かされませんでしたが、待ちに待った新たな『リゼロ』の映像展開に、客席の各所から割れんばかりの喜びの歓声が上がっており、その熱気は最高潮へと達していた様子でした。
まだまだ新たな展開が続く『Re:ゼロから始める異世界生活』。今後明からになっていくであろう、アニメの新情報にもご注目下さい!