この記事をかいた人
- 福室美綺
- 福岡出身。触れた作品にすぐハマる、ちょろさNo.1ライター。親友であり敵のような複雑な関係性が大好物です。
――キャスト陣は豪華面々がそろっていますが、収録現場はどのような雰囲気でしたか?
小野:本当に和気藹々とした現場でした。他のキャストの皆さんもスタッフさんも普段から共演している方たちばかりでしたので、1話とは思えないような雰囲気でした。
――何か印象的に残っているエピソードがあれば、ぜひ教えてください。
小野:第1話の収録のとき、放送前に流すプロモーション映像をメインキャラクターの分だけ1キャラずつ録りましたが、1キャラずつ笑いが起きていたのが印象的でした。本当にかわいくて面白くて(笑)。
第1話であまり喋っていないクロ(CV:梅原裕一郎)とか、“こんなキャラクターだったんだ!”、“やばいキャラクターだな”と盛り上がりました。
あと、ノラ役の梶さんが“これでいいの!?”と1番困惑していました(笑)。
――かわいいキャラクタービジュアルと映像でのギャップがすごそうですね。
小野:本当にすごいです! おそらく、皆さんが想像しているであろうかわいい作品であることは間違いありませんが、それだけじゃ終わらないよ、というところを楽しみにしていただきたいと思います。
――ちなみに、小野さんが家族に迎えたい“タマ&フレンズ”は誰でしょう?
小野:うーん……基本的にみんな良い子ばかりなので選べないかも……。みんなを家族に迎えたいです。
――特に、気になるキャラクターはいらっしゃいますか?
小野:個人的には河原ベー(CV:内田雄馬)がすごく面白いキャラクターだな、とずっと思っていました。本当にベーはやばいです(笑)。
――(笑)。
小野:どんどん“そんなキャラだったっけ!?”と言われるようになっていったのがベーだったので。“ちょっとキャラクターの枠を超えたな”とよく雄馬くんが言われていました(笑)。
――どんな風に崩壊していくのですか?
小野:……ちょっといい表現が見つからないです(笑)。
一同:(笑)。
小野:あと、桶谷コマ(CV:黒沢ともよ)も子猫ですごくかわいいです。
――「タマ&フレンズ」たちがエンディングテーマをそれぞれ担当するとのことですが、ポチの歌はどんな風になっているのか教えてください。
小野:ポチらしい歌です。3丁目の犬猫たちのことが大好きで、“さぁ!お家に帰ろう”という気持ちが込もっている歌になっていると思います。
――こちらもかわいい声で歌われたんですよね。
小野:もちろんです! ポチのぬいぐるみをスタッフさんが持ってきてくださって、ブースの窓越しでポチのぬいぐるみと対面しながら歌ったので割とイメージしやすかったです。
“今、自分はポチだ”と思いながら、かわいく頑張って歌いました。
――かわいい声が聴けるって本当に最高です。あっ、小野さんは大変だったかもしれませんが……!
小野:いえいえ(笑)。まだちょっと不安ですが、皆さんに喜んでいただけたら嬉しいです。
――本当にかわいいですよ!?
小野:ありがとうございます(笑)。最終話の収録時にオープニング映像が入っていて初めて見させていただいたのですが、本当にキャラクターがすごくかわいくて。
キャラクターも絵もかわいいので、それだけで十分なんですけど、そこにキャラクターたちの声が入ってってなると、“(かわいさが)どこまでいっちゃうの!?”という気持ちになりました。僕自身、早く本編が見たいです。
最初はすごくシンプルだったんですよ。スタッフさんたちのビジョンがすごくわかりやすくて。
最初、この作品は疲れて帰ってきたOLが癒されるアニメにしたいです”と話をされたので、それを目指して頑張ればいいと思ってすごくありがたかったです。
――そのビジョンが軸になっているのですね。
小野:はい。すごくかわいくて癒される作品になっています。
――最後の質問になりますが、小野さん自身、本作での1番の癒しポイントは何だと思いますか?
小野:やっぱり犬猫たちの会話なので、すごくシンプルになっている部分でしょうか。
たまに人間の言葉を“これってこうだよ”と間違うことがありますが、周囲も“そうだよね”とそのままうなずいて会話がどんどん転がっていくところが、見ていてツッコミたくなるけど“かわいいからいっか”と思えるんです(笑)。
そういうところが癒されるポイントなのかな、と思います。
――確かに!“かわいいからいっか”ってなっちゃいます。
小野:“そうじゃないよ~!!”と思うんですけどね(笑)。たぶん、皆さん飼い主になったような目線で見れるんじゃないかな、と思います。
[取材・文・写真/福室美綺]
福岡出身。触れた作品にすぐハマる、ちょろさNo.1ライター。好きな作品は『Free!』『NO.6』『十二国記』『ギヴン』『新世界より』など。好きな声優さんは保志総一朗さんと坂本真綾さん。ハッピーエンドよりも意義のあるトゥルーエンドや両片想いが大好物な関係性オタクで、主にイベントレポートやインタビューを担当しています。最近はVTuberがマイブーム。
フジテレビ“ノイタミナ”ほかにて2020年1月より放送中
【イントロダクション】
1983年にデビューをした「タマ&フレンズ ~うちのタマ知りませんか?~」
文房具や雑貨で一度は目にしたことがある、 おでこにブチがあり黄色い耳をしたみんなのご近所ねこ「タマ」がまさかの擬人化で登場! タマと個性豊かな仲間たちが織りなす癒し系アニメーションの新境地! かわいいってこういうこと?!
とある町の3丁目にはある貼り紙が頻繁に貼られていた。 そこに書いてあるのはかぎしっぽのねこの絵と「うちのタマ知りませんか?」の文字。 その貼り紙を眺めている少年にはふわふわの耳とかぎしっぽが…!?
3丁目のねこやいぬ達が人の姿で駆け回る!? タマとフレンズのニャンとワンダフルな毎日を覗いてみませんか?
【キャスト】
岡本タマ:斉藤壮馬
山田ポチ:小野賢章
木曽トラ:白井悠介
花咲モモ:花澤香菜
河原ベー:内田雄馬
桶谷コマ:黒沢ともよ
ノラ:梶 裕貴
三河クロ:梅原裕一郎
野田ゴン:羽多野 渉
倉持ブル:前野智昭
【スタッフ】
原作:ソニー・クリエイティブプロダクツ 「タマ&フレンズ ~うちのタマ知りませんか?~」
監督:松田 清
シリーズ構成:うえのきみこ
キャラクターデザイン:大塚 舞
サブキャラクターデザイン:具志堅眞由
総作画監督:大塚 舞・具志堅眞由
美術監督:森川 篤
色彩設計:佐々木 梓
撮影監督:三舟桃子
編集:定松 剛
音楽:Tom-H@ck
音響監督:小泉紀介
アニメーション制作:MAPPA/ラパントラック