TVアニメ『七つの大罪 神々の逆鱗』キャストインタビュー第3弾 雨宮天さん&悠木碧さん&久野美咲さん|最後まで続く怒涛のシリアスな物語は見逃せない!
まさかの女神族の仕打ちに雨宮さんも衝撃!
――新キャラクターも登場している中で、印象に残っているシーンがあれば教えてください。
悠木:私は、魔術士ゴウセルが作ったゴウセルに、心を与えるシーンが原作の時からすごく好きで。
藤原啓治さんのお芝居がついて、こういう感じだったらいいなと期待していた以上のものが見られて、素敵だなと思いました。
それに、あれだけシリアスな話だったにもかかわらず、ディアンヌとキングのテンション感が相変わらずな感じなのも、彼ららしくて良かったなと思います。
なので、あそこはシーンとして大好きです。
雨宮:私は、ショッキングだったシーンになりますが、他の魔神族をおびき寄せるエサとして、聖櫃(アーク)に閉じ込めた多くの魔神族を、最終的に全員殺してしまうシーンです。
そこで、「女神族はなんてヒドいんだろう!」みたいな。
一同:(笑)。
雨宮:それまで「女神族って……もしかして?」みたいなところはありましたけど、あそこで女神族に対する思いが確信に変わったというか。魔神族のほうが、わかりやすく悪者っぽいし、ちょっと怖い感じだけど、女神族のほうがヤバいなと(笑)。
女神族が善くて、魔神族が悪いとかじゃないんだなと思って。女神族の持っている性格的な部分が見えました。
それに、エリザベスがデリエリたち魔神族と話をしようとしているのに、リュドシエルによって、まるで魔神族を足止めしていたかのような扱いをされた時のエリザベスのショックが、そのまま私のショックになっていて。
「そんなつもりじゃなかったのに、そんなことするの!?」みたいな、あのシーンはショックが大きくて、女神族の見方が変わったシーンでした。
久野:私の印象に残っているシーンは、マーリンが幼くなるシーンです。坂本真綾さんの小さい子供のお芝居を初めて現場で生で見たので、すごくかわいいなと思いました。
知識や知能はそのままなのに、体だけ小さくなっていて、幼いしゃべり方と言っていることにギャップがあって、一番印象に残っています。
悠木:ちょいちょい幼くなりますよね(笑)。
――ここまでも気になるポイントがたくさんありましたが、今後の見どころ、注目ポイントを教えてください。
悠木:メリオダスは、絶対的な我々の中心であり、団長であったので、それが敵になっちゃうというのは衝撃の展開だったし、(2人の方を見て)悪いメリオダスってなんとなく寂しくなかった?
雨宮・久野:(うなずく)。
悠木:やっぱり団長がいてこそ“最強”という感じがしているので、どこかに行ってしまったみたいで、すごく寂しいです。
みんな団長のことが好きで、今まで登場したいろいろな人たちが団長のために集結して頑張っていきますし、ここから物語がさらに進行していって、ビックリする展開ばかりです。
実は、私はもう1キャラ演じていて、そちらも出てくるので、それも含めて楽しみにしてもらえたらいいなと思います。
雨宮:これまでのシリーズがあって、『神々の逆鱗』でさらに過去のことをより皆さんに知っていただいたり、実はそれぞれのキャラクターが持っていたもの、正体みたいなものがどんどん明らかになっていると思います。
初めて明らかになる関係性や、個人の背負っているものが、まだまだいっぱいあって、どんどん明らかになっていくので、どのキャラクターにもしっかり注目してほしいです。
できるだけ1キャラ1キャラへの情報量が多いほうが良いと思うので、これまでの話を覚えていたり、余裕がれば原作を読み返したりしていただくと、どんどん感情移入もできると思うし、アッと驚く展開がよりアッと驚く展開になっていくと思います。
そして、〈七つの大罪〉からメリオダスが抜けてからのエリザベスのたくましさたるや、本当にすごいので、そこも楽しみにしていただけたらうれしいです。
久野:『七つの大罪』が始まった時は、みんなそれぞれの目的ややりたいこと、求めているものが別々でそれぞれが自分のために頑張ったり、葛藤したりするシーンが多かったと思います。
ですが今回、メリオダスがいないからこそ団結できて、みんな自分のためだけじゃなくて、それぞれお互いのため、誰かのために頑張るというのがより強くなりました。
そこは最後までずっと続くので、みんなの絆や団結感に注目していただきたいです。
あと、登場キャラも多いんですけど、〈十戒〉も復活して、その中でも個人的に注目しているデリエリとモンスピートの大切なシーンがあります。
原作ファンの方はご存知だとは思いますが、アフレコでの2人のお芝居もものすごく素敵だったので、ぜひ楽しみにしていただきたいなと思います。
悠木:やばかったよね。
久野:素敵でした、絶対見てほしいです。