櫻井孝宏さん&内田雄馬さん演じるキャラの関係が「どんな言葉で表現できるか」にも注目の人間ドラマ! 冬アニメ『宝石商リチャード氏の謎鑑定』先行上映イベント【夜の部】レポート
2019年12月7日(土)、江戸川区総合文化センター 大ホールにて、TVアニメ「宝石商リチャード氏の謎鑑定」先行上映イベントが開催。
第1話~第3話の先行上映に先駆け、リチャード・ラナシンハ・ドヴルピアン役の櫻井孝宏さんと、中田正義役の内田雄馬さんが登壇し、キャラクターや作品の魅力を紹介した【夜の部】の模様をお届けします♪
国際色豊かな収録現場を包む緊張感☆
【夜の部】では、MCを務める鷲崎健さんの呼び込みで、本編上映前に櫻井さんと内田さんが登場。
まるで宝石が輝くようなライティングで彩られたステージに、黒のジャケットを羽織り、シックな雰囲気をまとう2人が並ぶと、見とれてため息がこぼれるようですが、櫻井さんがしっとりとしたイケボであいさつを始めると、なぜか会場には笑い声が……。
戸惑った櫻井さんが、左隣の内田さんに助けを求めるように小さい声で呼び掛け、聞き取れなかった内田さんが思い切り聞き返すという、コントのようなやり取りに会場からは笑い声が上がりました。
改めて、櫻井さんがご挨拶。続く内田さんは、櫻井さんが名乗っただけで笑いが起こったため、鷲崎さんの振りでハードルを上げられてしまいます。
1歩ステージの前に進み出た内田さんが、多めの吐息やポーズを決めたり、間をたっぷり溜めたり。鷲崎さんからツッコまれつつ会場を盛り上げると、ガッツポーズを見せました。
3人は【昼の部】を終えての楽屋トークに花が咲いたとのことで、和気あいあいとイベントがスタート。
まずは、「本作の良さや、好きな所は?」という質問へ。
オーディションで役を射止めた櫻井さんは、容姿端麗、語学堪能なリチャードを“スーパーマン”と例え、あまりに完璧な役柄を演じるのは気後れするものの、「チャレンジのしがいがある」と明かします。
また、収録が進むうちに、キャラクターに対する親近感や、内面を知ることで作品の魅力をより感じられたと振り返りました。
リチャードの語学力の高さに驚いたという鷲崎さんの話を受け、監修に立ち会った人たちによる各国の言葉が飛び交う収録の様子を、内田さんが再現。普段とは違った緊張感があふれる現場になったそうです。
一方、相手との対話や掛け合いから感じられる心の動き、ヒューマンドラマとしてその道筋が丁寧に描かれるところが作品の魅力だと語る内田さんは、自分なりの正義感を持つキャラを演じる上で、純粋に、まっすぐに演じたとのこと。
そんなキャラが、櫻井さんには内田さんと重なって見えたということで、櫻井さんの言葉に一喜一憂する内田さんの姿がほほ笑ましかったです。
「互いが思う謎めいた所は?」という問いには、マイクを口元に持ったまま、斜め上を見上げて考えこんでしまう2人。
すると、櫻井さんがポツリとこぼした「(内田さんが)何を考えているか、わからない」という意見に、内田さんと数年来の親交があるという鷲崎さんも共感し、内田さんが驚き慌てふためきます。
何も考えていないわけではないけれども、まっさらなタイプの内田さんの思考パターンが読めないと感じる櫻井さんに対し、内田さんは櫻井さんの情報量や年齢感が謎めいていると指摘。
しかし、櫻井さんはキーボードを叩く仕草で、世間の流れについていこうと必死であることを訴え、笑いを誘っていました。
宝石にちなんだ心理テストで、会場に広がる一体感!?
次に、ミニゲームとして『心理テスト』を実施。作品にちなんで、8つの宝石の中から1つ選んだ宝石で、その人の性格がわかるというものです。
内田さんが、選んだ“タンザナイト”の韻を踏んだリリックを繰り出し、会場を沸かせつつ、“タンザナイト”の表す性格が「感覚的で情熱的な人物。明るいキャラクターで全ての人を惹きつけます」という結果に、登壇者も含め全員が納得!
“パール”を選んだ櫻井さんは、内田さんの結果を受け、緊張したように直立で発表を待ちます。
「相手のことを考えて行動する人物。包み込むような愛を無条件で与える、貴重なタイプです」という診断に、櫻井さんは内田さんほどのインパクトがないと心配しますが、会場からは当てはまると賛同するような大きな拍手が。
鷲崎さんも“エメラルド”を選び、「情熱的で、細かいことを気に掛けない。周りを引っ張っていく人物」が当たっているかどうか、3人は体を寄せてスクリーンを指したり、互いの肩を叩き合ったり、ひとしきり楽しんでいました。
勢い余って立ったままトークが進んだりと、笑いの絶えないイベントも残り時間わずかということで、最新情報を告知。
“タンザナイト”きっかけで、告知の間ダンスを披露することになった内田さんがステップを踏んでいると、櫻井さんも立ち上がり、内田さんをマネて踊り始める場面も。
放送日時や音楽情報、会場で販売中のグッズ情報などを読み上げる鷲崎さんの声が、一瞬かき消されるほど再び会場を沸かせ、最後の挨拶へ。
まだ上映前であることから、内田さんは宝石を中心に繰り広げられる人間模様に触れ、「人生の指標にしていただければ」とコメント。
櫻井さんは、アニメの中には原作小説らしい瞬間や、作品が伝えたいことが詰まっていること、リチャードと正義の人間ドラマであり、言葉では表現できないかもしれない2人の関係性を「どんな言葉で表現できるかを考えるのも面白いと思います」と締めくくりました。
その後、上映された第1話~第3話では、宝石の輝きが美しい、鮮やかな色彩に加え、キャラクターの背景が垣間見えるような行動や表情もあり、本放送への期待が高まる内容に。
明転した会場にリチャードと正義のナレーションが流れ、温かい拍手の中イベントは終了となりました。
TVアニメ「宝石商リチャード氏の謎鑑定」 作品情報
■放送情報
2020年1月9日(木)24時よりTOKYO MX、BS11、AT-X、WOWOWにて放送開始!!
TOKYO MX:1月9日(木)毎週木曜24:00~
BS11:1月9日(木)毎週木曜24:00~
AT-X:1月9日(木)毎週木曜23:30~ ※リピート放送あり
WOWOW 1月15日(水) 毎週水曜 24:30~ ※第1話は無料放送
※放送時間は都合により変更になる場合がございます
【配信情報】dTV、GYAO! 他にて配信予定
■イントロダクション
正義感の強い大学生・中田正義は、ある夜、酔っ払いに絡まれていた美貌の外国人・リチャードを助ける。彼が宝石商であることを知り、祖母が死ぬまで隠し持っていたいわくつきの指輪の鑑別を依頼した正義。リチャードの鑑別により明らかになったのは、彼女の過去、真実、そして想いだった。
それをきっかけに、正義はリチャードが店主を務める銀座の宝石店「ジュエリー・エトランジェ」でアルバイトとして働くことになる。
エトランジェに日々持ち込まれる様々な“謎”を紐解く中で、少しずつ変化していくリチャードと正義の関係性。 しかし2人には、それぞれ誰にも明かすことのない秘密があった―。
~美しき宝石商と正義感溢れる大学生が紡ぐジュエル・ミステリー、開幕~
■STAFF
原作:辻?村七子「宝石商リチャード氏の謎鑑定」(集英社オレンジ文庫)
監督:岩崎太郎
構成/脚本:國澤真理子
キャラクター原案:雪広うたこ
キャラクターデザイン/総作画監督:近藤奈都子
リチャード監修:川添政和
美術:一色美緒
色彩設計:歌川律子
CGプロデューサー:神林憲和
宝石監修:工藤 直一(日本宝石特許鑑定協会)
撮影:塩川智幸
編集:今井大介
音響監督:本山哲
音楽:戸田信子
アニメーション制作:朱夏
ほか
■CAST
リチャード・ラナシンハ・ドヴルピアン CV.櫻井孝宏
谷本晶子 CV.花澤香菜
中田正義 CV.内田雄馬
下村晴良 CV.井口祐一
ほか