想いを伝えるには勇気が必要「ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生」配信記念宮野真守さんインタビュー
世界的大ヒットファンタジー「ハリー・ポッター」魔法ワールド新シリーズ「ファンタスティック・ビースト」。
その最新作となる「ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生」が、日本の銀幕で封切られたのは、2018年11月23日のことだった。
平成最後の「ハリー・ポッター」シリーズという見方もある同作は、幻の動物たちや仲間たちとの時間、闇の魔法使いとの戦いを見事に描き切り、日本国内では圧倒的な支持を得た。
イギリスを抜き、世界2位を記録。日本国内だけで330万人を超える動員人数を魅せ、大ヒット映画という言葉がピッタリな実績を残した。
今回、アニメイトタイムズでは主人公であるニュート・スキャマンダーの吹き替えを務めた宮野真守さんにインタビューを実施した。
世界観が更に広がった
――「ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生」について改めてお聞かせください。
宮野真守さん(以下、宮野):1作目である「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」から更に世界観が広がりましたよね。明かされていく事柄もありつつ、深まる謎もあったり。
「ファンタスティック・ビースト」は単独でも十分楽しめる作品ですけど、「ハリー・ポッター」シリーズのファンであればたまらないワードも飛び出したり。シリーズを知っていても、知らなくても両方の方が楽しめる作品になっていると思いますね。
――ニュート・スキャマンダーの吹き替えを担当した上で、宮野さんが感じたことはありましたか?
宮野:今回の作品においてニュートは一つの決断をします。自分の研究や目的に対して、突き詰めていた彼が、グリンデルバルドに対抗する道をしっかりと決めていくのは彼にとって大きなものだったと思いますね。
――ニュートは非常に正義感が強い印象です。演じる上で意識していたことなどはありますか?
宮野:物事の本質を知って動こうとするニュート。そこが正義感につながると思うんです。誰しもが持てる感情ではなくて。ニュートは特別な存在なのかなって。
物語の終盤、リタ・レストレンジとのシーンで「あなたはどんな怪物でも愛せるのね」って言われたシーンがあるんですけど。彼の愛情の深さや信じるものに対しての考え方。そういったところは特別なところがあると思って、僕は演じています。