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豊島区×アニメイト シャフト手がける池袋PRアニメの全貌

声優・蒼井翔太さんの出演する豊島区×アニメイトの池袋PRアニメ完成披露記者会見レポート|『〈物語〉シリーズ』などでお馴染みのシャフト制作の映像が現在公開中!

先日2019年1月17日(木)に豊島区役所にて、東京・豊島区とアニメイトとが共同で制作した“池袋PRアニメ”の完成披露記者会見が行われました。このPRアニメは2017年末に制作が発表されていたもので、アニメーション制作を『〈物語〉シリーズ』や『魔法少女まどか☆マギカ』の株式会社シャフトが担当するとあって話題となっていました。

現在、区の公式サイトで公開中となっているこの映像ですが、豊島区がPRのためにアニメを制作したのは初めてなのだとか。また、池袋はアニメイトの1号店が1983年にオープンした地であり、この両者が手を取りあって漫画・アニメの聖地としての池袋を世界に発信するのが狙いなのだとか。
 

▲左から阪下實氏、高野之夫氏、高津幸央監督、蒼茉ゆるさん

▲左から阪下實氏、高野之夫氏、高津幸央監督、蒼茉ゆるさん

池袋の魅力を国内外に発信する『池袋PRアニメ』蒼井翔太さんインタビュー!
 

漫画・アニメはサブカルチャーからメインカルチャーへ

まずはこのPRアニメの概要や制作協力者の紹介がありました。監督を『〈物語〉シリーズ』でオープニングディレクターを担当していた高津幸央さん、脚本を『ガールズ&パンツァー』などで知られる吉田玲子さんが担当。加えてキャラクターデザインが渡辺明夫さんと、人気作品に携わられてきた方々がスタッフとして名を連ねています。

舞台は2020年夏にグランドオープン予定の複合商業施設「ハレザ(Hareza) 池袋」周辺を描いており、そんな池袋に伏し目がちな女の子が降り立つところから物語は始まります。そこでは“ふくろうフェスティバル”と言うお祭りが開催されており、アニメイト池袋から飛び立ったふくろうを追いかけていくと、なんと人間の男の子の姿に変身して……!? という流れ。
 


 
この女の子を通して中池袋公園や南池袋公園、池袋西口公園、造幣局跡地の防災公園などを巡ったり、そもそも女の子が乗ってきたバスが2019年より運行予定の“赤い電気バス”であるなど、池袋という町の魅力がふんだんに盛り込まれた映像となっていました。

またこのふくろうの男の子については、区のサイトで実施されていた「ふくろう」擬人化キャラクターデザインコンテストの受賞作品「射抜いてあげるよ」(作者:蒼茉ゆるさん)が原案となっています。
 


 
このほかPR展開についても既にいくつかのイベントへの出展が決まっており、1月19日(土)~23日(水)まで台北で行われる「台湾動漫節」や「東アジア文化都市2019豊島」の開幕式典などに登場するとのこと。

さらに池袋西口公園工事仮囲い壁画での約50メートルにも及ぶ場面写真ウォールや、池袋東西駅前ビジョンでのCM放映などを紹介したところで、豊島区長・高野之夫氏からお言葉を頂戴しました。
 


 
高野氏は一昨年の12月の制作発表時から振り返って行くと、このPRアニメが約1年という月日を費やし完成したことを感慨深げに話しました。行政側に立つ豊島区と民間が協力して何かを作ることはあまり例がないとも述べ、観光協会などとの連携も密に行っていたそうです。

加えて手塚治虫氏、藤子不二雄氏、石ノ森章太郎氏、赤塚不二夫氏ら今なおその名を轟かせる著名な漫画家らが居住した“トキワ荘”の復元事業にも触れ、「サブカルチャーではなくメインカルチャー」となった、漫画・アニメを発信していくと述べました。
 


 
続いてアニメイト代表取締役の阪下實氏からもコメントを頂くことに。完成映像を多くの方のお披露目できることを心待ちにしていたと話したほか、漫画・アニメの文化をアニメイトとして世界に発信してきたと自信を露わに。

やはり豊島区・池袋をアピールするなら「アニメで映像化したものが一番ではないか」と考えていたそうで、高野氏に相談。それがキッカケとなってこの映像が完成したのだとか。

その後はキャラクター公募から現在に至るまでを振り返ると、完成した作品の感想を「多様性を受け入れ誰もが主役になれる街をイメージする」「主人公の女性の表情や成長していく様が、画面の隅々まで散りばめられている」とコメント。

その後は実際にこの映像を上映する時間となりました。その動画は以下よりチェックを。
 

豊島区×アニメイト「池袋PRアニメ」


 

池袋の街に対するワクワク感を込めた映像に

動画の上映が終了したところで、監督を務めた高津さんが本作の制作にあたっての心境を語ることとなりました。高津さんはアニメが好きで、高校生の頃から池袋のアニメイトで買い物をしていたそうです。その後も美術鑑賞や演劇鑑賞に利用したりもしたそうで、その頃感じていた池袋の街に対するワクワク感を作品に込めたのだとか。

キャラクター原案の蒼茉ゆるさんにも作品への想いを語ってもらうことになると、元々少年を描くことが好きだったことや、乙女ロードなどがある池袋ということで、女性に気に入ってもらえるようなキャラクターをイメージしたと明かしました。

その後は脚本の吉田さんとキャラクターデザインの渡辺明夫さんからのコメントを司会者が代読。吉田さんにとっても池袋が馴染み深い街であることや、渡辺さんが蒼茉さんによるふくろうの男の子のデザインをアニメ用にチューンする際に、キャラの魅力や雰囲気を損なわないよう気を使ったことがわかりました。

最後にふくろうの男の子を演じた声優・蒼井翔太さんからのメッセージビデオを上映したところで、本記者会見は終了の時間となりました。なお、このビデオメッセージも現在公開中です。PRビデオと併せてぜひチェックしましょう!
 

蒼井翔太さんビデオメッセージ


 
[取材・文・撮影/胃の上心臓]
 
豊島区公式ホームページ
池袋PRアニメ特設ページ

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