『Re:ゼロから始める異世界生活』2nd season:フレデリカ役 名塚佳織さんの大人の女性視点でのスバル評に、小林裕介さんもビックリ|インタビュー前編
名塚さんの大人の女性視点でのスバル評に、小林さんもビックリ!
――名塚さんはスバルにどんな印象を持たれていますか?
名塚:一見、周りにいる女性たちに助けてもらっている雰囲気が日常会話から感じられましたが、大きく事を動かす時や一歩踏み出す瞬間は自分が前に出ようとして、すごく男らしいなという印象があります。
先日、『Re:ゼロから始めるラジオ生活』にゲスト出演させていただいた時、パーソナリティの高橋李依ちゃんと「男らしい部分が女子を勘違いさせる瞬間があるよね」とか「そこじゃないんだよ! 頑張りどころは!」とか(笑)。見た目よりも腕力があったり、強そうではないけど、芯の部分は男らしいなと思います。
小林:大人の女性の視点ですね。
名塚:みんなの印象はどんな感じなんですか?
――女性キャストの皆さんは必死に頑張るスバルに好印象を持たれていましたが、視聴者の方は「ウザい」とか「気持ち悪い」という声も多かったです。
名塚:気持ち悪い部分があるの?
小林:1st seasonの初期はウザさがかなり立ってしまって。それに見合わない成果しか出せなかった分、「そろそろキツいかな」と言われてました(笑)。でも2nd seasonはいろいろなことを経て、成長したうえでのスタートだったし、1st seasonのような、うっとうしさはないので、そこまで嫌われることはないと思うんですけど。
ただ全部1人で解決しようとして空回りしてしまうところが「そうじゃないんだけどな」とツッコミたくなる話数が最近、増えている気がします(笑)。
名塚:ちょっと空回っている感はあるよね。それでエミリアを怒らせてしまったり。
小林:エミリア、すみません。
名塚:女心が理解できているかといえば、まだ幼い感じかな。
小林:スバルはまだ高校生なので。
名塚:等身大ではあるかもね。
小林:ちゃんとわかってくださる。うれしい!
名塚:頑張っているなと言う印象は、私が関わっている話数の中ではありますね。
――アニメイトタイムズでの『リゼロ』関連のインタビュー・対談で一番大人の方がいらっしゃったような。
小林:確かに(笑)。他のキャストさんはスバルと一緒に走ってきたのでスバルの成長がわかっている分、優しい言い回しをしてくれているんですよね。
宣伝担当:自分のことばかり考えていたスバルが周りのことを考えて動けるようになったと皆さん、おっしゃるんです。
名塚:最初の印象があるからなおさら変化がわかるんだろうし、今は成長した結果なんでしょうね。
フレデリカへの詰問シーンに戸惑った小林さん。その時、名塚さんはどう感じたのか?
――スバルとフレデリカの掛け合いシーンでの感想は?
小林:フレデリカが31話「少女の福音」でガーフィールが弟であると打ち明けた時の揺らぎ具合を聞くと、「このセリフで攻めてしまっていいのかな?」と。僕は心配になったけど、スバルはストレートに「何のために輝石を使って転移の罠を仕組んだ?」と尋ねてしまって。
名塚:そういうところが女心がわかっていないんですよね。表情を見て、察しないと。
小林:スバルは切羽詰まった状況と強い使命感からだと思うんですけど……。ちょっと反感を買いそうだなと思いながら会話してました(笑)。
名塚:フレデリカ的には大丈夫だったと思います。もし若い女の子だったらあまり話したくないことを尋ねられたら動揺したり、ちゅうちょしちゃうかもしれないけど、いつかはガーフィールとの関係に気付かれると想定していたと思うんです。。
あの時のスバルのセリフは側面から見ればトゲがあるように思うかもしれないけど、私はそうは感じず、お伝えすべきことはお伝えしようと素直に思いました。スバルとは基本的に自然に会話ができていたので、どんなことでもあまり悪印象はないんでしょうね。
小林:フレデリカのような立ち位置のキャラは今までいなかったから嬉しいです!
宣伝担当:前回のペトラ役の高野(麻里佳)さんもそうだったけど、すごく新鮮。
一同: (爆笑)