『戦国BASARA』の熱で中野サンプラザがヒートアップ! 豪華出演者が大爆笑を巻き起こした「バサラ祭2018〜夏の陣〜」【昼の部】をレポート!
2018年7月14日(土)、中野サンプラザホールにて、『戦国BASARA』のイベント「バサラ祭2018〜夏の陣〜」が開催されました。
『戦国BASARA』とは、カプコンから発売されているアクションゲームで、テレビアニメ、舞台、ドラマCD、コミックスなど幅広いメディアで展開中の大人気シリーズ作品です。
今回のバサラ祭には、ゲーム『戦国BASARA』から関智一さん、保志総一朗さん、森川智之さん、森田成一さん、三木眞一郎さん、石野竜三さん、中原茂さん、速水奨さんの声優陣8名、斬劇『戦国 BASARA』から眞嶋秀斗さん、中尾拳也さん、伊阪達也さん、汐崎アイルさん、白又敦さん、瀬戸祐介さんの6名が登壇。
オリジナルを含めた朗読劇やトークコーナー、バサラ祭おなじみの東西対抗合戦(ゲームコーナー)、そしてアニメ&斬劇で新たな情報も解禁となりました! 本稿では、熱くも笑いに包まれた【昼の部】の模様をお届けします!
【出演者】
ゲーム『戦国BASARA』キャスト
関智一さん(石田三成役)
保志総一朗さん(真田幸村役)
森川智之さん(片倉小十郎役)
森田成一さん(前田慶次役)
三木眞一郎さん(後藤又兵衛役)
石野竜三さん(長曾我部元親役)
中原茂さん(毛利元就役)
速水奨さん(明智光秀・天海役)
斬劇『戦国BASARA』キャスト
眞嶋秀斗さん(伊達政宗役)
中尾拳也さん(徳川家康役)
伊阪達也さん(前田慶次役)
汐崎アイルさん(後藤又兵衛役)
白又敦さん(長曾我部元親役)
瀬戸祐介さん(明智光秀役)
クリエイター
小林裕幸さん(『戦国BASARA』シリーズプロデューサー)
オリジナルストーリーも交えた生アフレコに大興奮!
突如、ステージに設置されたスクリーンに現れた後藤又兵衛(CV:三木眞一郎)と片倉小十郎(CV:森川智之)。小十郎が、かつての主君・黒田官兵衛について又兵衛をいじりながらも、公演の注意事項を伝える面白いオープニングからスタートします!
いよいよ始まる「バサラ祭2018〜夏の陣〜」。最初のコーナーは声優陣による生アフレコ“戦国ドラマ絵巻(前編)”。
関智一さんと石野竜三さんがステージに登場し、ゲーム『戦国BASARA4』石田三成ルートのストーリー(一部)が生披露されました。徳永家康(CV:大川透)だけに闘志を燃やす三成と、その三成に立ち向かう元親のやり取りに最初から胸熱です。
場面が変わり、次に登場したのは森川智之さんと保志総一朗さん。真田幸村が大阪城に入る前に、小十郎と会合を行うというオリジナルストーリーが繰り広げられます。
大阪での戦いに向けて、それぞれの想いを伝え合うシーンに、伊達陣と真田陣の特別な関係性が伺えました。
続いては、森田成一さんと保志総一朗さんが登場し、ゲーム『戦国BASARA2』第3章より前田慶次の初登場シーンが生披露されました。
「恋」について説く慶次にタジタジになるピュアな幸村に、会場からも笑いがこぼれます。
そして最後の生アフレコは、石野竜三さん、速水奨さん、三木眞一郎さん、中原茂さんが登場し、4キャラクターによるオリジナルストーリーをお届け。
元親の掛け声に「アニキー!」と客席のレスポンスもあり、会場がヒートアップしていきます。
生アフレコが終わると、本公演の出演者一同がステージに大集合。斬劇の俳優陣チームは会場から登場するというサプライズで会場から黄色い声が飛び交いました。
全員そろったところで、森田さんのMCにより、トークコーナーへと進みますが……ステージ上に用意されたイスに座ろうとする保志さんを関さんと森川さんが邪魔するお茶目なシーンも。
すると、保志さんは関さんの膝の上に座るという微笑ましい姿に、再び会場から黄色い歓声が飛び交います。
ここで、『戦国BASARA』シリーズプロデューサーの小林裕幸さんもステージに登場。先ほど繰り広げられた4本の戦国ドラマ絵巻についてトークすることに。
1本目のドラマ戦国絵巻では、三成と対峙している時だけ元親は落ち着いていると話す石野さん。関さんは家康一直線の三成はまっすぐで分かりやすいと語りました。
2本目について話す保志さんに、隣にいる関さんがオフマイクでちょっかいを出し始めます。しどろもどろになる保志さんの様子を、会場全体がニヤニヤしながら見守るという一体感に包まれました。
又兵衛と組み、穴道を利用する光秀が目指した先には、元親と元就が争う戦場だったというオリジナルストーリーが繰り広げられた戦国ドラマ絵巻4本目では、この4人のチームは安心してやり取りができると話す三木さん。
「それは、黒田官兵衛(CV:小山力也)がいないからですか?」(※1)と森田さんのツッコミに、客席からは大爆笑と拍手が沸き起こります。
※1:以前開催されたファンミーティングで、小山力也さんがアドリブを連発していたため。
斬劇チームはルーズな人が多い!? 色んな意味でヒヤヒヤした公演中の裏話を披露!
次に、2018年3月に公演された斬劇『戦国BASARA 第六天魔王』のトークへ。
徳川家康を演じた中尾拳也さんは、キャスト全員が戦うオープニングで、汐崎アイルさん演じる後藤又兵衛のスピードが公演を重ねるごとに速くなったと感じたのだとか。「いつか本当に殺されるのでは」と思うほどヒヤヒヤしたそうです。
そんなスピード力を発揮した汐崎さんは、島左近役の斉藤秀翼さんのルーズさに逆にヒヤヒヤしたとのこと。
スタンバイをしていた汐崎さんが、開演間際になっても舞台袖に誰も来ないと焦っていたところ、「やばい、やばい」と武器を持ちながらやってきた余裕の斉藤さんに「やばいじゃないよ!」とツッコミを入れたこともあったのだとか(笑)。
舞台の裏話に、会場のファンたちも笑いながら耳を傾けていました。
今回初参加という明智光秀(2代目)役の瀬戸祐介さんは、大鎌2本を扱うのが本当に大変だったとのこと。
また、ゲーム&アニメで声を担当する速水さんと初めてお会いした時には鳥肌が立ったと語ります。そんな瀬戸さんの言葉に、どこか速水さんも恥ずかしそうにしていました。
ゲストとして参加した長曾我部元親役の白又敦さんは、1シーンだけの登場で、稽古の段階から台本がなかったのだとか。台本がない生ならではの緊張感もすごく楽しかったと話します。
俳優陣の裏話を聞く中、1人を残して「では、斬劇は以上で……」と打ち切る森田さん。意図的に振ってもらえなかった前田慶次役の伊阪達也さんは「森田さ〜ん!!!」と応え、いじられるシーンもあり、和やかな雰囲気に包まれます。
本公演に出演していない前田慶次がなぜステージに登場しているのかは、後ほどの発表で明らかに……!
猿飛佐助(CV:子安武人)が大活躍! TVアニメ『学園BASARA』最新情報
“もしも武将が現代の高校生だったら”をテーマにしたTVアニメ『学園BASARA』の最新情報がついに発表!
TBS、BS-TBSほかにて2018年10月より放送開始となります! さらに、第1弾キービジュアル&PVも解禁! PVでは西川貴教さんが担当するテーマソングも初公開となっているのでお見逃しなく!
▼第1弾PVも解禁!
テーマが“学園”の本アニメは、発表されている18キャラクターのほとんどが学生ですが、光秀だけ保険医。「それじゃあ病気できないじゃないですか」と言う関さんに笑いが起こります。
そんな保険医の光秀を演じる速水さんは、女性キャラクターのセーラー服が見どころなのだそう。特に、「お市さんが最高です」とおっしゃっていました。
ここで、小林プロデューサーから新たな出演キャラクターの発表が! なんと、三木さん演じる又兵衛の出演が決定しました! 嬉しい発表に、三木さんと斬劇で又兵衛を演じる汐崎さんが抱き合い、嬉しい気持ちを爆発させます。
また、保志さん曰く、真田の主従関係はそのまま表現されているのでブレがなく、安心して見られるとのこと。
さらに、子安武人さん演じる猿飛佐助がたくさん喋り大活躍しているそうです。佐助ファンにとっては嬉しい情報に、喜びの声を上げるファンもたくさんいらっしゃいました。
中原さん演じる元就は1年生で吹奏楽部部長。今回はメガネをかけており、いつも頭にかぶっている“オクラ帽子”(兜の形がオクラに見えることから名付けられた)をかぶっていないとのこと。
「じゃあオクラ帽子はどこにあるのか?」と中原さん自身考えたところ、“オクラホルン”や“オクラッパ”など、楽器にオクラがあったら楽しそうと発言し、笑いを誘います。
果たして、『学園BASARA』にオクラ帽子が出てくるのか、こちらも要チェックです!
さらに、学園には菜園があるとのことで、小十郎は相変わらず畑を耕し野菜を育てているのだそう。
また、小林プロデューサー曰く、最大の見どころは若本規夫さん演じる織田信長。『学園BASARA』では学園長を務めており、学園を意のままにする織田信長の暴走ぶりも必見です。
『学園BASARA』は第1話から面白い! と全員口を揃えておっしゃっていたので、最初から見逃せません!
保志さんがステージ上から消える…!? 大爆笑のバサラ祭恒例“東西対抗合戦”
まだまだ楽しい時間は続きます! 続いてのコーナーは、“東西対抗合戦”という名のゲームコーナー!
●東軍
森田さん、石野さん、伊阪さん、中原さん、白又さん、速水さん、瀬戸さん
●西軍
関さん、保志さん、眞嶋さん、森川さん、中尾さん、三木さん、汐崎さん
2チームに分かれて、第1回戦の「一刀両断!戦国スイカ割りバトル」へ。それぞれのチームから代表3名を選び、リレー方式でスイカを割るまでの時間が早かったチームが勝利するというもの。
スイカを割る人は目隠しをしているので、同チームがうまく誘導しなければなりません。
【東軍】は石野さん→中原さん→伊阪さん、【西軍】は汐崎さん→眞嶋さん→保志さんの順で、【東軍】先攻でゲームスタートです!
順調にまっすぐ進み見事スイカを割った石野さん。続いて、中原さんはゆっくりと進みますが、同チームのナイスな誘導でスムーズにヒット。
最後の伊阪さんは歌舞伎の真似をしながら進み、勢いよくスイカを割り、【東軍】は1分25秒という結果になりました。
一方、【西軍】は誘導がうまく伝わらず、汐崎さんと眞嶋さんは何度も刀を振ります。なんとかスイカを割り、最後の保志さんにバトンが渡りますが、関さんの意図的な誘導で舞台袖に消えてしまう展開に……。
舞台袖でそこにないスイカを必死に割るという保志さんは、最終的にステージ上から消えてしまい、会場は今日一の笑いに包まれました。
面白い展開になった結果、【西軍】のタイムは3分07秒&途中失格となり、罰ゲームである「恥ずかしいポーズ」をすることに。
それぞれのキャスト陣が恥ずかしいポーズをする中、関さんはノリノリで、保志さんと合わせワザを繰り広げ、笑いを巻き起こしていました。
会場の熱が急上昇したまま、第2回戦「民の思い届け!戦国ジェスチャーゲーム」へ。ステージ画面に映るお題を、会場のファンたちがジェスチャーでキャスト陣に伝えるというもの。
会場の全員が立ち上がり、1本目のお題「花火大会を見る伊達政宗」を体を使って必死にジェスチャー。ジェスチャーを見て両チームも必死に答えを振り絞り、ファンに応えていきます。
続いて、2本目「プールで泳ぐ徳川家康」、3本目「盆踊りを踊る前田慶次」のお題に対してジェスチャーを繰り広げ、最終的に同点という結果になりました。
引き分けということで、両チーム全員で罰ゲームとなる「イケメンポーズ」をすることに! 俳優陣も声優陣も体を精一杯使って、それぞれのイケメンポーズを披露。客席からも自然と、歓声と拍手が沸き起こりました。
斬撃『戦国BASARA』の最新情報で歓喜の嵐!
2018年10月に新作があるとだけ発表されていた斬撃『戦国BASARA』ですが、映像が公開され、斬劇『戦国BASARA』蒼紅乱世の公演が決定!
『「紅」未来への誇り』が12月7日(金)〜12月16日(日)、続いて『「蒼」THE PRIDE』が12月21日(金)〜12月30日(日)に、東京・オルタナティブシアターにて、シリーズ初の蒼紅”二作連続で上演されます。
3月の公演で出演されなかった前田慶次役の伊阪さんがいるのは、“蒼”に出演されるからとのこと! そんな伊阪さんは、再び斬劇に参加できるということで、ワクワクした様子を見せていました。
また現在、脚本作成中。さらに、演出家の要望で、笑いに特化した限定オリジナル演目「笑劇」が日程限定で実施されます。
キャストと物語は同じで、演出と役者でコメディータッチの劇をお届け! 「もしかしたら“オクラホルン”があるかも?」と、早速、笑劇の案が出てきて盛り上がります。
今回は、西野太盛さん演じる宮本武蔵も登場するので、一体どんな劇になるのか、笑劇を含めてお楽しみに!
最新情報で興奮が冷めやらぬまま、「もしも武将があの職業だったら」という即興芝居のコーナーへと進みます。小林プロデューサーが引いたくじのお題に合わせて、長曾我部元親・前田慶次・伊達政宗の武将たちが現代の職業に就くという即興芝居です。
「前田慶次=刑事」「伊達政宗=コンビニ店員」「長曾我部元親=ラーメン屋の店員」の3本立てで、役者全員がお題に応じたテーマで力を合わせ、90秒間の即興芝居を繰り広げていきます。
熱意に溢れた刑事の前田慶次が出てきたり、伊達政宗がダジャレを言ったり、汐崎さんがナレーションで場を盛り上げたりと、見事なチームワークでユーモア満載のお芝居を披露します。
即興芝居とは思えない面白さに、お腹を抱えて大爆笑している方もたくさんいらっしゃいました。高いクオリティに、10月に上演される「笑劇」への期待も高まります!
▼ティザーPVも公開!
最高にカッコいい『戦国BASARA』 武将たちの戦いはまだまだ続く!
斬劇『戦国BASARA』のコーナーが終わると、戦国ドラマ絵巻(後編)が始まります。
1本目にお届けされたのは、森川さん演じる小十郎と関さん演じる三成のオリジナルストーリー。ここでも、家康に対する想いが溢れる三成。久しぶりに暴れる小十郎との熱いやり取りがリアルに感じられました。
続いて、保志さん、中原さん、石野さんが登場し、「真田幸村伝」より、元就と元親の火花飛び散るバトルに割って入る幸村の3キャラによる生アフレコが披露されました。両軍に立ち向かっていく幸村の雄叫びに会場が震えます。
3本目は、慶次・三成・天海の3キャラによるオリジナルストーリー。西へ行くか、東へ行くか、日の本が2つに分かれる最中、それぞれの武将たちがどちらへ向かうのか緊張感たっぷりでお届けされました。
そして最後は、三木さん、保志さん、中原さんが登場し、又兵衛・幸村・元就によるオリジナルストーリー。毛利軍に包囲された又兵衛と幸村ですが、又兵衛が穴道を使って抜け出す時間を稼ぐため、幸村が元就に立ち向かいます。
オリジナルストーリー盛りだくさんでお届けされた戦国ドラマ絵巻もあっという間に終わり、「バサラ祭2018〜夏の陣」もそろそろ閉幕の時間。
再度、出演者全員がステージに登場し、ここでコミックス情報が発表に! なんと、猿飛佐助メインのコミック連載が月刊「ビッグガンガン」(スクウェア・エニックス刊)でスタートします! TVアニメ『学園BASARA』でも大活躍するという猿飛佐助。こちらも必見です!
最後の挨拶では、それぞれキャラクターのコール&レスポンスで盛り上げるなど、外の熱い気温には負けない熱が会場内を包みます。
最後の最後に、関さんからの案で『戦国BASARA』を会場のお客さんと一緒にコール&レスポンスで叫び、夏らしい熱気に包まれた「バサラ祭2018〜夏の陣〜」【昼の部】の幕が閉じました。
TVアニメ、新作舞台とまだまだ『戦国BASARA』の熱はヒートアップします。まずは、2018年10月に放送開始となるTVアニメ『学園BASARA』、そして、猿飛佐助メインとなるコミック連載をお楽しみに!
[取材・文:福室美綺]
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