アニメ化でより図太くなったペコリーヌ、優し過ぎてヤバいコッコロ、複雑な事情のキャル……!? 春アニメ『プリンセスコネクト!Re:Dive』M・A・Oさん、伊藤美来さん、立花理香さんインタビュー
ゲームとTVアニメ……演技の違いは?
――ゲームとは監督が異なるとのことですが、アニメでの印象深いディレクションやエピソードがあれば教えてください。
M・A・O:息のリアクションについて「生っぽい感じではなくコミカルめに」といったディレクションをよくいただきます。そのおかげでペコちゃん(ぺコリーヌ)の魅力がよりパワーアップして、とても楽しく演じさせていただきました。
――ペコリーヌを筆頭にギャグシーンも楽しみです。
M・A・O:ギャグシーンではアドリブも受け入れてくださるので、動作に擬音を入れたりと、色々チャレンジできました。
――例えばなにかありますか?
M・A・O:何かを振る動作のときに「ブン、ブン」といったように(笑)、演じさせていただきながら、「ペコちゃんだったらどうするのかな?」とキャラクターの立場になって考えることを心掛けました。
――立花さんはいかがですか?
立花:キャルに関しては複雑な事情があるので……。アフレコが始まるときも「キャルはどうしましょう!?」と監督に相談しました。特にペココロ(ペコリーヌとコッコロ)との関係については、どの段階から始めるのか、最終的にどう着地させるのか……話数ごとの心の距離感を話し合いました。
――特殊なキャラクターならではですね。
立花:ですが、アニメでも「真面目な良い子」というキャルの魅力がすごく反映されているので、初めて観る方にも伝わればいいなと! 私自身、そういった想いを持ちつつ、ぎゃあぎゃあとツッコミ役を演じています(笑)。
――ゲームのTVCMではキャルの「消えなさい」というセリフが印象深かったです。アニメから観られる方もシリアスな一面に注目しているのではないかと思います。
立花:そうですね。キャルだけに限らずどのキャラクターも振り幅が広いのですが、アニメではそこがより伸びています!
各キャラクターの良いところとヤバいところが毎回同時に出てくるので、そういった点も原作ファンにも注目してほしいですね!
――ヤバいところがとても気になりますね(笑)。
立花:コッコロは特に……ね?(笑)
伊藤:ですね(笑)。コッコロは優しさに振り切っていてヤバいです。なんでもしてあげちゃうので(笑)。
――ラジオ『プリコネチャンネルRe:Dive』では、そんなコッコロの優しさに惹かれ過ぎたファンに呆れてしまう一幕もありましたね。
伊藤:伊藤自身は呆れてしまうのですが、コッコロ自身は主さまが大好きなので、どこまでも付いていってお世話をする。そこはアニメでも変わらないので、もっと好きになってもらえればと思います!
――ディレクションや説明などはありましたか?
伊藤:アニメのディレクションについては、先ほども少しお話しましたが、表情を豊かにする点を監督と相談して決めました。場面によっては「ここは全力で可愛くいきましょう」とディレクションをいただいていますので、ぜひ放送を観て確かめてもらえればと!
あと、コッコロはモノローグも担当しているのですが、こちらではキャラクターとは少し異なる演技を意識しています。なので、原作ではあまり見ることのできない、すごく喜んだり、すごく悲しくなったり、すごく心配したりという、大きな振り幅のある表情を楽しめるのではないかと思います。
――アニメーションがふんだんに盛り込まれたゲームですが、TVアニメとして「ここを観てみたい」というシーンがあれば教えてください。
伊藤:“ユニオンバースト”です! ストーリーに沿ったアニメならではの描写に注目しています。
M・A・O:私は、ゲームの随所で見ることができるイラストのシーンですね。キャラクターたちの魅せるポージングやシチュエーションの経緯が明らかになれば素敵だなと思います!
立花:ゲームでは街の雰囲気からちょっとした小物まで、細かいところにも世界観が詰まっているので、それらがアニメではどんな角度から描かれるのか楽しみです!
――“ユニオンバースト”を筆頭に、戦闘シーンも見どころのひとつだと思います。アニメとして戦闘シーンを演じるうえで心掛けたポイント、注目ポイントはありますか?
立花:ユニオンバーストについては、ゲームを遊んでくれた方にとってお馴染みのものです!
加えて、アニメの戦闘シーンは、これまでゲームでは見ることのできなかった細かな動きなども描かれています! 私自身、観させていただいて、プリンセスが戦う魔物について「こんなに大きかったんだ!」と驚いたので、演じるうえでも細かな部分から意識し直しましたね。
伊藤:毎回出てくる魔物もサイズ感だったり、迫力だったり、それぞれの個性がすごいです!
立花:そこも魅力ですね!
伊藤:そんな敵に立ち向かう女の子たちも格好良いです!
――敵もバリエーション豊富ということですね!
伊藤:可愛い敵もいたり、恐い敵もいたり、面白い敵もいたり……バラエティに富んでいますね(笑)。
――M・A・Oさんは戦闘シーンについていかがですか?
M・A・O:戦闘シーンについては、基本的にゲームと同じようにお芝居をさせていただきましたが、アニメではユニオンバーストを放つ際に前口上もセットになっていたりと、よりしっくりきましたね。
――戦闘では仲間との協力も大事ですね。
立花:みなさんと一緒に収録して、一緒に戦えるところもアニメならではですね。収録でもリアルにペココロに話しかけられることが新鮮で! 「ギルド活動してる!」という気持ちになりました(笑)。
伊藤:スピード感もあって楽しいですよね!