『シン・ゴジラ』の庵野秀明さん×樋口真嗣さんがタッグを組む『シン・ウルトラマン』プロジェクト始動! 斎藤工さんら豪華キャストが集結
昭和41年(1966)に世の子供たちを熱狂させた特撮テレビドラマで、今なお根強い人気を誇るヒーロー“ウルトラマン”をこの度、『シン・ウルトラマン』として映画化することが決定しました!
本作の企画・脚本をつとめるのは、自身もウルトラマンシリーズのファンであることを公言する庵野秀明さん。そして、監督をつとめるのは、「新世紀エヴァンゲリオン」をはじめ、数々の傑作を庵野氏と共に世に送り出してきた盟友樋口真嗣さん。
記憶に新しい「シン・ゴジラ」で第40回日本アカデミー賞 最優秀作品賞・最優秀監督賞など主要7部門で最優秀を受賞した最強コンビが、満を持してこの新たな空想特撮作品に臨みます!
『シン・ゴジラ』が初代『ゴジラ(1954年)』の現代社会での再構築であったように、本作も当時初めてテレビで“ウルトラマン”を目撃した時と同様の衝撃をもたらすことを目指します。
「ウルトラマン」の企画発想、原点に立ち還りながら、『シン・ゴジラ』がそうであったように、現代社会を舞台に“未だ誰も見たことのないウルトラマン”が存在する世界の体験を目指すとのこと。
様々な言葉の意味を持ちうる「シン」の言葉を冠にした新たなプロジェクトの始動です。
さらに主要キャスト陣も決定! 物語の詳細に触れる為、その役柄は伏せざるを得ませんが、主人公の"ウルトラマンになる男"には、『シン・ゴジラ』でも僅かな出演ながら強烈な存在感を残した斎藤工さん。
『昼顔』『高台家の人々』等様々なジャンルの作品に出演を続け、正統派から怪役まで様々なキャラクターを演じ分ける斎藤さんに白羽の矢が立ちました。
そして主人公の相棒役に『マスカレード・ホテル』『キングダム』『コンフィデンスマンJP』と話題作、大ヒット作には欠かせない女優・長澤まさみさん。
また、『名探偵ピカチュウ』の声優や『散り椿』など幅広い役柄でその存在感を示す西島秀俊さん。豪華キャストが集結しました!
今回発表されたキャスト3名、と関係者からのコメントが到着しましたのでご紹介します。今、この時代にこれ以上考えられない布陣でのプロジェクト『シン・ウルトラマン』に、どうぞご期待ください!!
関係者、キャスト、スタッフのコメント紹介
(株)円谷プロダクション・製作 塚越 隆行さん(代表取締役会長 兼 CEO)
『円谷プロダクションの礎となった初期作品群のひとつ「ウルトラマン」が現代社会を舞台に蘇ります。長きにわたり愛され続けてきたこの作品が、その原点の魅力に立ち返ります。
この企画が老若男女すべての人の心に残る最高のエンターテイメント作品として楽しんでいただけるものになるよう、企画・脚本 庵野秀明氏、監督 樋口真嗣氏、他制作スタッフ、キャストのみなさん、そしてすべての関係者と共に目指したいと思います。
東宝(株)・製作 市川 南さん(常務取締役)
『2016年に東宝を代表するキャラクター「ゴジラ」を『シン・ゴジラ』として手掛けたコンビが再び結集し、企画・脚本庵野さん、監督・樋口さんという形で、今度は同じく日本を代表するキャラクター「ウルトラマン」を共に世に送り出せることは、非常に光栄です。日本が誇る偉大な文化を、新しい時代に継承していきたいと思います。どうぞご期待ください』
斎藤工さん(37)
『「シン・ウルトラマン」に寄せて私に大役の白羽の矢が立った事以上に、この壮大なプロジェクト及び手にした脚本に至極興奮致しました。
かつて、何者でも無かった私は一度だけ、生前の実相寺昭雄監督にお会いする機会があり、前のめりに当時の円谷プロや「ウルトラマン」の様々な話を伺えた事は、全て"ココ"に繋がっていたのではないかと今振り返ると思います。
「ウルトラマン」への特別な想いを持たれていらっしゃる庵野さん、樋口監督と共に、若輩者ながら私の37年間を本作に注ぎたいと思います。
「シン・ウルトラマン」が今の日本に、未来の日本に、必要な作品になるよう、頼もしきスタッフ、共演者の方々と高みを目指します。
【斎藤工さんプロフィール】
1981年8月22日生まれ 東京都出身。
2001年にモデル活動を経て俳優デビュー。以降、数多くの映画やドラマに出演。近年の出演作は、NHK大河ドラマ『いだてん ~東京オリムピック噺~』、ドラマ「臨床犯罪学者 火村英生の推理」(主演/Huluで配信予定)、日仏シンガポール合作映画『家族のレシピ』(主演/監督;エリック・クー)、『麻雀放浪記2020』(主演/監督;白石和彌)、『ヲタクに恋は難しい』(監督;福田雄一)など。
俳優以外に映画監督としても活動中。昨年公開の初長編監督作『blank13』は国内外の映画祭で8冠を獲得、高評価を得た。11月29日公開の『MANRIKI』(企画、プロデュース、主演/監督;清水康彦)は、第23回プチョン国際ファンタスティック映画祭でEFFFF Asiaアワードを受賞。
公開待機作は、日本のコンプライアンスをテーマにした映像作品『COMPLY+-ANCE』(企画、脚本、監督、撮影)、HBO ASIA のオムニバスドラマ第二弾「FOODLORE」の1編『Life in a box』(監督)。また、白黒写真家としても活動しており、2018年パリのルーブル美術館にて展示された白黒写真が銅賞を受賞。
被災地や劇場体験が難しい地域や途上国の子供たちに映画を届ける移動映画館プロジェクト「cinéma bird」主宰や、権利フリーの映画「映画の妖精フィルとムー」の企画・ストーリー原案・脚本・キャラクター命名・声の出演で製作に携わるなど、活動は多岐にわたる。
長澤まさみさん(32)
『誰もが憧れる庵野さんの作品に出演出来る事をとても光栄に思います。「シン・ゴジラ」も劇場へ観に行ったのですが、お客さんの満足感や充実感をその場で強く感じました。
今回の作品では思いがけない展開もありますが、今を生きぬく事はいつもどんな時も精一杯です。作品を通して少しでも多くの人の心に届くものになればいいなと思います。
【長澤まさみさんプロフィール】
1987年6月3日生まれ。静岡県出身。
2000年に第5回「東宝シンデレラ」オーディションにてグランプリを受賞。同年に映画『クロスファイア』でデビューを飾る。
2004年には、映画『世界の中心で、愛をさけぶ』で第28回日本アカデミー賞 最優秀助演女優賞・話題賞など数々の賞を受賞。その後もドラマ・映画・舞台と幅広く活躍。
昨今の出演作は、ドラマ『コンフィデンスマンJP』(18/CX)、映画『50回目のファーストキス』(18)、『銀魂2 掟は破るためにこそある』(18)、『マスカレード・ホテル』(19)、『キングダム』(19)、『コンフィデンスマンJP』(19)、舞台 新感線☆RS『メタルマクベス』disc3(18)など。
西島秀俊さん(48)
『世界的人気で誰もが知る「ウルトラマン」を、あの『シン・ゴジラ』チームが再集結して映画化するとお話を伺った時の驚きと興奮がいまだに冷めません。そして、そのチームに参加できることを非常に光栄に感じています。
脚本を読ませていただきましたが、ファンの方もそうでない方もきっと楽しめる一級のエンターテイメント作品になると確信しています。
初めてご一緒する樋口監督のもと、“誰も見たことのないウルトラマン”の世界に命を吹き込む一員として、精一杯演じさせていただきます。
【西島秀俊プロフィール】
1971年3月29日生まれ、東京都出身。
1994年『居酒屋ゆうれい』で映画初出演。以降、多くの映画、ドラマ等で活躍。主なドラマ出演作に「ダブルフェイス」(12/TBS&WOWOW)、大河ドラマ「八重の桜」(13/NHK)、「MOZU」(14/TBS&WOWOW)、連続テレビ小説「とと姉ちゃん」(16/NHK)、「メゾン・ド・ポリス」(19/TBS)、「名探偵・明智小五郎」(19/EX)、「きのう何食べた?」(19/TX)など。
近年の映画出演作に『風立ちぬ』(13 ※声の出演)、『劇場版MOZU』(15)、『クリーピー偽りの隣人』(16)、『ラストレシピ~麒麟の舌の記憶~』(17)、『散り椿』(18)、『人魚の眠る家』(18)『名探偵ピカチュウ』(19 ※日本語吹替)『空母いぶき』(19)など。公開待機作に「任侠学園」(2019年9月27日公開予定)がある。
企画・脚本:庵野秀明さんプロフィール
1960年、山口県生まれ。学生時代から自主制作映画を手掛け、その後TVアニメ『超時空要塞マクロス』(1982年)、劇場用アニメ『風の谷のナウシカ』(1984年)等に原画マンとして参加。1988年、OVA『トップをねらえ!』でアニメ監督デビュー。
1995年にTVアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』を手掛け、1997年の『新世紀エヴァンゲリオン劇場版』と共に社会現象を巻き起こす。1998年、『ラブ&ポップ』で実写映画を初監督。2006年、株式会社カラーを設立し、代表取締役に就任。
自社製作による『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズ(2007年〜)では、原作、脚本、総監督、エグゼクティブ・プロデューサーを担当している。
最新作は脚本・総監督を務めた実写映画『シン・ゴジラ』(2016年)。現在は『シン・エヴァンゲリオン劇場版』を2020年6月公開に向けて制作中。
監督:樋口真嗣さん
あらたな、でもそれは私が物心ついた頃から輝き続けているバトンを託されました。先輩たちが生み出し育ててきた、眩しく重たいそのバトンを次につなぐ責務を粛々と努めて参る所存です。
【樋口真嗣さんプロフィール】
1965年9月22日生まれ。東京都出身。高校卒業後、『ゴジラ』(橋本幸治監督/84)で特殊造形に携わったことがきっかけで、映画界に入る。その後、『ガメラ 大怪獣空中決戦』(金子修介監督/95)など“平成ガメラシリーズ”三部作で特技監督を務め、2005年『ローレライ』で監督デビュー。
『日本沈没』(06)では興収50億円を超える大ヒットを記録。2012年の『のぼうの城』(犬童一心と共同監督)で日本アカデミー賞優秀監督賞、『シン・ゴジラ』(16)で日本アカデミー賞最優秀監督賞、「ひそねとまそたん」(18/アニメ/総監督)で文化庁メディア芸術祭アニメーション部門優秀賞を受賞するなど、名実ともに日本を代表するヒットメーカーの一人である。
他の主な映画監督作品に『ガメラ2 レギオン襲来』(96/特技監督)、『ガメラ3 邪神〈イリス〉覚醒』(99/特技監督)、『隠し砦の三悪人 THE LAST PRINCESS』(08)、『巨神兵東京に現わる』(12)、『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN 前後編』(15)がある。
作品概要
■製作:(株)円谷プロダクション、東宝㈱、㈱カラー
■配給:東宝(株)
■制作プロダクション:(株)東宝映画、シネバザール
■公開時期:2021年予定
(C)円谷プロ