太宰治氏の『人間失格』を原作としたアニメ『HUMAN LOST 人間失格』が、フランスのアヌシー国際アニメーション映画祭で公式上映決定!
太宰治氏による日本文学の傑作『人間失格』。本作ををダイナミックにリメイクした『HUMAN LOST 人間失格』が、太宰氏生誕110周年となる2019年に全世界公開となります。
この度そんな本作が、アニメーション映画祭としては世界最大規模を誇る、フランスのアヌシー国際アニメーション映画祭での公式上映が決定しました!
アヌシー・アニメーション国際映画祭
アヌシー・アニメーション国際映画祭は、1960年にカンヌ国際映画祭からアニメーション部門が独立し設立される。
アニメーション映画祭としては世界最大規模を誇り、毎年国内外の約230作品が上映され、来場者は約12万人を記録している。
・開催地:フランス・アヌシー
・開催期間2019年6月10日~2019年6月15日
作品概要
ストーリー
「恥の多い生涯を送って来ました。」
医療革命により、“死”を克服した昭和111年の東京――人々は体内の“ナノマシン”とそれらを“ネットワーク”により管理する“S.H.E.L.L.”体制の支配により、病にかからず、傷の手当を必要とせず、120歳の寿命を保証する、無病長寿を約束された。
しかし、その究極的な社会システムは、国家に様々な歪を産み出す。埋まることのない経済格差、死ねないことによる退廃的倫理観、重度の環境汚染、そして、S.H.E.L.L.ネットワークから外れ異形化する“ヒューマンロスト現象”……。
日本は、文明の再生と崩壊の二つの可能性の間で大きく揺れ動いていた。
大気汚染の広がる環状16号線外(アウトサイド)――イチロク。薬物に溺れ怠惰な暮らしをおくる“大庭葉藏”は、ある日、暴走集団とともに行動する謎の男“堀木正雄”とともに特権階級の住まう環状7号線内(インサイド)への突貫に参加し、激しい闘争に巻き込まれる。
そこでヒューマンロストした異形体――“ロスト体”に遭遇した葉藏は、対ロスト体機関“ヒラメ”に属する不思議な力をもった少女“柊美子”に命を救われ、自分もまた人とは違う力を持つことを知る――
堕落と死。生と希望。男は運命に翻弄され、胸を引き裂き、叫ぶ。怒り。悲しみ。憐れみ――絶望に呑みこまれ、血の涙とともに大庭葉藏は“鬼”と化す。
貴方は、人間合格か、人間失格か――
STAFF
原案:太宰治「人間失格」より
スーパーバイザー:本広克行
監督:木﨑文智
ストーリー原案・脚本:冲方丁
キャラクターデザイン:コザキユースケ
コンセプトアート:富安健一郎(INEI)
アニメーション制作:ポリゴン・ピクチュアズ
企画・プロデュース:MAGNET/スロウカーブ
配給:東宝映像事業部
CAST
大庭葉藏:宮野真守(※大庭葉藏のぞうは旧字体が正式表記)
公式サイト
公式Twitter(@humanlost_pr)