『D4DJ』ロック系DJユニット「燐舞曲」声優(加藤里保菜さん、大塚紗英さん、もものはるなさん、つんこさん)インタビュー!本格始動する『D4DJ』は、現実と作品が交差するエモーショナルな物語性に期待
DJをテーマに、アニメ、ゲーム、声優によるライブなど、様々なメディアミックスを展開するブシロードの新プロジェクト『D4DJ』。
2020年秋にはTVアニメ『D4DJ First Mix』の放送が決定。また、2020年10月25日にはスマートフォン向けリズムゲーム『D4DJ Groovy Mix(グルミク)』の正式配信が予定されているなど、この秋にいよいよ“Dで始まる新世界!”こと『D4DJ』の本格始動するタイミングが訪れた。
今回、アニメイトタイムズは個性豊かな『D4DJ』登場ユニットの中でも一際目と耳を奪う『燐舞曲(ロンド)』(メンバー 加藤里保菜さん、大塚紗英さん、もものはるなさん、つんこさん)に書面インタビューを行なった。
『燐舞曲』のメンバーに選ばれた当時のエピソードや自身が演じるキャラクターについて。そして、今後の目標までたっぷりと回答いただいたので、ぜひチェックいただきたい。
普段の私とは真逆のクールな椿(加藤里保菜さん)
――『燐舞曲』のメンバーとして選ばれた時の感想をお聞かせ下さい。
加藤里保菜さん(以下、加藤):喜び、驚き、覚悟、いろいろな気持ちになりました。決まった時は、本当に嬉しくて何度も椿のイラストとプロフィールを見たことを覚えています。それと同時に、普段の私とは真逆のクールな椿を担当することになった驚きもありました。
今まで、なかなか演じることのなかった、クールなキャラクター、声優というお仕事、メインボーカル、私にとって全てが新たな挑戦。まだまだ、新しいことにチャレンジできる喜びと、椿を演じる覚悟を決めたのを覚えています。
大塚紗英さん(以下、大塚):まず、とても意外でした。『D4DJ』のコンテンツに参加させて頂くことが決定した後で、初めてキャラ絵やユニットのイメージを見たときに、自分がこの役を演じるの…?!と、驚きました。リアルライブでの活動をしていくこともわかっていたので、「私、背高いけどこの小柄な子を演じても大丈夫なのかな」とか(笑)。
あとはギタリストのキャラクターということで、既に何人かギター女子を演じさせて頂いているので、プレイの方でもキチンと棲み分けしなければなーと、先のことですぐに悩み始めました。喜びよりも責任感やプレッシャーの方が強かったのかもしれません。
もものはるなさん(以下、ももの):キャラクターとしてコーラス&VJ担当の矢野緋彩ちゃん役に選ばれたと聞いたときは、優しそうなお姉さんという感じのビジュアルに、なかなか演じたことがない役だったので自分として新しいチャレンジだと思いました。
DJユニットということでしたが、メンバーが4人いてそれぞれの役割が分かれているので、緋彩としてどういう事をやっていけばいいか細かく聞いたのを覚えています。
つんこさん(以下、つんこ):とにかくシンプルに驚きました。もちろん信じられないくらい嬉しかったんですが、嬉しすぎて、これって嘘じゃないよな?現実だよな?と思って何回も確認したのを覚えています(笑)。
一通り噛み締めた後は、なんだか突然冷静になって自分の今までの活動のことや、これからのこととか考えていました。
声のお仕事はしたことがなかったので、新しいことができる機会を与えていただいたことにとってもワクワクしてる反面、不安もありましたね……。
――『燐舞曲』でご自身が演じているキャラクターについてお教え下さい。演じる上でこだわっているポイントや役との向き合い方なども併せてお教え下さい。
加藤:椿は、物心がついた頃にはメロディーを口ずさんでいた生来のボーカリストです。印象的な台詞として「私には、歌しかないから」というものがあったり、椿はとにかく歌への情熱が強いんです。
なので、ステージに立つときは、椿の歌への熱い想いを伝えられるよう、自分の中に椿ちゃんというキャラクターをしっかり落とし込んでから臨むようにしています。そして、態度は強気だけど、極度の寂しがり屋という可愛らしい面も持っている椿ちゃん。椿の可愛らしい面が見られるかもしれない葵依との関係性にも注目です。クールなだけじゃない、椿の魅力を今後のストーリーで知っていただけたら嬉しいです。
大塚:渚は…元気!!!最初は本当にキャラクター絵しかないところで、まず人格の軸となる部分を「明るい思考の女の子」というぼんやりしたところから作っていきました。
なので最初のライブのパフォーマンスは、いぇーい!みたいな、そういうはにかみ系のスマイルを多くしてたんです。でも、楽曲やゲームの制作が進むにつれ、自信とその根源にある大きな努力、『燐舞曲』に抱く誇りや仲間を大切に想う感覚、それらを伴って『月見山渚』の人格がだいぶ出来上がってきたかなというところです。
ライブやボイスの収録では、感情が生きていることを意識しています。月見山渚というキャラクターが生きていることを表現できているかどうかを大切にしております。
ももの:私が演じる緋彩ちゃんは、葵依くんと一番付き合いが長いキャラクターです。ユニットを作るにあたって相談を受け、アドバイスをしながら自分もユニットに入ることになったと聞きました。
音楽や美術について経験豊富でみんなのまとめ役、しっかり者という印象です。自分が演じるにあたって、設定から緋彩ちゃんがある程度どういう過去だったかを想像しながら、彼女らしさを表現するための色んなチャレンジをしています。
つんこ:私が演じている三宅葵依は、『D4DJ』のキャラクター中で唯一男装している、本音を見せないポーカーフェイスでミステリアスな役です。
こんな設定大好物!!に決まっているんですが、私って全然ポーカーフェイスでもクールでもなくて……(笑)。私自身もなかなか葵依くんを掴めなくて、本当にミステリアスなんです(笑)!
だから葵依くんの話す言葉だけの意味じゃなくて、言葉の奥の思いや感情を考えて考えて理解するように向き合ってます。あとは、感情の出し方の調整だったり、声色の男前さを意識していますね。