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『直感×アルゴリズム♪』から産まれた「タシットリー」の1stライブレポート

『直感×アルゴリズム♪』から産まれた「タシットリー」の1stライブ! 米米米、東雲めぐ、えのぐも参加した新世代VRライブをレポート

世界初の日中同時生放送アニメ『直感×アルゴリズム♪』から誕生したユニット「Tacitly(タシットリー)」の1stライブが、2月16日に開催された。会場は最先端投影技術が備わったハイテク劇場「DMM VR THEATER 横浜」。

当日はタシットリーのふたり「Kilin(キリン、愛称はリンリン)」と「Xi(シー)」のみならず、『直感×アルゴリズム♪』(以下、直アル)の進行役「Bunny P(バニーP)」や、バーチャルタレント「米米米(まいべいべー)」や「東雲めぐ」、「えのぐ」が出演し、大盛況のVRライブとなった。今回は夜の部をレポートする。

目次

タシットリーの1stライブがついに始まった!

定刻通りイベントが始まると、客席の照明が落ちてDMM VRシアターの巨大なスクリーンにオープニング映像が流れた。場内の観客は一斉にピンクとブルーのペンライトを点灯させ歓声を上げる。


十分に温まった客席に対して、リンリンとシーが「みんなお待たせ~!」と挨拶したかと思いきや、いきなり1曲目の『きみがすき』が流れ、1stライブがスタートした。

ふたりのダンスは息がぴったりで、生放送アニメで見せていた自由奔放な動きからは想像できない。

曲のリズムに合わせて、キレキレのダンスで観客を魅了した。

2曲目は和楽器が使われているロックナンバー『WA.O.N』だ。リンリンとシーが歌部たびに、客席から「ハイ!ハイ!ハイ!」の掛け声が飛び交っていた。



二曲を終えてMCタイム。リンリンとシーは「来てくれてありがとう!」と会場を埋め尽くすファンに挨拶。

さらに昼の部で「えのぐ」の白藤環さんに考えてもらったキャッチフレーズ、「うれしい、たのしい、シーです」と「元気もりもり、興味しんしん、勇気リンリンでーす」をさっそく使用して場内を沸かせた。ふたりはこの後、今日のライブの簡単な説明をし、ステージから姿を消した。

次に登場したのはキリン(CV.鈴木みのり)だ。デジストームの影響で、今回のライブはこのようなカタチでしか登場できなかったようだ。
(※作中でリンリンとキリンは別の人物として描かれている。詳しくは『直アル』アニメ本編を参照)

キリンが披露したのは、バラード『Subroutine』。透き通るようなキリンの歌声が場内に響き渡ると、それまでざわついていた客席は静まり返り、キリンの歌声に全神経を集中させているようだった。

そしてキリンの2曲目は、1期のエンディングテーマ『記念日』。キリンの曲紹介からイントロが始まると、なんとステージ上にはキリンだけでなくシーの姿も。

場内の誰もがデジストームの妨害で同じステージに立つことはできないと思っていたのに、いとも簡単にやってのけてしまった。『直アル』を以前から応援しているファンにとって、感動のステージだったに違いない。

 

『直アル』恒例の爆笑ゲームコーナー「包子チャレンジ」

タシットリーのライブパートが終わると、ステージにバニーPが登場。バニーPは、「今日のためにスペシャルなゲームを用意した」と言う。


ここからはゲームコーナーだ。そしてステージには、生放送アニメの発起人のニッポン放送アナウンサー吉田尚記さんが登場。吉田アナは『直アル』が誕生するきっかけとなった生放送アニメ『みならいディーバ』の製作総指揮を務めた人物。最近はVTuberとの共演も多い。

吉田アナは簡単な挨拶をした後、ゲームの趣旨を紹介。このゲームはファン参加型のゲームで、会場内の観客がスマホをタップするたびにステージ上に「包子」が降ってくる。

リンリンとシーが、降ってきた包子をいくつ食べられたかの個数を競い合うゲームだ。


準備が整って、いよいよゲームスタート。吉田アナの「スタート!」の合図で包子チャレンジが始まると、ステージにものすごい数の包子が降ってきた。それを逃すまいと食べるふたり。そして約50秒経過したところでゲームは終了。

この短い時間内に、なんと5万個の包子が降ってきたそうだ。気になる結果はシーの勝利。食べた数は71個。それに対してリンリンは、たったの6個だった。

リンリンは悔しかったようで、「もう一回やろう!」と提案。シーは「何回やっても同じだよ(笑)」と、挑戦を受けて立つ姿勢。罰ゲームの「かわいい萌えセリフ」を、リンリンのみならずなぜか勝者のシーまでもが披露した後、リベンジをかけた第二試合が始まった。

しかし、二試合目の結果も同じだった。シーが「45」に対して、リンリンは「5」と残念な結果に。リンリンは「おーかーしーいーだーろー!」と異議を唱えるが、NTTドコモのハイテク通信技術を駆使して作られたシステムなので、おかしかったのはリンリンの方だ。

再び罰ゲームで萌えセリフを言わされたリンリンだったが、またしてもシーが「私も萌えセリフ言いたい」と自ら進んで罰ゲームを受ける。さらに、話の流れで罰ゲームはバニーPまで飛び火してしまった。意に介さない進行に困惑していたバニーPだったが、場内の拍手に後押しされて、恥ずかしそうに萌えセリフを披露した。

シーは「バニーPの照れ顔を見られるのはレアだよね」と、場内を爆笑させた。このコーナーは「パオズチャレンジ」というよりも「カオスチャレンジ」と呼んだほうが適しているようなフリーダムなゲームだった。


なお、余談だが当日の会場内には、このゲームのために「包子」が販売されていた。開演前に何人ものファンが中華まんを食べている光景は、アニメイベントとしてはかなり珍しかった。

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