『Re:ゼロから始める異世界生活』2nd season:スバル役 小林裕介さん×ラム役 村川梨衣さんが語る第2期で増したラムの重要性|インタビュー前編
『Re:ゼロから始める異世界生活』(原作:長月達平/KADOKAWA刊)の2nd season(第2期)が現在放送中! 前シリーズ同様に視聴者を驚きと絶望、そして感動……と感情を揺さぶるシーンの連続です!
中盤に差し掛かろうとしている今、『リゼロ』のキャストはどのように感じ、演じているのか? アニメイトタイムズではキャスト連続対談企画をお送りしていきます。
第2弾はスバル役の小林裕介さんとラム役の村川梨衣さんの対談を前後編に分けて、お届けします!
たくさんのメッセージとTwitterのトレンド入りで作品人気を再確認! 初回放送で驚いたことは?
――7月から2nd seasonの放送が始まりましたが、村川さんへの放送後の反響などありましたら教えてください。
ラム役 村川梨衣さん(以下、村川):放送前から「楽しみです」という声がたくさん届いて、皆さんの期待の大きさを感じました。いざ放送が始まると、リゼロ関連がTwitterのトレンドに毎週入っているみたいで。それだけでもすごさが一目瞭然ですし、SNSでも「楽しかったです。次も楽しみです」などメッセージをいただいて。『リゼロ』はたくさんの方に愛されているなということを改めて再確認しました。
――そして約4年ぶりに本編がスタートしましたが、続きとなる26話をご覧になった感想をお聞かせください。
村川:OPとED、そしてCMがなかったことが衝撃的でした。テレビアニメの概念を根底から覆すような(笑)。スタッフさんからそのことを知らされた時、みんなで「そんなことできるんだ!?」と驚いたことを覚えています。
アニメとして描くにはいくら時間があっても足りないくらい、物語やセリフ、見せたい描写がたくさんあるし、スタッフさんの熱い想いもとてもある作品で。リゼロの世界を最大限お届けするために環境や状況を整えてくださったり、全力で作ってくださるスタッフの皆さんに感動しました。
本編自体も前シリーズ同様の引き込まれる素晴らしさがありつつ、一新されたOPとEDの演出や新キャラの登場で「いよいよ2nd seasonが始まったんだな」と実感しました。
スバルとラムのシリアスな掛け合いは新鮮。垣間見えた素のラム
――本編としてはスバルとラムの掛け合いも久しぶりでしたが、お2人はどのように感じられましたか?
村川:前シリーズから2nd seasonまでの間にOVA『Memory Snow』や『リゼロ』を含めた4作品のコラボアニメ『異世界かるてっと』でスバルと話すシーンもあったので、久しぶりという感じはしませんでした。
スバル役 小林裕介さん(以下、小林):僕もですね。久しぶり感はなかったけど、本編ではシリアスなシーンから始まるのでテンション感は意識しました。思い起こしても前シリーズではラムとまじめに会話したのは17話で白鯨と戦い、ボロボロになってロズワール邸に戻ってきて、ラムと話したらレムという存在の記憶がなかったところくらいで、あとはそれほどシリアスな会話をしていなかったから新鮮ではありました。
いつもラムはちゃかしたり、ののしって終わるところをスバルの真剣さを受け止めてしゃべってくれるようになって。ラムが変わったというより、ようやくラムの真面目さを引き出す状況になってきたなと感じています。
――2nd seasonに入ってラムが成長した、印象が変わったなと感じた点はありますか?
村川:今、小林君が言った通り、前シリーズではスバルとは深い話はしてこなくて。ラムはずっと見守っていたけど、2nd seasonでいよいよ身内感が増してきたなと。
小林:距離感が近づいてきたと(笑)。
村川:そうそう! 今回はスバルとラムが行動したり、頼まれたりするシーンも多くて。クールに見えるけど、ラムの優しさがより見えるようになったかなと思います。
小林:ロズワールの思惑や目的を遂行するための存在という立ち位置は前シリーズから変わっていないと思うけど、その中でスバルに「気をつけろ」と注意を促したり、ロズワールと離れたところでもスバルを気遣ってくれているなと感じられるシーンが増えていると思います。
――前シリーズ11話で、ロズワールがラムの髪をかき分けながら「龍を殺す、その日のために」と言っていたシーンが意味ありげで印象的でしたが、ラムというキャラが重要な存在だということがわかる2nd seasonですよね。
村川:そうなんです。『リゼロ』には欠かせないんですよ(笑)。
小林:ロズワールも皆さんが思っている以上にラムを必要としているし、それに応えるラムの忠誠心も尋常じゃない描写が今後も出てきます。30話でスバルがロズワールに食ってかかったシーンで、「ロズワール様の行いのすべてをラムは許容する」と言ったり、スバルにもう一歩で手をかけてしまうのではと思うくらいの殺気を帯びた目つきの鋭さとか、ぞっとするものがありました。
(C)長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活2製作委員会