【アニメ今日は何の日?】3月10日は『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』のユニウス条約が締結された日! インパルスガンダムの合体機能はユニウス条約のため!?
C.E.(コズミック・イラ)72年3月10日は、『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』において、ユニウス条約が締結された日です。
といっても、ユニウス条約が結ばれたのは『SEED DESTINY』の本編前の時系列なので、アニメを見ていてもピンと来づらい方も多いのではないかと思います。簡単にいえば、『機動戦士ガンダムSEED』の最終回の後、地球連合とプラント間で結ばれた停戦条約で、いろいろな部分で物語に影響しています。
例えば、『SEED DESTINY』で主人公のシン・アスカが搭乗したインパルスガンダム。インパルスガンダムは、コアスプレンダー、チェストフライヤー、レッグフライヤーの3つの戦闘機が合体してMSになるという機体ですが、ほぼ毎回出撃した直後に合体するというシークエンスを挟んでいました。
「合体した状態で出撃した方がいいのに」と心の中でツッコミを入れた方もいるのではないかと思うのですが、これはユニウス条約の項目の一つである、MSの保有数の制限を突破するためのもの。「インパルスガンダムはあくまでも戦闘機が合体してMSっぽい形になってるだけだから、MSじゃない」という、MSの区分に入れなくするための合体機能なんです。
たくさんMSの数を作れなくなったので、1機のMSであらゆる状況に対応できるように、装備(シルエット)を換装して性能を変化させられるようにする、インパルスガンダムの設計思想にも影響しています。
またもう一つ設定面に大きく影響しているのが、ニュートロンジャマーキャンセラーの兵器への搭載の禁止。ニュートロンジャマーキャンセラーは、国力で劣るプラントが核兵器の使用を封じるために、地球に打ち込んだ核分裂を抑制する装置であるニュートロンジャマーの影響を無力化するためのもの。
『SEED』でキラ・ヤマト、アスラン・ザラが搭乗していたフリーダムガンダム及びジャスティスガンダムは、このニュートロンジャマーキャンセラーを搭載し、核動力で動いているために他のMSとは比べ物にならない出力を誇っています。『SEED』終盤では、ラウ・ル・クルーゼの手によって地球連合に技術が渡り、核ミサイルがプラントに放たれてしまいましたから、それと同じ事態を招かないための制限です。
そのため、核動力を搭載できなくなったインパルスガンダムは、他のMSと同じようにバッテリー方式の動力を採用。戦闘中のエネルギー切れを防ぐために、母艦であるミネルバからデュートリオンビーム送電システムによる送電を受けることで、エネルギーを補給して戦えるようになっています。
ただ、ニュートロンジャマーキャンセラーに関する制限は最終的には破られてしまい、終盤に登場したデスティニー、レジェンド、ストライクフリーダム、インフィニットジャスティスの4機のガンダムは、デュートリオン送電とニュートロンジャマーキャンセラーによる核動力とのハイブリットエンジンであるハイパーデュートリオンエンジンによって動いており、圧倒的な性能を誇っています。
一応フォローしておくと、ユニウスセブン落下の報復として先に地球連合がユニウス条約を反故にして核攻撃をプラントに対して行おうとしていたので、おあいこではありますが……。
ユニウス条約はこれ以外にも、ミラージュコロイドの軍事転用の禁止、戦争に参加した兵士達を自国の裁判で裁いて酌量の余地を与えられるようにするなど、(イザークやディアッカが戦犯扱いにならなかったのはこのため)、目に見え辛い部分で『SEED DESTINY』の物語に影響を及ぼしていたりします。
『SEED』、『SEED DESTINY』共に、映像が綺麗になったHDリマスター版が製作されていますし、これを機会に改めて『SEED』の世界を振り返ってみるのも良いのではないでしょうか。
『機動戦士ガンダムSEED』に関する記事も要チェック!
【アニメ今日は何の日?】2月5日は『機動戦士ガンダムSEED』に登場するプラントの国民的歌姫「ラクス・クライン」の誕生日! 正式な誕生はC.E.(コズミック・イラ)55年2月5日
【2月5日に公開したニュースランキング第2位】【アニメ今日は何の日?】『機動戦士ガンダムSEED』の「ラクス・クライン」の誕生日 https://t.co/mMTAXWTegx
— アニメイトタイムズ公式 (@animatetimes) 2020年2月5日
ガンダムJRA第三弾「ガンダムSEED JRA」始動
【10月16日に公開したニュースランキング第4位】ガンダムJRA第三弾「ガンダムSEED JRA」始動 https://t.co/oL15g7qGtF #ハロガチャ天皇賞・秋SEED #JRA #ガンダムJRA #ガンダムSEED #TMRevolution #保志総一朗 #石田彰 #天皇賞・秋 #うまび
— アニメイトタイムズ公式 (@animatetimes) 2019年10月16日