仲村宗悟さん2ndシングルの表題曲「カラフル」収録レポ&インタビュー|「カラフル」はテーマに沿って歌詞を考えるうちラブソングになっていた!? ライブと変わらぬ熱量で収録に臨む姿に圧倒!
2019年10月に待望のアーティスト活動をスタートした声優の仲村宗悟さんによる2ndシングル『カラフル』が、2020年3月11日(水)に発売。
表題曲「カラフル」は、デビューシングル『Here comes The SUN』のカップリング曲「ゆらゆら」に続く仲村さん作詞作曲で、軽快なバンドサウンドに乗せた、輝く未来を感じさせる楽曲です。
そこで、アニメイトタイムズでは「カラフル」の歌唱レコーディングに臨む仲村さんに密着。スタジオでの様子や収録後のインタビューをお届けします!
プロデューサーと率直な意見を交換しながら、全力で歌い上げる♪
日が落ち辺りが暗くなり始めた頃、にこやかな笑顔で、仲村さんが地下にあるスタジオの扉をくぐります。
1stシングル『Here comes The SUN』に続き、今回も制作に携わる音楽プロデューサー・川野勝広さんとは気心の知れた間柄らしく、挨拶もそこそこに楽曲や近況を交えた話に花が咲き、和やかな雰囲気。
ですが、収録の打ち合わせが始まると空気は一転、収録済みのバンドRECに乗せた表題曲「カラフル」の仮歌を流し、仲村さんは赤ペンを片手に、真剣な表情で改めて楽曲を確認していきます。
仲村さんがミニ鍵盤を弾きながら実際に声を出して音程を確認したり、「もう少しこうしたい」という意見を出せば、川野プロデューサーからも「こういうのはどう?」と提案が。
お互いの描くビジョンが明確に、きちんと共有されているようで、すぐ理解して相手の意向を汲み取ったり、仲村さんが悩んでいる点に川野さんが的確なアドバイスをしたりと、話し合い自体は5分と掛からないくらいでサクッと終了してしまいました!!
次は歌録りのため、仲村さんが軽く発声練習をしつつ収録ブースにスタンバイ。一度、最初から通して歌う仲村さんの声に合わせて機材の細かい調整をしつつ、本番での歌い方について詰めていきます。
いよいよ本番スタート! 1番のAメロ、Bメロというようにブロックに分けて楽曲の頭から順に収録へ。前奏に乗りながら体全体でリズムを取り、力を振り絞るように力強く歌う仲村さんの姿が印象的です。
ただ、開始時は体が温まっていないためか、歌い出しのアタックの強さや音の伸ばす長さなどディレクションが入る一方で、仲村さん自身からも気になった所を自己申告。
求められた以上に対応していく仲村さんは、川野さんから「良かったよ」と声が掛かると、「今度はこういうので」と別パターンでの要望にも応えていきます。
ディレクションを待つ間も歌詞を口ずさんでいたり、1番Aメロの「yeah!」では「楽しそうに」という表現を意識してか実際に腕を振り上げていたり、時にはエアギターの要領でリズムを取っていたり。
そんな熱量や勢いそのままにサビに入ろうとして失敗してしまったり、熱くなるあまり声がマイクから外れていると指摘される場面も☆
スタッフさんたちもリズムを取りながら仲村さんの歌声に集中していますが、スタッフブース内はどこか楽しそうな雰囲気に包まれていました。
気になる所は録音した音をすぐに振り返り、何度か歌い直しても1番を約20分ほどで録り終えるハイペースぶり。どんどん調子を上げているようで、より良いものをという意見にも冗談を織り交ぜながら、収録は順調に進みます。
後半の歌声とバランスを取るため、先に収録した1サビを録り直すことになり、ひと通り録り終えた音源をつないで一旦、全体チェックへ。ブースから出てきた仲村さんは、スピーカーの前に座り、目を閉じてジッと耳を傾けます。
再度、修正点をすり合わせながらも、川野さんのあまりの絶賛に、何かあるのではとおどけたように様子を伺う仲村さん。
これまで川野さんは“アメとムチ”のうちムチが多かったため、「もっとアメ(褒め言葉)がほしい」という仲村さんの期待に応えてのアメだったそうですが、逆に「アメが多い!」とツッコミが入ったりと笑いも絶えません。
ひと息付いたところで、歌録り再開。仲村さんのリクエストで1番のAメロも一緒に、満足のいくまでチャレンジしていきます。
続けて、カラオケにあるようなガイドメロディで音程をチェックし、ハモり部分も収録。
録り終えたばかりの歌声にハモリを重ねていき、川野さんのたくさんの“アメ”にも笑顔を見せた仲村さんからは、レコーディングを通して“歌うことが楽しい”という思いが伝わってきました。