アニメ化&ゲーム化決定!DJをテーマにしたメディアミックスプロジェクト「D4DJ」のライブの盛り上がりとは!? 西尾夕香さん×高木美佑さん×紡木吏佐さん座談会
「BanG Dream!(バンドリ!)」、「少女☆歌劇 レヴュースタァライト」など、大ヒットIPを展開しているブシロードが新プロジェクト「D4DJ」のタイトルを発表したのは、2018年12月末の「ブシロード DJ LIVE」でのこと。
さらに、2019年4月「ブシロード DJ LIVE vol.2」ステージではDJライブ、アニメ、ゲームという3メディアでの展開を発表し、7月に幕張メッセで開催された「D4DJ 1st LIVE」からはキャラクタービジュアルも発表。
現在はライブを中心にDJ文化ならではの名曲リミックスだけでなく、オリジナル曲も展開するなど、新しいIPとして着々と注目を集めている。
と、ここまでが前口上。実は筆者としても興味があったものの、なかなか手が出せていなかった作品だ。
DJのライブ? それがアニメとゲームにどう関わってくるのか……?
というのが正直な感想だった。
そんな折、今回の企画はアニメイトタイムズの編集者、石橋さんとの紅茶の会からはじまった。
石橋「川野さん、お久しぶりです」
川野「石橋さん、『D4DJ』って知ってます?」
石橋「もちろんです。編集部でも結構話題に出てますよ。どうしたんですか?」
川野「IPとして興味があって。まだコンテンツとしてはゲームもアニメも出ていない状況で、ライブはソールドアウトになってたりとか凄いんですよ」
石橋「川野さん、いいところに気づきましたね(ニヤリ)。そうなんですよ。『D4DJ』のライブめっちゃ盛り上がってるみたいで。ちなみにDJってどんなことするか知ってます?」
川野「えっと……ターンテーブル回して……」
石橋「ぜんぜっん 、分かってない! それに『D4DJ』についても勉強不足です! 僕が取材依頼出すので、キャストさんに座談会を開催していただきましょう」
川野「(そうだ! 石橋さんはクラブミュージック好きだった!)」
と、企画が決まり取材場所へと足を運んだ。今回の座談会に登場するのは愛本りんく役 西尾夕香さん、犬寄しのぶ役 高木美佑さん、出雲咲姫役 紡木吏佐さんの3人。
元々DJとしての経験もある声優さん達のため、DJ用語についても詳しいみなさん。読者の方々にもわかりやすいように石橋さんが解説を挟むので、そちらもチェックしてもらいたい。
まず最初のテーマは『D4DJ』について、だ。
そもそも「D4DJ」とは何か!?
――本日はお集まりいただきありがとうございます。まず最初のテーマは「D4DJ」とは何か? という点からお話を聞かせてください。
紡木吏佐さん(以下、紡木):そうですね……“おDJ”しております!
西尾夕香さん(以下、西尾)&高木美佑さん(以下、高木):(爆笑)。
紡木:D4DJはDJユニットごとで活動しているのですが、 1ユニット4人で合計6ユニット。西尾さんが主役のりんくちゃん(愛本りんく)を演じてるんだよね?
西尾:はい! ユニットによってビジュアルや音楽の方向性も全然違っていて。ユニット毎に音楽プロデューサー(※1)がそれぞれ付いている感じで、間口が広いですよね?
※1:音楽プロデューサー
「D4DJ」には、アニメファンならその名を聞いたことがあるであろう著名人が音楽プロデューサーとして参加しています。ユニットごとにプロデューサーが違うため、それぞれの色が全く違うのもポイントです。ここはDJ用語というよりも、音楽用語という感じでしょうか。
そして、「D4DJ」に参加している音楽プロデューサーは以下のとおり。
「Happy Around!」音楽プロデューサー 斎藤 滋さん
「Peaky P-key」音楽プロデューサー 上松 範康(Elements Garden)さん
「Photon Maiden」音楽プロデューサー 水島精二さん
「Merm4id」音楽プロデューサー 都田和志さん
「燐舞曲」音楽プロデューサー 中山雅弘 WITH eMPIRE SOUND SYSTeMSさん
「Lyrical Lily」音楽プロデューサー 未発表
高木:そうだね。DJをメインとしたメディアミックスになっていて、これからゲームやアニメ化もはじまるので、まさにこれからって感じだよね。
紡木:おデカいのです〜。
西尾&高木:(笑)。
紡木:DJライブはまだ2nd LIVEまでしかやっていないのに、もう4th LIVE(※2)も決定していて。勢いづいている作品なんですよ。
※2:4th LIVE
2020年4月26日(日)、27日(月)に舞浜アンフィシアターにて2DAYS開催予定の「D4DJ 4th LIVE」のこと。1月31日(金)にプロジェクト3度目となる「D4DJ D4 FES. -Departure-」が予定されていますが、その開催を前に既に4th LIVEが発表されています。
――私たちのユニットについてもご紹介しましょう。
西尾:じゃあ私からいきますね。私が演じるりんくの所属する「Happy Around!」は“可愛い! 元気! 楽しい! 祭!”みたいな音楽性になっています。名前のとおりHappyなAroundを作っていくぞ! って感じです。
▲「Happy Around!」のキャラクターイラスト。
メンバーは左から渡月 麗(CV.志崎樺音)、愛本りんく(CV.西尾夕香)、大鳴門むに(CV.三村遙佳)、明石真秀(CV.各務華梨)
高木:すごく明るいよね?
西尾:うん! すごく明るい。聴いてても歌ってても元気になれるような楽曲が多い感じ。ユニットカラーはオレンジです!「Peaky P-key」はいかがでしょう?
高木:私が所属している「Peaky P-key」は白と黒のモノトーンがユニットカラーでクールな感じ。「Happy Around!」が憧れているユニットなんだよね。
▲「Peaky P-key」のキャラクターイラスト
左から、笹子・ジェニファー・由香(CV.小泉萌香)、犬寄しのぶ(CV.高木美佑)、山手響子(CV.愛美)、清水絵空(CV.倉知玲鳳)
西尾:うんうん。
高木:ユニットのロゴもすごくこだわっていて。王冠のマークがかっこいいんですよ。キメキメなユニットとなっております。
紡木:あら〜素晴らしい〜。(数秒の間)あっ、私ですね。「Photon Maiden」というユニットなんですけれども……は〜〜〜(深い溜息)。
一同:!?
紡木:まず立ち絵のビジュアルが素晴らしく……。4人いるんですけれども、全員がほら! セクシーなバディーな感じで。
西尾:出てますね、出てますね。
▲「Photon Maiden」のキャラクターイラスト
左から、新島衣舞紀(CV.前島亜美)、出雲咲姫(CV.紡木吏佐)、花巻乙和(CV.岩田陽葵)、福島ノア(CV.佐藤日向)
紡木:もうボイン・キュ・ボンといった感じですよね。それから、他のユニットは学校別で組まれていたりするのです。
西尾:“ピキピキ(Peaky P-key)”もね。
紡木:ハピアラ(Happy Around!)もそうですよね。そんな中で、「Photon Maiden」はオーディションを経て組まれたユニットで、プロダクションの意向を受けて活動しているんです。曲調としてもサイバーチックな音だったり、それこそDJミックスなサウンドになっていて。
もう一つ素敵なところが「Photon Maiden」のロゴ! これがまた凝っていて。じっくり見ていただくと、ドットがたくさん入っているのがわかると思うんですが、これはモールス信号になっているんです。
高木:そうだったんだ!
紡木:私もこの前のインタビューで初めて知ったのです〜。それと、私たちの音楽プロデューサーはアニメ監督としても有名な水島精二さんが担当されていて、すっごく楽曲にもこだわりが現れています。
レコーディングにも毎回水島さんがいらっしゃってくださっていて。細かくディレクションをいただいているんです。そんな魅力が溢れる...といいなぁというユニットです。