映画『お前ら全員めんどくさい!』小野賢章インタビュー|実写映画初主演作で女子高生に振り回される高校教師に!
2月23日(土)より池袋HUMAXシネマズ、シネマート新宿ほかにて全国順次ロードショーとなるTOBI原作による実写映画『お前ら全員めんどくさい!』。
Webコミック「COMIC メテオ」にて連載中の本作は、高校の男性教師・國立国彦と、それを取り巻く“理解不能でめんどくさい”女子高生たちが繰り広げる学園天国ラブコメディ。
アニメイトタイムズでは、主人公・國立国彦役を演じる小野賢章さんにインタビューを実施。実写映画初主演作となる本作の撮影裏話をお伺いしました。
『お前ら全員めんどくさい!』のストーリー
国語教師の國立国彦は、クラスでロンリーガールの女子生徒・一宮数美の相談にのり、友達ができるまでの【友達】になる。
しかし昼休みから放課後、下校まで一日中つきまとってくる一宮に対し、早く友達を作るよう國立も応援・・・いやこの状況から逃れたい一心で友達作りに励むが、一宮は一向に友達を作ろうとする気配すらない。
そんな一宮は、國立にとって「めんどくさい」=「可愛い!?」女子生徒なのか!?一宮のために校内で奮闘する國立だが、ツンデレ、肉食女子、女王様キャラなど、よからぬ女子生徒たちが次々現れて。。。
【理解不能でめんどくさい】女子生徒たちに振り回される先生の身に巻き起こる学園天国ラブコメディ!
小野賢章が女子高生に振り回される高校教師に!
ーー小野さんにとって“実写映画初主演作”という形になりますが、本作のお話があった際はどのようなお気持ちでしたか?
「実写か…」というところはすごくありましたね。原作も読ませていただいて、このドタバタ感を実写でやるのは大変そうだなと。(國立)国彦も僕と見た目が似ていなかったので、不安はありました。
でも撮影が始まってみればそんなことを考えている暇もなく、あっという間に時間が過ぎていったなと思います。
ーー小野さんはアニメでも本作のようなハーレムものに出演されているイメージがないですよね。
そうなんですよ、普段は戦ってばかりなので(笑)。ハーレム作品に何本か出演していれば自分の中でもイメージが付くと思うんですけど、そんな経験もあまりなかったので、試行錯誤しながら撮影に臨んでいました。
ーーキャストの皆さんや宝来監督とは撮影中どんなお話をされていましたか?
現場では女の子たちはみんな仲良くなっていて、僕はそれを微笑ましく見ていましたね。
監督とは国彦の先生としての立ち振る舞い方や、各シーンでの心情の動きを表情に出すかどうかなどを細かく話し合いをしながら進めていました。
ーー小野さんが演じられている國立国彦は高校教師という役どころですが、実際に演じられてみていかがでしたか?
当初はいかに登場する女子高生たちが可愛く見えるかというところがこの作品のポイントだと思っていたので、「ほどよい相手役になれたら」という思いだったんですけど、国彦は女の子に振り回される役だったので、困ったときの表情をコミカルに表現したり。
やはり声だけではなく表情も出るというところで、ビックリしたときの表情や、面白く見える表情を鏡の前で研究していました。
ーー登場する4人のヒロインのお気に入りポイントを教えてください。
小宮有紗さんが演じている一宮数美は、見た目は地味なんですけど、突然大胆に迫ってくるところが男の子目線からドキッとくるポイントかなと。
国彦は先生という立場で、学生と同じラインに立ってドキドキするわけにはいかないので、突然迫られるとどうしていいのかわからなくなっちゃいますよね(笑)。
茜屋日海夏さんが演じている榎本英子は、普段は優等生な感じなのに、ちょっとムッツリ気があったり、実は強いというギャップがいいですね。男友達としてだったら仲良くなれそうな気がします。
大原優乃さんが演じている栗原理穂は一番困るタイプで。おじさんがやられたら嬉しいことを知っていて、危ない子ですね。同性に敵をたくさん作ってしまいそうだなと思います。
都丸紗也華さんが演じている榎本史織もあまり関わりたくないというか。「あなたのことを利用します」という感じで接触してくるので、腹が立っちゃいますよね(笑)。
みんなタイトル通り「めんどくさい!」ので、国彦は本当に優しいキャラクターだなと思います。
ーーもしも小野さんが先生になれるとしたら、どんな授業をしてみたいですか?
僕、高校時代は古典が好きだったんですよ。あとは声優としても毎日のように活字を読んでいるので、国語なら教えられるかなと思います。もしくは体育とか。
ーー体育教師の小野さんのバスケの授業とか受けてみたいです(笑)。ちなみに先生をやってみたいと思ったことはありますか?
先生になれたら楽しいと思いますけど、生徒にナメられたら悲しいからなあ…。高校生相手だと少し大人すぎるから、もしなれるとしたら小学生とか、幼稚園の先生がいいかもしれないです(笑)。
ーー幼稚園に小野さんみたいな先生がいたらすごく人気が出そうですね(笑)。最後に映画を楽しみにしている皆さんへメッセージをお願いします。
コメディの賑やかな感じと、女子高生たちが可愛く映っている作品となっているので、ぜひ僕が演じている国彦を通してその子たちに振り回されている感覚を楽しんでいただけたらなと思います。ぜひ劇場に足をお運びください!
インタビュー・文・撮影:吉野庫之介
作品情報
2019年2月23日(土)より池袋HUMAXシネマズ、シネマート新宿ほか全国順次ロードショー
【キャスト】
小野賢章
小宮有紗
茜屋日海夏
大原優乃
都丸紗也華
【スタッフ・主題歌】
原作:TOBI 「お前ら全員めんどくさい!」(COMICメテオ連載)
監督:宝来忠昭
脚本:中村能子
主題歌:Bentham「memento」(PONY CANYON)
(C) 2018 TOBI・COMICメテオ/「お前ら全員めんどくさい!」製作委員会