寺島拓篤さんの4thアルバム『ASSEMBLE』スペシャルロングインタビュー|テーマは何度負けても立ち上がる強さ
アルバム全体はパワフルかつ、いいつながりになった印象
――インストを含めて、全12曲を通して聴いた感想はいかがですか?
寺島:アルバム1枚の全体像よりもライブどうしようという気持ちのほうが大きくて。今は並べた状態で聴くのがすごく楽しいし、「僕らの奇跡」があるおかげでいい着地ができたかなと。
「この宇宙で出会えた奇跡」と歌っていますが、「Buddy, steady, go!」も宇宙つながりで、いろいろなものがしっかりまとまるんじゃないかなと思っています。ただ1枚通して聴いた後は少し疲れるかもしれないなと。強過ぎて(笑)。
――シングルだけでなく、今回の新録曲もパワフルで存在感が強い曲が並びましたからね。
寺島:アルバム1枚に集めてしまってよかったのかなと心配になるくらい。特に「光の在処」はタイトルチューンにしてもおかしくないくらい、パワーも華もある曲ですから。すごいぜいたくなアルバムになったなと思います。3年お待たせした分、待ったかいがあったなと思っていただければ(笑)。
――「UNBREAKABLE」のMVは廃工場のような場所で、ダンサーと歌い踊る映像になっていますね。
寺島:楽曲がダンスナンバーなので、ダンスを主軸として、どんな環境で撮影しようか考えた時、曲から工場や廃墟のイメージが浮かんできたので、提案させていただいて。
監督は今回、初めてご一緒させていただいた方ですが、曲のイメージに合う演出や撮影をしていただきました。ダンサーは去年の『おれパラ』で踊ってくれたトキヤたちのスケジュールが合わなくて、彼らの後輩君たちが来てくれて、フレッシュな気分で。悪そうなイメージで撮影しているけど、僕自身、悪っぽい顔じゃないし、2人もかわいいし、全然強くなさそうだなと、みんなでゲラゲラ笑ってました(笑)。
自分なりに悪そうに、強そうに見えるにはと考えながら頑張りましたが、皆さんの感想はどうでしょうか?
――ジャケットは青が基調のクールなイメージですね。
寺島:「UNBREAKABLE」のモチーフにしたキャラのイメージカラーが青とか紫がかっている印象があって。イメージをお伝えしていくつか案を出していただきましたが、僕的にはこれ一択でした。熱いんだけどクールで、炎や雷にも見えるデザインに、よく見るとテラモンもいたりして。いいジャケットになったと思います。
――5月より過去最大規模のツアーが始まります。
寺島:このアルバムを中心に構成するライブになることは間違いありませんが、そこにどう肉付けしようか、相談中です。アルバムの楽曲たちが強過ぎるので、試行錯誤している最中です(笑)。
――寺島さんのライブは魅せる要素が強いですからね。ホールでもライブハウスでも。
寺島:ライブは見てもらうものというイメージが僕の中にあるし、生のその瞬間の空気をみんなと一緒に楽しみたいので、皆さんが参加できるポイントも作れたらいいなとか、どんな話をしようかなと思っています。ワンマンライブ自体が久しぶりですし、過去最高の公演数のツアーなので、全国のみんなに会いにいけるとワクワクしています。
――故郷の金沢公演以外は全会場、ライブハウスですね。
寺島:愛知もダイアモンドホールという名前ですがライブハウスで(笑)。以前、金沢でやった時、小さな会場だったので、見たかったけどチケットが取れなかったという方が多くて。そこでスタッフさんがホールを押さえてくれたみたいです。
僕自身はどんな会場で、どれだけの人数でもみんなに楽しんでもらうために全力でやるという気持ちは変わりませんが、ホールとライブハウスでは演出や見せ方も変わってくるのかな?
あと会場の規模によってはダンサーも呼べるのか、このリード曲をダンサーなしでパフォーマンスできるのか、と悩みは多々ありますが(笑)、どうなるか楽しみにしていてください。
――そして9月19、20日に2度目となる『おれサマー』が開催されることが発表されました。
寺島:昨年、長野で行われた『アニエラフェスタ2019』に参加させていただいて、「野外って最高だな。夏の野外フェスってこんなに気持ちいいんだ」とますます好きになってしまったので、『おれパラ』に縁があるアーティストさんと一緒にまた『おれサマー』ができることがうれしいし、前回よりも楽しみなんです。また自分のツアー後ということで、個人的にもう一段レベルアップした状態でステージに立てると思うし。
ラインナップも既に発表されましたが、今回もすごいメンバーで、それぞれのアーティスト目当てで参加して、他の素晴らしいアーティストのパフォーマンスに触れていただければ嬉しいです。2020年の夏の想い出を一緒に作りましょう!
――2020年の音楽活動の目標や展望をお聞かせください。
寺島:元々、僕の音楽は、ファンの皆さんへの恩返しという、ある意味、クローズなやり方をしていますが、昨年のようにタイアップを連続で担当させていただくとは想像もしていなくて。
でもTVアニメ『SERVAMP-サーヴァンプ-』で初めてタイアップ曲を歌わせていただいて(ED曲「sunlight avenue」)、TVアニメ『転生したらスライムだった件』やTV『ウルトラマンタイガ』でも歌わせていただいて、僕の楽曲を知ったり、聴いてくれる方が増えたなとすごく実感したし、タイアップの影響力を目の当たりにしました。
そして僕の作った歌が作品の力になることがこんなにうれしいんだと気付かせてもらって。僕自身、作品に寄り添った楽曲を作るのが好きだし、タイアップ曲の歌詞を書くのも楽しくて。またタイアップ曲を歌う機会があればいいなと思っているし、寺島拓篤という枠を超えた活動もできたらいいなという欲も出てきました。
――最後に皆さんへメッセージをお願いします。
寺島:まず前作の『REBOOT』から3年、新しいアルバムを待っていてくださった皆さん、ありがとうございました。パワー・エンターテイメント性・メッセージなど、あらゆる面で「強い」アルバムが完成しました。
そして、このアルバムを表現するためのライブ、ツアーも用意していただいています。今の自分にどれくらいのことができるのか、わかりませんが、いいものを表現できるようにステージを作り上げていきたいと思います。
皆さんにはアルバムを聴いていただき、ライブへの期待やワクワクを高めてもらえたらうれしいです。ではライブ会場で、みんなで「ASSEMMBLE」しましょう!
[取材・文/永井和之]
『ASSEMBLE』作品情報
2020年3月25日(水) Release
CD+BD
LACA-15816
¥3,700 (+TAX)
アニメイト特典
●アニメイト特典:寺島拓篤4thアルバム『ASSEMBLE』発売記念キャンペーンシリアルコード
※特典は無くなり次第、終了とさせて頂きます。ご了承下さい。
※通販でご購入の際には店舗と配布方法が異なります。必ずご確認ください。
●アニメイト特典:56㎜缶バッジ
※特典は無くなり次第、終了とさせて頂きます。ご了承下さい。
●アニメイト特典:L判ブロマイド
※特典は無くなり次第、終了とさせて頂きます。ご了承下さい。