楠木ともり、TVアニメ『魔王学院の不適合者』EDテーマ「ハミダシモノ」作詞を通して描いた作品の世界|いろいろな“強さ”が描かれた楽曲に
2017年に声優としての活動をスタートさせた楠木ともりさん。2018年からは自身のワンマンライブを行うなど、音楽活動も積極的に行ってきた。
そんな彼女が、2020年8月19日(水)に1stEP「ハミダシモノ」で、メジャーデビューを果たす。このタイトル曲は、TVアニメ『魔王学院の不適合者~史上最強の魔王の始祖、転生して子孫たちの学校へ通う~』(7月より放送中)のエンディングテーマとなっている。
自身で作詞も行った楽曲について、詳しく話を聞いた。
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『魔王学院の不適合者』もスタート!キャスト同士で交わされた会話とは?
――TVアニメ『魔王学院の不適合者』では、ヒロインのミーシャを演じていますが、これまでに演じたことがなかったような役ですね。
楠木ともりさん(以下、楠木):ゲームなどでは演じたことがあったのですが、アニメだとミーシャみたいに感情をあまり出さない役というのは、あまり経験がなかったので、演じていても新鮮でしたし、(1話終了後は)こんな声も出るんだねという反応もいただけて、うれしかったです。
――昨年、楠木さんがヒロインのメリダを演じたTVアニメ『アサシンズプライド』で、石川由依さんが演じていたエリーゼのような雰囲気もあるなと思っていたので、それも少し参考になさったのかなと。
楠木:それはすごくあります! やっぱり真っ先に思い付いたのはエリーゼでしたし、エリーゼはもう少し感情が出るタイプでしたが、迷ったときに頭に浮かんできたのは石川さんの演技でした。
――『魔王学院の不適合者』の主人公・アノス役の鈴木達央さんとも、『アサシンズプライド』で共演していましたし、経験がつながったり、積み重なったりしていますね。
楠木:たつさん(鈴木達央さん)も、以前からいろいろアドバイスを頂いていたので、今回も共演できることを知ってから始まるまではちょっとドキドキしていたのですが、いつも優しく、しっかりと意見をいただけるので、ありがたい存在です。
――アニメ放送前の特番でおっしゃっていましたが、アフレコの前にキャストに配られる(練習用の)映像に、楠木さんのエンディングテーマも入っていたようですね。キャストからの反応はどうでしたか?
楠木:5話から登場のファンユニオンのキャストに仲が良い子がいるのですが、「カッコいい!」と言ってくれて、サーシャ役の夏吉(ゆうこ)さんも「カッコ良くて、何回も聴いちゃう」と言ってくださったので、すごくうれしかったです。
しかもその特番の楽屋で、たつさんと夏吉さんにフルバージョンを聴いてもらったんです。構成が面白い曲なので、「ここでこう行くんだ、面白いね」と、たつさんもじっくり聴いてくれて、「ともりくんと音楽の話をするのも楽しそうだね」と言ってくれたのがうれしかったです。
――夏吉さんも、他作品ですがギター&ボーカルをやっていたので、音楽話に花が咲きそうなメインキャストですね。
楠木:夏吉さんの歌も聴いてみたいですし、みんなが出かけられるような状況になったら、カラオケとかにも行きたいねという話も出ていたので、いつか実現できたらいいなって思っています。