この記事をかいた人
- 小澤めぐみ
- 営業職を経験後、記者業務に携わりフリーへ。主に男性声優、漫画、アニメなど浅く広く…今はもっぱら藤沢朗読劇中毒
――近くで学ぶ良い機会でもあり、いち視聴者的な感覚もあったんですね。
富園:最初はそうでしたね。お会いした瞬間から声が素晴らしかったです。
――ちなみに、休憩中はどう過ごされたんですか?
富園:(ヒロイン役の)石川由依さんは、隣に座っていらっしゃったんですけど、関西出身という話だとか、他愛もない話をしながら緊張を解いていただきました。
松岡さんとは、お芝居のお話もさせていただきましたね。
――先輩のいろいろなエピソードが出ましたが、松岡さんからはいかがでしたか?
松岡:ある意味、プロになったらイーブンですからね。マイクの前に立ったら、先輩後輩は関係ないんです。
最初だからこそ緊張するというのは誰しもが体感することです。家で練習してきたことが、現場だとやり方が変わることもよくありますし、どこのマイクに入るのかも覚えて動かなきゃいけませんし、意外と現場に入って演じてみたら尺に合わない、とかもあるんです。
そんな中でも、富園さんは「本当にいい作品にしよう」という想いがあって。
真摯にお話を聞いてくれるというのもあって、言えば言うほど吸収してくれるというのは、こちらとしてもありがたかったですね。
それを実践しようという気持ちの姿勢も見えるのも良いですし……そっか代アニの後輩ということになるのかぁ。
一同:(笑)。
松岡:吸収力のある、いい後輩さんですね(笑)。
――作品にちなみ、男性女性に関わらず、人として、果ては動物に好かれるでも構いませんが、ご自身が感じる“モテメン”要素、もしくは、モテメン甲子園での採点項目になりそうな要素は何だと思いますか?
松岡:一番単純で、一番難しいところですけど、“ウソをつかない”というところじゃないでしょうか。
いつどんな時でも、相手に良かれと思ってつくウソは、大抵バレるんですよね。だからこそ、良かれじゃなくて、ホウレンソウ(報告・連絡・相談)をしっかりする。
そういうところができていないと、たぶんどこかで崩壊してしまうと思うので、その人の前だけでもいいですし、出し惜しみせずに正直に話すのが一番だと思います。
富園:質問の答えとはちょっと違うかもしれないんですけど……。
僕の家の近くに、飼い猫か野良猫かはわからないんですけど、5匹くらい猫がいつもいるんですよ。
始発で出掛けたり、夜中に帰ってきたりすると、いつも2匹くらい足に絡みついてくるんです。余裕を持って家を出ても、電車に遅れそうになってしまうくらい、猫にモテますね(笑)。
――(笑)。何かペットを飼われている訳ではないんですよね? 構ってもらえる優しそうな“モテ要素”を感じるのかもしれませんね。
富園:特に飼ってないんですけど、何か美味しそうな匂いがするのか……不思議です。
――では最後に、作品をご覧になる皆さんにメッセージをお願いします。
松岡:今回の見どころは、“モテメン甲子園”が全てのポイントじゃないでしょうか。
男性1人だと、かなり行きづらい作品かもしれませんが、やっぱり男性にも見てもらいたいですね。奥手な子も、女性に対しての考え方が若干、変わるかもしれませんね。
女性は女性で、「わぁ~」とか「キャー」とか歓声を上げていただきたいんですけど(笑)。
その中でもこの作品は、女性は女性の視点、男性は男性の視点で、共感できる部分があると思います。
なので、男女問わず見ていただきたいですし、メインキャラクターの一人一人の葛藤がどう主人公に伝わるのか、最後は涙なしには見られない作品になっていると思います。
富園:女性から見た時のホリコの気持ちだったり、メインキャラクター5人の気持ちだったりが、アニメーションでも繊細に描かれていて、気持ちが動いた時に、すごく綺麗な絵になっているんです。
男性なら“ここでキュンとするんだ”とか、女性だったら“ここがキュンポイント”と、男性にとっても女性にとっても共感できる部分があって。
女性同士でも話せますし、カップルで行ってもお互いに「ここでキュンとする」と見れたりとか、モテの勉強にもなるのかなと思うので、カップルにもオススメです。
あと、僕の(声優として)第一歩となる作品で、これからも頑張りますので、ぜひ応援よろしくお願いします。
[取材・文/小澤めぐみ 写真/相澤宏諒]
営業職を経験後、記者・編集業務に携わりフリーへ。男性声優を中心に、漫画、アニメ、外ドラ、BLなど浅く広く好奇心は一人前。飲食、旅行、音楽、(ヘタだが)写真撮影、話を聞くことも好きで、近年の自粛生活は苦痛。最近のお気に入りは『薬屋のひとりごと』『異世界でもふもふなでなでするためにがんばってます。』。王道モノから西東問わず歴史モノなど“ファンタジー”や“ミステリー”が好物。今はもっぱら藤沢朗読劇中毒
劇場でしか手に入らない、入場特典が決定しました! キャラクター原案 ヤマコさん(HoneyWorks)描き下ろしSDキャラクターが描かれたシークレット缶バッジです。お見逃しなく!
※サイズ:57mm
※1回のご鑑賞、入場者お一人様につき1つ差し上げます。
※絵柄はお選びいただけません
2019年10月25日(金)全国公開
監督:久藤瞬
脚本構成:岡田麿里
キャラクター原案:ヤマコ(HoneyWorks)
脚本:岡田麿里 和場明子 樋口七海
キャラクターデザイン:まじろ
モニターグラフィックスデザイナー:松根マサト
音楽:深澤恵梨香
美術監督:峯田佳実
色彩設計:田中美穂
3D ディレクター:中島竜生
撮影監督:杉山大樹
編集:本田優規
音響監督:えびなやすのり
アニメーション制作:SIGNAL.MD
企画協力:Vizm
製作:「キミモテ」製作委員会
配給:東宝映像事業部
古田時夫:斉藤壮馬
葦田茂一:内山昂輝
戸島幸太郎:富園力也
佐橋亜紀:松岡禎丞
後藤田駿:梅原裕一郎
堀ノ宮早紀子:石川由依
司会:梶裕貴
公式サイト
公式ツイッター(@kimimote_movie)