舞台版『夢色キャスト』がついに開幕！ ステージ上で輝く7人のキャストに夢を見よう！──『夢ミュ』ゲネプロレポート

ミュージカル劇団を題材にした大人気ミュージカル・リズムゲームアプリ『夢色キャスト』の舞台化、ミュージカル・リズムステージ「夢色キャスト」が2月7日（水）よりAiiA 2.5　Theater Tokyoにて公演がスタートしました。

ミュージカル劇団「夢色カンパニー」で繰り広げられてきたアプリのストーリーが、舞台公演としてどのようにリアルに表現されるのか、期待している"脚本家"（アプリゲームのプレーヤー、ファンの総称）もたくさんいることでしょう！

ここでは、ゲネプロのレポートと囲み取材でのキャスト陣のコメントをお届けします。

ミュージカル劇団がリアルに！　舞台でしか見れない見どころ満載

ミュージカル・リズムステージ「夢色キャスト」では、アプリのストーリーを元に、ミュージカル劇団「夢色カンパニー」のキャストたちが、脚本家・彩瀬まどか（君島光輝）との出会いをきっかけに再び夢を追いかける始める、"始まり"のエピソードを描いています。

ストーリーには、アプリでは描かれていないキャストたちのバックボーンが組み込まれ、これまでに何度もストーリーを読み込んできた脚本家のみなさんでも、さらに物語を楽しむことができる構成になっているのではないでしょうか。

さらに、注目していただきたいのは "オムライス"！　「夢色カンパニー」の中で大切な行事である"勝負オムライス"は、もちろん本公演にも登場するのですが、ちょっとした遊び心が組み込まれたシーンになっていますので、ぜひご期待ください！

囲み取材キャストコメント

ゲネプロ前に行われた囲み取材には「夢色カンパニー」のキャスト、朝日奈響也役・西川俊介さん、藤村伊織役・鈴木身来さん、橘 蒼星役・鶴田亮介さん、桜木陽向役・高岡裕貴さん、新堂カイト役・敦貴さん（α-X's）、雨宮 仁役・丸山龍星さん、城ヶ崎昴役・遥城さん（α-X's）の7名と、本作で演出を担当した佐藤徹也氏が登壇し、作品の見どころや意気込みを語りました。

──『夢色キャスト』は「夢色カンパニー」という１つのミュージカル劇団を題材にしているものですが、アプリゲームの劇団をミュージカル化するということで、どのような思いを持って取り組まれてきましたか？

鶴田亮介（橘 蒼星役）：ストーリー的にも立ち上げのところを描いているのですが、僕の中では、今回集まったメンバーが実際の一劇団としての"旗揚げ"というところを凄く意識したというか、感じながら約2ヶ月の稽古をしてきました。本当に1個1個自分たちで作った舞台で、嘘じゃなく本当にそういった気持ちで臨んでいるので、そういう部分が脚本家の皆さんに伝わればいいなと思う反面、今回が旗揚げなので、今はすごく緊張しています。

西川俊介（朝日奈響也役）：蒼星（鶴田）が言ってくれた様に、一劇団として団結するというか。このメンバーでカンパニーなのでそのままやればいいのかなと。

佐藤徹也（演出）：信じてるってことでいいのかな？　彼は大丈夫かなってなるくらい緊張しいでして。この取材でも既に緊張しているのを見ると心配です。

西川：今日来る時の電車でも緊張してました（笑）。そうですね、そういうことです。みんなで力を合わせて、信じて演じていきます。

鈴木身来（藤村伊織役）：原作のミュージカルリズムゲームというアプリがある中で、僕たちができることってなんなんだろうなと一番最初に考えていました。今2.5次元という舞台が凄く流行っているんですけど、そこに何か投じるじゃないですけど。一度、僕たちがやる意味はなんなんだろうというところから改めて考え直してみたんです。

原作はもちろん大切で、凄くリスペクトはしているんですけど、僕たちは僕たちで作品を作り上げていくというところからやっているので、お芝居の方も、演出の徹也さんがすごくストレートにつけてくれているので、そこは今までにない舞台に仕上がったんじゃないかなと思っています。

丸山龍星（雨宮 仁役）：僕は稽古を２ヶ月間してきた中で本当に、『夢色キャスト』ってこんな感じなんだろうなとすごく感じていました。稽古中でもみんなそれぞれに響也らしいところや伊織らしいところもあったし。キャスト1人1人が本当に『夢色キャスト』のメンバーのような感じで、一緒に作り上げてきました。1つの作品として、１つの劇団として本当にいいものを作っていけるようにみんなで全力で演じていきたいと思います。

高岡裕貴（桜木陽向役）：僕は原作アプリの『夢色キャスト』をすごくやり込んでいて、大好きな作品なんです。僕たちもアーティストだったり、役者をやっていたりとかするんですけど、みんなが稽古している時の様子を見ていると、個々が『夢色キャスト』のキャストみたいにムードメーカーや、締めてくれる人だとかいろんな立ち位置の人がいるんです。自然とみんなの立ち位置ができあがって、その中で1つの劇団が仕上がっていて、それがお芝居にも反映していると思います。

徹也さんがいつも「そこに存在しろ」とおっしゃってくれているんですけど、キャストとして、それからリアルな僕たち役者として舞台上にいることをすごく意識して稽古に臨んだので、きっと舞台上でもみんなキャストとしてそこにいることができていると思います。

敦貴（新堂カイト役）：元々アプリゲームである『夢色キャスト』がこうやって舞台化されて、稽古を2ヶ月くらいやってきて、ようやく本番です。「夢色カンパニー」というのは劇団のお話じゃないですか。その劇団のお話を、1つのカンパニーとして、1つの作品を舞台上で披露するということがとても新鮮だと感じました。

そして新堂カイトというキャストを演じるにあたって、個人的なことになってしまうんですけど、歌を作る担当が新堂カイト何ですよ。だから「CALL HEAVEN!!」だったり、その1つ1つの曲への思い入れがとてもすごくて。1つ1つ、歌とお芝居とを思いっきり新堂カイトとしてやっていきたいなと思います。

遥城（城ヶ崎昴役）：この『夢色キャスト』が始まってから、最初に考えたことが原作があるからこそ、そこにで自分も"昴になりたいな"と思っていたんです。でも、稽古をしていくうちに自分にしかできないものだったりとか、昴がステージにいるということを期待してくださっている方がたくさんいると思ようになりました。そういう方々にも、1人1人の期待に応えていきたいという気持ちがあります。あとは、自分も昴もすごく緊張するタイプで、あとは気合いと元気で乗り切ろうと思います！

──自分自身のシーンで特に見て欲しいところを教えてください。

鈴木：僕が演じる藤村伊織という役は、元々梨園出身で単身夢色カンパニーに飛び込んできたというバックボーンがあります。伊織はすごく自分の中にある芝居に対する思いとかがものすごく強いんですけど、その中でも、型にはまってしまうだとかそういう自分の中での葛藤ももちろん抱えていて。且つ、梨園から出てきたという、自分で退路を絶って勝負してやるという思いを持ってこの夢色カンパニーに入っています。そういう感情が出てくるシーンが劇中にもあるので、そこは是非観ていただければなと思います。

西川：昨日自分たちの演技を動画で軽く観させていただいたんですけど、オープニングにマジで鳥肌が立ちました。「マジでかっこいいな」と思いましたね。自分たちなんですけど、俺らかっこいいです（笑）。

佐藤：自分が踊ったりしている姿は、西川くんという人からするとちょっと滑稽なのかな？

西川：そうですね、西川としてはちょっと苦手なんですけど。この2ヶ月間本当にビシバシ鍛えていただいたので、それを脚本家の皆さまに観ていただけたらなと思います。

鶴田：僕が演じている橘蒼星は、普段はみんなのことを周りから支えている存在で、どちらかというとみんなをバックアップするような立ち位置を基本ベースにおいて芝居をしています。でも、その中に蒼星という1人の男の強さや熱さというものが見え隠れするシーンがあるんです。個人的には、僕はこの舞台でしか聞けないソロ曲を歌わせていただいているんですけど、そういったところでのアプローチを見て欲しいです。

あとは、原作のストーリーでは見れないところのバックボーンが描かれたりもしているんです。響也との関係だったり、そのほかのみんなの関係だったり。そういうところは本当にこの舞台でしか見れない部分だと僕は思うので、そこを是非楽しんでいただければなと思います。

遥城：ヒロインのまどかに向かってまっすぐ向き合う姿だったり、いこうとするけど戸惑っちゃうピュアなところが昴の見て欲しいなと思うところです。あと、すごく見どころだなと思うのは、舞台セットがすごいんです。それからエンディングがすごくハッピーな演出が待っているので、セットと演出はすごく見どころだと僕は思ってます！

敦貴：カイトとして僕もソロ曲があって、本当に会場全体をカイト色に染めてしまうくらい、一気にカイトのライブ会場にできてしまうような曲なんですけど。カイトのバックボーンにもある、バンドでガンガンやっていた頃を思い描いて、爆発させようかなと思うので、そこはとても見て欲しいです。それからカイトはちょっと可愛らしいところもあるのでそこもぜひ。

高岡：僕が演じる桜木陽向くんは、アプリの作中では衣装やヘアメイクを担当しているんですが、見ていただいたらわかるように、今回も白燕尾服でキメていまして。衣装は作品中の服もあったりなかったりで何パターンか用意してるんですけど、本当にしっかり再現されているものがと、この作品でしか着ない衣装もあったりするので、そういうところは見どころかなと思っています。

あと僕は、ちょっとソロのダンスパートがありまして。そこでもちょっとした可愛らしい衣装を着たりしているんです。そういう「このシーンでこの衣装に変わるんだ」というところも見どころかなと思います。

丸山：僕の演じる雨宮仁は、このカンパニーの中で一番年上ということで、カンパニーのお父さん的存在だと思っています。セリフのない部分とか、目の配り方や周りへの気の使い方だったりを意識して演じているので、そういうところに仁さんの優しさを感じていただけたらなと思っています。

全体的なことでいうと、ダンスがあるのでそこはみんなで1つのライブにきたような感覚で楽しんでいただけたらいいなと思っています。僕らの他にもアンサンブル方がいて、その人たちがすごいパフォーマンスをしてくれるので、キラキラしたステージを観ていただけると思います。

──演出という視点から、本公演の見どころを教えてください。

佐藤：いわゆる2.5次元と言われているジャンルのステージですが、僕も過去に何本かやらせていただいます。今回でいうと、乙女ゲームというんですかね。そういった意味でいうと結構レギュレーションが多いのが常なんですけど。SEGAさん、Lantisさんのご考慮があって。僕は以外とお笑いとかコミカルなタッチが好きで、そういったものを結構許していただい
たというところはすごく感謝しています。だからそういった意味ではコテコテな2.5次元ではなく、非常にやりがいのある演出ができたかなと思います。

僕もゲームアプリをやらせていただいたんですけど、よくできたというと上からになっちゃうんですが。すごく面白いアプリなんです。やっぱり実力のある声優さんたちが各キャストを演じられているというところをいうと、やっぱりみんなそこに引っ張られていたんです。そこで、すごく悩んでいた彼らに一回僕が「君らが感じるそれぞれのキャストを僕に見せて欲しい」と言ったんですよ。ハートで感じるそれぞれのキャストの気持ちにより添えれば、それがこのステージという世界で魅せる『夢色キャスト』になるんじゃないか、と。

彼らはアプリのものをリスペクトしながら、「君らができる『夢色キャスト』ってなんだろう」というのをこの2ヶ月間ずっと続けてきたと思っています。なので、お芝居が上手か下手かとかそういうことではなく、彼らがどうキャストに寄り添ったかというところを見ていただけたらなと思います。確実にアプリとは違う1つの作品になっているという自負があるので、そこらへんを期待していただきたいです。

──最後に、公園への意気込みと来てくださる脚本家の方々にメッセージをお願いします。

西川：約2ヶ月近く稽古をしていただいて、ダンスは基礎から、歌も腹式呼吸から教えていただきました。そこから僕らが1つ1つ積み重ねていって、今出来上がったものを早くみなさんにお届けしたいです。そして、来ていただいた脚本家の皆さんに素敵な愛と光、そして"夢"を見ていただいて、素敵な時間になればなと思います。

ミュージカル・リズムステージ『夢色キャスト』は、2018年2月7日（水）～11日（日）の間AiiA 2.5 Theater Tokyoにて上映中！　千秋楽公演はニコニコ生放送で有料生放送が決定しています。（番組ページはこちら）

［取材・文・写真／菊地真由］

ミュージカル・リズムステージ『夢色キャスト』

■会場：AiiA 2.5 Theater Tokyo
東京都渋谷区神南2-1-1
■公演日程：2018年2月7日（水）～11日（日）

ミュージカル・リズムステージ「夢色キャスト」BD&DVD情報

発売日：2018年7月25日（水）

品番：【BD】LABX-8261～2【DVD】LABM-7247～8
価格：【BD】8,000円（税抜）【DVD】7,000円（税抜）

■会場予約特典
2月7日（水）～11日（日）にAiiA 2.5 Theater Tokyo 会場CD物販ブースにてご予約いただいた方に限定特典をプレゼント！
会場予約者特典：ブロマイド8種セット
※絵柄はキャスト写真を使用したものとなります。
※特典は1会計につき1セット（8種）プレゼントとなります。
※詳細は会場のCD物販ブースにてお問い合わせ下さい。

■店舗特典
下記の対象店舗でご購入のお客様にも特典をプレゼントいたします！
・アニメイト：ブロマイド7種セット
・Amazon：ブロマイド7種セット
※どちらも異なるキャスト写真を使用した絵柄となります。
※特典の有無についての詳細は各店舗様へご確認をお願いいたします。
※特典はなくなり次第終了となります。予めご了承ください。

ミュージカル・リズムステージ『夢色キャスト』公式サイト
『夢色キャスト』公式サイト