山崎エリイさんインタビュー|2ndシングルはTVアニメ「七星のスバル」EDテーマ「Starlight」! 大人になった新しい山崎エリイを見せたい
山崎エリイさんの約1年4ヶ月ぶりとなる2ndシングル、TVアニメ「七星のスバル」のエンディングテーマ「Starlight」が8月22日にリリースされます。レコーディングを終えた彼女に、楽曲に対する思いやレコーディングでのエピソードを話してもらいました。
20歳になって初めてのシングル
──初のアニメタイアップ、おめでとうございます。
山崎エリイさん(以下、山崎):アニメのタイアップは夢だったので、最初にお話を聞いたときは実感がなかったです。これまでキャラクターソングがエンディングに使われたことはありましたけど、ソロでは初めてだったので、いろんな想像をしました。
自分の歌が流れたときにどんな心境になるんだろうとか、ソロでの世界観だけでなく、アニメの世界観も含めて歌うってどういうものなんだろうとか、いろいろ考えることが多かったです。
──責任からくる不安やプレッシャーも大きいですか?
山崎:もちろん責任もあって、初めてのアニメタイアップだからもっと頑張らなきゃ! と思いました。レコーディングは終わったのですが、これから歌うときもアニメを思い浮かべて歌いたいし、アニメを作ってくださっている方の思いも感じながら歌うことができたらなと思います。
──曲を受け取ったときはいかがでしたか?
山崎:最初2曲あったんです。オシャレでアップテンポな曲としっとりとスローテンポな「Starlight」があって、どちらになるのかな? と思っていたんです。
でもエンディングテーマなので、しっとりと星が流れるような情景が浮かぶほうがいいのかなぁと思っていたら、そちらが選ばれていました。
──しかも自身の楽曲「空っぽのパペット」と同じ金子麻友美さんの詞曲ですね。
山崎:もう、お久しぶりです! という感じでしたし、最初に曲を聴いたときは、最高! という感じでした。
すごく好きな曲調だし、「七星のスバル」の原作を読んでるときのBGMにしていたら、すごくリンクしていたんです。歌詞がすんなり入ってきて、アニメを見ていないのに、アニメを見ているような感覚になりました。
原作は幼馴染同士が久しぶりに再会するところから始まるんですけど、少し苦い過去がある……というお話なんです。最初は1番の歌詞だけいただいていたのですが、2番を含めて聴いたときに印象が全然変わってきて。2番のほうがもっと心の奥に入ったような、過去のことを強さに変えるような歌詞だったんです。
レコーディングも、最初はしっとりと優しく、語りかけるように歌ったほうがいいのかなと思って、少しウィスパー気味に歌っていったんですけど、自分の歌声を自分で聴いたときに違和感があって。
今回はこういう感じじゃない気がする! と、あらためて歌詞を見ていたら、ひとつひとつの言葉に強いメッセージがあったんですね。なのでバラードなんだけど、なるべく強弱をはっきりとさせた、メリハリのある歌い方にしていきました。
──レコーディングは苦労しましたか?
山崎:すごく久々のレコーディングだったので、感覚をつかむまでは大変でした。やはりタイアップって、自分を出しつつアニメにも寄り沿わなければいけないと思うので、どの程度自分を出せばいいのかで悩んだし、その感覚も不思議だなぁと思いました。
久しぶりだったので情景を思い浮かべることも難しくて、ディレクションをしていただきながら、どうにかして声を歌に乗せられればなって。
あとは原作を読み進めながら、そのイメージをして歌っていましたね。そういうことも含めて、新鮮で楽しくレコーディングができました。
──ジャケットの撮影も終えたそうですね。
山崎:「Starlight」ということで、少し青みがかったジャケット写真になりそうです。衣装は、1stアルバムと1stシングルは紫をベースにしたお洋服だったのですが、今回は白いお洋服でティアラを付けているんです。ポイントとして黒が入っているので、キラキラ感もありつつ、しっとりとした少し大人な感じもある衣装になっていると思います。
ただ、撮影の時は、嬉しくてニコニコしてしまったのがずっと表情で出てしまっていたらしく、「なるべくスンとしてください」と言われるまで、そのことに気づきませんでした。それからは、笑わないよう、ニコニコ禁止!と思いながら撮影をしていました(笑)。
──では最後に、ファンの方々にメッセージをお願いします。
山崎:10代でデビューをして、あっという間に20代になりました。20歳になって初めてのレコーディングでありシングルです。
これまでは自分の世界観をお見せする感じだったのですが、初めてそれ以外の、アニメを作っている側として歌を歌うことになります。
そういう意味でも、新しい山崎エリイをお見せできるよう、頑張りたいと思います!
[取材・文・写真/塚越淳一]