小野大輔さん、鈴村健一さん、神谷浩史さん登壇!最終回放送目前「愛の『宇宙戦艦ヤマト2202』アワード」レポート【Anime Japan2019】
2019年3月23日(土)&24日(日)、東京ビッグサイトで開催されている「AnimeJapan 2019(以下AJ)」。24日、COBALT BLUEステージで「愛の『宇宙戦艦ヤマト2202』アワード」が行われました。
不朽の名作『宇宙戦艦ヤマト』をリメイクして作られた『宇宙戦艦ヤマト2199』。その続編として製作された『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』。全7章が劇場公開中、TV放送も最終回を迎えます。
本稿では、そんなTV放送も最終回目前のヤマトスペシャルステージの様子をご紹介します!
<出演者>
小野大輔さん(古代進役)
鈴村健一さん(島大介役)
神谷浩史さん(クラウス・キーマン役)
福井晴敏さん(シリーズ構成)
小林治さん(MC)
そんなセリフあったっけ? 「好きなセリフ・ア・ワード」島大介篇
キャスト紹介もそこそこに、さっそく「好きなセリフ・ア・ワード」のコーナー! 事前にTwitterで受け付けていた投票結果を発表していきます。
まずは島大介篇。3位は「ワープ!」。2位は「まだナイショ(ハート)」ということで、1位は「素直になれよ。支えてもらうことは恥じゃないだろ?」。
島役の鈴村さんは、「ワープ!」が1位でないところに投票してくれたみなさんの愛を感じられたそうです。
ここで、伏せられている2位をあてるミニコーナーに突入。まずは小野さんが事前に書いたボードを出します。
「テレサー!」に鈴村さんが過去のイベントの思いでを吐露。イベントではテレサ役の神田沙也加さんと一緒だったので絡みがあると思ったのに、シリーズ構成の福井さんに「ありません」と言われてショックだったそうです。
さらに「シェー!」と出すと、他作品なのでやめておけとつっこみつつも、島風に読んでくれる鈴村さん。それだけでちょっとあるような気がしてしまうから不思議です。
小野さんの本命の解答は、「俺も撃つ」。波動砲を撃つ責任を一緒に負った名シーンのセリフです。
神谷さんの予想は「ワープ!(笑)」。3位とニュアンス違いとの主張です。さらに「あしたに生きるぜ ライブマン!!」と重ねますが、会場には元ネタのわからない人が多い様子でした。
鈴村さん本人は、「ソコヒダリデス」となぜかAI化。さらに服装が緑なのでと「パクチーすき?」と重ねてきます。それだとガトランティス人はパクチーをかなり食べる人種になってしまうと笑いを誘いました。
鈴村さんの本命は「え? 今日『ワープ』だけ?」。実際、セリフがそれだけしかない話もあったそうですが、福井さんはセリフが少ないと配慮して声を掛けてくれていたそうです。
さて正解は……「おまえ一人の引き金じゃない。俺も撃つ」。一部ですが、小野さん正解!
ちなみに福井さんは、「そこまでしなきゃいけないのかよ」がランクインするかと思っていたそうです。
「好きなセリフ・ア・ワード」クラウス・キーマン篇
つづいては、クラウス・キーマン篇。3位は「乗せろ。いいから」。あとは同率1位で、一方は「まだナイショ(ハート)」で、もう一方は「ダメだ。これは、イスカンダルに旅した者が等しく背負う十字架だ。自ら呪縛を絶たない限りヤマトに未来はない」でした。
さっそく鈴村さんが予想します。「オマエトモダチ」「オレ」まで出したところで、3枚目「オマエクウ」は出す前に神谷さんにネタを読まれました。ちっとも予想していませんが、会場は大笑いです。
つづいて小野さんが「アキラー!」と出すと、まったくネタが通じず、すさまじくすべりましたが、気にせず「なぁがくらー!」と続けます。鈴村さんが横からすべっていることをつっこみますが、小野さんはいつもわりとそうだからとサクッと進めます。
そして小野さんの本命は「その哀しさを俺は愛する」。小野さんも本当に好きなセリフだそうです。
キーマンを演じる神谷さんの予想は、「お前の母親の新しい恋人ガミラス人って本当?」。そんなセリフはたぶんありませんでした。
正解は、「他人のものを盗んで勝手に使うような奴らは…お仕置きだ」。盗用された技術をいじって反撃する名シーンでした。
「好きなセリフ・ア・ワード」古代進篇
いよいよ最後は古代進篇。2位は「我々は、あの艦に希望を託す!」。小野さんが「あのカン」と呼んでしまって、福井さんに「あのフネ」だとつっこまれます。
同率2位は「まだナイショ(ハート)」で、1位は「俺はね、当たり前のことを当たり前にしたいだけなんですよ。約束は守る。助けを求められたら手を貸す。みんな当たり前のことでしょう……!?」でした。
まずは神谷さんが予想します。「成人映画大人一枚!!」に、映画館に行ったのならヤマトを見ようよ、と小野さんがつっこみます。
つづいては「オレはあそこに行かなくちゃならない!!」とセリフはまともなのですが、「裸のテレサを見て、」と注釈がついているので、やたら下心のある古代君になってしまいました。
つづいては鈴村さん。「左手はそえるだけ… 左手はそろえるだけ… 左手は…」と、波動砲を撃つ操作について独り言をいう古代君です。そんなセリフがあったかと首をかしげつつも、小野さんは本息で「てー!」まで言ってくれました。
さらに2枚めは「雨ー!」とのことで、小野さんと神谷さんが惜しい、雪じゃないのか、とつっこみます。もう1枚は「てなわけでエンディングのお時間です」。
古代進を演じる小野さんは「てー!」と予想。波動砲を撃つ瞬間だけでなく、発射シークエンス全体が好きなのだそうです。
正解は、「土方前艦長の命令を決行する!」。全員不正解かと思いきや、なんと小野さんが「もう1枚めくると書いてありました」とのこと。一転正解です。
旅で積み重ねてきたさまざまな思いがここでこみ上げてきたことを思い返し、感慨深そうにしていました。
MSSは誰の手に!? 好きなセリフ・ア・ワードMSS
つづいてのコーナーは、「好きなセリフ・ア・ワードMSS」。MSSとは、「もっとも」「好きな」「セリフ」の意味だそうです。
こちらも事前にTwitter投票があり、最終ノミネートされたのが以下の3つです。
1. 土方竜「死んで取れる責任などないぞ、山南生きろ!生きて恥をかけ!」
2. アベルト・デスラー「彼の友なら、恥をかかせるな」
3. 森雪「古代進は地球を救ったぞー!!」
このコーナーは、会場の拍手と配信中のニコ生投票を参考に、福井さんが決定します。
投票の前に、気になるセリフについて聞かれたキャスト陣。鈴村さんと神谷さんは雪のセリフを取り上げ、ラブラブすぎる古代と雪に嫉妬したり、突然雪が叫びだしてびっくりしたなど、最初の印象について語りました。
小野さんは、土方竜のセリフを取り上げ、生きて償うべきだというこのセリフに、ヤマトの魂が詰まっていると熱弁。いいお話ですが、福井さんはこのセリフをさらっとパソコンが使える人の後ろで唱えたいそうです。
さて、会場の拍手をカウントするのは小野さん。双眼鏡とカウンターを持って、それぞれの投票数を数えますが……雪のセリフだけやたらとカウンターが回っている気がします。
ニコ生投票では、半数弱が土方竜のセリフ。ということで、福井さんが独断で決定します。盛大なドラムロールを経て、好きなセリフ・ア・ワードMSSは森雪に決定!
神谷さんは不正を訴えますが、福井さんには福井さんの思いが。TVアニメ版を見ている人はまだ1度しか聞いたことのない雪の「古代進は地球を救ったぞー!!」ですが、実は2202の作中で二度言うセリフで、最終話まで見れば絶対これがトップになる力説。
そんなわけで、次回金曜日最終話放送です!
26ヶ月ものアフレコ収録の集大成を見届けて
あっという間にエンディング。登壇者から、それぞれ今の思いが語られました。
シリーズ構成の福井さんは、キャストの方々とともにイベントのステージに立つのは今回のAJが最後とのこと。お世話になりましたと深々と頭を下げました。
まだ7章の舞台挨拶には登壇されるそうで、千秋楽の舞台挨拶ではちょっとした発表もあるのだとか。
神谷さんからは26ヶ月もの長いアフレコ期間があったことが明かされ、次回の放送で終わってしまうのだという喪失感と、40年前に描かれたヤマトのリメイク作品に巡り会えたことへの感謝が語られました。
鈴村さんは、いいことは小野さんに言ってもらうとして、小野さんに早々にバトンを託しました。
託された小野さんは、一緒に旅をしてくれてありがとう、と会場に集まったお客さん、ニコ生を見ている方々、作品にかかわったすべての人への感謝を感慨深い様子で伝えました。
そして、放送直前のヤマト最終話について、未来へつながっていく希望がもてる終わりであることを告げ、ヤマトという作品も、同じように次の世代へと受け継いでいくものだったのだと思いを語りました。
TVアニメ版は次回26話が最終話、劇場版は最終章の7章が上映中です。感動の最終回をどうぞお見逃しなく!
[取材・文/笈川采女]
TVアニメ『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』作品情報
放送情報
・テレビ東京 毎週金曜深夜1時23分~
・テレビ大阪 毎週金曜深夜2時10分~
・テレビ愛知 毎週金曜深夜2時05分~
配信情報
毎週土曜12:00より順次スタート
<都度課金配信サイト>
視聴期限:72時間
配信価格:200円(税抜)
【配信サイト】
あにてれ
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イントロダクション
時に西暦2202年。
あの壮大な片道16万8000光年にも及ぶイスカンダルへの大航海から宇宙戦艦ヤマトが帰還して、既に3年──。
〈コスモリバースシステム〉により、かつての青い姿を取り戻した地球は、ガミラス帝国とも和平条約を締結。復興の傍ら、防衛のためと最新鋭戦艦アンドロメダを含む新鋭艦隊の整備が進められていた。
イスカンダルのスターシャの願いも虚しく、地球は軍拡への道を歩み始めていたのだ。はたしてこれが、かけがえのない数多くの犠牲の果てにヤマトが成し遂げた、本当の平和なのだろうか?
宇宙の平穏を願う女神テレサの祈りが、ヤマトを新たな航海に誘う。いま、宇宙を席巻するガトランティスの脅威が、地球に迫っていた――。
スタッフ
製作総指揮:西﨑彰司
原作:西﨑義展
監督:羽原信義
シリーズ構成:福井晴敏
副監督:小林誠
キャラクターデザイン:結城信輝
音楽:宮川彬良・宮川泰
アニメーション制作:XEBEC
製作:宇宙戦艦ヤマト2202製作委員会
キャスト
古代進:小野大輔
森雪:桑島法子
島大介:鈴村健一
真田志郎:大塚芳忠
南部康雄:赤羽根健治
相原義一:國分和人
太田健二郎:千葉優輝
徳川彦左衛門:麦人
アナライザー:チョー
佐渡酒造:千葉繁
西条未来:森谷里美
加藤三郎:細谷佳正
山本玲:田中理恵
斉藤始:東地宏樹
永倉志織:雨谷和砂
土方竜:石塚運昇
ゴーランド:山路和弘
ノル:比上孝浩
ザバイバル:屋良有作
ズォーダー:手塚秀彰
サーベラー:甲斐田裕子
クラウス・キーマン:神谷浩史
デスラー :山寺宏一
ミル:内山昂輝
テレサ:神田沙也加