buzz★Vibes『魔術士オーフェン はぐれ旅』OPテーマ「Calling U」インタビュー|自身にとって大切な作品、初のアニメタイアップへの想いと熱量を詰め込んで
ピースフルなサウンド&1つになれるライブチューン
――カップリング曲「Shiny-Journey-Merry-Go-Round」は2月28日から2週間限定公開される劇場特別版『カフカの東京絶望日記』の主題歌です。TVドラマの時のOP曲「ZETSUBOU FUNK」は明るいファンキーな曲でしたが、この曲は横揺れ系のゆるやかな雰囲気ですね。
MKB:今回はエンドクレジットで流れる曲なので、ドラマ自体がシュールだったり、シニカルで、見終わった後に余韻を噛みしめられる曲がいいかなとピースフルな感じになりました。
また「ZETSUBOU FUNK」でも共演したウルトラ寿司ふぁいやーのメンバーに今回も協力してもらって。
Shinnosuke:楽器演奏とコーラスなどやってもらっています。「ZETSUBOU FUNK」の時はアレンジを彼らに丸投げして僕がちょっとスパイスを加えたくらいでしたが、今回は逆で素材を全部送ってもらってこちらで料理する形にして、DJがいろいろ切り貼りして作る手法で僕が好き勝手にトラックメイクしました。
そしてピースフルでちょっと明るい世界観に仕上げました。「Calling U」と対照的な世界観がコンセプトとしてできたので、いいシングルになったなと思います。
――ドラマは日本人になったカフカが現代の東京で驚いたり、絶望する姿をコミカルかつシニカルに描いていますが、今回の歌詞の「Round&Around」や「Merry Go-Round」が象徴的なフレーズかなと思いました。日常でいろいろなことがあっても地球は回るし、新しい日が訪れるのだと。
MKB:「Merry Go-Round」ってぐるぐる周りながらも浮き沈みがあるところは日常生活のようで、人生の縮図にも見えなくないなって。
だったらきらびやかでワクワクするような「Merry Go-Round」にしようぜと。でもぐるぐるしているんですけど、というシニカルさも入れて。
それとShinnosukeからトラックが上がってきた時、「Merry Go-Round」の絵が浮かんできたんですよね。最後でリフレインしていく大きなメロディのフレーズにもハマるし、歌いたいなと思って。
シニカルさもあるけど、ピースフルな曲調でいいバランスになったかなと思っています。
――あとライブで歌う時、お客さんと手を振り合うイメージも浮かびました。終盤で歌うのにピッタリなライブチューンでもあるなと。
Shinnosuke:アッパーじゃないライブ曲も必要ですから。バラードでもなく。
MKB:初めて聴いた人でもすぐにノレると思うし、今後ライブでの定番曲になるのかなと。この取材時点ではまだ披露していないんですけど、ライブで歌うのが今から楽しみです。