冬アニメ『斉木楠雄のΨ難 Ψ始動編』花江夏樹(鳥束零太役)、小野賢章(佐藤広役)、東山奈央(鈴宮陽衣役)インタビュー|ついにNetflixでΨ始動! 蘇る爆笑と恋心……?
アニメ『斉木楠雄のΨ難』シリーズの最新作『斉木楠雄のΨ難 Ψ始動編』が動画配信サービスNetflixにて全世界一斉配信中!
『斉木楠雄のΨ難』は、『週刊少年ジャンプ』(集英社)にて連載された麻生周一さんによる人気コミック。超能力を持ちながらも、その能力を隠して暮らす高校生・斉木楠雄の日常を描く超能力(サイキック)コメディ-で、これまで3シーズンのTVアニメや実写映画化もされています。
今回のシリーズでは、PK学園高校教師・井口工(CV:鳥海浩輔さん)、転校生・鈴宮陽衣(CV:東山奈央さん)という新キャラクターも加わり、作品はさらにパワーアップ。これまでに登場したキャラクターたちの新たな一面も飛び出します。
本稿ではΨ始動を記念して、鳥束零太役の花江夏樹さん、佐藤広役の小野賢章さん、鈴宮陽衣役の東山奈央さんにインタビュー。作品の魅力やキャラクターについてなど、語っていただきました。
東山さんがアフレコ収録現場で巻き起こしたミラクル
――『斉木楠雄のΨ難 Ψ始動編』の見どころ、注目してほしいポイントを教えてください。
花江夏樹さん(以下、花江):ポイントとしては、原作にはあっても、まだアニメとして描かれていなかったところを今作で余すところなくアニメ化しているところですよね。
ひとつの区切りとして、最後までアニメになるというところがファンのみなさんの「待ってました!」という期待に応えられるのではないかと思います。
作品は相変わらず、テンポも良いし、ギャグも面白いし、キャラもさらに増えて、楽しみだらけじゃないかなと思います!
小野賢章さん(以下、小野):僕が演じる佐藤広は、毎回登場するようなキャラクターではないんですが、今作も出演できてすごく嬉しいなと思っています。出演するからには、とびきり「普通」を演じようと頑張りましたね。
ただ、いつもやればやるほど、クセになるというところもあるんです。『斉木楠雄のΨ難』という作品の世界観はテンポが速くて、セリフもすごいスピードで言っているので、あの空間の中に入って行くというのは、「回を重ねるごとに、ちょっとクセになっていくな」という気持ちもありました。
今回また、Netflixでやるということで、久しぶりの収録に臨んだら、「帰ってきたな」という感覚を味わいましたね。
――収録現場ではセリフのスピードが速いとお聞きしましたが、そういった状況の中で、佐藤広という普通のキャラクターを演じるのは、いかがですか?
小野:めっちゃやりにくいですよ(笑)。
一同:(笑)。
小野:そんな中で、花江さんと東山さんのおふたりが(ジャンプフェスタ2020の)ステージイベントで「アフレコの本番入ったら、テストのセリフスピードよりも巻けることがある」という話をされていて、僕はそんなことなかったな~」と思いました(笑)。
一同:(笑)。
小野:収録中、僕は極力普通に、もちろん時間を与えてもらえるならば、もう少し普通にはできるはずではあるんですけど、その中でいかに個性出すかというところで頑張りました!
東山奈央さん(以下、東山):普通って難しいんですね…。
小野:難しいんだよ(笑)。
――(笑)。東山さんはいかがでしょう?
東山:『斉木楠雄のΨ難』という作品のシリーズには、今作で初めて関わらせていただきました。『斉木楠雄のΨ難』はすごく人気のある作品だとうかがっていて、私もタイトルは知っていたんですが、参加させていただいて、「これは面白い!」と人気の所以がわかりました。
自分が演じているキャラクター(鈴宮陽衣)が出ている話数も、そうでない話数もすごく笑いながら、アフレコに臨ませていただきました。
ひーちゃん(鈴宮陽衣)という役どころは、かわいくて、庇護欲がそそられるキャラクターではあるんですけど、とても庇護したくない、関わりたくない(笑)。
ギャップのあるキャラクターかとも思いますので、彼女のアンラッキー具合というところも見ていただきたいと思います。
私が本番でセリフスピードを巻けたのは、「巻かなくてはいけない」という前提が頭にあったのと、私も初登場だったので、自分自身の心拍数が上がっていたんです。
花江:(うなずきながら)確かに。
東山:なので、「つい舌が回っちゃったのかな」というのもあって、2拍ぐらい余ったというミラクルが起きました。
小野:キャストのみなさんがいる中で収録したんだよね?
東山:そうです。キャストのみなさんがいる中で収録しました。
小野:あの中(収録現場)で、「絶対にセリフを噛めない」というプレッシャーがあるよね?
東山:ありますね。「自分が収録の流れを止めてはいけない」という、「セリフを噛んで、このテンポを崩しちゃいけない」という気持ちはありましたね。
しかも初登場だったので、新参者として作品の雰囲気を崩してはいけないという気持ちもあったので、気負っていたものもありましたけど、百戦錬磨のキャストのみなさんのテンポに乗っていけば、自然と作品になじめたというのはあったので、ありがたかったですね。
小野:僕は収録現場で東山ちゃん(鈴宮陽衣)の声を聞きながら収録したんですけど、「東山ちゃんは今回から初登場なの?」と驚いたんです。それくらい作品になじんでいました。
東山:ありがとうございます!