『コードギアス 復活のルルーシュ』大ヒット御礼舞台挨拶で、福山潤さん・櫻井孝宏さんら声優陣が熱い想いを語る!第4・5週来場者特典の画像も公開
現在、大ヒット上映中の『コードギアス 復活のルルーシュ』。本日3月2日(土)にユナイテッド・シネマアクアシティお台場にて、大ヒット御礼舞台挨拶が行われました。
会場には、出演声優の福山潤さん(ルルーシュ役)、櫻井孝宏さん(スザク役)、ゆかなさん(C.C.役)、小清水亜美さん(カレン役)、村瀬歩さん(シャリオ役)、そして谷口悟朗監督が登壇し、SPトーク繰り出してくれました。今回、会場の様子を記した公式レポートが到着したので、ここに公開していきましょう。
なお、第4週目、第5週目の来場者特典の画像も公開されたの、あわせてご紹介しちゃいます♪
大ヒット御礼舞台挨拶より公式レポート公開!
まず、MCから劇場動員50万人突破、そして公開館数120館ながら、3週連続で週末の興行収入ランキングTOP10入りが明かされると、会場からは大きな拍手が起こった。
その上で、谷口悟朗監督が「本当にとても嬉しいです」と率直な気持ちを述べると、ルルーシュ役福山潤さんは「大ヒット御礼ということでみなさんの前にまた立っています。実感はあるのですが、『復活のルルーシュ』がみなさんに受け入れてもらえるかどうかというのは、実際に公開してみないとわからなかったので、こうして50万人の方に見ていただけたことに感謝でいっぱいです」と嬉しさを言葉にした。
続いてスザク役櫻井孝宏さんは「公開初日の舞台挨拶のときに、福山くん、それから村瀬くんと、島﨑信長くんと話していたんですが、良いスタートを切れたなという気持ちでいました。何度か観ていただくと、何か違ったことが見えてきたり、気付けるんだってことをすでに実践して下さっている方もいるようで、ありがとうございます」と振り返り語った。
それを受けC.C.役のゆかなさんは「私も大変嬉しいです。何よりも、ご覧いただいたみなさんに今日直接お会い出来て、そしてこのメンバーでこの場に立つことが出来て本当に嬉しいです。これはみなさんが応援してくれたからこそで。本当にありがとうございます」と感謝を述べた。
カレン役の小清水さんは「当時から好きだったお客様、そして最近好きになったお客様もいる中で、時を経てこうして直接お会い出来て嬉しいです」とゆかなさんに重ね喜びを語った。
最後にシャリオ役村瀬さんは「学生時代から好きだった、当時夢中になっていた作品に関わらせていただいて嬉しいです。新しいキャラクターとして入って行って、受け入れられるかな、大丈夫かな、と思っていたんですが、今日50万人突破というすごい数字を聞いて、『復活のルルーシュ』の中に入った自分も受け入れられた感じがして嬉しいです」と改めて大ヒットとなった本作への感慨を言葉にした。
キャストが語る印象に残ったシーン
続いて印象に残ったシーンを聞かれた村瀬さんは「姉のシャムナのラストシーンで、Cの世界で黒く怨念のようなものが現れるところ。未来だけを見て、Cの世界の先に行こうとしていたシャムナが、シャリオのことも考えて心を残さないようにしていたのに、最終的には色々心残りがあった。
そのシーンを見て、人間というものから抜け出すのは難しいんだなと感じました。戸田さんのお芝居も含めて、あのシーンはすごく印象に残っていますね。自分の心の奥に残ってゾッとしました」と関係の深い姉・シャムナについて語った。
小清水さんは「ラストのC.C.との会話のシーンです。TVシリーズからずっとやってきた集大成という感じがした。C.C.のことやっぱ好きやねんっていう。もうちょっと側にいたかったんだなって」と答えると、「(本当は別々の収録の予定だったが)どうしてもとお願いして二人で一緒に録らせていただきました。もちろん劇中で話しているのはカレンなんですけど、ちょっと小清水亜美が入っているというか…」とゆかなさんが返し、会場からは笑いが起こった。
さらにゆかなさんは「役者としてもキャラクターとしても12年間のいろんな気持ちがあのシーンにのっている気がして、私もすごくそこが好きで。カレンがC.C.のことを、はじめて"ルルーシュのおまけ"じゃなくてC.C.自体を見て、情をうつしてくれたのかなという印象がありました」と『復活のルルーシュ』の中でもとりわけ関係性に変化のあった二人について熱く語った。
それに対し小清水さんも「今まで気が付かなかった、気にもしていなかった感情にやっと気付いた感じ」とゆかなさんと向き合い思いを語り合った。
櫻井さんは印象的なシーンとして咲世子と玉城を挙げた。この二人のキャラクターが本作の展開で重要であると話し、「玉城が通信で泣きついてきて、『その手があったか!』っていうところとか」とシーンを挙げると、すかさず福山さんが「"バカは常人の三倍の行動力がある"ってことだね」と返し会場から笑いと拍手が起こった。
続いて福山さんは「どうも、"元ルルーシュ"です。」と挨拶し笑いを誘いつつ、「『復活のルルーシュ』ではTVシリーズを踏襲したシーンがいっぱいあった。なので最後、一人で旅立つC.C.をルルーシュが追いかけたシーンの収録テストで、C.C.が話している間ずっとハァハァ(と息切れの芝居を)してたんですよ。そしたらそれはやめろって言われて」と体力面に難ありのルルーシュならではの芝居付けにNGを出されたことを明かした。
その上で「口げんかみたいになるところは、これまでのC.C.とルルーシュの関係性を一歩踏み込んだ関係になったなと、ゆかなさんと話した覚えがあります。そういったことも含めてそのシーンはすごく感慨深いです。」と続け、これまでTVシリーズから共犯関係と言われてきた二人の変化を語った。
監督からの鑑賞ポイント
ここでMCから会場に本作の鑑賞回数を質問したところ、2回以上鑑賞されているお客様が9割以上。この結果を受けて、2回目以降の鑑賞ポイントを聞かれた監督は、「私の監督としての師匠、高橋良輔さんが原画を担当してくれたシーンがあります。
ひとつは玉城のお店のパーティーシーンで、酔っぱらって扇に絡む玉城の奥にいる藤堂さんが持っている日本酒のラベルの文字。それから戦いの後、逃げていくジルクスタンの人々を見ている玉城の酒瓶のラベルの文字、この二つを高橋さんが担当しています」と細かくこだわり設定したシーンを明かすと会場からは驚きとともに拍手が起こった。
福山さんからは「そのラベル入りのボトルを発売しましょう!!」と提案が。
さらに冒頭のC.C.のが乗っていたトラックが故障し修理を依頼しているシーンでのお金は、ブリタニアの古い時代の貨幣としてデザインをしており、詳細な設定では神聖ブリタニア帝国第一皇子だったオデュッセウスの肖像が描かれていると明かし、2回目以降も楽しめる要素をたくさん入れ込んであると語った。
最後にファンへのメッセージ
最後はファンのみなさんへのメッセージとして谷口監督は「総集編3部作から、もしくは『復活のルルーシュ』から新しいファンの方にも入っていただき、このように支持していただいたということで、スタッフおよびキャストが誠心誠意頑張ってきた甲斐があったと思っています。これからも宜しくお願い致します」長きに渡り応援してくれたファンへのひとつのお返しとして『復活のルルーシュ』を届けることができたと改めての思いを言葉にした。
続いて村瀬さんは「10年前の自分に今こうしてシャリオとして『コードギアス』に関わっていると言ったら、『すごいな!』と驚くと思います。それくらい自分の中では伝説的な作品であり、本当にたくさんの人に愛されている作品に素敵な役で出演させていただいて。結果的に死んじゃったんですけど、それも嬉しかったんです。
何よりもアフレコ現場で、キャスト・スタッフ含め、物作りをしているなとひしひしと感じられて、フィルムが出来てからも音楽も映像も本当に素晴らしかったので、そういう作品に自分も参加出来たことが何よりも幸せでした。
これからもぜひ2回3回と観に行っていただければ本当に嬉しいです。本日は本当にありがとうございました」とギアスファンとしての喜びと『復活のルルーシュ』に関わるスタッフ・キャストの熱量を熱く語った。
小清水さんは「『復活のルルーシュ』をやると初めに聞いた時、TVシリーズ、そして総集編3部作でカレンにとってはハッピーな感じで終わっていたのに、次こそはカレンの命が危ないんじゃないかって。でも無事に生き延びて良かったです」と『復活のルルーシュ』でも引き続きの活躍を見せたカレンの身を案じていたことを明かした。
しかし「今回はスザクと共闘ということで、もしここぞってピンチの時にスザクが助けに来てくれても、本当に危ないとスザクが感じれば『生きろ』のギアスが発動して、急に身を引いてカレンが犠牲になるんじゃないかって!『助けにきたんじゃないのー!?』って未来がね…」とスザクとの共闘シーンであったかもしれないまさかの自体を想像していたと話し、会場からは大きな笑いが起こった。
それに対し櫻井さんも「『ごめん、カレン…』って言いそう」と返し盛り上がる一幕も。
ゆかなさんは、「今日は御礼の回ということで、12年という長い間を本当に一緒に歩んでくれてありがとうございます。それからね」と福山さん、櫻井さん、小清水さんを見て御礼を述べ、さらに村瀬さんに「参加してくれてありがとう」、谷口監督に「見つけてくれてありがとうございます」と同じ檀上で肩を並べたキャスト・監督への感謝を述べた。
「急にどうしたの、泣いちゃうじゃん」と櫻井さんがすかさず突っ込むと、会場を見渡し真摯な表情で「もしかしたら、みんなで檀上に並ぶことってこれで最後かもしれない。今日は私も来られて良かったし、みなさんにも来ていただいて本当に良かったです。これからもコードギアスを宜しくお願い致します」と繋ぐと温かい拍手が起こった。
続いて櫻井さんは「僕らだと、客観的に作品を観れなくなっているところがあると思うんです。みなさんのほうが、コードギアスについて詳しかったり、こういうところが味わい深い、という部分を知っているのではないかと思います。みなさん一人一人が思っていることを、みなさんの言葉でどんどん広めていただけると、50万人突破の次は100万人もいけるんじゃないかと思います」と話すと会場からは期待の眼差しが。
「こんなことを言いたくなっちゃうくらいこの作品は面白いですし、みなさんあっての作品だと思っています。先程谷口監督が教えてくれた2回目以降のポイントも、劇場に確認しに行ってくれたら本当に嬉しいなと思います」と『復活のルルーシュ』を味わい楽しんでほしいと語った。
最後に福山さんは「この作品に関わってきた中で、見たことない景色、感じたことのないようないろんな思いを作品の中で自分も感じて、そして表に出して、そしてみなさまに受け取ってもらってというのを繰り返してきました。本当に長い時間、みなさまと一緒に過ごしてきたような感じがします。
こうやって『復活のルルーシュ』の大ヒット御礼舞台挨拶をさせていただくにあたり、多くの方々に受け入れていただいて、そして複数回観ていただいた方も今日初めて観ていただいた方も、このひとつの作品を通して多くの気持ちが集うことができた作品だなということを改めて痛感しております。
あらかじめ想定していたわけではないですが、50万人という数字は本当にすごいです。ただただひとえにみなさんに楽しんでいただくために、作り続けてきた結果、こういう幸せな景色を見せていただくことができました。
そして、『コードギアス』と100万人という言葉は、やっぱりなじみが深いなと思います。TVシリーズで“100万人のゼロ”をやりましたので、是非とも『復活のルルーシュ』では“100万人のナム・ジャラ・ラタック”、そういう見出しをみたくないですか?」と会場に問いかけると割れんばかりの拍手が。
「そういった幸せな瞬間っていうのはまた何度も訪れてもいいのではないかと言うくらい、我々のなかでもスペシャルなひとつの作品になったと思います。この作品がみなさまに愛し続けていただけることを願っております。
みなさま本当にどうもありがとうございました」と完全新作として送りだされた『復活のルルーシュ』がキャストにとってもそしてファンにとっても特別な一作であることへの思いを言葉にし、大ヒット御礼舞台挨拶は幕を閉じた。
来場者特典情報:画像公開!
第4週:木村貴宏描き下ろしポストカード
配布期間:3/2(土)~3/8(金)
第5週:メインアニメーター描き下ろしコースター全4種(ランダム配布)
配布期間:3/9(土)~3/15(金)
※ランダム配布のため絵柄はお選び頂けません。
※各週とも数量限定につきなくなり次第終了。
完全新作映画「コードギアス 復活のルルーシュ」あらすじ
光和2年。世界は再編成された超合集国を中心にまとまり、平和な日々を謳歌していた。しかし、平和は突如として終わりを告げる。仮面の男・ゼロとして、ナナリーの難民キャンプ慰問に同行したスザクが謎のナイトメアフレームに敗れ、2人は連れ去られてしまった。シュナイゼルの密命を受け、戦士の国・ジルクスタン王国に潜入したカレン、ロイド、咲世子はそこで、謎のギアスユーザーに襲われる。そして、その場には襲撃者に“元嚮主様”と呼ばれる、C.C.が居た。
かつて神聖ブリタニア帝国の大軍すらも打ち破った無敵の王国を舞台に、人々が描く願いは、希望か絶望か。果たして、ギアスのことを知るジルクスタン王宮の面々と、C.C.の思惑とは——。
作品情報
『コードギアス 復活のルルーシュ』
大ヒット上映中!
配給:ショウゲート
スタッフ
監督:谷口悟朗
脚本:大河内一楼
キャラクターデザイン原案:CLAMP
キャラクターデザイン:木村貴宏
ナイトメアフレームデザイン原案:安田朗
ナイトメアフレームデザイン:中田栄治
メカニカルデザイン・コンセプトデザイン:寺岡賢司
メインアニメーター:木村貴宏、千羽由利子、中田栄治、中谷誠一
美術監督:菱沼由典
色彩設計:柴田亜紀子
撮影監督:千葉洋之
編集:森田清次
音響監督:井澤基、浦上靖之
音楽:中川幸太郎
配給:ショウゲート
製作:サンライズ、コードギアス製作委員会
キャスト
ルルーシュ:福山 潤
C.C:ゆかな
スザク:櫻井孝宏
ナナリー:名塚佳織
カレン:小清水亜美
ロイド:白鳥 哲
咲世子:新井里美
シャムナ:戸田恵子
シャリオ:村瀬 歩
フォーグナー:大塚明夫
シェスタール:島﨑信長
ビトゥル:高木 渉
クジャパット:津田健次郎
『コードギアス』シリーズとは
2006年に『コードギアス 反逆のルルーシュ』全25話、2008年に続編『コードギアス 反逆のルルーシュ R2』全25話がTV 放送され、一大ムーブメントを巻き起こし、スピンオフ作品やコミカライズ、イベントや舞台化など、多方面に渡りメディアミックスを展開。放送から10年以上経った現在でもファンから熱い支持を得る、2000年代を代表するヒット作品のひとつです。
2017年10月~2018年5月にかけて、TVシリーズ全50話を3本の映画に再編集し、全編新規アフレコ収録と新作カットを追加した劇場3部作が順次公開。2019年2月9日公開の完全新作映画『コードギアス 復活のルルーシュ』は劇場3部作の「その後」の物語です。