『劇場版 ハイスクール・フリート』キャストリレーインタビューVol.4 古木のぞみさん|悔いの残らない「うい」にしようと思いました
「競闘遊戯会」ではメイタマの新ネタが!?
──今作では文化祭と体育祭を行う「競闘遊戯会」が開催されますが、見どころやお気に入りポイントなどありますか?
古木:「競闘遊戯会」は、文化祭みのあるところと、体育祭みのあるところがあるんですけど、それぞれのキャラクターたちが全編を通して偏りもなくちゃんと出ているんです。
TVシリーズを見てきてくださってる方なら、「あー、やるよね!」って言ってくれるくらいに、わかりやすい『はいふり』らしさがあると思います。
「このキャラこういうの本当に好きだよね」とか、「この二人はこうだよね」といった感じが踏襲されています。
私たちメイタマ※に関して言うと、新ネタをやらせていただいてますので、息のあったメイタマのコンビ芸をとくとご覧あれというところですかね。
主にあっちゃん(種﨑敦美さんの愛称)がすごいセリフ量で、私は『うい』を間に挟ませて頂いております」くらいの感じなんですけど、キレイにスパッと収めて頂いて。
それもあっちゃんのおかげでうまいこといきましたので「あっちゃん、ありがとー!」と(笑)。劇場で見て頂けたらたぶんわかって頂けると思います(笑)。
※種﨑敦美さん演じる西崎芽依(メイちゃん)と、古木さん演じる立石志摩(タマちゃん)のコンビ。
──「競闘遊戯会」にちなみ、古木さんご自身の文化祭・体育祭の思い出はなにかありますか?
古木:高校の時の体育祭で「いんまみちょれ上高ガール」という競技があるんですけど。
──いんまみちょれ……ですか? それはどういった……?
古木:「今に見ていろ」という意味の長崎の方言です。ざっくり説明すると、左右に分かれて、それぞれの精鋭女子たちが出てきて、中央に置かれたタイヤを奪い合うという競技なんです。
ただ、それに出ると男の子たちが引くから女子が出たがらないといういわくつきの競技でして……。兄や姉がいる子たちはすでにそういう競技だと聞いているので、一応みんなに言ってくれるんですよね。どうだ、それでも出たいかと。
──優しいですね(笑)。
古木:その上でみんな競技を選んだんですけど、わたくし3年連続で出場させていただきまして(笑)。「私行きましょう! 怖いものはありません」と。ただ、なんていうか本当に使い物にならなくて。
見てわかる通り、小柄でして、引きずられるだけ引きずられていくだけで。「お前は立候補してくるけど何の役にも立たないよな」っていうそういう感じで出場させていただいておりました(笑)。
でも一番最初に威勢よくわーって飛び込んでいくので、みんなが「あの飛び込んだシーンよかったよ」ってすごい褒めてくれたんですよ。「その後引きずられたのはびっくりゃけどね」ってオチが付くんですが。ぴょーんと飛び込んでいって、がーって引きずられていった。
──タイヤごとですか……?
古木:そうです(笑)。でかいタイヤを狙ったんですけどね……。「やっぱ目指すはでかいのでしょー」と思って行ったんですけれど、駄目でした。ガンガン引きずられていました。楽しい思い出です。