この記事をかいた人
- 二城利月
- 元アニメイトタイムズの編集者で、現在はフリーのライター。アニメ、声優、VTuberの記事など作ってます。
——今回はみなさん全員で一緒に収録されたのでしょうか?
上坂:全員揃って、かなり時間をかけて録りました。自分の役以外の状況が掴みやすくて、今回はすごく環境に恵まれていて演じられて楽しかったですね。
今回のボイスドラマはとても真面目にかっこよく演じているので、次はぜひちょっとゆるい『空母いぶき』も見てみたいです(笑)。「ここは、空母いぶきっ♪」「今日も日本の領海を守るよっ!」みたいなゆるふわで。
「新浪さんっ! おはようっ!」「秋津艦長おはようございます!」なんて言ったりするのも、ちょっと楽しそうですよね。
——現場の空気はどうでしたか?
上坂:現場は段々と妙にテンションが上がってきちゃって、そのゆるい『空母いぶき』を考えようみたいなことを話していました。
真面目なことばかりしていると、脳がバランスを取ろうとするんだなと分かりました(笑)。後は、差し入れのプリンを頂きながら割とほのぼのとした雰囲気の収録でした。
——ご自身が演じたキャラ以外に気になったキャラクターはいましたか?
上坂:M・A・Oさんの演じる新波さんはすごくよかったです。めちゃくちゃ可愛くて、ボイスドラマ版の新波さんも激推しです。
あと、中根さんとか葛城さんとかは、映画だと後ろ姿が多かったのですが、ボイスドラマだと大活躍で。お二人がいないと、何が起こってるのか、どういう作戦をやってるのかわからないので、ボイスドラマだとお二人の活躍がより映えますね。
それから、田村睦心さんが演じた浮船さんの「いてまえ!」が良かったですね(笑)。
——実際に上坂さんが護衛艦の乗組員になるとしたら、どの職務をやってみたいですか?
上坂:砲雷長ですかね。私、結構パニックになりやすいので、ちょっと艦長は向いてないような気がするんです(笑)。なので、副長もいいですね。
今作でも新波さんが好きなので、副長になって「しかし、艦長!」って言いたいです。「しかし!」で言いくるめられて「うっ、了解しました」って言いたい。あのナンバー2感が好きなので(笑)。
『ガールズ&パンツァー』という作品でもそういう役どころだったんですけど、私は副長が向いてるかなと。
——最後に、ファンの方にメッセージをお願いします
上坂:かわぐちかいじ先生の作品の初実写化に、こういう形で携わることができて、私としては大変光栄です。
かわぐちかいじ先生の漫画で女子だけのボイスドラマができるとは、よもや思っていなかったですし、みなさんもそうだと思います。
果たしてどんなものになっているのか、ぜひ聞いていただきたいです。
ミリタリーものがお好きな方、海上自衛隊がお好きな方、あまりわからないけど声優が好きな方、いろいろな方がいらっしゃると思いますが、どなたでも骨太に楽しめるボイスドラマになっております。
是非、映画の予習として聞いてみようという方や原作がお好きでボイスドラマに興味を持ってくださった方など、いろんな方に楽しんでいただきたいと思います。
——どうもありがとうございました。
[取材・文/二城利月]
某美少女ゲーム雑誌の編集、アニメイトタイムズの編集を経て、現在はフリーで活動中のライター。主にアニメ、声優、VTuber、ゲーム、車などの記事を作ってます。好きなアニメは『ガルパン』、『艦これ』、『はいふり』、『ラブライブ!』、『ゆるキャン△』、『放課後ていぼう日誌』など。聖地巡礼が好きで、ハマるとすぐ飛んでいきます。
ボイスドラマ
『第5護衛隊群かく戦えり—女子部—(映画「空母いぶき」より)』
<配信日時>
第一章:5/12(日)18:00 第二章:5/13(月)18:00 第三章:5/14(火)18:00
※映画『空母いぶき』公式サイト特設ページにて配信
<声の出演>
秋津竜太:上坂すみれ
新波歳也:M・A・O
湧井継治:田村睦心
中根和久:三澤紗千香
葛城政直:小松未可子
近藤隆夫:川上千尋
山本修造:木村珠莉
浦田鉄人:駒形友梨
畑中淳 :西薗雪乃
<スタッフ>
原作:かわぐちかいじ「空母いぶき」
(小学館「ビッグコミック」連載中 協力:惠谷治)
企画:福井晴敏
監修・演出:伊藤和典
音響監督:濱野高年
音響制作:マジックカプセル
製作:バンダイナムコアーツ
提供:映画「空母いぶき」フィルムパートナーズ
映画『空母いぶき』
2019年5月24日ロードショー
(c)かわぐちかいじ・惠谷治・小学館/「空母いぶき」フィルムパートナーズ