“おじさんといっしょ”に盛り上がろうぜ!「Uncle Bomb 3rd EVENT “3チャンネル”」全力で汗をかくおじさんとの楽しい時間をレポート
「Uncle Bomb 3rd EVENT “3チャンネル”」が、2017年11月25日(土)に大阪、12月2日(土)と12月3日(日)に千葉で開催されました。
ステージ上は青空をバックに、雲や虹、さらには3チャンネルのモニュメントが置かれ、ポップで楽しげな雰囲気に、イベントが始まる前から観客もワクワクを隠せない様子。
開演を目前に、浪川大輔さん、吉野裕行さんの2人の担当カラーのピンクとイエローのペンライトが会場いっぱいに輝き、さらに高揚感を高めていました。
今回は、12月2日(土)に千葉・舞浜アンフィシアターで行われたイベントの様子をレポートします!
コンセプトは教育テレビ!? おじさんたちとの楽しい時間スタート
オープニングコントのVTRには虎の着ぐるみの浪川さんとコアラの着ぐるみの吉野さんの姿が。2人の軽快なやりとりに、会場からはさっそく笑いが起こります。
浪川さんと吉野さんの掛け声とともに『おじさんといっしょ』のコーナーが始まります。2人は両サイドの虹のゲートをくぐり、歌のおじさんこと“大輔おじさん”と、体操のおじさんこと“裕行おじさん”の姿で登場。
「みんなは1人でお風呂に入れるかな~?」という大輔おじさんの呼びかけから、みんなで“お風呂の歌”を歌うことに。着ぐるみの動物たちも呼び込み、観客も一緒に『Haile flux』を歌って踊りました。
オープニングVTRの後、フリートークのコーナーでは今回のイベントのコンセプトについての話題が上がります。3chといえばNHKの教育テレビという2人の印象から、子供番組を意識したイベントを作ったとのこと。
そんな中、浪川さんのお尻が筋肉痛だという話題に。2・3日前の撮影で高いところから何度も飛んだせいだと言い訳する浪川さんに、「後から来るやつね!」と吉野さんの鋭いツッコミも。
トークにバラエティに歌にと盛りだくさんのイベント、「お笑いは前のめりになると楽しめるので、構えずに笑いの連鎖を起こしてください!」とトークコーナーを締めました。
バラエティに富んだコーナーが盛りだくさん! とにかく笑いが止まらない
コーナー間には幕間VTRとして様々なコントが流れます。『クイズ アンクルボム』が始まると、毎回恒例となっているコーナーに歓喜の声が上がりました。
「吉野裕行が大人になってよかったなと思ったことは?」という問題に、「マンガを一気に買える」と答えた浪川さんに「つまらない大人だな」と吉野さんからの冷たいコメントが飛びます。「ガールズバーに行き放題!」という正解が発表されると会場がひと盛り上がり。
クイズに不正解だった浪川さんは、バツゲームとして“アゲアゲな衣装”で次のコーナーを盛り上げることになりました!
『よいこファンキー相談室』のコーナーが始まると、“アゲアゲな衣装”を身にまとった浪川さんが登場。観客のお悩みに答えていきます。
1つ目のお悩み相談者として、幼稚園児の衣装を着た吉野さんが客席通路から“よっちんくん”として登場。ステージ上でちょこんと正座をしたり、お悩み相談者をステージの上に引きずりあげたりと、自由に動き回るよっちんくんに、浪川さんも観客も騒然となりながらも、お悩みをボムボム吹っ飛ばしていきます。
お悩み解決の後には、『LOVE’N‘ BOMB』をお届け! 吉野さんの生着替えに観客からは黄色い声が飛びました。
2つ目の幕間VTRは『ことわざを学ぼう』。吉野さん扮することわざ博士の“寿団十郎”に、からしシュークリームを食べさせられたり、熱湯を飲まされたりと浪川さんが振り回される様子に観客には笑いの渦に包まれました。
朗読でも爆笑を巻き起こす!?
『読み聞かせ NEO 童話』のコーナーでは『シンデレラ』を朗読しました。吉野さんブス声なシンデレラを演じると、浪川さんもぽっちゃり王子を演じたりと、お互いにツッコミを入れあいながらも物語を朗読。
誰もが知っている童話の結末を捏造し、「足のサイズだけじゃ人は探せない」など様々なシンデレラの物語で笑いを誘います。
最後は、浪川さんの“キレイなシンデレラ”と“お得意の王子様”が登場し、「終わり良ければすべて良し」と物語を締めくくりました。
そのままトークコーナーへと移ると、吉野さんの暴走について、浪川さんが「打ち合わせでも『俺本番になったらどうなるかわからないんだ、自分が』って言うんだよ」と恐怖エピソードを語ります。「俺そんなこと言ったっけ?」と返す吉野さんに呆れた視線を送る浪川さんに笑いが起こりました。
幕間VTRについては、気づいたら全部受け身になっていたと話す浪川さん。コントの内容は吉野さんが夜中の3時までスタッフと打ち合わせをして作ったとのこと。吉野さんは「チャンネルと名のつくイベントなので、いろんなテレビ番組風にしたくて、しかも今回は教育テレビっぽいものを意識して作りました」とコメントしました。
1つ1つ手作りしていると話す浪川さん。グッズについても「よっちんパイセンは生地チェックから入りますからね」と、流行りのものを取り入れたりとこだわりを見せる吉野さんの話をします。
使い勝手が良くてよく現場で双子コーデみたいになるとほっこりエピソードも飛び出し、ここでも笑いの絶えない軽快なトークを披露しました。
最後の幕間VTR『エンジョイクッキング』には料理研究家の先生が登場。プリンとカレーをミキサーでまぜまぜしてカステラの味になるクッキングでは会場からどよめきと悲鳴が巻き起こりました。
後半戦はライブで盛り上がる! 2人のおじさんに魅了されるステージ
イベントの後半はライブコーナーに突入。1曲目の『ノーウェイバット』では、浪川さんが会場に手を振ったり、吉野さんもステージ上でジャンプしたりと一気に盛り上げていきます。
『ACID BLUE SKY』では観客のペンライトもブルーに変わります。背中合わせになったり、掛け合いもカッコよく決めて歌い上げます。
『Always』はステージ背景も星空へと変化し、しっとりとした雰囲気に。回転するステージも使用し、観客を魅了していきました。
MCでは、浪川さんが「何かを伝えたいという気持ちを持って歌わせてもらっています。何かを表現しているんだなと思って聴いていただけたら、余分にみなさんにも刺さるんじゃないかなって思う歌もあります」と話します。
それに続いて吉野さんも「みなさんが“いいな”と思うものを作り続けていくべきだと思っています」とUncle Bomb2人での歌について語りました。
続く『哭くな吠えるな彷徨うな』ではバックダンサーも登場。ステージをさらに盛り上げながら、力強く歌い上げます。
『Yeah Oh!』では客席を隅々まで駆け回ります。吉野さんは客席に足をかけて観客を煽り、浪川さんは1人1人と丁寧にハイタッチをして観客を楽しませました。
ラストは「明るく笑顔で帰れますように」という願いも込め、2チャンネルの時に毎回最後はこれにしようと決めた『一粒の星』を披露。観客も一緒に手を左右に振ったり、手拍子をしたりと一体感抜群でライブを締めくくります。
最後の挨拶では、「たくさん足を運んでくれて、みなさんがいるからもっともっといいものをたくさん作りたい、楽しんでいきたいという思いが強くなります」と吉野さん。
浪川さんも「トークの部分は1回も打ち合わせしていないんです。今までのも全部アドリブ」と裏話もポロリ。
『2人だったらできることというのがあるから、“Uncle Bomb“としてやれる部分もあります。「幾つになっても、汗かいて、全力でエンタメやろうよ!」という“Uncle Bomb“のテーマがあって、それは「いつまでたってもあなたたちのおじさんであり続ける」という約束なんだよ』と2人で優しく観客に語りかけました。
挨拶を終えると、ステージをぐるりと1周し、客席の隅々にまで手を振り指をさして1人1人にじっくりと丁寧にファンサを送りました。深々とお辞儀をして2人でハイタッチすると、たくさんの拍手に見送られながら虹のゲートをくぐり、笑顔と優しさに溢れたイベントを締めくくりました。
[取材・文/菊地真由]