アニメ

2019-02-19 18:00

『プリパラジオ』第1回そらみスマイル：収録レポート&インタビュー／出演：茜屋日海夏さん、芹澤優さん、久保田未夢さん

TVシリーズ終了後もライブやイベントが行われている人気TVアニメ『プリパラ』ですが、4月まで行われているツアー、そして3月27日にコンプリートアルバムBOXが発売されるのを祝して、期間限定で初めてのラジオ番組『プリパラジオ』がスタート！

毎回違うチームがパーソナリティを務めるシステムで、記念すべき第1回はらぁら役の茜屋日海夏さん、みれぃ役の芹澤優さん、そふぃ役の久保田未夢さんのSoLaMi♡SMILE(そらみスマイル)が担当。その収録現場レポートと収録後のインタビューを当サイト独占でお届けします！

ファンたちの愛あるお便りがたくさん！目の付け所に驚く一面も

『プリパラ』初のラジオ番組はチームでパーソナリティを担当し、毎回違うチームが登場する、『プリパラ』の聴くおもちゃ箱的な番組になりそうです。

第1回のパーソナリティはやっぱり！　という感じのそらみスマイルの茜屋日海夏さん、芹澤優さん、久保田未夢さん。元気にスタジオに到着すると打ち合わせも楽しそう。届いた大量のメールに驚きつつも、読むたびに『プリパラ』ファンの人達の愛情を感じて自然と笑顔に。

紹介するメール選びと共に苦戦したのがどの曲を番組中で流すのか。そらみスマイルの曲自体が多いだけでなく、3人もそれぞれの曲への想いがあり、メールで届いた好きな曲も数曲に集中することなく、分かれていて、3人も頭を悩ませていました。もしかしたら打ち合わせで一番時間がかかったのは曲選びかもしれません。

収録は3人、声を合わせてのタイトルコールでスタート。元気なあいさつと、「かしこま！」や「～ぷり」も連続でうれしくて、ついつい口角があがってしまう人もいるのでは？　OPトークではたくさんのメールに感謝しつつ、『プリパラ』が今も現在進行形であることをひしひし感じている様子の3人。そうかと思えばマシンガントークで盛り上がり過ぎて、OP曲が終わってしまうかもとリピートの準備をしていたディレクターさんでしたが、曲終わりと同時にOPパートのトークを終えるという神業に、スタッフも「おおっ」と声を上げて感心していました。

ふつおた紹介コーナーでは、今明かされる久保田さんの『プリパラ』マル秘エピソードにうなずき、メールでキャスト陣をほめるコメントではスタッフ側のブースを見てどや顔の芹澤さんがかわいい。トーク中もコロコロ変わる表情や手振りのリアクションも大きく、動画番組にしたほうがいいのでは？　と思うほど(笑)。

曲が流れている間もわいわいトークが止まりません。3人で声を合わせたり、レコーディング時の思い出話をしたり、ぽつりと「いい歌詞だな」とつぶやいたり。曲を聴くことで時計を巻き戻しているのかも。

これから登場するチームみんなで目標ポイントの達成を目指すコーナーもありましたが、今回の挑戦はシュールで、本人の名誉のためにも映像でお見せできなくてよかった(笑)。ぜひ音声を聴きながら想像してみてください。

気が付くとEDへ。時間の割りにトークの密度もボリューム感もたっぷり聴き応えがありました。『プリパラ』ファンは必聴のラジオ番組であり、作品を見たことがない人でも3人の楽しい雰囲気が伝わり、作品が見たくなること間違いありません。期間限定のラジオ番組なので、お聴き逃しなく！

収録後の第1回パーソナリティのそらみスマイルの皆さんにインタビュー！

――まず収録を終えた感想をお聞かせください。

真中らぁら役茜屋日海夏さん(以下、茜屋)：先日、ツアー(『Pripara Friendship Tour 2019 プロミス！リズム！パラダイス！』)にそらみスマイルとして出演したばかりで、そのホヤホヤの状態で、3人で集まれたので、温かい気持ちで自然と笑顔になれた収録でした。

南みれぃ役芹澤優さん(以下、芹澤)：『プリパラ』の番組としてはかなり間隔が空いたように思われる方もいるかもしれませんが、アニメの放送終了後にも秋にツアー、年末に「プリティーライブ2018」、そして今年の2月からもツアーがあったりと、私達も『プリパラ』の曲を歌ったり、演じたり、またファンの皆さんとも頻繁にお会いできている気がしていて。そんな積み重ねが形としてラジオになったこともうれしいし、皆さんも「来た！来た！」と喜んでくれているんじゃないかなと思います。

北条そふぃ役久保田未夢さん(以下、久保田)：そうだよね。そしてツアーも今、真っ最中の中でラジオが更新されていくことで、『プリパラ』が更に盛り上がっていくんだなと期待を持っていただけるんじゃないかなと思います。

――今回が初の『プリパラ』のラジオ番組と聞いて、「まだやっていなかったんだ」とビックリしました。

久保田：そうなんです！

茜屋：アニメと同時期にラジオ番組が放送されることが多い中で……。

芹澤：アニメが終わって1年経ってから始まるという(笑)。

『プリパラ』が好き過ぎておしゃべりが止まらない!?

――このラジオ番組は毎回、出演するアイドルチームが変わる形ですが、記念すべき第1回目はやっぱり、そらみスマイルですよね。

久保田：うれしいです。

茜屋：母体ですから(笑)。

芹澤：むしろ1回目で呼ばれなかったら寂しいよね。

――収録を聴かせていただいた感想ですが、チームワークの良さはもちろんですが、トークのテンポがすごく早いですね。もしかして早回しで聴いているのかな？　と思ったくらいで(笑)。

茜屋：『プリパラ』が好き過ぎて、おしゃべりが止まらなくて。まるで語るオタクみたい感じになっちゃって(笑)。

芹澤：長くやってきた作品で思い出もたくさんあるけど、ラジオをやっていなかったから共有できていないことが多くて、話したくなっちゃうんですよね。

――曲が流れている間も芹澤さんが「この曲のレコーディングの時はね」と話し出したり、3人のトークが止まらなくて。

茜屋：曲のイントロ部分で3人一緒に掛け声を入れてみたり。

久保田：どの曲がかかったのかヒントになっちゃうかもしれないけど(笑)。

皆さんの『プリパラ』愛やメッセージを直接感じることができたひととき

――皆さんからもたくさんのメールが届いたそうですね。

久保田：募集期間が短かったのに、スタッフさん達も驚くほどの量で。

芹澤：こんなにたくさんのメールを見たのは初めてかも。

茜屋：アニメが終わってから結構経ちますが、改めて皆さんと振り返ることができて、「皆さんもそう思ってくれていたんだ」と知ることもできて楽しいかったです。

芹澤：『プリパラ』シリーズでは長く、数えきれないくらい収録してきたけど、メールを読んで思い出すことも多くて。『アイドルタイムプリパラ』の時は主に「チュッペ」という感じだったので(にののマネージャー・チュッペ役)。

久保田：そうだね。私も「ポワン」という感じだったよ(しゅうかのマネージャー・ポワン役)。

芹澤：『キラッとプリ☆チャン』が今、放送している中で、今もこれだけの方がみれぃを愛してくださっているんだと実感できて、感動しました。

茜屋：ファンの皆さんの『プリパラ』愛を実際にお聞きする機会もなかったのでうれしかったです。

芹澤：好きな曲を皆さんに教えてもらうコーナーもあったんですけど、それぞれ好きな曲な曲が散らばり過ぎていて、どれを紹介しようか悩みました。一番人気はこれって決められないんですよね。

久保田：それぞれの曲に、それぞれの想いがあるということで、そこまで聴いて、愛してくださっていることだと思うので、改めて皆さんに感謝しています。

このラジオを聴く前、聴く後にBDやDVDのチェックをオススメ！

――マシンガントークで発するワード数が圧倒的なそらみスマイルだったので聴き応えはありましたが、やっぱり時間が足りませんよね。

久保田：もっとしゃべりたいです。

茜屋：まだまだ語れますよ。

芹澤：紹介できていないメールもまだまだありますし。

久保田：これから登場するチームもしゃべりたい屋さんばかりだから(笑)。あとこのラジオの楽しみ方の1つとして、ラジオを聴く前と聴いた後にBDやDVDを見ると楽しんでもらえるかも。

茜屋：メールを送りたいがために見直してくれたらいいよね。

芹澤：メールの中で、例えば「あの時のみれぃのセリフ」はという話題があったら、そのシーンを見てみたりとか。『プリパラ』を見たことがない人もこのラジオからアニメに入っていただくのもいいと思います。

普通のトークの中でも感じられるキャラと全チームで目標達成を目指すコーナーも聴きどころ

――このラジオの聴きどころを挙げるとしたら。

芹澤：全編キャラでしゃべっているわけでないけど、『プリパラ』ってすごく本人の色がキャラクターににじみ出る作品だなと思うので、キャラがそこにいるように感じてもらえるかなと思います。チームごとのカラーも出ると思うし。

久保田：あと「かしこま！」や「ぷり」などの語尾や口ぐせもいっぱい聴けるのもこの番組ならではかも。

茜屋：また毎回登場するチームがいろいろなゲームに挑戦して、合計で100ポイント目指すコーナーも聴きどころかなと。今回、私達がどんなゲームをしたのか、今後登場するチームがどんな挑戦をするのか、そして一致団結して目標達成できるのかを追っていただけると楽しいかなと思います。結果は私達も気になりますし。

――ちなみに今回の挑戦の様子を見ていてシュールだなと思いました(笑)。

茜屋：そうですよね。

久保田：音声でどこまでつたわるのかな？

芹澤：映像や動画だったらいいのに。

茜屋：そこは皆さんのイマジネーションにお任せするということで(笑)。

『Pripara Friendship Tour 2019』は公演ごとに出演チームが違い、朗読やトークを楽しめる貴重なステージ

――先日、3カ月に渡ってのツアー、『Pripara Friendship Tour 2019 プロミス！リズム！パラダイス！』がスタートしました。そらみスマイルは初日の2月9日の東京公演に出演されましたが感想をお聞かせください。

茜屋：新しい衣装がうれしくて。アニメで「トライアングルスター」を歌っている時の衣装で、振り付けをチェックするためにアニメを見直したら懐かしい気持ちになって。「やっぱり、そらみスマイルっていいな」って実感できたステージでした。

芹澤：どんどんチームが増えていったし、昨年末のライブでは『プリ☆チャン』、『プリティーリズム』との合同イベントになったので大所帯で。それも楽しかったけど、今回のツアーは『プリパラ』という作品の素晴らしさをみんなで思い出せるものになるんじゃないかなと思います。

久保田：個人的には朗読が楽しかったです。去年のツアーやライブでは歌ったり、パフォーマンスをする機会はあっても3人でMCしたり、掛け合いすることがなかなかなかったけど、今回は朗読やコーナーもあって、ステージ上でみんなで和気あいあいとしゃべれる時間もあって楽しかったし、懐かしさも感じました。昔の人数が少なかった頃を思い出すような。

茜屋：今回は、公演ごとに参加メンバーも登場チームも違うので、より各メンバーやチームの魅力が楽しめるステージになっています。

芹澤：公演によってセットリストもまったく違うし。

久保田：既に見てくださった方にも違ったステージを楽しんでいただけるようになっていますので、よろしければ何度でも足を運んでみてください。

茜屋：アニメが終わってもずっと、そらみスマイルって出ずっぱりだよね。

久保田：全然、「さよなら」じゃなかったね(笑)。

宣伝担当：皆さんには『プリ☆チャン』にも出ていただくので。

芹澤：これからもよろしくお願いしますということで(笑)。

『プリパラ』&『アイドルタイムプリパラ』のコンプリートアルバムBOXが3月27日リリース！

――3月27日には『プリパラ』と『アイドルタイムプリパラ』のコンプリートアルバムBOXが発売されますね。

茜屋：皆さんが聴いているタイミングで私も聴いていると思います(笑)。10枚組ってすごいですよね。4年間全部のキャラソンが収録されるのもうれしいけど、サントラも入るのがうれしくて。

芹澤：わかる！　曲を聴くだけでシーンが思い出せるんですよね。感動するし。

久保田：いかにサントラが大切なのかわかるし、それだけシーンとマッチした曲が多いということだと思います。

茜屋：森脇(真琴)監督が天才だから。

芹澤：みんな知ってる！(笑)

――こんな楽しみ方ありますよというオススメの聴き方はありますか？

芹澤：初期の頃の曲はレコーディングしたのは遥か昔だったから歌い方とか違う気がします。

久保田：らぁらは変わらなくない？

茜屋：確かにあまり変わらないかも。

芹澤：みれぃさんは結構迷走していた気がする。「キャラソンって何だ」と悩んだ時も(笑)。

久保田：他のキャラとかも変わってる気がする。あろま(CV:牧野由依さん)とか。

芹澤：レオナ(CV：若井友希さん)も。そういうのを聴き比べるのもおもしろいと思います。

久保田：i☆Risの初期の頃は声優のお仕事に慣れていなかったけど、レコーディングするたびにレオナの高い声もどんどんかわいくなっていったし。私達の成長も感じていただければいいなと思います。

まだ終わらない『プリパラ』。ラジオとツアーの他にも新たな挑戦もできたら

――では最後に皆さんへメッセージをお願いします。

久保田：アニメシリーズが終わってもこうしてラジオができたり、ツアーができるのは皆さんが『プリパラ』をずっと好きでいてくださるからだと思うし、本当に感謝しています。今後も引き続き愛していただければうれしいです。

ツアーも4月まで続きますが、出演するチームが違えば、楽しみ方も違うと思いますので、まだ未体験の方はぜひ一度、もう見たよという方は何度でも楽しんでください。

芹澤：『プリパラ』は2年目でシャッフルが行われて、いろいろなチームができて、ドリームチームもいっぱいあって……みれぃはドリームチームを組んでいないんですけど(笑)、チームが変わることでいろいろなチームもできるので、ツアーでは会場ごと、公演ごとに聴ける曲が違うので、可能ならば全公演見ていただきたいです(笑)。

私自身も『プリパラ』はまだ終わっていないなと最近すごく感じることができるので、今回のラジオ以外でも『プリパラ』で新しいことができるように私達も頑張りますので応援よろしくお願いします！

茜屋：アニメ本編で、らぁらが言っていた「さよならだけどさよならじゃない」の言葉どおり、このラジオの中でもたくさんお知らせさせていただきながら、まだまだ広がっていくなと実感しています。

『プリ☆チャン』が放送されている今も、ツアーをやったり、コンプリートアルバムBOXがリリースされたりとまだまだ続いていることがうれしいです。今、2020年に10周年を迎える『プリティーシリーズ』を盛り上げる企画として、歴代の主人公が共演する『プリティーオールフレンズ』も動き出していますが、シリーズすべての作品が繋がっているということも改めて感じたので、このラジオ番組を含めて『プリティーシリーズ』をもっともっと愛していただけたらと願っています。