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『三ツ星カラーズ』琴葉役・日岡なつみキャラソンインタビュー

『三ツ星カラーズ』キャラソンインタビュー 琴葉役・日岡なつみさん│ゲームパロディ満載な楽曲は“ファンの力があれば”ライブで盛り上がること間違いなし!

2018年1月より好評放送中のTVアニメ『三ツ星カラーズ』。結衣・さっちゃん・琴葉の小学生3人組による正義の組織「カラーズ」が、平和な上野の平和を守るため日夜(嘘、夕方まで)、街を駆け回る『月刊コミック電撃大王』で連載中のコミックが原作の作品です。

1月に発売したOP・ED主題歌に続き、カラーズの3人が歌うキャラクターソングシリーズが3ヶ月連続リリースされます。この度、アニメイトタイムズでは、カラーズの声優陣にキャラクターソングインタビューを実施!

最後となる第3弾は琴葉役の日岡なつみさん! 4月25日(水)発売の結衣のキャラクターソングに収録される「1st Stage クリヤー☆」「セカイセイフクのススメ」を中心に、作品全体の振り返りや「天才!カラーズTV」についても伺いました!

平和のために世界征服! 琴葉一色の2曲はライブで盛り上がること間違いなし!

──収録を終えた感想をお願いします。

琴葉役・日岡なつみさん(以下、日岡):琴葉として、ひとりの歌唱は初めてでしたが、「琴葉そのままだな」という楽曲を2曲作っていただいたので、私としては歌いやすく、楽しく収録させていただきました。

──琴葉のキャラクターソングを収録するうえで、どういったところを意識して歌われたのでしょうか?

日岡:琴葉って普段は感情も薄かったり淡々としていたり、キー的にも低いところで喋っているキャラクターじゃないですか。そんな彼女が歌うと差が生まれてしまうため、その差をどうやって埋めようかなと考えました。

それはOP・ED主題歌でもそうだったんです。今回の楽曲もテンションは高めかつ音程的にも高い部分があったので、いかに琴葉から逸脱しないで歌うことができるかを意識しながら歌わせていただきました。

──なるほど。まずは「1st Stage クリヤー☆」についてお伺いしますが、こちらはどういった曲になっているのでしょうか?

日岡:タイトルでは「クリヤー」と言っているんですけど、多分クリアしていない曲です(笑)。聴いていただいたり、歌詞を見ていただいたら分かると思いますが、琴葉の大好きなゲームを楽曲にしたような内容になっています。

懐かしいゲームのパロディ要素が入っていたり、音的にもどこかで聞いたことのあるようなピコピコなゲーム音が入っていて、まるっとゲーム一色になっていました。

──日岡さんが思う聴きどころを教えてください。

日岡:さっきのパロディ要素のところもそうですが、全体的にセリフが多いんですよね。琴葉っぽいセリフなんですけど、意外と本編で言っていないようなセリフもあるので、そこも注目してほしいです。

あと曲の構成も聴きどころで、普通の曲とは違うんです!(笑) 最初のメロディが出てきたと思ったら「20XX年、世界はなんかすごいやつの炎につつまれた・・・」と言い出したり、かと思えば「上、上、下、下、左、右、左、右、A、B」と言い出したり、構成が目まぐるしく変わっていくところは引き込まれますし、飽きないと思います。

歌ってみてもハイカロリーだったので、聞いている方もあっという間に終わっていると思います。それくらい色々な展開があるので、きっと楽しんでいただけるポイントです。

 

──本来なら1Aや入サビから順々に始まりますよね。

日岡:普通はそうだと思うんですけど、いろいろな要素が挟まっているので、かなりバラエティに富んだ楽曲になっています(笑)。きっと試聴動画で聴いただけでは満足できないと思います! 

一番だけだとこの楽曲の良さは半分も伝わらないと思いますし、最後まで聴いてもらって完成すると思うんです。

──ライブでどのように披露するのか見当のつかない楽曲だと思います。

日岡:そうですね。レコーディングするときはパートごとに分けて収録したので、ライブで歌うとなるとどうなるのか……楽しみにしてほしいです(笑)。

絶対に盛り上がる曲ですし、みなさんの掛け声や合いの手が必要不可欠な曲なので、みなさんと一緒に盛り上がりたいと思います。

──それこそ「上、上、下、下、左、右、左、右、A、B」とか、合いの手が入れば盛り上がると思います。

日岡:是非やってほしいです!(笑)

──お気入りの歌詞やフレーズをお聞かせください。

日岡:基本的には偉そうにしていたり、ゲームの下手さを不安に感じる歌詞など琴葉っぽいセリフがあるんですけど、サビの「3人でいようよ グロいゾンビなっても 友達だよね 絶対、いっしょ、だから ゆびきりだ!」という歌詞が可愛いんですよね。

心の中では結衣やさっちゃんが大好きなんですけど、言葉に出すことはほとんどないので、ふたりに対する思いやりを改めて感じることができてほっこりしました。とてもお気に入りです。

──キャラクターソングならではですね。また、先ほど話されていたようにパロディ満載の歌詞でしたが……。

日岡:「ここは○○(作品名)っぽい感じで!」みたいにディレクションいただいたりして面白かったです(笑)。

──もうひとつの「セカイセイフクのススメ」は、どういった曲になっているのでしょう?

日岡:こちらも「ゲームクリヤー」な曲かつ、この世界の平和のため、琴葉が世界征服を“する”楽曲になっています(笑)。だから2曲通して、世界征服をしてやると意気込む楽曲になっているんです(笑)。

結衣とさっちゃんは、どちらの曲もテイストが異なっていると思うんですけど、琴葉に限ってはどちらもテイスト的には似ているんですよね。

制作の方にも「琴葉はこうだよね!」と伺っていて、ゲームをしたり世界征服をするところなど、ブレない琴葉という芯があるので、あえてその方向性で制作されたそうです。

だから、どちらも琴葉というキャラクターを一貫して2曲に落とし込まれたと伺っていました。なので、この曲もピコピコ音が聞こえてちょっと電波っぽい琴葉ならではの曲です!

──どういったところが聴きどころだと思いますか?

日岡:琴葉がただ偉そうに「世界征服をしてやる!」と言うのではなく、琴葉の弱い部分も歌詞に出てくるので、そのテンションの上がり下がりが聴きどころかもしれないです!

もう「私が世界征服してやる! ひれ伏せ!」という部分もあれば、「もしかして私はゲームが下手なのかな?」と不安になったりする落差は収録でも意識したので、そこを楽しんでいただければ嬉しいです。

あと聴いただけでは分からない琴葉やカラーズならではの当て字にも、ぜひ歌詞カードを手にとって確認していただけると楽しさが倍増すると思います。

──歌詞も「1st Stage クリヤー☆」に負けず劣らず、インパクトの強いフレーズばかりでした。

日岡:「ダッダッダダッ! ゲームクリヤー」というセリフがあるんですけど、そこは琴葉がゲームのボタンを連打しているところなんじゃないかなと思っていて。

だから、この曲はゲームをしながら「私が世界征服をして、この街を平和にしてやるんだ!」と琴葉が思っているのかなと想像しつつレコーディングさせていただきました。

──こちらのお気に入りのフレーズは?

日岡:Dメロに出てくる「おもちゃ箱散らかしたみたいな この街が私の居場所だから 宇宙人に侵略されても 返り討ちにしてやろう」という歌詞からは「琴葉って上野を居場所にしているんだ」と改めて感じて感動しました(笑)。

「居場所って思ってるんだ……琴葉~!」みたいな(笑)。「やっぱり上野が好きなんだね~!」という親心のような気持ちになりました(笑)。

──(笑)。

日岡:琴葉は普段から結構過激な発言をしていますし、意外と興味の有無がはっきりしていると思うんです。その中で「この街が居場所だから」という歌詞からは、琴葉にとって上野への想いを感じることができたので嬉しかったです。

やっぱり上野の平和を守るカラーズの一員ですからね、いい子だなと思いました(笑)。

──3月をもってキャスト発表から1年ですから、愛着もひとしおですよね。

日岡:もうそんなに経ったんですね! でも『三ツ星カラーズ』は、アニメが始まる前から「天才!カラーズTV」などでだいぶ長くお付き合いしているので、キャラクターへの愛もとても深いです。

ついに日岡さんの弱点が判明!?

──「1st Stage クリヤー☆」の歌詞には「いろんなゲームが まだまだあるから やり足りない、物足りない、時間が足りない」というフレーズがありますが、日岡さんが琴葉のゲーム並に熱中しているものはありますか?

日岡:ずっと好きなのは漫画ですね。小学生くらいから毎日一冊は読んでいるくらい好きなので、もうライフワークのようになっています。

──少女漫画とか?

日岡:なんでも好きです! それこそ小学生の頃は少女漫画から読み始めて今でも読んでいるんですけど、少年漫画や青年漫画も今では読みます。

──例えばどういった作品が好きなのでしょう?

日岡:例えば…『宇宙兄弟』が好きです。少年漫画も好きですし、あとは戦国時代に女子高生がタイムスリップして恋愛をする……みたいな、そういった作品も読んでいます。

最近は歴史物が好きで歴史を授業で習っているときは苦手だったんですけど、漫画で分かりやすく描かれているとその時代に興味が湧いてきてマイブームのジャンルになっています。

──かなり幅広いジャンルの漫画を読まれているんですね。また「セカイセイフクのススメ」では、第6話でも明らかになった琴葉の弱点について触れられているフレーズもありますが、ずばり日岡さんの弱点を教えてください……!

日岡:方向音痴です(笑)。

──それは目的地までの道を迷ったり?

日岡:スマホのアプリがあるので基本的には大丈夫なんですけど、たまに迷ったりします。ただ、外はまだ良くて、中にいるときに方向が分からなくなるんです。

先日、初めて行ったスタジオのお手洗いで迷っちゃって。一緒の演者さんとお手洗いに行って少ししてから「先に戻ってますね」と言って扉を開けたんですけど、そこは違うトイレだったんですよ……!

──……?

日岡:つまり、私が開けた扉は出口ではなくて、別の個室の扉で、開けたらそこに便座があったんです!(笑) それを別の演者さんの前でやってしまって、その方も「え?」って顔をしてて(笑)。きっとその方も、私が開ける前から異変に気がついていたと思うんです(笑)。

で、恥ずかしくてちゃんと出口の方の扉から出たものの、今度は動揺もあって真逆の方向に帰ろうとしてて、その演者さんに「逆だよ」と教えていただいて……すごい方向音痴を発揮しました(笑)。

疲れてたのでしょうか……だから方向感覚には自信がなく、もしかしたら弱点かもしれません……!

琴葉役として過ごした1年間、『三ツ星カラーズ』の思い出は?

──全体を通して『三ツ星カラーズ』という作品を振り返ってみていかがでしょう?

日岡:もう振り返るような時期なんですね……。アフレコ現場でもゆっきー(結衣役の高田憂希さん)と、第8話の収録あたりで「もうこんな後半の話数なんだね」「もうこんなに来ちゃったんだね」って話していました。『三ツ星カラーズ』って、日常を描いている作品じゃないですか。

エピソードによっては色々な展開がありますけど、後半に向けて何かが変わるような内容じゃないと思っていて。3人の日常を季節を追って描いていく作品なので、それもあって3人と一緒に毎日過ごしていたという感覚が大きいのか、まだ始まったばかりの心持ちだったんです。

本当にあっという間にアフレコの最終回を終えましたし、「天才!カラーズTV」も今振り返ると全12話もやってきましたが、それだけの話数をこなした気がしないくらい、毎回楽しんで収録させていただきました。私たちも童心に返った気持ちで楽しんでいるうちに、気付いたら最終回でした。

──全話放送されましたが、お気に入りのエピソードはありますか?

日岡:いっぱいあるから悩むんですけど、特に好きなのは第5話「どうぶつえん」の“かわいぞう”ですね(笑)。全話に言えることですが、『三ツ星カラーズ』は背景の上野の描写が緻密に描かれていて、さらに第5話の上野動物園のエピソードは、実際にその通り回れるコースになっているそうなんです。

それもスタッフのみなさんのロケハンされていたりと、かなり力を入れて描いてくださって、私もお気に入りのエピソードのひとつです。

また、上野動物園のお話の前の、カラーズが昔の遊びをするシーンも好きなんですよね。小学生と遊んでくれる時点で少年の心がある斎藤さんですけど、それでも昔の遊びに興奮して少年らしい表情が出ているところは面白かったです。

あと琴葉がけん玉を振り回しているところは、演じていても楽しかったです(笑)。

──もう悪ガキでしたからね(笑)。

日岡:いやー、悪ガキでしたね(笑)。ああいうところでテンション上がっちゃうところは、まさに小学生っぽいなと思って可愛いなと思いつつ演じさせていただきました。飛んでいる紙ひこうきをけん玉で打ち落としたくなる気持ちは、個人的にもすごく分かります……!(笑)


 

──(笑)。「天才!カラーズTV」も全12話で放送を終えましたが、こちら印象に残っている回はありますか?

日岡:色々なことをさせていただきましたが、第5話で体験したご祈祷は印象に残っています。上野の摩利支天徳大寺さんに伺ってアニメのヒット祈願をさせていただきましたが、一生忘れない経験だと思います! 

やっぱりご祈祷してもらう機会はなかなかありませんし、3人共初めてだったので貴重な体験をさせていただきました。

──スタッフの方がお札をもらってアフレコ現場に持ってくる話は聞きますけど、キャストの方が直接ご祈祷する機会はなかなかありませんよね。

日岡:本堂の中でご祈祷してもらうときの独特の張り詰めた空気で緊張もしましたし、和尚さんが読み上げる祝詞の中に『三ツ星カラーズ』という横文字が入ってきてちょっと面白く思ったりしました(笑)。

あと祝詞の中に私たちの名前も入っていて感動しました! そのご祈祷していただいたお札はプロデューサーさんがアフレコスタジオに持ってきてくださって、ブースの中に飾った状態で収録に挑ませていただいたので、そこからパワーを貰った気がします!


 

──最後になりますが、CDの発売やイベントを楽しみにしているファンの方へメッセージをお願いします。

日岡:琴葉として、ひとりで歌わせていただくことは初めてで、「琴葉のキャラソンはどんな内容になるのかな?」とワクワクしていたら、100%琴葉な素晴らしい楽曲を歌わせていただけたので、自分としては嬉しく、楽しみながら歌わせていただきました。

きっとみなさんも満足していただけるような仕上がりになっていると思います。『三ツ星カラーズ』のファンのみなさんや、琴葉推しのみなさんに聴いていただきたい楽曲になっています。ぜひCDをお手にとって、たくさん聴き込んでいただければ嬉しいです!

そして、その聴き込んだ楽曲をライブで披露させていただけると思います。特にこの琴葉の2曲はライブで盛り上がること間違いなしです!

ちなみに私ひとりでは完成しない曲になっているので、ぜひ聴き込んでいただいて「ここは絶対に俺たち、私たちの力が必要だ!」と思うところを、ライブで一緒にコールしてくださると嬉しいです。

ぜひぜひライブに来て、一緒に盛り上がって頂けたらと思います!よろしくお願いします!

──ありがとうございました。

[取材・文・撮影/鳥谷部宏平]
 

CDリリース情報

商品名:三ツ星カラーズ キャラクターソングシリーズ03 琴葉
発売日:好評発売中
価格:1,620円(税込)

TVアニメ「三ツ星カラーズ」から琴葉が歌うキャラクターソング第3弾が登場!!
いつも一緒の仲良し3人組が初のソロ歌唱に挑みます。

尽きる事の無いゲーム愛と、カラーズや上野の皆への本音?も少し詰まった「1st Stage クリヤー☆」、
琴葉なりのちょっと過激な平和を歌った「セカイセイフクのススメ」に加え、
アニメオープニング曲「カラーズぱわーにおまかせろ!」、エンディング曲「ミラクルカラーズ☆本日も異常ナシ!」の
琴葉メイン歌唱Ver.も収録と三ツ星ファン必聴のシングルCDです♪

【収録内容】
01. 1st Stage クリヤー☆
02. セカイセイフクのススメ
03. カラーズぱわーにおまかせろ!(琴葉Ver.)
04. ミラクルカラーズ☆本日も異常ナシ!(琴葉Ver.)
05. 1st Stage クリヤー☆(instrumental)
06. セカイセイフクのススメ(instrumental)

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