ドコモが5Gで生放送アニメ『直感×アルゴリズム♪』のリアルイベント「Fever Pitch Fes 2nd」開催、電脳少女シロと東雲めぐがゲスト出演して大騒ぎ!
現在放送中の日中生放送アニメ『直感×アルゴリズム♪』のイベント「直感xアルゴリズム♪Fever Pitch Fes 2nd STAGE @DOCOMO Open House 2018」が、12月6日に東京ビックサイトにて行われた。
このイベントは12月6~7日に開催された通信技術の展示会「DOCOMO Open House 2018」内のステージイベントのひとつ。
他のステージはすべて硬めな内容だったため、「Fever Pitch Fes 2nd」はひと際目立つ催し物だった。
出演は『直感×アルゴリズム♪』のメインキャラクターのKilin(キリン)とXi(シー)。
さらにスペシャルゲストとしてバーチャルYouTuberの電脳少女シロと、バーチャルShowroomerの東雲めぐが招かれた。
そのため会場には、「尻友」(直感×アルゴリズム♪のファン)だけでなく「シロ組」(電脳少女シロのファン)や「めぐるーまー」(東雲めぐのファン)も大勢かけつけた。
イベントの司会進行を務めるのは、ニッポン放送アナウンサーの吉田尚記さんだ。
吉田尚記さんは、『直感×アルゴリズム♪』が生まれるきっかけとなった作品『みならいディーバ』の製作総指揮を努めた人物。当然、『直感×アルゴリズム♪』への想いは人一倍強い。さらに最近はVTuberとの仕事も多くこなしているため、このイベントに欠かせない人物だ。
吉田アナでも制御困難!? 4人の暴走トークが止まらない
定刻から約15分遅れた20時ごろ、ステージに吉田アナが姿を現してイベントがスタートした。吉田アナは、イベントの趣旨を軽快なトークでおもしろおかしく紹介。その内容は「新しいことを始めるときはトラブルが付きもの。なにかあっても笑って許してほしい」という、ドキドキするメッセージだった。これからナニが始まるのだろうか……。
本日のイベントの様子は、ニコニコ生放送とビリビリ、ミグ動漫、YouTube Liveを使って日中同時生配信されていた。それだけでも珍しいイベントなのに、今回は東京ビックサイトとKilin&Xi、電脳少女シロ、東雲めぐの4つの映像をまとめて流すという、新時代の幕開けを感じさせるイベント。
吉田アナのトークで会場が温まった後、いよいよお待ちかねのKilinとXiが登場。ふたりは「タシットリー」というユニットを組んでいる。中国語で「以心伝心」という意味だ。
KilinとXiは会場に集まった大勢のファンを目にして、「今日は尻友のみんなに会えるのを楽しみにしてきました!(Kilin)」、「いつも応援してくれてありがとうございます! 谢谢大家(みんなありがとう)(Xi)」と挨拶。平日の遅い時間にもかかわらず、会場まで足を運んでくれた尻友と、日中同時中継を見ているファンたちに感謝の気持ちを伝えた。
ふたりの挨拶も早々に、スペシャルゲストが登場。まずは毎朝7時半からShowroomとYouTubeで精力的に配信を行っている東雲めぐだ。
東雲めぐは「みなさーん、はぴふり~」と、いつもの挨拶で場内を和ませる。さらに「将来は初音ミクちゃんみたいな歌手になりたいです」と将来の夢を語ると、吉田アナは「めぐちゃんは安定している。超頼りになる!」と冒頭の挨拶に太鼓判を押す。さらに現在勉強中の中国語での挨拶を披露すると、場内のめぐるーまーはオレンジ色のペンライトを振って声援をおくった。
東雲めぐの挨拶が終わると、吉田アナは眉をひそめながら「最後にお呼びする方に、大きな不安があります……」と苦笑い。その姿に会場が大爆笑するなか、スクリーンに電脳少女シロが登場した。しかしシロはすらすらと中国語と日本語で挨拶をし、ポテンシャルの高さを発揮。場内から「おおお!」と歓声があがった。しかしマジメに振る舞っていたのはここまでで、すぐにいつもの電脳少女シロに。「イルカの鳴き声」を称される笑い声や、吉田アナに対するMっぽいコメントなどで、観客や共演者たちを笑わせた。
本日すべての出演者が揃ったところで、場内のスクリーンが4分割された。それぞれのウインドーには「タシットリー(Kilin&Xi)」と「東雲めぐ」、「電脳少女シロ」、「吉田アナ」の5人が登場し、フリーダムなクロストークを展開。吉田アナが「初対面の感想」や「共演者のどこが好き?」などを出演者たちにインタビューしていたが、各々が自由すぎるトークを炸裂し続けるため、まったく話がまとまらずにたじたじな様子だった。
なお、このイベントを支えているのは次世代回線「5G」と呼ばれる規格。出演者のトークに夢中になっていると気づかないかもしれないが、4つの映像がタイムラグなしで流れているのがすばらしい。このイベントをドコモの技術展示会で開催した意図が理解できるはずだ。
5人のクロストークが終わると、ファンから届いた質問に答えるコーナーが始まった。投稿された質問は、「アイドルを目指す上で気をつけているところは?」という内容。4人の珍回答は以下。
「バニーPが飲めって言うから、苦いセンブリ茶を飲んでいる」(Xi)
「ない!」(Kilin)
「人前で歌うのが苦手だったので、克服するために毎週木曜日の朝配信で歌うようにした」(東雲めぐ)
「アイドルはプー(おなら)しちゃいけないので、焼き芋は食べない」(電脳少女シロ)
ユニークな回答が続々と飛び出し、場内は爆笑の連続。出演者同士の掛け合いも絶妙で、まるで4人のお笑いコントグループのようだった。
『直アル』ではおなじみの視聴者参加型企画「包子チャレンジ」!
トークコーナーに続いて行われたのは、番組恒例の「包子(パオズ)チャレンジ」のコーナー。これはKilinとXiが画面に降ってくる包子を食べ続け、その数を競い合う視聴者参加型ゲーム。
場内のファンはスマホの画面をタップすると、画面には「金の包子」が降ってくる。そしてライブ配信では、「包子」とコメントされるたびに「クリーム色(ニコ生)」と「水色(ビリビリ)」、「ピンク(ミグ動漫)」、「赤(YouTubeLive)」が降ってくる仕組みだった。
ルール説明が終わり、吉田アナの合図でゲームがスタートすると、画面にものすごい量の包子が降ってきた。当然、KilinとXiはそんなに大量の包子を食べられない。降ってきた大部分は、画面の下へと落ちていってしまった。肝心なゲームの勝敗は、62対99でXiの勝利だった。
タシットリーのみならず東雲めぐも熱唱したライブステージ
続いてはKilinとXiのユニット「タシットリー」のライブステージ。
『直感×アルゴリズム♪』の主題歌「Future Rhythm」からスタートし、挿入歌「Joker's joke」、「ミラクルSPARK」と立て続けに3曲披露。
場内のファンのなかには、『直感×アルゴリズム♪』1期のときのイベント(2017年10月6日開催「尻友感謝祭」)で配布された公式ペンライトを持参した熱心なファンの姿もあった。
タシットリーのライブが終わり、スペシャルゲストのふたりが感想を語り合ったあと、吉田アナは「今日はもうひとり歌手を目指している人がいます。めぐちゃん、いってみませんか?」と提案する。
東雲めぐが喜んで応えると、場内のめぐるーまーは大興奮! 東雲めぐが披露したのは、『直感×アルゴリズム♪』の挿入歌「ASYMEDANCE」と、めぐちゃんの曲であり持ち歌「HappyFree」の2曲だった。
ここでライブのコーナーが終わると思いきや、最後にもう一曲、『直感×アルゴリズム♪』のエンディングテーマ「520」だ。タシットリーと東雲めぐの歌唱に加え、なんと電脳少女シロがダンスで参加。
奇跡のコラボレーションで会場一体となって盛り上がり、ライブステージは終了した。
バーチャル世界の4人からファンへ温かいメッセージ
楽しかったイベントも、いよいよフィナーレ。約1時間半のイベントは一瞬に感じるほど濃密だった。最後に出演者が会場に集まったファンと、配信を視聴してくれたファンに感謝の言葉をおくり、Fever Pitch Fes 2nd STAGEは大成功で幕を閉じた。
「今日はみなさん、来てくれて本当にありがとうございました! すっごく楽しかったです。」(Kilin)
「『直アル』以外のバーチャルアイドルと会うのが初めてだったので、人見知りを発揮してしまいました。でも、ふたり(シロ&めぐ)ともえげつないキャラクターだったので、おもしろくて楽しいイベントでした。ありがとうございました。」(Xi)
「尻友のみなさん、白組のみなさん。そしてめぐるーまーのみなさん、ありがとうございました。吉田アナウンサーも最後までがんばってくださって、ありがとうございました。」(東雲めぐ)
「生放送で視聴者のみなさんと物語を作っていて、その関係性がすごく素敵だなって思いました。そしてめぐちゃん、会えて嬉しかったです、ぱいーん! よっぴーがいるから安心できました。ちょっとだけ感謝してます。うそです! いつもありがとう、よっぴー!」(電脳少女シロ)
イベント概要
「直感xアルゴリズム♪Fever Pitch Fes 2nd STAGE @DOCOMO Open House 2018」
日時:2018年12月6日(木)
時間:19:45~21:00
会場:東京ビックサイト 東8ホール
出演:Kilin、Xi、電脳少女シロ、東雲めぐ、吉田尚記(ニッポン放送アナウンサー)
主催:NTTドコモ