寺島拓篤さん&豊永利行さんが魅せる、独特なキャラ造形と対応力に沸いた「AD-LIVE ZERO」千葉公演3日目(昼・夜公演)をレポート!
鈴村健一さんが総合プロデューサーを務める即興劇プロジェクト「AD-LIVE」が開催。
今年は「AD-LIVE ZERO」というタイトルで、10年築いた「AD-LIVE」のフォーマットを「ZERO」にした挑戦作となっています。
2019年9月22日(日)、千葉・幕張国際研修センターの会場には、寺島拓篤さんと豊永利行さんが登壇。
過去作に出演し、「AD-LIVE」経験値の高いお2人は、7月に行われた「AD-LIVE」2019年度公演発表会で、軽快な掛け合いも披露していて、息の合ったコンビであることは明白です。
では、一体どんな物語を作り上げたのでしょうか?
「AD-LIVE ZERO」千葉公演3日目(昼・夜公演)の模様をお届けします!
子どもっぽい大人と普通の大人の出会いから、メリハリの生きた物語へと紡ぐ昼公演☆
昼公演は、【会社の社長室】にて2人が出会いました。
1人は、【自分探しの旅をしている】【死にたがり】の、名前を忘れている男(豊永さん)。
なにやら重大な理由から、名前や過去の記憶を忘れているようで、子どものような服装と話し方が特徴の35歳。旧友の社長に“地図”のありかを教えてもらうため、ここに来たと言います。
もう1人は、【面倒みのいい】【結婚願望が強い人】和樹(寺島さん)。
ナニメイト沼袋本店店長で、社長に営業報告をするためやって来たのだとか。実は、ナニメイト社長の座を狙っているそうです。
和樹は名前を忘れている男の不思議な言動に最初こそ戸惑っていましたが、持ち前の面倒見の良さでだんだん距離を詰めていきました。
「(名前は)知らん」と聞けば「好きなことをやれる君(くん)」(アドリブワードで決定)と名付け、やれる君を喜ばせます。
そして、やれる君が地図を探している理由も教えてもらうことに。
なんでも「カイムタプセル(タイムカプセルのこと)を開けないといけないんだけど、隠し場所が地図に書いてあるの」とのこと。
そこで、一緒に探し始めるのですが……なかなか見つけられません。と、そんなとき、社長(鈴村さん)が部屋へ。
やれる君のことを「サトリ」と親しげに呼びます――。
思い切ったキャラ付けで、寺島さんを翻弄した豊永さん。一方、どこにでもいそうな普通の役柄で“油断”させた寺島さん。
一見真逆のキャラクター造形でメリハリをつけつつ、生き生きとした物語に。
また、アドリブワードの使い分けにも注目。脈絡のないものはギャグのフレーズに使うなど、その場ですぐさま判断する瞬発力は秀逸でした!
くじの無情さを痛感! 複雑化する設定への、キャストの対応力が発揮された夜公演
夜公演では、寺島さんが【自分がイケていると思っている】【正義感溢れる人】ザクト。
豊永さんは、【都会での生活に疲れてる】【カウンセラー】のエチゴを演じ、物語を作っていきます。
物語の舞台となったのは、【合コンパーティー会場】。ここへ先に現れたのは、エチゴでした。
人気カウンセラーの彼には依頼が殺到しており、この日はようやくとれた休みなのだとか……派手な羽織でめかし込み、司会の男(鈴村さん)に「3年ぶりに羽を伸ばせる」と嬉しそうに語っていました。
頭には2つの耳。なんでも妖怪の一種・妖狐だそうです。
対するは、妖怪退治を生業としているザクト。「デモンイーター」と名付けた名刀を持ち、「人間に仇なす妖怪を倒している」そうです。
合コン会場と知らずやって来てエチゴと出会い、2人は会話を交わし自然と距離を縮めていきました。
人間も妖怪もカウンセリングするというエチゴは、顧客に対するストレスが溜まっている様子。
さらに、【ご飯派とパン派の戦争を終わらせるために】きたという目的もあるのですが、日に日に勢力が大きくなっていくため手に負えないと、弱音まで……思っていた以上に参っているようです。
そこで「妖怪退治しているんですよね? もしよければ、いさかいを何とかすることできませんか?」と、ザクトにお願いすることにしました。
快く引き受けようとするザクトでしたが、実はザクトには簡単に引き受けられない、とある事情があったのです……。
演出からキャラ設定、世界観まで、全てくじで決める「AD-LIVE ZERO」ですが、くじ引きの結果によっては物語が複雑化するのも一つの特徴かもしれません。
しかし各公演、各出演者共に舞台上で見事にこなし、わかりやすい物語を作っていました。
なお、2020年2月より順次、公演のBlu-ray&DVDの発売、アンコール・ビューイング「あとりぶ」(後日詳細解禁)が決定。詳細は公式HPをチェックしてください!!
「AD-LIVE ZERO」Blu-ray&DVD商品情報
https://ad-live-project.com/zero/blu-ray_dvd/
■2020年2月26日(水)発売
第1巻(梶裕貴×前野智昭)
第2巻(吉野裕行×鈴村健一)
■2020年3月25日(水)発売
第3巻(仲村宗悟×森久保祥太郎)
第4巻(寺島拓篤×豊永利行)
【通常版】
仕様:本編ディスク2枚組
価格:各7,500円+税(Blu-ray/DVD共通価格)
特製ブックレット/オーディオコメンタリー(夜公演)/特典映像(CM、PV) ※各巻共通
▼アニメイトオンラインショップでの購入はこちら
【アニメイト限定セット】
仕様:通常版+特典DVD
価格:各8,000円+税(Blu-ray/DVD共通価格)
※ 特典DVDの収録内容は後日発表いたします。
▼アニメイトオンラインショップでの購入はこちら
第1巻:Blu-ray:ANSX-10161~ANSX10162/DVD:ANSB-10161~ANSB10162
第2巻:Blu-ray:ANSX-10163~ANSX10164/DVD:ANSB-10163~ANSB10164
第3巻:Blu-ray:ANSX-10165~ANSX10166/DVD:ANSB-10165~ANSB10166
第4巻:Blu-ray:ANSB-10167~ANSB10168/DVD:ANSB-10167~ANSB10168
※商品の仕様は予告なく変更になる場合がございます。/パッケージジャケットは後日公開致します。
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