声優
横山智佐さんが仕掛ける『サクラ大戦真夏のフェス』でレビュウ衣裳復活!

真宮寺さくらのレビュウ衣裳姿が復活! 今夏の『サクラ大戦真夏のフェス』見どころを横山智佐さんが語る!

横山智佐さんが2019年8月10日(土)に東京・上野恩賜公園野外ステージ(上野水上音楽堂)にて、今年も『サクラ大戦真夏のフェス、花のように夢のように』を開催します!

バラエティ色を強調したダンディ商会公演とは趣を変え、伝説のサクラ大戦歌謡ショウの“再始動”を掲げて行った昨年の公演は、とりわけドラマパートに関しては原作の広井王子さんが腕を振るい、まさにかつての雰囲気そのものに仕上がってしました。

今回はさらに、サクラ大戦歌謡ショウでも一際煌びやかだったレビュウ衣装をまとってのレビュウが復活! 多くのファンが憧れの目で見つめたサクラ大戦歌謡ショウのレビュウが、『サクラ大戦 武道館ライブ2 ~帝都・巴里・紐育~』以来8年ぶりに生で観られるのです!

舞台上ではポニーテールの先まで真宮寺さくらでいたいと意気込む横山智佐さんに、今回の見どころを伺いました!

▲チラシは『サクラ大戦』シリーズの世界設定を務めたレッド・エンタテインメントの森田直樹さんが、昨年に続いてデザインを担当

レビュウ衣装復活! これがサクラ大戦歌謡ショウのレビュウ!

――昨年は「歌謡ショウ“再始動”」を掲げて『サクラ大戦真夏のフェス』を行いました。今年はまた何かテーマがあるのでしょうか?

横山智佐さん(以下、横山):昨年とまったく同じ「ミニミニ歌謡ショウを作りたい」ということです。

ダンディ商会の公演でサクラファンが楽しく集まるのはいいのですが、「広井さんが(台本を)そうしてしまったら、10年間の歌謡ショウで作り上げた伝説のブランドがファストファッションになるよ」って思うんです。

私たちが歌謡ショウで頑なに守ってきた、「キャラクターの時には自分の名前は言わない」「現代のネタはやらない」といった約束事があって……。

たとえば、(田中)真弓さんが2メートルの大女のカンナさんをやる上で、お客様に「イマジネーション」が必要と言って笑わせるのはスパイスとして面白いんです。

けれども、あまり繰り返すと、せっかく舞台の世界に浸っているのに「イマジネーション」のひとことで一瞬現実に戻ってしまうのが嫌っていうお客様の声もあります。私たちはシビアなルールで太正時代を守ってきたんです。

それこそ今、いろんな『サクラ大戦』が生まれつつある中で、“お客様と作り上げた古き良きサクラワールド”をもう一度考えたい、という気持ちで水上音楽堂に立とうと思っています。

――昨年の『サクラ大戦真夏のフェス』は、ドラマ部分はまさにかつての歌謡ショウのノリそのものでした。日本の伝統的な文化や地域ごとの人々の暮らしぶりが、ちょっとした場面に見えたりするのが“サクラらしさ”だと思うのですが、昨年の舞台でも太正時代の銀座と上野の住人の感覚が描かれていて、非常に面白かったです。

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横山:チラシをデザインしてくれた森田くんが、「まったく自分(役者)の名前を名乗らない、役になりきったショウが観たい」ってアドバイスしてくれたんですよ。森田くんの意見って、すごく正しいと思うんです。

――森田さんは『サクラ大戦』の発案者といってもいい人物ですからね。それが広井さんの血と混ざり合って、あの『サクラ大戦』になったと思うので。

横山:もちろん難しさもあるんです。歌謡ショウではなくライブで、舞台のセットもありませんし。だけど、目指すことは尊いんじゃないかなと思って。

『サクラ大戦』と謳ってコスプレでステージに立つからには、歌謡ショウルールに則って生真面目にやらないと……。

それで今年も『真夏のフェス』をやろうと思いました。

――昨年の公演では、殺陣も非常に見応えがありました。「金翅鳥王剣」という小野派一刀流に実在する技を、同じ一刀流の流れを汲む北辰一刀流・免許皆伝の真宮寺さくらに使わせるという広井さんのこだわりに震えました。

横山:本当に去年の広井さんは冴えていたんです。今年はいまのところ散らかってます(笑)。

今回は久美ちゃん(西原久美子さんが出演)なので、セリフをたくさん……アイリスの可愛らしい長ゼリフを入れてほしいなって話したんですけど、「化け猫騒動をやろうと思ってるんだ」って広井さんは仰るんですよ。

(編注/「鍋島の化け猫騒動」伝説が江戸時代に芝居化されて有名になり、昭和初期には怪談映画にもなって大人気に)

いいんですけど、化け猫の衣装はどうするのか……猫の着ぐるみでは可愛すぎるし……悪役なのに……また、誰がその役をやるのかとか、工夫しなければいけないことが多いんです。

心配です(笑)。でも化け猫騒動でアクションシーンはあり、西やん(西村ヤン太郎役/西村陽一さん)対武ちゃん(ベロムーチョ武田役/Velo武田さん)のシーンも作ってもらっているので、アクションスター同士のバトルが見られます。もちろんさくらも精一杯戦います!

それから、セガフェスでさくらとエリカとジェミニのレビュウ衣装が残っていることが判明したんです。

▲「サクラ大戦公式@SEGA」ツイートより

 
松竹の方がセガフェスで写真を撮ってきて、「すごい素敵ですね! これは借してもらえないんですか?」って仰ったんですよ。セガさんに伺ったら「もちろん大丈夫です」というので、『真夏のフェス』でもレビュウナンバーの目玉として、レビュウ衣装を着ます。

――それは大きな見どころですね! 華やかなりしサクラ大戦歌謡ショウの、一番キラキラしていたステージがそのままの姿で帰ってくるわけですから!

はける最後の瞬間のポニーテールまで真宮寺さくらでいたい

――今回のパートナーとなる、アイリスの見どころも教えてください。

横山:久美ちゃんはお芝居が大好きで、今でも舞台に立ってらっしゃるので、お芝居の場面でアイリスちゃんらしい、かわいく健気なセリフをたくさん喋っていただくことにしています。

――最初は第2回花組特別公演「つばさ」のワンシーンをやるはずだったんですか?

横山:そういうことではないんです。「つばさ」の第一幕の、金庫を盗みに来た泥棒さんのお手伝いを親切心からしてしまったっていう、あのアイリスちゃんがとっても可愛くて大好きなんです。

子供だからわからないまま、純粋な心でやったことが泥棒のお手伝いだったっていう、どうしようもない悲しさを演じていただけたらいいなと思っています。

――前回は新曲「花の戦士」の振りを、新しいファンから古参のファンまで全員が一緒に憶え始めるというビッグイベントがありました。今年はどんな感じになりますか?

横山:新曲はないのですが、今年も「花の戦士」はもちろん歌いますし、進行としては昨年のようにまとめたいなと思っているんです。ダンサーさんに浴衣で踊ってもらったり、アクションシーンがあったり、レビュウ衣装でキラキラ踊るナンバーがあったり。

『サクラ大戦』は、レギュラーメンバーでアクションもダンスも作り上げてきました。また、螢(雪次朗)さんの金田先生もそうですけど、一度出演したキャラクターは、そのまま出続けるみたいなところがあって。

今回も西やんの牙鉄さんが再び登場しますし、仲間でしっかり作るということを今年もやりたいと思っています。去年の良かった部分に甘えずに、きちんと見つめ直して、重ねて作っていきたいです。

――ファンにとっても、その連続性が毎回舞台に足を運びたいと思わせる要素ですよね。昨年牙鉄を見た人は、今年も出てきたら「ああ、さくらに負けて心を入れ替えた黒門町のアニキか!」ってわかりますし。

横山:突拍子もないことは起こらないと思うのですが、古き良き架空の太正時代に浸っていただく一夜にしたいと思っています。

――前回はライブの前にチェキ撮影会も行いましたが、今回は?

横山:今回はやらないことにしたんです。昨年は本当にハズレのお天気で、朝から30度超えでしたし、途中でゲリラ豪雨になったのに夕方になっても涼しくならず、むしろ蒸し暑さが増して、客席で観てくれた姉が翌日から具合が悪くなったって怒っていたくらいなんですよ。

お天気のことは読めないですし、チェキの時間帯がしんどかったので、今年はライブに集中します。

でも、南座の『OSK SAKURA NIGHT』でちょっとやるかもしれません。いま鋭意打ち合わせ中で。ぜひ、OSKのみなさんがOSKのファンのためにやってほしいです。みなさん、ものすごい綺麗で、隣に並んで写真を撮れたら震えるほど嬉しいと思います。

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――4月のダンディ商会公演、7月の京都・南座、そして8月の真夏のフェスと、今年は『サクラ大戦』の舞台がかなり盛り上がっています。今後については、何か考えていることはありますか?

横山:真夏のフェスも「2回目」は勝負どころです。1回目を興味本位で、なんなら怖いもの見たさで観に来てくださった方にも納得してもらえていたら、今回も来てくださるのでしょうし。

そうして集まっていただけた「2回目」を観た人が、「3回目を早くやれよ」と催促してくれるくらいの2回目にしたいなっていう想いでいっぱいです。

――1回目が本当に凄かったですから、2回目にかかる期待は大きいでしょうね。あれはまさにサクラ大戦歌謡ショウでした。

横山:ありがとうございます。うちの80になる母も、「いいものを作ったんじゃない?」みたいな、そういう表現で喜んでくれました。

「真宮寺さくらです」と言って、『サクラ大戦』の曲を歌えばサクラワールドらしきものは簡単に作れるのかもしれません。

その上で、振りつけも、表情も、曲と曲の間、曲が終わって次の曲が始まるまでの、フッと気が抜けているかもしれないところも真宮寺さくらでいられるように。

私がマニアックに真宮寺さくらのファンとなり、真宮寺さくらを突き詰めていきたい。改めて真宮寺さくらとは何だったのか、『サクラ大戦』とは何かを見つめ直す、そんな夏にしたいと思っています。

ステージからはける最後の瞬間のポニーテールまで真宮寺さくらでいたいという気持ちで、ステージにいるように心がける。それが『サクラ大戦真夏のフェス』だと思っています。

――前回、金翅鳥王剣で飛ばした刀をキャッチした殺陣には唸りました。

横山:良かった! 取れて本当に良かった!(笑)

――あの殺陣は、かつての歌謡ショウでもなかったレベルの難易度なんですよ。刀を空中に切り飛ばして、それをキャッチするというのは、取り損ねたら誰が見ても失敗とわかってしまうわけで、それを本番一発勝負で成功させたのは本当にお見事でした。まさしく剣の達人・真宮寺さくらでした。

横山:神様ありがとう! 舞台の殺陣の神様ありがとう!(笑) 西やんが「こういうのやります」って殺陣をつけてくれたときに、たまげました。「えっ、飛んだ刀を取るってマンガの世界じゃない! 舞台でこんなことできるの!?」ってびっくりしました。

だから本番でもあの場面は興奮して、すごい息があがっちゃいました。

▲昨年の『サクラ大戦真夏のフェス』より、真宮寺さくらの金翅鳥王剣
 

――前回はチラシの裏に新曲「花の戦士」の振付講座があったのも楽しい仕掛けでしたが、今回のチラシの裏は定番の「ゲキテイ」振付講座なんですね。

横山:前回はサブタイトルも「花の戦士」にしていたので「花の戦士」推しだったんですけど、今回はそれこそ初心に帰ってという感じで「ゲキテイ」にしてみました。

――森田さんのデザインも、相変わらず素晴らしいです。

横山:待った甲斐がありました。本当はダンディ商会公演とかアニメ紅白に間に合うタイミングで上げたかったんですけれども、3月いっぱいまでとてもお忙しかったようで。

▲昨年と今年のチラシ裏デザイン
 

――最後に今回のイチ押しポイントも含め、メッセージをお願いします。

横山:2011年の『サクラ大戦』15周年の武道館ライブ以来、8年ぶりに私がレビュウ衣装でレビュウ曲を歌う喜びを噛みしめ、真宮寺さくらとして精一杯舞台に生きたいと思います。

――近年のステージでもレビュウ曲は歌ってきたものの、衣装が違うことで若干目減りしていた部分が、ついに当時そのままで観られるということですからね。

横山:花組メンバーがずらりと並んだ華やかな舞台から、スポットライトでさくらだけ切り取ったような状態になってしまいますが……。でも、ダンサーズと共に歌い踊れることが楽しみです。

憂き世を忘れ、太正浪漫な歌謡ショウの雰囲気を味わってくださいね。

[取材・文/帝劇スタ夫]

公演情報

『サクラ大戦真夏のフェス、花のように夢のように』

【開催日時】
2019年8月10日(土)18:00開演
※開場は開演の30分前 ※雨天決行

【会場】
上野恩賜公園野外ステージ(上野水上音楽堂)
東京都台東区上野公園・池之端三丁目 電話:03-3828-5644

【チケット価格】
全席指定 6,000円(税込) ※小学生以上有料

【出演者】
横山智佐、西原久美子
西村陽一、Velo武田、上原健太、佐藤和久、武田丞
ダンサー/青井美文、井波知子、舞宮奈央、望月美奈子、横山博子、笠原ゆき枝

【構成協力】
広井王子

【チケット先行】
2019年6月8日(土)~

特別先行販売(抽選)
<受付URL>http://www.cnplayguide.com/sakurafes2019/
<受付期間>6月8日(土)10:00~6月16日(日)23:59

CNプレイガイド1次先行(抽選)
<受付URL>http://www.cnplayguide.com/sakurafes2019/
<受付期間>6月21日(金)10:00~6月25日(火)23:59

CNプレイガイド2次先行(抽選)
<受付URL>http://www.cnplayguide.com/sakurafes2019/
<受付期間>6月28日(金)10:00~7月2日(火)23:59

【チケット一般発売】
2019年7月13日(土)10:00~

CNプレイガイド
<受付URL>http://www.cnplayguide.com/sakurafes2019/
<TEL>0570-08-9999(各日 10:00~18:00)
<店頭>ファミリーマート店内 Famiポートにてご購入いただけます。

【協力】
株式会社セガホールディングス/株式会社オフィスサイン

【企画】
上野観光協会

【主催】
株式会社バンビーナ

【公演に関するお問い合わせ】
上野恩賜公園野外ステージ(上野水上音楽堂)
TEL:03-3828-5644

【チケットに関するお問い合せ】
CNプレイガイド
TEL:03-5800-3799(年中無休 10:00~18:00)


 
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