TVアニメ『アルゴナビス from BanG Dream!』橋本祥平さん、橋本真一さん、毛利亘宏さんインタビュー|舞台役者が演じるからこその魅力に迫る!
TVアニメ『アルゴナビス from BanG Dream!』がスタートした。これまでの『BanG Dream!』シリーズと同じく、リアルでもライブが展開されるプロジェクトだ。
今回は作品に登場する2つのバンド、Argonavis(アルゴナビス)からドラム担当の白石万浬役 橋本祥平さん、GYROAXIA(ジャイロアクシア)からリードギター担当の里塚賢汰役 橋本真一さん、さらに本プロジェクトのシナリオ原案及びTVアニメのシリーズ構成・脚本を担当する毛利亘宏さんに、プロジェクトの魅力についてたっぷり語ってもらった。
アニメコンテンツでまさかの再会、3人の出会いとは?
ーーまず、3人の関係性を教えていただけますか?
里塚賢汰役・橋本真一さん(以下:真一):僕と毛利さんは、3年くらいやっている『メサイア』というシリーズがあって……。
毛利亘宏さん(以下:毛利):ちょうど昨年の秋に一区切りがつくタイミングで。
真一:更にいうと、8年くらい前、『イエロー』という舞台で、毛利さんが演出と脚本をされていたんです。僕もデビューしたてだったので、そこでお芝居をしっかり経験できたっていう。
毛利:初々しかったね(笑)。頼もしくなっちゃって。
真一:三十歳になりました(照笑)。
白石万浬役・橋本祥平さん(以下:祥平):僕も毛利さんとは舞台で何度かご一緒させていただいていて、そもそも僕がこの世界に入るきっかけになった舞台(『「薄桜鬼」斎藤一篇』12年作品)の演出をされていたので、毛利さんの姿を見て生きてきたんです。それに真一さんとも面識があって、事務所の先輩と真一さんが仲が良くて、その先輩のイベントに真一さんがゲストで出ていて、僕は裏でプレゼントを預かったりしてたんですよ(笑)。
真一:えーーっ! そうだったんだ!(笑) あの代官山の……。
祥平:だから僕がまだ舞台を一本もやっていないときから真一さんを見ていたので、まさかこういった形でご一緒できるとは思っていなかったです。
毛利:舞台での共演もなかったんだね。
ーーそんな3人がアニメで一緒になるのは、すごい縁ですね。
祥平:でも、どこかで運命は感じでいたので、こういう形だったのかと。
毛利:舞台だったらすぐ3人揃いそうなのに、まさかアニメで揃うとはね(笑)。
ーーこのプロジェクトに参加するときはどんな気持ちでした? 声優もほぼ初めてでしょうし、何より楽器を弾かなければいけません。
祥平:最初にこのお話を頂いたとき、何かの間違いかな?と思ったんですよ(笑)。みなさん声優や音楽をやられている方だったので。
毛利:俺も、何で祥平がいるの? って思った(笑)。
祥平:「俺でいいのかな?」と不安でしたし、声の仕事もそんなにやったことがなく、音楽にもそんなに触れてなく、従兄弟からもらった電子ドラムを独学で叩いていたくらいだったので、本当にいいのかな?って。本当に未知の世界でしたけど、一生懸命頑張ろうと思って飛び込みました。
毛利:アニメと音楽の2つに飛び込むわけだからね。
祥平:アルゴナビスの活動を始めて1年半くらい経つんですけど、声の仕事や音楽の楽しさがわかりつつも、まだ難しいなと苦戦してます。いろんな方に支えていただいてますね。
真一:僕はオーディションだったんですよ。声をかけていただいたんですけど、受けるからには受かるつもりで準備をしていたんです。
でも、声優さんだったり、楽器ができる人だったりが多くて、僕はどちらでもないから、これは選ばれるのは難しいのかなと思っていました。
毛利:でも、ギターはやってたんでしょ?
真一:歌が好きなので、歌の伴奏のためにアコギを簡単なコードを覚えて弾いてたんです。エレキギターとは全然違うので、エレキを本格的にやってる方と比べたら全然で…。
ただ、舞台をメインでやっていた祥平がいたのが、僕にとっては大きな希望だったんですよね。彼がいたから、僕もGYROAXIAのメンバーとして、そこに行けるかもしれないと思えた。
祥平:でも、僕も真一くんが来てくれて、めちゃめちゃ嬉しかったですよ。メンバーは本当に優しいけど、どこか心細さもあったんです。だから、いきなり親戚のお兄ちゃんが来たみたいな感じで(笑)。
ーー毛利さんもアニメは初めてですよね?
毛利:ずっとアニメはやりたかったんですけど、声がかからずここまで来てしまったので、嬉しかったです。とは言え僕も音楽経験があるわけではないのでバンド物はチャレンジでした。
ただずっと劇団をやってきて、20歳くらいから夢を追いかけてきた経験はそのまま生きるのかなと思ったので、それをぶつけて行こうかなと。