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劇場版『夏目友人帳』神谷浩史さん、井上和彦さんらが完成披露上映会舞台挨拶に登壇

『劇場版 夏目友人帳 ~うつせみに結ぶ~』神谷浩史さん、井上和彦さんが『カメラを止めるな!』ばりの大ヒット『夏目を止めるな』を希望?!

2018年9月29日(土)から公開の『劇場版 夏目友人帳 ~うつせみに結ぶ~』の完成披露上映会が9月8日(土)、ユナイテッド・シネマアクアシティお台場にて開催。上映終了後の舞台挨拶には、夏目貴志役の神谷浩史さん、ニャンコ先生・斑役の井上和彦さん、大森貴弘総監督、伊藤秀樹監督が登壇しました。

『夏目友人帳』は「月刊LaLa」(白泉社)で連載中の緑川ゆき先生による人気コミック。TVアニメは2008年より6期に渡って放映されるほどの、ロングシリーズ作品となっています。

2018年に10周年を迎えた初の劇場版となる今作は、原作者監修による完全新作のオリジナルエピソード。謎の妖が住む町を訪れた夏目とニャンコ先生に待ち受ける新たな出会いや事件が描かれます。

▲左から、伊藤秀樹監督、神谷浩史さん、井上和彦さん、大森貴弘総監督

▲左から、伊藤秀樹監督、神谷浩史さん、井上和彦さん、大森貴弘総監督

キャストも太鼓判を押す劇場版

まずは劇場版を観た感想について、井上さんが「自分が(作品に)出ていることを途中で忘れてしまいまして、すごく優しい気持ちになりました」と語ります。

すでに作品を2回観ているという神谷さんは「最初は初号を自宅で観て、昨日(関係者向けの試写会で)みなさんと同じように大きなスクリーンで拝見した時に、むちゃくちゃ良い作品じゃん!って改めて思ったんです」と話し、続けて「気が付いたら、1時間半ちょっとの時間が流れていて、とても幸せな時間を過ごせた気がするような気持ちになって帰ったんですね。なので、みなさんもそのように思っていただけたらいいなと思います」と伝えました。

大森総監督が打ち明けるトリプルニャンコ先生誕生秘話

また、今作で話題のひとつとなっているのが3つに分裂したトリプルニャンコ先生。スタッフが描いた(木に3つのニャンコ先生型の実がなる)落書きからエピソードが生まれたと打ち明けた大森総監督。「劇場版はふたりに直接事件があった方が面白いんじゃないかと思って、ニャンコ先生に分裂してもらったんです」と笑いながら話しました。


スタッフからの強い作品愛を感じて作った伊藤監督

これまでも制作スタッフとして関わり、10周年という記念すべき作品で監督を務めた伊藤秀樹監督。シリーズ1期から参加するスタッフたちの並々ならぬ思い入れを感じ、その思いを受け止めるように作品制作を行ったと話します。

伊藤監督が「大森総監督が基本的な方向性を決めて、僕は脚本家の村井(さだゆき)さんと緑川先生の世界観から外れないような作品作りを心がけましたが、(スタッフから)つっこまれまくりですよ。つらかった~(笑)」と強い作品愛ゆえの制作の苦労を吐露したものの、観客から寄せされた大きな拍手を受け、笑顔を見せました。

映画の大ヒットを願う「夏目を止めるな!」

また、映画は完成披露上映会の前々日9月6日(木)の朝に完成したばかり。神谷さんが「『カメラを止めるな!』くらいの猛烈な勢いで大ヒットするといいなとは思っているんですけど……」と言うと、井上さんも「夏目を止めるな!」と応え、会場に爆笑が起こります。

そんな中、続けて神谷さんは「そういう作品でないことは、10年間携わっていると僕らもわかっていて、爆発的に“観に行かなきゃ損だ!”みたいな作品ではないです。地味かもしれないけれど、とても心に響く作品であることは、ここにいるみなさんはきっとわかってくださっていると思います」と作品に対する確かな自信を語りました。

イベントの最後には、メインキャストが登壇する公開初日9月29日(土)、2日目 30日(日)の舞台挨拶開催と、先着来場者特典「緑川ゆき先生描き下ろしA4イラストメッセージカード」の配布決定の発表が行われました。

>>『劇場版 夏目友人帳』初日・2日目舞台挨拶が決定!先着来場者特典も解禁

『劇場版 夏目友人帳 ~うつせみに結ぶ~』は、9月29日(土)から全国公開です!

[取材・文/宋 莉淑(ソン・リスク) 撮影/鳥谷部宏平]

作品情報

「劇場版 夏目友人帳 ~うつせみに結ぶ~」
9月29日(土)より全国ロードショー!

<INTRODUCTION>
「夏目友人帳」シリーズ初の長編オリジナルエピソードがスクリーンに登場

2003年の初出当初から多くの読者を魅了してきた緑川ゆきの代表作「夏目友人帳」(白泉社 月刊LaLa連載)は、優しさと切なさの溢れる描写が話題となり、漫画ファンを中心に圧倒的な支持を得てきました。TVアニメ第一期は2008年に放送を開始、その後2017年の第六期まで継続され、深夜アニメとしては他に類を見ないロングシリーズとなりました。

そして、2018年秋、アニメ「夏目友人帳」の集大成ともなる劇場版がスクリーンに登場。本作では、シリーズ初の長編映画として、原作者監修による完全新作のオリジナルエピソードが描かれます。総監督は、第一期~第四期TVシリーズの監督(第五期~第六期は総監督)をつとめ、実写的な演出に定評のある大森貴弘。監督はアニメーターとしても幅広く活躍する伊藤秀樹。脚本は数多くの劇場作品を手掛けてきた村井さだゆき。アニメーション制作はTVシリーズを担当してきた朱夏。確かな実力と多くの経験を積んだスタッフの手によって、待望の劇場アニメーションが誕生します。

<あらすじ>
小さい頃から、他の人には見えない妖を目に映すことができた夏目貴志。
亡き祖母レイコが勝負をしかけ、負かした妖に名前を書かせた契約書の束「友人帳」を継いで以来、自称用心棒・ニャンコ先生とともに、妖たちに名を返す日々――。

人と妖の間で忙しい毎日を送る夏目は、偶然昔の同級生・結城と再会したことで、妖にまつわる苦い記憶を思い出す。そんな頃、夏目は、名前を返した妖の記憶に出てきた女性・津村容莉枝と知り合う。レイコのことを知る彼女は、いまは一人息子の椋雄とともに穏やかに暮らしていた。彼らとの交流に心が和む夏目。だが、親子の住む町には謎の妖が潜んでいるらしかった。そのことを調べに行った帰り、ニャンコ先生の体についてきた"妖の種"が、藤原家の庭先で、一夜のうちに木となって実をつける。どことなく自分に似た形のその実を食べてしまったニャンコ先生が、なんと3つに分裂してしまう――!?

<STAFF>
原作:緑川ゆき/月刊LaLa(白泉社)連載
総監督:大森貴弘
監督:伊藤秀樹
脚本:村井さだゆき
妖怪デザイン・アクション作監:山田起生
サブキャラクターデザイン:萩原弘光
美術:渋谷幸弘
色彩設定:宮脇裕美
編集:関 一彦
撮影:田村 仁・川田哲矢
音楽:吉森 信
アニメーション制作:朱夏
製作:夏目友人帳プロジェクト
配給:アニプレックス

<CAST>
夏目貴志:神谷浩史
ニャンコ先生・斑:井上和彦
夏目レイコ:小林沙苗
夏目貴志(少年時代):藤村 歩
結城大輔:村瀬 歩
藤原塔子:伊藤美紀
藤原 滋:伊藤栄次
田沼 要:堀江一眞
多軌 透:佐藤利奈
西村 悟:木村良平
北本篤史:菅沼久義
笹田 純:沢城みゆき
名取周一:石田 彰
柊:ゆきのさつき
笹後:川澄綾子
瓜姫:樋口あかり
ヒノエ:岡村明美
三篠:黒田崇矢
ちょびひげ:チョー
一つ目の中級妖怪:松山鷹志
牛顔の中級妖怪:下崎紘史
河童:知桐京子
もんもんぼう:小峠英二(バイきんぐ)
六本腕:西村瑞樹(バイきんぐ)
津村容莉枝:島本須美
津村椋雄:高良健吾

劇場版『夏目友人帳』公式サイト
『夏目友人帳』パッケージ情報サイト
『夏目友人帳』公式ツイッター(@NatsumeYujincho)

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