この記事をかいた人
- 小澤めぐみ
- 営業職を経験後、記者業務に携わりフリーへ。主に男性声優、漫画、アニメなど浅く広く…今はもっぱら藤沢朗読劇中毒
2019年3月8日(金)リリースの漫画・ノベルアプリ「comico」ボイスコミック化を記念したインタビュー企画第2弾!
ボイスコミック化された『おとなりさん以上かぞく未満』、『キミのとなり。~年の差恋愛の事情~』、『となりの席の小林さん。』は、シチュエーションや関係性が異なるものの、偶然にも“となり”をキーワードに描かれた恋愛物語です。
そこで、作品やキャラクターをはじめ、comico初となるボイスコミックの魅力などについて、“となり”をテーマに、3作品に出演したキャスト陣へのインタビューを企画。
今回は『キミのとなり。~年の差恋愛の事情~』から、主人公・末原良子役の天海由梨奈さんと立花春人役・西山宏太朗さんの、ざっくばらんなお話が飛び出したインタビューをお届けします♪
【連載第1回】『おとなりさん以上かぞく未満』鵜澤正太郎さん、上田麗奈さん、米澤円さんインタビュー
『キミのとなり。~年の差恋愛の事情~』は、周囲の友人が次々と結婚し、30歳を目前に結婚に焦る社会人・末原良子が6年付き合った彼氏と破局。意気消沈しているところへ、高校生になった幼なじみ・立花春人と約10年ぶりに再会し、「結婚しよう」と告白されます。
年下彼氏とのトラウマを持つ良子は、11歳差のある春人との交際には前向きになれず、春人の兄で憧れの人物・立花秋人や、元彼で春人の学校の教師になった木村健一郎など、新たな男性との出会いが。
一方、良子を振り向かせようと試行錯誤する春人は、仲の良いクラスメイト・神崎りんかから好意を寄せられていることに気付かず……という恋愛の一方通行が交錯する、年の差ラブストーリーです。
ボイスコミック『キミのとなり。~年の差恋愛の事情~』作品ページURL
そして、インタビューがスタート! まずは『キミのとなり。~年の差恋愛の事情~』の魅力を、“comico”にちなんで、キャストのお2人にあいうえお作文「コ・ミ・コ」で表現していただきます。さらに気になるワードから、共演しての感想や収録の模様をうかがいました♪
●末原良子役・天海由梨奈さん
コうこうせい(高校生)とアラサーの恋
ミどころはもちろんココ!
コの先の展開もみのがせない!
実際に幼なじみだとしても、ひと回り以上年齢が違うと、高校生と29歳の恋ではネックになると思います。
例えば良子が24歳とか、もう少し春人と年齢が近いのであれば、また違ったのかもしれないとも思うので、作品としてまさに、そんな2人の恋愛に注目してほしいです。
●立花春人役・西山宏太朗さん
コんなのひどいよ……
ミんなにしてるの……?
コんらん(混乱)しちゃう
これは、神崎りんかの心の作文です。りんかという強烈な印象を与えてくれるキャラクターがいて、彼女の気持ちが今フッと出てきたので、この「コ・ミ・コ」作文にしたためさせていただきました。
りんかにも注目して作品を読んでいただいて、こういうことだったんだなというところも感じていただけたら、うれしいなと思います。
――どちらの作文もポイントを押さえていると思うのですが、まさか西山さんに、りんかの心情を表現していただけるとは思わず……驚きました。
西山:ファンの方からしたら、りんかになりきっていて気持ち悪いですよね。恥ずかしいです(苦笑)。由梨奈ちゃんの作文は、さすが主役! すごいです。
天海:そんなことないです。西山さんの作文からは、それほど感情移入しているのが伝わってきます。
西山:そうかな。でも、好きだと言われても考えられないという、良子の気持ちはよく分かります。春人の気持ちも、良子が魅力的だからこそ好きという気持ちが強くなるのは分かるのですが、良子には、春人の熱烈な気持ちに対しても「まだ子供だし」みたいな感じで思っていてほしいというか、年下から好かれたからといってフワフワしてほしくないというか(笑)。
それが今後、どう春人の熱烈なアピールに、良子が振り向いてくれるんだろうというのは見逃せないですね。
天海:気になりますね。私的には、付き合うなら年下の彼より、年上の方が良いんじゃないかなと思うのですが。
西山:そうなんだ。今、おいくつでしたっけ?
天海:22歳です。私から見た年下というと、高校生もまだ範囲内だとは思うのですが、“高校生”というのがちょっと……。
西山:確かに、年齢というか学生という縛りが気になるかもね。って、なんの話だっけ?(笑)
――(笑)。お話を伺っていると、お2人ともキャラクターの心情に共感されている部分があるかと思うのですが、共演されての感想を教えてください。
西山:一緒に収録できたこともあって、第一声を聞いて良子だなと。実年齢より年上のキャラクターにもかかわらず、それを感じさせないというか、ハリもあってピッタリだと思いました。
外に向けて、誰かと対話している声色と、心の内で考えているモノローグ的な声色にハッキリと差があって、素敵だなと思います。
天海:ありがとうございます、純粋に照れてしまいます。
私も、春人の“好きだから、気持ちに答えてほしい”というピュアな感じの部分が、西山さんの演技からビシビシ伝わってきて。
私としては、うまく良子を演じていると思っていただけたのは、西山さんの春人があったからだと思っていて、演技の面ですごく引っ張っていただきました。
西山:僕もうれしいです。掛け合いをしていて、とにかく楽しいなという収録でした。
――実際に、完成したボイスコミックをご覧になっていかがでしたか?
天海:声が入っていたり映像が動いていたり、効果音などで物語にスッと入りやすく、分かりやすくなっていると思います。
西山:状況が、より鮮やかになりますよね。
原作漫画やボイスコミックそれぞれの楽しみ方があると思うので、これはこれで、声というすごく面白い個性がまた1つプラスされています。それによって、キャラクターがまたある意味変わったというのが、魅力ですね。
天海:ボイスコミック版はかなり動いていましたし、原作からファンの方にも、初めて見る方にも絶対喜んでいただけると思います。
ここからは、「●●な時“となり”にいてほしいキャラクター」として、シチュエーションごとにキャラクターを選んでいただき、その魅力をより深く探っていきます。
【シチュエーションテーマ1】恋愛相談を隣で聞いてほしいキャラクターは?
A,天海:末原良子/西山:立花秋人
天海:私は良子に聞いてもらいたいです。春人に迫られて、すぐに「自分も好き」となるわけじゃなくて、いろいろと悩み葛藤しているので、そういうところから良子に恋愛相談を隣で聞いてほしいなと思います。元彼ともいろいろあったみたいですし、恋愛に関して経験豊富そうですね。
西山:ベタですけど、秋人かな。客観的にどう思うかを、理路整然と話してくれそうなので、現実的な判断から良いアドバイスをくれそうだなと思います。ダメなことは叱ってくれそうな感じがするので、すごく信頼できますね。
【シチュエーションテーマ2】ゾンビに囲まれた! 絶体絶命のこんな時、隣にいてほしいのは?
A,天海:りんかの親友・笹原希美/西山:末原良子の母
西山:良子のお母さんは、結構ピンチに強そうなので(笑)。“母は強し”ですよね。隣にいてくれたら、相当安心するんだろうなと思います。
天海:母は強そうですね(笑)。私は、笹原ちゃんです。頼りになるからという理由ではなくて、絶望的な状況でも、明るいキャラクターで勇気づけてくれるというか、前向きになろうという気持ちにさせてくれるかなと。自分がもうダメだと思っても、彼女は諦めない感じがするので、明るく引っ張ってくれるんじゃないかと思います。
【シチュエーションテーマ3】料理する時、隣にいてほしいキャラクターは?
A,天海:神崎りんか/西山:末原良子
西山:良子ですね。手料理を食べているシーンもあったので、いてくれたら助かりますね。
天海:私は、りんかちゃんですかね。見た目のイメージから、なんでもできちゃいそうに思いませんか?
西山:すごく器用そう。
天海:絶対に美味しいものを作りそうな“完璧女子”という感じがします。
――お2人は、ご自身で料理を作られる機会は多いですか?
西山:多少ですね(苦笑)。本当に危機迫って「しなきゃいけない!」という状況が来たらしますね。なので、良子がいてくれたら甘えちゃうと思います。
天海:私は(料理)しないですね。
西山:しなさそうだよね(笑)。
天海:電子レンジが友達なので。
一同:(笑)。
天海:唯一無二の友達です。
西山:料理する時、隣にいてほしいのは電子レンジ? 間違いないけど(笑)。
天海:結局のところ……電子レンジみたいな(笑)。りんかちゃんなら、バレンタインとかもチョコ溶かして、飾り付けしてと、きっと上手で。箱とかラッピングにもこだわりそうですよね。
【シチュエーションテーマ4】遊園地に行く時、隣にいてほしいのは?
A,天海:木村健一郎/西山:立花春人
西山:これ、(答えは)一緒だと思うな多分。
天海:本当ですか? 「せーの」で言いましょうか。
天海・西山:せーの。
西山:春人。
天海:キムゴン(木村健一郎の愛称)。
一同:(笑)。
西山:マジか!? 違ったよ……僕は春人だったんですけどね。すごく純粋で、天真爛漫にはしゃぐイメージがあるので、一緒に行ったら絶対楽しいだろうなと。春人とだったら、シューティングゲームとかで熱くなってくれそうなので、すごく面白そうだなと思いました。
天海:確かに、言われてみると(笑)。私は、キムゴンがいいですね。大人な感じで、引っ張っていってくれそうだからです。
西山:そっか、そっちかぁ。
天海:お化け屋敷に一緒に行ってみたいなと思いますね。苦手なのか得意なのかは分からないですけど、強がってでも守ってくれるのかなとか。
西山:ちなみに、由梨奈ちゃんは(お化け屋敷)得意なの?
天海:私は……普通です(笑)。
西山:ただ反応が見たいだけなんだね、なるほど(笑)。
天海:そうですね、どんな反応をするのかなと。怖がっていたら怖がっていたで、かわいいなと思いますし、「俺は全然、大丈夫だよ」という感じなら頼もしいなと思うし、ギャップを感じたいです。
【シチュエーションテーマ5】ドライブの時、隣にいてほしいのは?
A,天海:立花春人/西山:笹原希美
天海:ここは春人ですね。絶えず話題を振ってくれて、楽しくできるかなと思います。
西山:そうですね、僕は笹原さんかな。すごく気を使ってくれたり、歌を歌って盛り上げてくれたり、そういうことをしてくれそうなイメージがあるので、笹原さんに期待しちゃいます。
天海:楽しそうですね。
――西山さんから「歌を歌ってくれそう」という意見も出ましたが、ドライブのBGMに流すとしたら、どんな曲が盛り上がると思いますか?
西山:かけるならタッキー&翼の「Ho! サマー」を、一緒に「ホッ サマー♪ ホッ ホッ サマー♪」と歌ってほしいですね。ドライブといえば夏というイメージを感じたので、夏ソングは何かなと思って降りてきたのが「Ho! サマー」でした(笑)。
天海:いいですね(笑)。私の場合は、流行りの曲かな。今、流行っている曲なら一緒に歌ってくれそうなイメージがあるので、DA PUMPの「U.S.A.」とか。
西山:歌ってくれそう! にぎやかで楽しそうだね。
インタビューの最後は、配信を楽しみされているファンの皆さんへメッセージをいただきました。
●西山宏太朗さんメッセージ
この作品を初めて読んだ時、いろいろな人のとてもピュアな気持ちがあふれた作品だなと感じて、まっさらな気持ちでキュンキュンできる、素敵なラブストーリーだなと思いました。
皆さんが一息つきたい時、リフレッシュしたい時などに、きっと心が救われるんじゃないかなと思うので、ぜひお話にどっぷり浸ってもらえたらなと思います。
僕たちも、気持ちを込めて声を当てさせていただきましたので、また続きが演じられたらうれしいなと思います。
この先も声を当てられたらいいなと思っていますので、どうかこれからも変わらない応援お願いします。
●天海由梨奈さんメッセージ
今回この作品が、高校生とアラサーの恋ということで、現実的には高校生とは難しいと考える方もいるかと思いますが、その枠も超えて春人というキャラクターに惹かれていく、良子の心情の変化を楽しんでいただきたいです。
良子を演じさせていただき、良子の気持ちを感じることができて、楽しく収録させていただきましたし、個性豊かなキャラクターたちもたくさんいて、キャストの間でも、りんかがこの先どうなるのか話題になっていました。
私は個人的にキムゴンが好きで、これからどうなっていくのか気になります(笑)。また、続きを演じさせていただけるよう頑張りますので、引き続き応援いただけたらと思っております。
そして、企画の最後は“となり”つながりの次の作品に出演したキャストへメッセージを送る「回覧板」を皆さんに書いていただきました。
お隣さんへ回覧板を回すように、次のキャストへとバトンをつないでいく『コミコ式「となり」の回覧板』と名付けられたリレーコメントです。
今回は、天海さんと西山さんによる企画第1弾『おとなりさん以上かぞく未満』のキャスト陣から受け取ったメッセージへのお返事と、企画の最後を飾る『となりの席の小林さん。』主人公・小林凪役の芹澤優さん、関口基役の上西哲平さん、滝沢晃役のランズベリー・アーサーさんへ向けてのコメントをご紹介!
芹澤さん、上西さん、ランズベリーさんがどのようなコメントを返してくれるのか、第3弾インタビューもお見逃しなく☆
【取材・文/小澤めぐみ、写真/相澤宏諒】
営業職を経験後、記者・編集業務に携わりフリーへ。男性声優を中心に、漫画、アニメ、外ドラ、BLなど浅く広く好奇心は一人前。飲食、旅行、音楽、(ヘタだが)写真撮影、話を聞くことも好きで、近年の自粛生活は苦痛。最近のお気に入りは『薬屋のひとりごと』『異世界でもふもふなでなでするためにがんばってます。』。王道モノから西東問わず歴史モノなど“ファンタジー”や“ミステリー”が好物。今はもっぱら藤沢朗読劇中毒
●ボイスコミック『キミのとなり。~年の差恋愛の事情~』第1話
ボイスコミック『キミのとなり。~年の差恋愛の事情~』作品ページURL
●キャスト
天海由梨奈(末原良子役)
西山宏太朗(立花春人役)
中島ヨシキ(木村健一郎役)
久保田未夢(神崎りんか役)
伊東健人(立花秋人役)
●あらすじ
アラサー女子、末原良子(29)。周りは結婚・出産で大忙し…私だって結婚したい!! そんな良子の前に現れたのは…?!
●comicoとは
comico公式サイト
comico公式Twitter
App Store ダウンロードページ
Google Play ダウンロードページ
【連載第1回】『おとなりさん以上かぞく未満』鵜澤正太郎さん、上田麗奈さん、米澤円さんインタビュー
(C)NHN comico Corp.