『メルヘン・メドヘン』第四話「いるべき場所、帰る場所」あらすじ&場面カット公開! 第三話アフレコ後キャストインタビュー公開
シナリオ原案に小説家・松 智洋氏、キャラクター原案にイラストレーター・カントク氏を迎えてお送りするオリジナル作品『メルヘン・メドヘン』。現在、小説が第3巻まで刊行され、ゲーム化決定&コミカライズ連載中です。
その『メルヘン・メドヘン』の第四話「いるべき場所、帰る場所」あらすじ&場面カットが到着しました!
第四話 「いるべき場所、帰る場所」
脚本:松 智洋・金月龍之介/絵コンテ:川畑えるきん/演出:上田 繁
総作画監督:森川侑紀/作画監督:みやち、中島大智、池田広明、木下由美子、菊池一真
アメリカのリン、ロシアのマリヤ、中国の雪梅・雪蘭、インドのマハーカーリー。各校代表の露天風呂バトルの幕が開ける・・・!? 葉月はイギリス代表のアーサーに心の弱さを指摘され、諸国連合リーダーのカザンに戦いを挑まれ傷を負ってしまう。それを見た静は「私はあなたの友達ではありません」と冷たく別れを告げるのだった。
さらに、第三話アフレコ後キャストインタビュー公開!
毎週アフレコ終了後に、収録直後の感想や放送話について語っていただくインタビュー連載。第3回目に登場していただくのは上田麗奈さんと加隈亜衣さんです。
原書の内容などの知識を持つほどに楽しめる作品なのかなって思いました。(加隈)
ーー『メルヘン・メドヘン』の印象をお聞かせください。
上田:小説を読ませていただいたんですけど、ひとりひとり…特にシンデレラの葉月ちゃんの心のありようがちゃんと見えてくる作品だなと思いました。学生ならではの繊細さ、子供っぽいところがあるけど、もがいている感じとかが感じられて、そういうところもすごく丁寧に描かれている作品だなという印象が強かったです。キラキラした部分がちゃんと感じられるところが素敵だなというか。
ーー若さとか、青春感みたいなことですかね?
上田:そうですね。ひとりひとりの人間性みたいなところはすごく感じられました。
加隈:私はオーディションの資料で、原案に松智洋先生が入っているのを知って。私のアニメデビューが、モブではあるんですけど松さん原作だったんです(『パパのいうことを聞きなさい!』)。それで、あっ!って思いました。そこからキャラクターの設定を見たり、セリフを読ませていただいたんですけど、本当にいろんなキャラクターがいて。あとはシンデレラとかかぐや姫というキーワードもすごく新鮮に思いました。魔法モノでかぐや姫ってあまり結びつかないし、シンデレラも魔法は出てくるけど、そういう感じじゃない魔法がベースになってたりするので不思議な世界感だなと思いました。あと学校という舞台にも親近感がありましたね。
その中でもアガーテはセリフで「第一の魔弾」とか、結構カッコいいセリフをキメキメで言っていたと思いきや、実はかわいいものが好きだったりして、結構二面性というかギャップのあるかわいい子なんですよ。だから作品として、いろんなことが描かれているんだろうなって思いました。
ーー考えてみると、要素はすごく多いかもしれないですね。お二人は第三話から登場となりますが、作品に参加する嬉しさ、喜びというのはありましたか?
上田:まず、「アーサー・ペンドラゴンです」って言えるのが嬉しい(笑)。
加隈:名前がすごいよね。ペンドラゴンって。
ーー強そう。
上田:カッコいいですよね(笑)。噂に聞くアーサー・ペンドラゴン役として携われるのが嬉しいし、どんなことになってしまうんだろうと思いました。アーサーさんの魔法は第三話の時点では描かれていないんですが、どういうスケールの技が来るのか気になってます! でもアフレコに来てみて、想像していた作品のキラキラがそのままあったので、携わる前から感じていた期待が、現場にいい形であったなと思いました。作品を読んでいた身としては、すごく嬉しかったです。
ーーでも、途中から入るというのは…。
上田・加隈:緊張しました…。
ーー加隈さんはいかがですか?
加隈:私、カントクさんの絵が個人的に好みなんです。今回何役かオーディションを受けさせていただいたんですけど、その中でもアガーテの金髪ロングな姿に一目惚れしていたので、この子かわいい!って思っていた役をお願いしますと言っていただけたのが純粋に嬉しかったです。『メルヘン・メドヘン』の世界観。魔女とか魔法少女って小さい頃からの憧れも強かったので、その不思議な世界に入れることがすごく嬉しかったですし、それぞれ魔法の使い方も違うので、これからあるバトルで、どういう魔法の使われ方をするのか気になりますね。アガーテさんの原書って、本というより『魔弾の射手』というオペラなので、それがどんなものなのか調べたんですけど、意外とアガーテさんっぽいところがあったりして。なので、知識を持つほどに楽しめる作品なのかなって思いました。
オリジナル作品だからどういう子なのかまだ把握できてないところもあるのですが、台本の続きを読むのが楽しみです。
ーー緊張したというアフレコはどうでしたか?
加隈:休み時間も盛り上がっているし、差し入れが第三話だとイギリスの紅茶のお菓子で、作品にちなんだものなので、そういうところで共通の話題ができるのはいいなって思いました。あとは(楠木)ともりちゃんが制服を着ているんですけど、ともりちゃんを温かく見守ったり。この作品のキャラクターって、本当に悪い人がいないんです。誰も傷つかない。アガーテはキツいなって思うセリフとかもありますが、誰かを傷つけようとしているわけではないところがいいなって思います。そういう雰囲気をキャストさんも持っているから、すごく温かい現場だと思います。
上田:うんうん、確かに。やさしい現場です。
ーー今後、ギスギスすることがあるかもしれませんよ?
上田:すごい人が出てくるかも?
加隈:「やっべー、全員を傷つけてく!」みたいな? でも、リン・デイヴスという口の悪い女の子は出てきますからね。どうかき乱してくれるのか(笑)。
エンディング主題歌「sleepland」に浸りながら気持ちよく眠りについていただけたら嬉しい(上田)
ーーお二人が演じるキャラクターについて教えてください。アガーテは、先程二面性という言葉がありましたが。
加隈:まず、見た目がすごくきれいで、できる女な感じがあって、実際に三強のひとりなんですけど、完璧すぎて周りに人がいなくなる現象が起きる子です。本人は内心何でだろう?って思っているんですけど、相手への声のかけ方も、自分が思っている出力じゃないものを出しちゃう子で、コミュニケーションが不足しがちなんですね。でも、かわいいものが好きだし、相手のことを気遣ったり、人が近づいてきてくれたことに普通の人以上に喜んでしまう。なので、内心と周りが思ってる人物像との差も大きい子なのかなって思います。もったいないと思うんですけど、その不器用な感じもかわいいなって思います。
ーーどんな点を気にして演じましたか?
加隈:最初淡々としてるんですけど、静に対しては思ったことを素直に出しやすいみたいで、包み隠さず思いをぶつけるんですよね。もうちょっとうまいやり方もあるんじゃないかって思うかもしれないんですけど、真っ直ぐゆえに強めに出てしまう。あとは周りに誤解を与えちゃうような言い方は心がけてます。
ーーアーサーも三強の一人ですが、いかがですか?
上田:いたって真面目。おかしなことを言おうとしているわけではなく、自分の中での組み立てはしっかりしているんですけど、そのアウトプットの仕方が、言葉をかけきらなかったり、説得もしきれないところがあるというか。モノローグが言葉で出てきちゃってるような感じのアウトプットの仕方なので、雰囲気がミステリアスだったりするんですね。鋭すぎるゆえに天然なところが出たりするところがあるのかなって思います。あとおおらかで、動物と話たりするところもあるので、そういうところで生活してるからこその観察力なのかなって思いました。
ーー上田さんは動物と話したりは…。
上田:できないです……。(思いついたように)あっ!! いや……できないです(笑)。
ーーなんかふわっとした雰囲気は似てますよね。
上田:浮世離れしてるところは出せたらいいなと。表現の仕方、アウトプットの仕方は近いものがあるかもしれないですね。最後までかけきらないところとか、私の癖でもあるので、似ている部分はあると思います。
ーー第三話の収録を終えましたが、いかがでしたか?
加隈:カボチャ…。
上田:一緒! かわいかった~。
加隈:カボチャの逃げ方がかわいかったんですよ。本当にメルヘンって感じだった。
上田:足が生えて逃げてくところがかわいかった~~。
加隈:声もかわいくて、みんな“はぁ~”って。
上田:李 雪梅(リ・シュエメイ)の吉岡麻耶さんが兼役でやっていたんですけど、それがかわいかったぁ。
ーーカボチャ以外だと?
上田:私はそれこそアガーテさんもすごく素敵だなって。三強が揃うシーンで、親しい仲である静ちゃんに対しては、おそらく普段よりも多めに感情が出てしまう感じが絶妙で。きっと静ちゃん以外への、そこまで心を開いていない人へのお芝居も今後見られると思うので、楽しみです。私はそのアガーテさんのお芝居が一番印象に残ってます。
加隈:嬉しい。カボチャに並んだね(笑)。でもアーサーさんの声も、上田ちゃんからのイメージは何となく持ってはいたんですけど、すごく大人っぽい雰囲気が新しく感じて。これはアガーテでも強く出れないぞ!って思いました。実際横にいるんですけど、しゃべるたびに包まれる感じがあって、すごく独特の雰囲気なんです。それが未知な感じがして素敵だなって。いつも(上田さんの)ファンになりますね。
上田:う~。優しい世界(笑)。
加隈:やっぱり一緒に出てきた分、意識はしちゃいます。あとはAパートの最後でおでこに原書がぶつかっちゃうところで、静ちゃんもああいう反応をするんだって思いました。
ーー今後の見どころは?
加隈:歌! (上田さんが歌う)エンディング!
上田:ありがとうございます!エンディングは第三話以降もずっと変わらないはずです(笑)。「sleepland」はしっとりとした曲になっていて、そのまま眠りに誘うような。本の中、夢の中へ入っていけるような歌になっていますので、浸りながら、気持ちよく眠っていただけたら嬉しいです。シングルには最初のPVでも流れていたイメージソング「誰もわたしを知らない世界へ」も収録されるので、よろしくお願いします。
あと、アーサーさんはまだミステリアスな面が多いので、今後どういう一面が見えてくるのか楽しみにしてほしいです。3話だと葉月ちゃんがまだブーフ・ヒュレを使えていないので、果たして使えるようになるのか。そこもドキドキする部分だと思うので、4話以降も見守ってください。
加隈:ヘクセンナハト! とても言いづらいヘクセンナハトが開かれる前ですけど、アガーテは強豪としてどう出てくるのか、どういう戦い方をするのかを楽しみにしていただきたいです。戦ってくれますよね? 気づいたら負けていたとかイヤですよ(笑)。なので、そのシーンでどんな絵が付くのかも楽しみにしています。アニメオリジナルということで、小説との違いも楽しみにしてほしいですね。アニメを見て小説を読んでみたり、小説を読んで、アニメはこうなってるんだと思ったり。そういう楽しみ方をしてもらいたいなと思います。
ーーでは最後に、自分のキャラクターへメッセージをお願いします。
上田:……。
加隈:上しゃまとアーサーがしゃべってたら面白そうだね(笑)。
ーーすごくゆっくりとした空気が流れるでしょうね。
上田:会話が進まなそうです(笑)。
加隈:亀とかがゆっくり歩いてそう(笑)。
上田:たしかに(笑)。ではアーサーに! ゆっくり2人で、お互いマイペースに進んでいきましょうね! 紅茶でも飲みましょう。
加隈:私はアガーテにですね。私、あまり気の強い方が得意ではないので、その素直な内面を見せてくれると付き合いやすいです。でも顔はとっても好みなので、これからも仲良くしてくださいね。少ない友達と深く付き合うのも素敵だと思うので、その一人に加えてほしいなって思います。あの容姿であの力があるので、きっとファンもいるだろうし、モテモテになるとちょっとヤキモチを妬いちゃうけど、私には仲良くしてください(笑)。
新しい物語が紡ぎ出されるオリジナルTVアニメーション『メルヘン・メドヘン』。
今後の展開にどうぞご注目下さい!
作品情報
タイトル:「メルヘン・メドヘン」
(間は全角中黒)(英語表記 Maerchen Maedchen)
メドヘン(Maedchen)=ドイツ語で、少女の意。本作では見習い魔法使いのことを差す。
オリジナルTVアニメーション放送決定
毎週木曜放送中!
AT-X 毎週木曜21:00
(リピート放送:毎週土曜13:00/毎週日曜26:00/毎週火曜29:00)
TOKYO MX 毎週木曜22:30
BS11 毎週木曜26:00
※放送日時は変更になる場合があります。
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