深町寿成さん、ランズベリー・アーサーさんが「一対一では、ほぼ初共演」でキャラの対比を意識|おとぎ話×音楽がコンセプトの『音戯の譜~CHRONICLE~』BLASSKAIZ(ブラスカイズ)収録レポ&インタビュー
共演してランズベリーさんが感じた、深町さんとディースバッハ男爵の共通点?
――ちなみに、お二人は今回が初めての共演ですか?
ランズベリー:実は、共演自体は以前にもあって。
深町:そうですね。ただ、こんなにガッツリではなかったので、しっかりと一対一で話し続けるキャラクターは初めてです。
ランズベリー:お互い同じアニメの現場にいたり、ニコ生で一緒にゲームしたりということはありましたが、こうやってメイン同士でしっかり掛け合うのは初めてですね。
――では、お互いに収録に臨む姿を見た感想はいかがですか? 意外とこんな演技するんだなとか。
深町:うーん。
ランズベリー:……だんだん深町さんが、普段からディースバッハ男爵みたいな感じなのかなというイメージが。
一同:(笑)。
ランズベリー:だんだんと、彷彿とさせる感じが。
深町:あれ……そんな感じあります?
ランズベリー:だんだんダブってきて、ちょっと芸人さんみたいな節があるのかなみたいな(笑)。
深町:そっち(笑)。
――ディースバッハ男爵の高貴な感じではなくて?
ランズベリー:品のある芸人という感じでしたね(笑)。
深町:品のある芸人(笑)。
僕は、アーサーさんとイベントで会ったり、いろいろご一緒させていただいたことはあったんですけど、ガッツリ役で共演というのは初めてだったので、ある意味新鮮というか。
ランズベリー:確かに。
深町:お芝居としてガッツリ絡むと、独特な雰囲気があるなと思いながら。まぁ……僕のキャラクターも独特だったので、あまり人のこと言えないんですけど(笑)。
ランズベリー:多分、どちらも個性が強いキャラクターだから、普通じゃいけないんだろうなと。派手なディースバッハと無機質なレネ、みたいな感じの対比がちゃんとつかないと、面白くならないというか、このユニットの良さがあまり引き出しきれないというか。
深町:そうですね。この二人だけでしゃべるシーンがほとんどなので、レネは淡々としているというか、テンションが決して高いとは言えないので。
その分、盛り上げ役がディースバッハだなと思って、できるだけテンション高くというか、話を盛り上げようという気持ちで、演じさせていただきましたね。
ランズベリー:普段、無機質な中でも、ディースバッハ男爵が何かまた言ってるなという時とかには、レネもちょっとだけ感情が出て。「はいはい」みたいな感じのニュアンスで、そういうところで少しでも人間味が垣間見えれば、ただの無機質ではない、機械人形じゃないんだぞみたいなところが出せていたらうれしいですね。
――ほかのユニットと違って、本当に“お二人だけ”という収録が続くので、収録も終わりになってくると、マイク前に立つタイミングもシンクロし始めているのかな、息もそろってきている感じなのかなと思って。お二人のギュッと詰まっている時間の感覚みたいなものが感じられるな、と思いながら見ていました。
ランズベリー:うれしいですね。
深町:ありがとうございます。