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- 小澤めぐみ
- 営業職を経験後、記者業務に携わりフリーへ。主に男性声優、漫画、アニメなど浅く広く…今はもっぱら藤沢朗読劇中毒
2019年5月18日(土)、東京・アニメイト新宿にて、ドラマCD『レムナント 2-獣人オメガバース-』の発売記念イベントが開催。
羽純ハナ先生原作の大人気作品『ペンデュラム-獣人オメガバース-』のスピンオフ『レムナント-獣人オメガバース-』は、人間のΩ(オメガ)・ダートと、獣人のα(アルファ)・ジュダの物語です。
本稿では、ジュダ役の川原慶久さんとジュダの仕事仲間・ウィリアム役の高橋伸也さん、スペシャルゲストに羽純先生が登壇したトークショーの模様をお届けします!
会場に集まったファンは、台湾で発売されたグッズや台湾版コミックス、原作者・羽純ハナ先生のサインが入ったパネルなど、展示エリアでの記念撮影に列が絶えません。
ワクワクと期待が高まる中、いよいよイベントスタート!
MC・小板橋さんの進行により、川原さんと高橋さんが拍手で迎えられます。
笑顔で登場した川原さんと高橋さんが自己紹介を終えると、エピソードトークのコーナーへ……と、その前に、川原さんと高橋さんは「良い声してますね」と、MCの小板橋さんに興味津々。
高橋さんは、メガネのデザインが共通していることなどを気さくに話し、会場が和やかな雰囲気に包まれたところで、“収録時のエピソード”について話を進めていきます。
ドラマCDの『レムナント』第1巻に登場した神父役の後藤光祐さんの演技が印象的だったという川原さんは、ダートを傷つける神父に対して怒りを露にするジュダの感情に共感し、殴り付けるシーンでは、本気で声を出しすぎて声がかれてしまうほどだったそう。
収録現場では、川原さんの録り直しを希望するほどの熱演に、ダート役の佐藤拓也さんも心動かされていたようで、女性ファンだけでなく、男性の小板橋さんが聴いても“キュン”とするシーンになっていたと盛り上がりました。
ウィリアムについて高橋さんは、セリフのテンポ感が良く演じがいがあり、キャラクターとして固め過ぎず、あえて外す選択肢もあるところや、遊び過ぎて録り直したことなど、身振り手振りを交えてトーク。
演技についての持論を展開する中、川原さんが徐々に横並びになっていたイスを離していき、体ごと高橋さんの正面に向けると、「変なこと言ってないよね」と焦る高橋さんを見て楽しそうな表情をしていました。
また、“キャラクターと自身との共通点”について聞かれた川原さんと高橋さんは、顔を見合せ、お互いに似ている点を分析。
川原さんは、イベント登壇前に高橋さんが衣装チェックを兼ねてマネージャーに「かわいい?」と確認していたことを暴露し、高橋さんが立ち上がり、客席に向かって再現する場面も。
そんな「ひょうひょうとしている」ウィリアムとの共通点を感じたという高橋さんとマネージャーの慣れたやり取りに、川原さんも真似てマネージャーに「かわいい?」と聞いてみたそうで、楽屋での楽しそうな様子が目に浮かぶようです。
“作品の印象について”などのテーマにも、真剣な表情で相づちを打っている時もあれば、ニコニコと笑顔を見せていたり、客席に向かって話し掛けるように視線を向けたりと、お2人の人柄が伝わってきました。
ここで、スペシャルゲストの羽純先生を迎え、キャラクター紹介!
拍手の中、羽純先生は緊張した表情でしたが、川原さんや高橋さんの力強い言葉に、少し肩の力も抜けた様子で、どんな話が伺えるのか期待も高まります。
まず、ダートとジュダは『ペンデュラム』の主人公カップルに対し、「もっと嫌なカップル」を想定していたそう。
『レムナント』でのストーリーが進むにつれ、ジュダのマザコン要素やダートの母性が出てきたことに羽純先生も驚きつつ、人生初のドラマCD収録立ち合い後にずっと「ジュダが!」と繰り返すほど、川原さんのイメージがピッタリだったと明かしました。
羽純先生が今イチオシのウィリアムについては、登場シーンを増やそうとしてカットされたというエピソードをきっかけに、「もっと登場させたい!」と諦めずに意気込む羽純先生や、「カッコイイでしょ!?」と演じる高橋さんの自慢げなアピールに、会場には思わず笑いが。
従者のバロンやホランら、サブキャラクター誕生のきっかけなどが語られる中、MCの小板橋さんから、ダートの妹・ベラや友人・フリオについても「幸せになりますか?」と質問が投げ掛けられ、川原さんからは「ネタバレになるのでは……」という鋭いツッコミも。
キャストお2人の“推しキャラ”の話題では、川原さんがダートやジュダをご自身の家族のように熱く語り、高橋さんからはウィリアムの謎が多いということで「普段の姿がもっと見たい」という要望も飛び出しました。
まだまだ聞いていたい羽純先生とのトークコーナーも、あっという間にタイムリミット。イベントに参加するほど熱いファンの応援に感謝を込めた羽純先生の挨拶で締めくくられ、川原さんと高橋さんによる“生アフレコ”コーナーに続きます。
2019年2月23日(土)に発売されたドラマCD『レムナント 2-獣人オメガバース-』の冒頭シーンからピックアップされた内容であるものの、ダート役の佐藤さんが不在ということで、「どうなるか……」と不安を口にするお2人。
ですが、軽快な語り口で、伸び伸びとウィリアムを演じる高橋さんと、眉間にしわを寄せ、表情もジュダさながらに、低音ボイスでウィリアムをけん制する川原さんの掛け合いに、ファンもついつい聴き入ってしまいます。
ダートがいなくても、まるでそこに実在するかのように、ダートの姿やセリフのイメージが沸き上がるキャスト陣の演技。ドラマCDとは、また違った演出を楽しめる貴重な時間となりました。
そして、告知コーナーでは、ドラマCD第3弾発売決定やコミックス最新刊情報のほか、ノベライズ化、グッズ化なども解禁に。
BLコミック雑誌「Daria」連載中の『プチミニョン-獣人おめがばーす-』でスポットが当たっているダートとジュダの子供・ヒューゴ&シャイアのぬいぐるみが、コミックス『レムナント4 -獣人オメガバース-』と『プチミニョン1 -獣人おめがばーす-』それぞれのアニメイト限定版特典ということで、そのサンプルが登場すると、会場からは「かわいい!」と歓声が上がったり、高橋さんの胸ポケットにぬいぐるみが納まると「なぜ、俺じゃないの!?」と川原さんが抗議したり、「うちの子たちをかわいがって」と終始メロメロになっていました。
最後は、登壇者のサインに加え、羽純先生から当選者の名前を入れてもらえるプレゼント抽選会。高橋さんが文字を書きやすいようにフォローしたり、その様子を川原さんが実況したり、くじを引く間のドラムロールを声で表現したりと、お2人の心遣いが素敵です。
エンディングには、川原さんが「これからも皆さんと一緒に、この世界を楽しんでいきたいです」とコメント。高橋さんも「ドラマCD第3巻の発売も決定し、僕も収録が楽しみです。皆さんも楽しみに待っていてください」と挨拶し、今後の展開も気になるイベントとなりました。
[写真/佐田幸久、取材・文/小澤めぐみ]
営業職を経験後、記者・編集業務に携わりフリーへ。男性声優を中心に、漫画、アニメ、外ドラ、BLなど浅く広く好奇心は一人前。飲食、旅行、音楽、(ヘタだが)写真撮影、話を聞くことも好きで、近年の自粛生活は苦痛。最近のお気に入りは『薬屋のひとりごと』『異世界でもふもふなでなでするためにがんばってます。』。王道モノから西東問わず歴史モノなど“ファンタジー”や“ミステリー”が好物。今はもっぱら藤沢朗読劇中毒
ドラマCD「レムナント3-獣人オメガバース-」 豪華盤
発売日:2019年10月22日(火)
価格:4,300円+税
仕様:CD2枚組
品番:FFCL-0039
発売元・販売元:フロンティアワークス
▼アニメイトオンラインショップでの購入はコチラ!
https://www.animate-onlineshop.jp/pd/1648851/
<あらすじ>
ジュダ×ダート編
「お前との契約はもう終わりだ――」
気持ちがすれ違い、深い溝が出来たまま過ごすジュダとダート。そんな時、嫌々ながら参加したパーティーでダートは幼い時を一緒に過ごし、教会の闇取引で売られていってしまった友人のフリオを見つける。鎖をつけられ再び売られようとする彼の姿に今度こそ助けたいと奮い立つが、ジュダに有らぬ誤解をされてしまい――!?
<キャスト>
ダート:佐藤拓也
ジュダ:川原慶久
ウィリアム:高橋伸也
バロン:室元気
フリオ:金子誠
ほか
【アニメイト連動購入特典】
・2019年4月号ダリア表紙イラスト使用:オリジナルアクリルスタンド
※ダリアコミックス「レムナント 4 -獣人オメガバース-」アニメイト限定セット、ダリアコミックス「プチミニョン 1 -獣人おめがばーす-」アニメイト限定セット、ドラマCD「レムナント3-獣人オメガバース-」豪華盤を連動購入いただいた方に、ダリア表紙イラストを使用した、オリジナルアクリルスタンドをプレゼント♪
【対象商品】
①ダリアコミックス「レムナント4 -獣人オメガバース-」アニメイト限定セット
②ダリアコミックス「プチミニョン1 -獣人おめがばーす-」アニメイト限定セット
③ドラマCD「レムナント 3-獣人オメガバース-」豪華盤
上記【対象商品①②③】を連動購入された方に差し上げます。
【その他 法人特典】
●ステラワース:コミックス3巻表紙イラスト使用 缶バッジ
●コミコミスタジオ:ドラマCDジャケットイラスト使用 クリアファイル
獣人オメガバースシリーズ特設ページ http://www.fwinc.jp/daria/omegaverse/