山下大輝さん、佐倉綾音さんら豪華声優10名が登壇!笑いあり、涙ありの「僕のヒーローアカデミア 雄英文化祭」レポート
去る2017年11月26日(土)、千葉・八千代市市民会館大ホールにてスペシャルイベント『僕のヒーローアカデミア 雄英文化祭』が行われました。
『僕のヒーローアカデミア』(以下、ヒロアカ)は『週刊少年ジャンプ』(集英社 刊)で連載されている、堀越耕平氏によるヒーロー漫画。2016年にTVアニメ1期、2017年に2期が放送され、そして今年4月からのTVアニメ3期放送と、オリジナル長編劇場版の夏公開が発表されています。
イベントには山下大輝さん(緑谷出久役)、三宅健太さん(オールマイト役)、岡本信彦さん(爆豪勝己役)、佐倉綾音さん(麗日お茶子役)、石川界人さん(飯田天哉役)、梶裕貴さん(轟焦凍役)、悠木碧さん(蛙吹梅雨役)、増田俊樹さん(切島鋭児郎役)、畠中祐さん(上鳴電気役)、諏訪部順一さん(相澤消太役)の総勢10名のキャスト陣が登場。笑いあり、涙ありの名場面鑑賞会やクイズコーナー、朗読劇など様々な催しで会場は大盛り上がりとなりました。
本イベントは昼の部・夜の部の二部制で行われましたが、本稿では昼の部の様子をお届けします。
まずは、「熱いバトル」をテーマにキャスト陣にアンケートを取り、そこで挙がったワンシーンをピックアップ。ステージ上のスクリーンに迫力あるシーンの数々が映し出されました。
一つ目は雄英体育祭での「切島鋭児郎VS鉄哲徹鐵」のシーンから。切島を演じた増田さんは「役者人生を懸けて演じましたね。相手に負けたくないから、大きな声を出した方が勝ちだと思って声を出しました」と語りました。
結末は死闘の末、引き分けに終わる戦いですが、それでも負けない気持ちを前面に出す演技が声優にとって大切なようです。
次に雄英体育祭の「爆豪勝己VS麗日お茶子」のバトルシーンがスクリーンに映し出されました。「喉がガサガサになりながら声をマイクにぶつけました」とお茶子を演じた佐倉さん。それに対し、叫ぶセリフが多い爆豪を演じる岡本さんが「オレはいつもガサガサよ」とポツリと言うと、会場は笑いに包まれました。
三つ目はこちらも雄英体育祭から「緑谷出久VS轟焦凍」のシーン。梶さんが「このシーンは、轟の物語が本当の意味でスタートした瞬間でもあります。轟役が決まったときから、この場面を演じたいと思っていました」と念願のバトルシーンに込めた想いを語ってくれました。
一方で主人公・出久を演じる山下さんは「轟くんと100%の力で戦いたい。でも戦えない無力さ、くやしさがあったし、初めて出久の我が出てきた場面でもあったのかな」とシーンを振り返ります。
続いて「ヒーロー殺しステインVS飯田・出久・轟」のシーンが紹介され、石川さんが「飯田くんとシンクロして演じることができた」と語りました。
最後は期末テストでの「オールマイトVS出久・爆豪」の師弟対決かつライバル同士の共闘シーンが選ばれました。オールマイト役の三宅さんはこのシーンを「不器用なお父さんと息子たちのケンカ。微笑ましくもあり、熱いやり取りだなと感じました」としみじみ話しました。
観客・キャスト陣も涙する「泣けるシーン」
熱いバトルの後は、珠玉の「泣けるシーン」。爆豪に負けたお茶子が父親に電話をかけるシーン、轟が母親と対峙するシーンなどが映し出されると、観客席からはすすり泣く声が漏れ、キャスト陣の目にも涙が。たっぷり泣いた後はキャラクターの「変顔シーン集」が登場し、一転して会場に笑いがあふれました。
続いての企画コーナーでは、常闇踏陰役の細谷佳正さんがVTRで登場。三宅さん、佐倉さん、悠木さん、石川さんの手相占いを行い、鑑定内容の一部を予想するというクイズコーナーがスタートします。
細谷さんの独特で不思議な雰囲気、鑑定結果が「繊細」「文才がある」など共通するものが多いこと、大喜利の様相を見せたキャスト陣の解答に、会場は大盛り上がりでした。
ついにアニメ第3期の放送日程が明らかに!
イベントの最後の催しは、キャスト陣による朗読劇コーナー。朗読劇は雄英文化祭を舞台にした物語で、いつもの1-Aの面々で演劇をすることになったというストーリーでした。
声優陣が繰り出すアドリブの数々、敵(ヴィラン)の個性によって、キャラの性格が真逆になってしまうという設定、迫力ある声優さんの生演技に観客は大満足な様子でした。
全てのコーナーが終了すると、お知らせとしてアニメ第3期放送時期が「2018年4月」と発表され、観客から、この日一番の歓声と拍手が!
そして、最後に声優陣一人ひとりが3期への想いと観客へのお礼を述べ、イベントは終了となりました。
諏訪部順一さん(相澤消太役):『ヒロアカ』のイベントでまたステージに立てたことを嬉しく思います。来年からの3期にもご期待下さい!
畠中祐さん(上鳴電気役):上鳴として思いっきり弾けて、アホになることも厭わずに頑張ろうと思います!
増田俊樹さん(切島鋭児郎役):男気あるぜぇ~‼ ありがとうございました!
悠木碧さん(蛙吹梅雨役):手相を見てもらって、感動していっぱい泣いて、たくさん笑って、とても幸せな空間でした。また3期でもよろしくお願いします。
梶裕貴さん(轟焦凍役): 3期の内容は原作を読むと、ますます「深い!」と感じるシーンが沢山あります。応援、よろしくお願いします。
石川界人さん(飯田天哉役):第3期放送まで半年ありますが、あっという間だと思います。みなさん、この熱意を保ったまま待っていただけたらと。本当に今日はありがとうございました。
佐倉綾音さん(麗日お茶子役):今日は皆さまと2期の振り返りができて、作品への愛を感じることができました。今日の皆さまの笑顔やせつない表情を思い浮かべながら、3期に向けて頑張っていきたいです。
岡本信彦さん(爆豪勝己役):みなさんに負けないように3期でも頑張って叫んでいきたいと思います。
三宅健太さん(オールマイト役):有精卵ども、ちっとは温まったかい? 第3期は熱くしてやるからな、お楽しみに!
山下大輝さん(緑谷出久役):このイベントで改めてみんなと絆を深めることができた気がします。その絆を3期に持っていって、みなさんにお届けできたらなと思っています。これからも応援よろしくお願いします!
[取材・文/冴島友貴]
◆アニメ『僕のヒーローアカデミア』第3期2018年4月7日(土)放送スタート!
毎週土曜夕方5:30 ※一部地域を除く
読売テレビ・日本テレビ系全国29局ネット
<イントロダクション>
『僕のヒーローアカデミア』は、週刊少年ジャンプ(集英社刊)で連載中の堀越耕平によるシリーズ累計発行部数が1300万部超の人気コミックを原作としたTVアニメ。舞台は総人口の約8割が何らかの超常能力“個性”を持つ世界。事故や災害、そして“個性”を悪用する犯罪者・敵<ヴィラン>から人々と社会を守る職業・ヒーローになることを目指して、ヒーロー輩出の名門・雄英高校に通う少年・緑谷出久の成長、戦い、友情のストーリーが繰り広げられていく。そんな本作は「ドラゴンボール」「ONE PIECE ワンピース」「NARUTO-ナルト-」といった「友情・努力・勝利」の系譜を継ぐ、“新世代”ジャンプ王道。その“ヒロアカ”のTVアニメが、2016年の第1期、2017年の第2期に続いて、第3期が2018年4月より放送スタート!
<ストーリー>
超常能力“個性”を持つ人間が当たり前の世界。No.1ヒーローのオールマイトと出会った“無個性”の少年・緑谷出久、通称「デク」は、その内に秘めるヒーローの資質を見出され、オールマイトから“個性”ワン・フォー・オールを受け継いだ。デクはヒーロー輩出の名門・雄英高校に入学し、クラスメイトたちと互いを高め合う切磋琢磨の毎日を過ごしていた。
雄英高の生徒同士が激突するビッグイベント「雄英体育祭」、プロヒーローの下で技を磨く「職場体験」、“ヒーロー殺し”ステインとの死闘、期末テストでのオールマイトとの戦い、そして敵(ヴィラン)連合の死柄木弔との邂逅…。次々と課される試練に対して、デクはヒーローを目指して果敢に立ち向かっていく。一方、死柄木や、オールマイトの宿敵である巨悪オール・フォー・ワンも仲間を増やし、その悪意をふくらませるのだった。
デクの、最高のヒーローになるための道と、敵(ヴィラン)たちとの戦いは、ますます加速していく!
<スタッフ>
原作:堀越耕平(集英社「週刊少年ジャンプ」連載)
監督:長崎健司
シリーズ構成:黒田洋介(スタジオオルフェ)
キャラクターデザイン:馬越嘉彦
キャラクターデザイン補佐:小田嶋瞳
音楽:林ゆうき
アニメーション制作:ボンズ
<キャスト>
緑谷出久:山下大輝
爆豪勝己:岡本信彦
麗日お茶子:佐倉綾音
飯田天哉:石川界人
轟焦凍:梶裕貴
蛙吹梅雨:悠木碧
八百万百:井上麻里奈
切島鋭児郎:増田俊樹
相澤消太:諏訪部順一
死柄木弔:内山昂輝
オールマイト:三宅健太
オール・フォー・ワン:大塚明夫